2016.12.06

大ヒットも納得「君の名は。」

 日本→インドへのJAL便の機内エンターテインメントで大ヒットで話題の「君の名は。」を見ました。
 なるほど、大ヒットしている理由が判った気がします。ストーリーはもうだいたい紹介されているのでここでは書きませんが、美しい風景の描写、現在の生活を丁寧に描き、かつ驚愕のストーリー展開。確かに面白かった。


驚きのストーリー展開、そして美しい絵でした。大ヒットも納得です。

 さて、万人に好まれる作品とはどういうものか考えてみたい。まずこの映画、中盤からの盛り上がりが尋常ではありません。どんどんボルテージが終盤に向けて上がり続けていきます。さらにここ数年に起きた現実、どこかで見たことのあるような場面がちりばりられていて共感が得やすい。また、アニメである故に現実と非現実のバランスが絶妙になっていることがあるのではないかと思われます。
 でもそれだけでは海外で受け入れられている理由がつかないかな...?

2016.11.20

ようやく個人的完結「007 Quantum of Solace」

 先日ANA修行で日本に戻った際に、「ダニエル・クレイグの007 4部作」のDVDを購入してきました。この中で私がちゃんと見ていなかったのは2作目の「慰めの報酬」です。ようやく見ることができました。
 物語は前作「CASINO ROYALE」から直接つながります。ミスター・ホワイトを捕らえてMI6の中枢メンバーの元に連れ帰ったボンドでしたが、裏切り者の手引きで逃亡され、再び手がかりを求めて世界各国へ。


個人的にようやく4部作が完結。やっぱり順番に見ないとわからない。

 この作品、シリーズ中で一番尺が短いのですが物語の展開が早く、とても一見では理解し切れません。私も3回見てようやく伏線のつながりが大分見えてきて理解が進んだ、というレベルです。結局明らかにされなかった部分もあるので、すっきりとはしないのですが。
 この4部作は通して見るとストーリーがつながっていて(SKYFALLは番外編に近いエピソードですが)、結末を知ってから見返すことで逆に面白さが増すようにできています。結果的に一度見れば終わり、とはならないようにされているんですね。

2016.11.18

2017年も楽しみ

 OVA「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の続編制作が発表されました。
 2017年はこれに加え、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のルウム編、「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」が公開&リリースされる見込み。新映像が見られる日の到来が今から楽しみです。

2016.10.11

美味しい笑顔が印象的「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」

 インドに向かうANA便の機内で鑑賞したのが「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」です。原作は有川 浩の小説ですが、私は未読なのでストーリーは初。5月のANA修行の際に劇場公開されていて、ちょっと気になっていたのです。
 都内の不動産店に勤める河野さやかは目立たないOL。仕事は上手くいかず、食事は出来合いのものばかり。ある日、彼女は自分のアパートの前で行き倒れになっている青年と出会います。「半年間、同居させてほしい」という彼の申し出に呆然とする彼女でしたが、彼が作ってくれた朝食に感動し、そのまま同居生活を始めてしまいます。料理とともに植物に深い知識を持つ彼との交流の中で、彼女は少しずつ素敵な笑顔を見せるようになって行くのでした。


一見「?」のストーリーですが、裏はないので気にせず見てよし。

 最初はファンタジーものかと思いきや、意外にも正統派のラブストーリーでした。なんと言っても主演の高畑 充希の美味しさを感じた時の笑顔の可愛らしさが絶品です。ストーリーは何ということもないのですが、彼女の様々な表情を引き出したところが良かった。

