2023.06.04

Audio Stationでは代替不可?

 Synology製NAS「DS220j」を「DSM 7.2」にアップデートしたところ、互換性がなくなり「iTunes Server」が使えなくなりました。その代替としてより高機能な「Audio Station」を導入。サーバー上でのアプリの使い勝手はほとんど変わりません。iPhoneにアプリ「DS_Audio」を導入すれば同じように聴けるはずですし、AirPlayを介してスピーカー出力も可能です。


「Audio Station」ではAACファイルを配信できず...どうする?

 結論から言うと失敗。DSM 7.2に対応したこのバージョンでは、コーデック「AAC」に対応しなくなったようなのです。このためiTunesで作成したAACファイルの再生ができなくなっているのが判明しました。これでは移行は困難です。
 とはいえ、このためにライブラリの全ファイルをMP3に変換するのもまたナンセンス。さて...どうしたものか?

2023.05.31

DSM 7.2 適用

 Synology製NASのOS「DiskStation Manager」の最新バージョン7.2がリリースされました。以前からβ版、RC版が公開されていることを知っていたので注目していましたが、ようやく正式版が公開されたようです。
 我が家でも稼働中の「DS118」「DS220+」「DS220j」をアップデートしました。更新内容を見るに主に企業向けのセキュリティ機能が強化されているのが主なようで、コンシューマー向けにはあまり大きな変化はないようです。「iTunes Server」が互換性がなくなり使えなくなったようですが、代替品もあるので影響はないかな。


コンシューマーユーザーにはあまりメリットはないかも。

 「DS220+」だけはエラーが出てアップデートできませんでしたが、Synologyのサイトから7.1.1からの差分ファイルを落として適用したところ、上手くいきました。


さすがにこのダイヤログには焦りましたが、再起動で復帰しました。

2023.05.27

素の状態でもダメだった

 妻からCDのリッピングを頼まれたので、再びミニPC「LIVA Z2」を使ってトライしてみました。今回はWindows 10+iTunes最新版の組み合わせですが、やはりオーディオCDを認識しません。エクスプローラー上ではオーディオCDとしてマウントできているのですが...?
 Microsoftのフォーラムを見ると同じ症状を訴える書き込みもあり、WindowsのINBOXドライバだけにしてみるように提案がありました。デバイスマネージャで調べたところ、セキュリティソフトのドライバも登録されていたので、これをアンインストール。再起動後に試してみましたが状況は変わりません。
 最後の手段で、Windows 10を再インストールしてUWP版iTunesだけを導入し、いわゆる「素の状態」にして試してみましたが、やはりiTunesではオーディオCDとして認識しません。これでは全く処置なしです。せっかくのBDドライブなのに...。


せっかくのBDドライブなのに、オーディオCDが読めない...。

 仕方がないのでMac用のSuperDriveを倉庫から引っ張り出し、妻のMacBook Proで直接リッピングしました。「LIVA Z2」の存在意義が、また一つ減ってしまいました...。

2023.05.24

サーバーは順調稼働中

 自宅のサーバー構成を見直してから数日経過しましたが、順調です。
 気になっていたファイルサーバーの夜間自動バックアップも失敗にならずに完了しており、もくろみ通りの動作になっているのがログからも確認できました。普段使いで画像や文書をアップロードしておく程度なら3分ほどで終わるようで、これならバックアップ側サーバーの起動させる時間を1時間から30分程度まで減らしても良さそう。電気代も上がるようだし、多少なりとも節電にはなることでしょう。まだまだ最適化は続く...。
 4TB SSDを投入したTime Machineサーバーも快適です。

2023.05.23

自動延長のワナ

 この日、クレジットカードの利用記録を見ていて覚えのない支払いを発見しました。その請求元は「ノートンストア.jp」 。ということは...セキュリティソフトだ。
 以前のメールを探して確認したところ、購入したのは2020年6月。使用期間はそこから3年だったので、今がちょうどそのタイミングに当たります。しかも「自動延長」の設定がONだったので請求が入ったわけです。ソフトウェアを起動して有効期限を確認したところ、2024年6月に期限が延びていたので間違いありません。


