2008.12.17

和製ポセイドン?「252 生存者あり」

 続けて2本目も見てきました。東京水没を描いた話題作「252 生存者あり」です。偶然にもまたもや「救出」物...。

 TVなどでも紹介されているので詳しい内容は省きますが、見慣れた新橋近辺の風景が水没していく様はかなり衝撃的。前半のパニックシーンだけでも充分見る価値があります。中盤の救出を待つ主人公の周りで起きる衝突は、名作「ポセイドン・アドベンチャー」を彷彿とさせてくれました(古い!)。

 ただ、一つだけ気に入らなかったのは最後のシーン。せっかくのクライマックスが...。安っぽいテレビの演出のような結末は、私的にはいただけません。最後のシーンは蛇足だったと思います。


最後のテレビ的結末に違和感を感じました。

2008.12.17

頑張る姿が頼もしい「空へ 救いの翼」

 またまた有休取って映画に行ってきました。しかも連続で2本。その1本目は「空へ 救いの翼」です。

 物語では航空自衛隊・小松救難隊の新人ヘリパイロットである主人公が成長していく様を描いています。ただし、その描写の仕方はちょっと物足りない印象なので、中途半端に思えてしまいました。また、最後の護衛艦艦長・副長の演技はちょっと浮いていたので、何だかわざとらしさも感じてしまいました。映像的には面白いところもあったのですが、作品としては今一つ噛み合ってない気がします。興味深い素材なだけに、やや残念。


主人公の成長をもう少し丹念に追うべきだったのでは...?

2008.11.26

裏方に注目「ハッピーフライト」

 「ハッピーフライト」を見てきました。主に羽田空港を舞台に、飛行機のまわりで働く人々に焦点を当てた作品です。とはいえ、全体がコメディタッチなのであちこちで楽しめました。あちこちに仕掛けられた物語展開の布石を読んでいくのも面白かったけど、ちょっとマニアックなところもあって飽きませんでした。

 飛行機を1機飛ばすのに、あれだけ色々な人が関わっているという、巨大システムの方が私には驚きでした。


細かい突っ込みはありますが、面白かった。

2008.11.03

原作とはちょっとテイストが異なる「イエスタデイズ」

 1ヶ月半ぶりに有休を取得し、ぜひ見たいと思っていた映画を鑑賞しに、新宿まで出かけてきました。映画は「イエスタデイズ」。原作は私の好きな作家、本多孝好の短編です。

 ストーリーは死を間近にした父から、別れた恋人とその子供を探して欲しいと頼まれた青年。彼がかつて二人が暮らしていたアパートを訪れると、何と若き日の二人と遭遇してしまいます。交流を重ねるうち、彼は父の知られざる一面を知ることになり...。

 私の感想としては「こういう解釈もありかな」です。正直、原作を忠実に...という印象ではなく、むしろ父子の理解する過程を丹念に追ったというように思えます。最後の砂浜で語らうシーンは感動的でした。 最後のエンドロールで流れる主題歌も落ち着きのあるいい曲です。

 万人向けではないかもしれませんが、心の暖まる「観て良かった」と思える作品でした。


切ないけれど、納得できる結末でした。

2008.08.17

すっかりダマされました。「同窓会」

 青梅から中央線直通の電車に乗り、新宿に出てきました。目的は映画「同窓会」を見るためです。単館系の作品で、私の行動範囲では池袋と新宿でしかやっていなかったもので、青梅からの帰りに寄ってみたのです。さて、なぜこの作品を選んだかといえば、登場人物の年齢が自分と近いことと、「大切なものを取り戻す、心すっきり自分リセットムービー」というコピー。最近、ちょっとすっきりしたい気分なもので...。


結構面白かった。小粒ながらもキラリと光るものあり。

 さて、結論から言うとなかなか面白かった。話のテンポもよくて、80年代の懐かしい雰囲気にも浸れました。ところで、この映画のテーマはどうやら「勘違い」。私も、ものの見事にだまされてしまいました。

2008.08.13

あまりに救いがない「ダークナイト」

 夕方からは近くの映画館に出掛け、話題作「ダークナイト」を見てきました。実は先週、テレビで前作「バットマン・ビギンズ」をやっていて、新生バットマンシリーズの魅力を知ってしまったからなのです。また、19時前からの上映では、劇場独自の音技術「HDCS」を使用して迫力のサウンドが楽しめるということでしたので、その回を選んで行ってきました。
 ストーリーは意外な展開を見せ、感想を言ってしまうと「あまりに救いがない」です。いくらバットマンが「ヒーローではない」と言っても、これでは...? 一つだけ気持ちよかったのがバットマン操るバイク、バットポッドのチェイスシーン。これがとてつもなく格好いいのです。デザイン的には、とてもクイックに曲がれそうな気がしないのですが...。


この夏の超大作だが、爽快感なし。真にダークな物語。

2008.08.11

飛翔感覚に酔う「スカイ・クロラ」

 午後から久しぶりに映画を見に出かけました。選んだ作品は押井 守監督の最新作「スカイ・クロラ」です。
 ストーリーや作品背景は公式サイトを見ていただくとして、感想から言うと「よくわからない」。原作を読んでおかないと...とまでは言いませんが、ある程度作品世界の背景を知っておかないと登場人物の動きが理解できないです。かくいう私も帰宅してからWebで検索して、ようやく合点がいったところも多々ありました。この作品、楽しみたければ予習が必須です。


原作を読んでいった方が、より理解できます。

 ただし、全編に流れる映像・音声はすばらしい。CGを感じさせない質感、現実にはあり得ないアングルでの映像は迫力満点でした。特に航空機の動き、雲や雨の描写は断然格好いい。ぜひ劇場で迫力ある音と一緒に楽しむことをお勧めします。

2008.04.26

【番外編】DVD「仮面ライダー THE NEXT」

 昨年秋に映画館に見に行った「仮面ライダー THE NEXT」のDVDがリリースされました。
 これ、もう一度見るのを楽しみにしていたのです。ストーリー的には評価はあまり高くないのですが、アクションシーンの出来はすばらしいの一言に尽きます。特に1号と6人の量産型ホッパーとの格闘は見応えあり。中盤のサイクロン1号のチェイスシーンなど、バイクが大活躍するシーンが多いのが私的には嬉しいです。


前作からカラーリングが変更された1号、渋すぎる。