2016.10.09

真の続編だが…「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」

 日本に戻るANA便の中で見たのがこちら。約20年前に公開されたSF映画「インディペンデンス・デイ」の正当な続編である「リサージェンス」です。
 前回のエイリアンの襲来により壊滅に瀕した地球は復興を遂げ、彼らの技術を応用したオーバーテクノロジーにより生活圏はさらに拡大しましたが、新たな危機が迫る。前回よりもさらに強力な母船が襲来し、地球のコアを奪い取ろうとします。そこで立ち上がったのはかつて敵を撃退したヒーロー達。彼らは20年前と同じく、知恵と勇気でエイリアンに立ち向かおうとします。さらにそこに新しい世代の若者達が加わり、再びの独立記念日獲得を目指して闘いが始まるのでした。


何だか既視感が多くて目新しさがないように思えます...。

 だいたい時間をおいての続編というと、登場人物も一新されるパターンが多いのですが、本作は年齢を重ねた前作の人物がそのまま登場。ただ、そこにさらに新しい人物が増えたことでなんだか発散気味です。また、キーとなる物体の扱いも雑で、なんだか御都合主義の塊みたいになっちゃってます。うーん、お金払ってまで見る必要はないかも。

2016.08.21

「龍馬伝」SEASON 3 RYOMA THE NAVIGATOR

 2010年大河ドラマ「龍馬伝」のSEASON 3を見終わりました。全48回中の第29回から第38回までになります。
 SEASON 3では海軍操練所が閉鎖してから薩摩の仲介で長崎に亀山社中を興し、長州と薩摩を結びつけようとする龍馬の姿を追い、そして寺田屋事件とその後の薩摩行きまでが描かれています。


第3部は長崎の亀山社中開設から、薩長同盟締結、長州征伐への参戦決意まで。

 SEASON 3では龍馬が「日本を守る」「皆が笑顔で過ごせる国を造る」という決意を固め、そのために必要な人々を結びつけ、いよいよ歴史の表舞台に登場してくるシークエンスです。が、ちょっと私が気になったのは薩長同盟という「手段」がいささか唐突に生まれたように見えることです。その考えに至る必然性の表現がなんだか弱かったような気がしました。
 さて、物語はついに終盤へ。歴史上の奇跡である「大政奉還」に向け物語はいよいよ沸騰。あと10回で完結、一層の盛り上がりが期待されます。

2016.08.20

新カット「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」

 先日の一時帰国中に「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」のDVDを購入し、この日の夜に鑑賞しました。これはこの春にネットで有料配信された「機動戦士ガンダム サンダーボルト」全4話のディレクターズカット版という位置づけになります。一方、新作カットも追加されているということで、こちらも楽しみでした。


細かい変更もありましたが、エピローグの追加がインパクトが大きかった。

 ストーリーは配信版と変わりませんが、細かいカットの追加があちこちでみられる他、エピローグが新たに追加されているのが目新しい。続編も期待させるような展開になっています。

2016.08.16

シミュレーションか、それともパロディか?「シン・ゴジラ」

 帰国中に現在公開中の「シン・ゴジラ」を見に行ってきました。映画サイトや新聞サイトでもかなり評価が高く紹介されています。今回は「エヴァンゲリオン」の庵野 秀明氏が総監督を務め、非常に豪華な俳優陣(チョイ役で名のある俳優が多数出演)が出演しています。
 東京湾アクアトンネルが突如崩落し、さらに羽田空港沖で巨大な水蒸気爆発が発生。政府は自然現象として対応を進める中で、実はその原因が巨大生物であることが確認されます。想定外の事象に様々な法的な制約の中で政府の対応は遅れ、上陸した生物による被害は拡大の一途を辿ります。東京はこのまま巨大生物に蹂躙されてしまうのか...。


怪獣が主役ではない、あくまで組織体の人間ドラマというところ?