しまった、チャンスを逃した...。

 「失策った!」と思ったのはこの時。実はこの「Norton 360」、ライセンスを更新すると高くつくことが知られています。1年延長するなら新しく3年ライセンスを買った方が実は安い。このことをすっかり忘れてしまっていました。
 ひとまず自動延長はOFFにしておこう。来年の更新時期に注意です。

2023.05.20

録画時間を延長する

 我が家には監視カメラがついています。大家さんが設置したものをそのまま使わせてもらっているのですが、さすがに記録媒体まで使うのは気が引けるので、そこは自分の持ち物(120GB SSD)をとりあえず使っていました。
 さて、その録画先はSDカードかUSBディスクを利用可能。しかし仕様を調べたところ、SDカードは32GBまでしか対応していないようなので、録画可能時間は約2日というところになります。これでは留守中の備えとしては役不足。
 そこでSSDの容量アップを図ることに。Amazonで探したところ、有名メーカー製の240GB品が3,000円弱であったので、これを購入。 それにしても10年前と比べると価格はもう1/3です(一方で性能もやや抑えられてはいますが)。


Transcend製240GBモデル、TLC採用のようです。

 メーカーWebサイトによれば、読込み最大500MB/s、書込みは最大330MB/sと性能はやや控えめになっています。ただし今回のような用途の場合、HD動画を一定ペースで保存するだけなので、それほどの高速性は不要。また書込み容量も80TBWと、最近の製品としては相対的に小さいものの、次に引越しするまでと考えるならばこれでも充分。


エントリーレベル品ですが、外観には高級感があります。
(画像に触れると表示が変化します)

 これによって、録画可能時間が169時間(7日)から339時間(14.1日)に延長。まあ2週間振り返ることができるならば充分用は足せるでしょう。

2023.05.20

自宅サーバーの再構築完了

 先週から進めていた自宅サーバーの再構築作業がようやく完了、4台あったサーバーを3台に集約して運用することにしました。
 1台目は4TB SSD搭載のコントロールサーバーです。無音を活かして常時起動。主に外部との通信を担い、ソフトウェアのダウンロードやクラウドとの同期、そしてDHCPサーバーとTime Machineバックアップ機能を稼働させます。
 2台目は6TB HDD(RAID 1)で稼働するファイル&写真サーバー、ファイル保存と写真データの配信に使います。電力消費はハイバネーションを積極的に使って抑制。バックアップは後述する3台目に「Hyper Backup」を使って週に4回実施。この機能では重複ファイルを排除してくれるので、ソース側に対してバックアップ先で容量が少なく済むメリットがあります。
 3台目も6TB HDD2台搭載。別室に設置し、映像+バックアップサーバーとして配置。テレビへの映像配信の他、使用頻度がほとんどない写真のRAWデータを保管しています。通常は電源をオフにしておきますが、バックアップタスクが走る時間だけ自動起動/終了させて稼働を最小限にします。


一週間かけてようやく再構築完了、3台で運用します。

 各機のストレージ使用量は1台目が25%、2台目が62%、3台目が79%+52%となり、予想される今後のデータ増加に対する余裕のバランスも良くなりました。
 あと残る課題は遠隔地バックアップ。これがあれば完全な環境になります。実家のネット環境が比較的いいので、ここを上手く使えないか構想を練っています。

2023.05.19

これが最終版になるか?

 「iOS/iPadOS 16.5」「macOS Ventura 13.4」がリリースされました。もうすぐWWDC23なので、そこでは新バージョンが発表されるはず。となると、これが現行版の最終リリースでしょうか?

2023.05.13

Secure Eraseは効くのか?

 NAS「DS118」で使っていた1TB SSDが浮いたので、再利用を考えています。ところが問題が一つあって、外す前の使用率が97%を超えていました。つまり書き込み速度が相当落ちている状態になっているはずです。
 復活させるにはメーカーが出している専用のメンテナンスソフトを使えばいいのですが、我が家での問題は「それを使えるマシンがない」こと。Windowsマシンはあるのですが、SATAベイが1つしかなく、そこにはWindowsがインストールしてあるので、SSDをつなげないのです。困った。
 調べてみると「Secure Erase」も効果があるとのこと。であれば使っていないSynology製NAS「DS216j」があったので、これを使ってやってみることにしました。120GB SSDをベイ1に装着してDSMを導入し、ベイ2にSecure EraseをかけるSSDを装着して作業する作戦です。


見てくれはともかく、一応ストレージ製品なんで何とかなる...のか?

 やってみると、後から装着したSSDに「Secure Erase」を選択することができました。ここまでは狙い通りです。ただ所要時間が128GBで「約2分」と、ちょっと短かすぎるような...? 1TBでも「4分」と表示されましたが、実際には両者とも10秒ほどで「消去中」→「非初期化」に表示が変わりました。これ、ホントに消去作業してる?


「Secure Erase」がメニューから選べるので安心した、のですが...。

 さらに問題なのは、効果を直接確かめられないことです。とはいえこのためにSATAベイのあるWindowsマシンを揃えるというのも...。何かいい方法はないものか?

2023.05.13

コントロールサーバーに4TB SSD投入!

 我が家のコントロールサーバーが危機的状況に。容量残がついに5%を切ってしまいました。原因はTime Machineバックアップなのですが、これはもう運用では逃げきれません。


使用済み容量が97%に。これはもう限界です。

 先日も書きましたが、AmazonでSAMSUNGの4TB SSDが値下がりしていたため購入。それが前日にようやく届きました。製品は「870 EVO」で、TLC採用の2.5インチSATA SSDです。機能上はHDDでも構わないのですが、リビングに置くので大きな作動音はさせたくないし、防音のため棚の蓋を閉めて使いたいので、発熱の小さいSSDをあえて使いたかったのです。


こちらが今回の購入品、それにしても価格の下落が大きい...。

 コントロールサーバーはSynology製の1ベイNAS「DS118」を使っています。これに2.5インチ→3.5インチの変換マウンターをかましてSSDを装着していました。今回もこれは流用します。


NASには変換マウンターをかましてSSDを装着しています。

 外観です。左が新しい「870 EVO」4TB、右がこれまで使っていた「860 EVO」1TB品。見ての通りデザインはほぼ同じで、裏面に貼られている製品シールが異なっているだけに見えます。


見ての通り外観はほぼ同じ、裏のシールを見ないと判別不能。

 新しいSSDをDS118に搭載して、いつもの手順で「DSM」をインストール。「ストレージ マネージャ」でストレージの初期化を行ったところ、利用可能な容量は3.6TBでした。
 一つ心配だったのがTRIM機能が使えるかというところでしたが、互換性の警告は出たものの設定は可能だったので、どうやら動作はしそうで一安心です。
 これまで使っていた1TB SSDをUSB接続の外付けケースに入れて接続し、記録されていたファイルを書き戻し。さすがにストレージ用のOSだけあり、コピーは110〜130MB/sほどのスピードで進み、思っていたよりも早く終了しました。


意外に早く移行作業が完了、Time Machineもそのまま継続できています。

 最後に「MacBook Pro」から「Time Machine」のバックアップが継続できているかを確認して作業は完了。移行後、ストレージの使用率は24%まで低下しました。これなら当面は容量不足の心配はなさそうです。
 こうなると、日常に使うストレージとしてHDDが廃れるのも、もう遠くないかもしれませんね。

2023.05.05

Wi-Fi拡張

 妻から「iPadを実家の二階で使うと時々Wi-Fiが切れる」という打ち上げがありました。彼女の実家で使っているWi-Fiルーターはアンテナ数が少ないハードウェア仕様だと思われるため、電波の飛び方が控えめなのが原因だと思われます。
 幸い、私の実家には自宅の引越しに伴うネットワーク見直しで使わなくなったルーター「Aterm WG2600HS」が 保管してあったので、これを利用することを思いつきました。最新規格ではないもののWi-Fi 5(IEEE802.11ac)対応で4x4アンテナのため、接続可能エリアの拡大と複数機器同時アクセス時の速度低下が起きにくくなるはずです。