 確かに面白かった。誰かが言っていましたが、音楽といい演出といい、まさにエヴァンゲリオンversionゴジラ、という感じです。テンポよく展開される物語、皮肉を利かせたセリフ、ミリタリーテイスト漂う描写といい、実写版エヴァと言って差し支えありません。CGで合成された日常風景+非日常の世界は、特撮がある意味もう現実を超えていることを思い知らせてくれます。
 しかし、序盤の政府の混乱ぶりは笑うに笑えないところがあります。日本の意思決定システムはどう機能するのか。大きな災害が発生して事後に明かされる話を思うに、ちょっと空恐ろしくなるところも…。

2016.07.03

原作+ほどよい演出「レインツリーの国」

 前回のSFC修行で購入してきたDVDがこちら、「レインツリーの国」です。原作は有川 浩で、私は彼女の作品の中でも好きなものの一つです。「阪急電車」や「県庁おもてなし課」に続いての映画化で気になっていました。残念ながら駐在中で劇場には足を運べなかったので、寝室シアターでの鑑賞です。
 向坂伸行は、実家で学生時代に夢中になって読んだ「フェアリーゲーム」という小説を目にし、結末を忘れてしまっていたことからネットで検索をかけたところ、ある女性が書いた感想を発見します。そのサイトの名は「レインツリーの国」。そこに書かれた言葉が新鮮に見えた彼は、そのサイトの管理者にメールを出してみます。期待はしていなかった伸行でしたが、意外にも返事があり「フェアリーゲーム」の感想や意見を語りあうようになっていきました。そうなると会ってみたくなるのが人情というもの。やがて願いが通じて会うことになるのですが、どこか彼女の反応はちぐはぐしていて違和感が。実は、彼女にはある秘密があって、それが思わぬところで露見してしまうのでした。


ちょっと原作からはアレンジがありますが、許せる範囲内だと思います。

 展開はほぼ原作通り。 ただしちょっとアレンジもあり、「ひとみ」さんの名前の種明かしがあっさりなされてしまったことと、最後の展開がちょっとしたサプライズになっています。これは完全に原作通りで映像化してしまうとさっぱりしすぎる可能性もあるので、映像化に適した変更なのかもしれません。 主演二人は芝居慣れしていないような風にも見えますが、却って等身大の人物像を感じられるので、これはこれでありだと思います。
 この作品の面白さは、やはり関係を築いていく過程の「ドキドキ感」でしょう。メールやSMSのやりとりがスピーディーで、説明的な台詞がない分だけ場面に移入しやすいのかもしれません。そこが上手く表現されていたので楽しむことができました。

2015.06.11

シンプルな映画化「忘れないと誓ったぼくがいた」

 先々週に日本で買ってきたDVDがこれです。本当の目当ては別の作品だったのですが、その隣に置かれていたのがこのDVDだったのです。原作は平山 瑞穂の同名小説で既読。ただ、主演が村上 虹郎と早見 あかりというところに興味を引かれました。村上くんは「二つ目の窓」、早見さんは「百瀬、こっちを向いて」で印象的な演技を見せてくれたのは記憶に新しい。この新鋭の二人の作品であればぜひ見てみたい。
 地方の街で受験を控えた平凡な高校生、葉山タカシ。彼は織部あずさという女性と出会うのですが、いつも彼女は悲しそうな顔をして謎めいた問いを彼に投げかけます。翻弄されつつもやがて恋人になっていく二人でしたが、彼女はとてもつらい思いをしながら生きていたのです。


ちょっと設定に現実感に乏しいのが難点か。

 さて、映画としてはなかなかよくできていると思います。途中まではタカシの視点で、いつの間にかあずさの視点にシームレスに切り替わっているのは見事。ラストのシーンは本当にあれで良かったのか、ちょっと迷います。
 主演の二人は前作品でやはり高校生を演じていたので、その印象と被るのが怖かったですが杞憂でした。さすが俳優さんといったところでしょうか。撮影されたムービーが流れるシーンはとても切ない。
 ただ、設定に現実感に乏しいのが難点で、ここだけは惜しい感じがします。