HR01のWi-Fiを無効にして、無線LAN機能をAtermにi移しました。

 WG2600HSを有線LANでHR01につなぎ、HR01の無線LAN機能を無効化。各デバイスのWi-FI接続先をWG2600HSのSSIDに変更して作業終了。これでいくぶん改善されるのではなかろうか。

2023.05.02

セキュリティアップデート

 macOSとiOS/iPadOS用にセキュリティアップデートがリリースされています。これによってバージョンナンバーの後ろに(a)というマークがつくのが目新しい。


適用するとバージョンナンバーに(a)がつきます。

 例外的な適用だけに、急いでセキュリティホールを塞ぐ必要があるんでしょうね。私は全デバイスを速攻で適用しました。

2023.05.01

たぶん底値だと思う...

 先日も書いたSAMSUNG製SSD値下げの件ですが、Amazon.co.jpでも「870 EVO」の2.5インチ4TB品の価格が大幅に下がり、3.1万円になっているのを発見しました。ただし、即納ではなく1週間ほど待たされるようです。その一方、QLC版の「870 QVO」は3.6万円のまま。こうなるとスピード、耐久性ともに優れるTLC品を誰でも選びますよね...。


おそらくこのあたりが底値になるのではなかろうか。

 実は、コントロール&Time Machineバックアップに使っているSynology製NAS「DS118」に使っている1TB SSDが残量10%を切っており、早急に大容量品に載せ替える必要が生じています。そこで迷いましたが購入を決断。まとまった出費になりますが、お得な買い物になったと思いたい。

2023.04.23

オーディオCDが読み込めない?

 妻がCDを購入したので、「HomePod mini」で聴けるようにすることに。我が家のコンピューターで光学ドライブを装備しているのはリビングのWindowsマシン「LIVA Z2」だけなので、これを使ってリッピングを行うことにしました。「iTunes」をインストールしてCDをセットすれば読み込みが始まる...はずだったのですが、何も起こりません。エクスプローラーを見るとディスクはマウントされているので、ハードウェアのトラブルというわけではなさそうです。
 そこでMicrosoft StoreからUWP版 を導入してみましたが、状況は変わりませんでした。


Microsoft StoreからUWP版を導入しても状況変わらず...?

 そこでWindows上でのiTunesリッピングを諦め、Mac用の「SuperDrive」を引っ張り出し、妻の「MacBook Pro」につないでCDをスロットに挿入したところ、あっさり認識。リッピングも問題なくできました。やりたかったことはこれでひとまず完了できました。
 こうなると、なぜWindows版で上手くいかなかったのか謎です。どういうことなんだろう...?

2023.04.16

4TBの2.5インチSSDがお買い得、だったのだが

 旅行中、いつも見ているIT系の情報サイトで、気になる記事を発見しました。Samsung製のSSDが秋葉原の複数のショップで特価になっており、特に大容量モデルで下げ幅が大きいとのこと。NASでTime Machineを発熱&振動なしで使いたいため、2.5インチSSDの大容量製品を探していたところにこの情報。記事を見れば4TBのTLC品は約1万円の値下げらしい。チャンス到来か?
 ただ、旅行中だったので全体像が確認できず、自宅に戻ってからどこで買うか決めようと思っていました。ところが首都圏帰着後に各ショップのWebサイトを見ると、軒並み「SOLD OUT」の表示が...やっぱり、みんな考えることは一緒ということですね。


性能に定評のある製品を買うチャンスだったのですが...残念!

 もう一段階深読みをすると、これは旧製品の在庫処分の予兆? であるならば、まもなく後継製品が従来より安価な位置づけで登場するのかもしれません。しばらくはマメにチェックしてみることにしよう。