2015.05.27

バイクの出番が少なかったのが残念「仮面ライダーカブト」

 Amazonプライムビデオを利用し、ここのところ見ていたのが「仮面ライダーカブト」です。2001年ごろ、日曜朝にテレビ放映していた「平成仮面ライダーシリーズ」は見ていましたが、ツーリングに出掛けることが多くなったためすっかり見なくなっていました。本作は2006年の作品で、仮面ライダー生誕35周年記念作品。デザインのセンスの良さから気になっていました。ただ、まとまった時間がないとこういうシリーズ物は楽しめないのですが、駐在のおかげでそれが叶ったというわけです。最近は早朝に目覚めることが多いので、出勤前に1エピソードを見ての繰り返しで約2ヶ月かけて見終わりました。


ちょっと期待外れだったところも...。

 感想はといえばなかなか絵はよくできています。ストーリーは王道系なので、変に凝ったところがないのが好ましいと思いました。一方、劇中の謎が完全に明らかにされたわけではないので、消化不良と感じるところも。また、仮面ライダーといえば、もちろん見どころの一つがバイクアクション。ところが本作では比較的出番が少なかったのが残念でした。

2015.05.08

「龍馬伝」SEASON 2 RYOMA THE ADVENTURER

 「龍馬伝」のSEASON 2を見終わりました。このサイトを見返したら、昨年7月にSEASON 1を見終わったと書かれていたので、ずいぶん長いこと中断していましたことになります。これではイカンと思い今年に入ってから視聴を再開してようやく第28回まで来ました。
 SEASON 2では龍馬が土佐を脱藩してから勝海舟と出会って海軍勃興を志し、盟友であった武市半平太が切腹するまでが描かれていました。


主要な登場人物がほぼ顔を揃えた第2部、まだ物語は転回せず。

 感想ですが、司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」とはずいぶん龍馬の描かれ方が異なっています。「竜馬がゆく」ではどこか風変わりな異端児という印象だったのが、この作品ではとにかく悩み、挫折を繰り返しつつも仲間たちのリーダーになっていく等身大の青年になっているように思えます。その反面、とにかく歯がゆく感じることが多い。
 さてSEASON 3ですが、これまでのローカルな活躍から、歴史の表舞台に躍り出る展開になりそう。主要な登場人物もほぼ揃ったので、展開のスピードが上がりそうです。残り20週、今年中には見終われるかな?

2016.04.22

1年戦争が最新映像で「機動戦士ガンダム サンダーボルト」

 ガンダムシリーズ初のネット配信OVA「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の最終話がこの日配信開始。帰宅後早速視聴しました。
 この作品は漫画が原作で、今もまだ継続しています。その内の第1部を全4話で映像化したのがこのOVAということになります。1年戦争終盤、緒戦で壊滅したサイド4の生き残りであるムーア同胞団は、かっての故郷に潜むジオン軍リビング・デッド師団の掃討戦に挑みます。その戦いの中で出会ったのはかっての首長の息子であるイオ・フレミングと、戦争で両足を失った義足のスナイパー、ダリル・ローレンツ。それぞれの事情を抱え、イオのガンダムとダリルのサイコ・ザクが雌雄を決しようとしていた...。


ガンダム初の配信専用OVAが完結。出来栄えは...?

 だいたい1話20分が4本ということで、ちょっと物足りない印象はしますが、「機動戦士ガンダム戦記 UC0081 アバンタイトル」以来、久しぶりに最新映像で1年戦争を描いていることから新鮮に見られました。全編に流れる音楽も物語を盛り上げています。ストーリーや描写からは「完全に大人向けのガンダム」ですね。
 また、物語を再構成し新作カットを加えたBlu-rayとDVDのリリースも告知されました。

2016.04.09

後のトラウマの源流はここに「007 CASINO ROYALE」

 土曜日の夜、amazonプライムビデオで「007 CASINO ROYALE」を視聴しました。ダニエル・クレイヴの007シリーズは3作目のSKYFALL、4作目のSPECTREを見ていたものの、これらはすべてつながっている話なので、物語の背景を 理解するには1、2作目の視聴は欠かせません。
 ジェームズ・ボンドは裏切り者を始末し、ついに「00」ナンバーへの昇格を果たします。一方で彼の一見無謀な行動は物議を醸し出しますが、それが功を奏して新型航空機の爆破テロを防止に成功。しかし、その裏でテロ組織のマネーロンダリングを行っているル・シッフルは金の預かり元から命を狙われ、起死回生のためにカジノ・ロワイヤルで勝負に出ます。それを阻止しようとボンドは財務省から派遣されたヴェスパーと会場へと乗り込むのでした。


順番が逆になってしまったのですが、ようやく背景が理解できました。

 連続するアクションは肉体派007の本領発揮です。一方でストーリー展開は落ち着いていて、クライマックスの勝負がいささか盛り上がらなかった感はあります。さらにその後の展開が意表をついたものになっていて、最後は意外な結末が待っていました。確かに面白いし、エピローグが次作への期待を煽る作りになっています。

2016.02.13

既視感を感じてしまった「007 SPECTRE」

 成田からインドに戻る飛行機内で鑑賞したのが「007 SPECTRE」。前作「007 SKYFALL」の続編です。007役はダニエル・クレイヴ、周囲の俳優も続投しているのですんなり入っていけました。
 始まりの舞台はメキシコ。ボンドはマルコ・スキアラを殺害、彼の身に付けていた指輪を奪い、ロンドンに帰投します。そんな彼を待っていたのは「00」部門を解体しようとする情報部の長官でした。謹慎を言い渡されるボンドでしたが、実は前作で殉職したMの遺言により、スキアラを追っていたのでした。そして、その葬儀を手がかりにボンドは謎の組織「SPECTRE」の存在をつかみます。組織との死闘の中で、彼は一体何を見つけるのか...?


前作までの流れを知っておかないと楽しめません。

 正直なところストーリーはかなり難解で、前作までの流れを知っておかないと、ついていくのも難しい。一方でアクションや謎解き要素は満載で、ぐいぐい展開に引き込まれていきます。なかなか面白かったし、最後の終わり方は今までの流れからするとちょっと意外なものでした。これで007の新しい魅力を見せてくれたダニエル・ボンドシリーズは完結でしょうかね。
 でも組織の背景といいチーム戦の雰囲気といい、なんだか最近の「MISSION:IMPOSSIBLE」シリーズと印象が被るのも事実です。もちろんこちらの方が硬派な雰囲気で軽さはありませんが、ストーリーの目新しさという点では既視感があるのも否めません。

2016.01.24

【番外編】感動再び「蒼穹のファフナー EXODUS」

 以前にも書いた「蒼穹のファフナー」ですが、昨年から2シーズンに分けて新しい続編が放映されていました。タイトルは「蒼穹のファフナー EXODUS」。放映開始の直前に実家にBDレコーダーを送っていたので、その時に録画予約をかけておきましたが、見事に全話録画に成功していることが確認できたため、BD-Rディスクに焼いてインドに持ち帰り、休みの日を使って視聴しました。
 西暦2150年、前作である劇場版の2年後に始まる新たな物語です。希望は次へとつながるのか?


これで本当に「完結」といえるのか...?

 オリジナルシリーズやスペシャル版「RIGHT OF LEFT」、劇場版「HEAVEN AND EARTH」からの人物はほぼそのまま引き続き登場。一方で新たなキャラクターも加わり、最初は登場人物の多さに戸惑いましたが、見るにつれてストーリー展開に引き込まれていきました。何より劇場版並みの画質が全編に渡ってキープされているのが凄い。さらに音楽も含めて前作へのオマージュも散りばめられており、懐かしさを感じることも多々ありました。
 見終わった感想ですが、全体の流れに対してやや最終局面の盛り上がりに欠けたかな、という感じです。その一方でさらなる続編を思わせるシーンもあり、心境的には少し複雑。期待と不安が半々です。