2025.11.27-11.28

太平洋に面した昭和レトロ

 今年取得しなければならない最後の有休を使って出かけてきました。行先は「鴨川シーワールド」のある千葉県鴨川市、久しぶりの水族館シリーズ復活です。移動に時間がかかるので、木曜日の午後に入って金曜日の午前中まで楽しむ作戦を立てました。
 7:30に自宅を出発し、まずは西へ。コメダ珈琲店の「グラクロ」が出たので、それを朝食で食べてから行こうという思惑でした。ところが入間川を渡るところで渋滞があり、いつもなら30分弱で行けるところが1時間。


狭山中央通りを西へ。旧ホンダ狭山工場は完全に更地になりました。
(画像に触れると表示が変化します)

 出だしから苦しい展開でしたが、やっぱりグラクロは美味しかった。


カケミズ家の冬の風物詩がスタートしました!


でも各自ではもう無理、二人で1個を頂きます(笑)。


断面はこんな感じ。タバスコ入れてピリ辛にするのが美味しい。
(画像に触れると表示が変化します)

 朝食を終えて9:00に出発。圏央道・狭山日高ICから高速に入線。鶴ヶ島JCTから関越道に入って南下しました。車の流れは順調でしたが、新座本線料金所でETCトラブルが発生し焦りました。外環道・大泉料金所の有人レーンで係員にETCカードを渡して対応してもらってからは復帰しましたが、何だったんだろう。原因がわからないとゲート通過するのが不安です。
 本来は首都高を経て東京湾アクアラインで向かう予定でしたが、首都高5号線が新宿まで渋滞しているようだったので諦め、外環道をそのまま進むことにしました。ところがこちらも渋滞が断続的に起こっており、美女木JCTから千葉県の京葉JCTまでノロノロ運転が続きました。なお、妻は助手席でスヤスヤ(笑)。
 京葉JCTを過ぎてようやくペースアップしました。高谷JCTから東関東道を経由し、宮野木JCTから京葉道路へ。千葉市を抜けるまでは交通量が多くて走りづらかったのですが、蘇我ICを過ぎたころからようやく車の数が減りました。市原を通過して館山道に入り、さらに南下を続けて君津ICで高速を降りました。
 君津からはr92を使い、山越えをして太平洋岸へ。この道は房総スカイラインという俗称がありますが、名前に反してあまり眺望は良くありません。山間部でのアップダウンも激しいので燃費的にも厳しい道でした。r24に合流したところにあった「きみつふるさと物産館」で休憩。ここまで3時間走り詰めだったので、さすがにくたびれました。そこから坂を下ったところにあるのが鴨川市街地です。遠回りをしたとはいえ、距離の割には時間がかかりました。


ようやく太平洋側まで出てきました。遠かった...。

 市街地でR128に入り、少し東へ進んだところにあるのが目的地である「鴨川シーワールド」です。今回は併設されたオフィシャルホテル「鴨川シーワールドホテル」に宿泊するため、ホテル駐車場が利用可能。時間的にまだチェックインできませんが、IDカードを受け取ることでホテル側からの入場が可能でした。


太平洋をバックに。いよいよ水族館へ入場です。
(画像に触れると表示が変化します)

 まずはセイウチやトド、ペンギンのエリアです。平日だけあって人出も少なく、ゆっくりと見て回れそうです。


まずは海獣群から見てまわりました。

 「サーフスタジアム」でイルカパフォーマンスが行われると案内があったので向かいました。3つあるプールの中央部でショーが行われるようです。


イルカパフォーマンスが行われるサーフスタジアムです。

 パフォーマンスショーは大迫力でした。最大4頭のイルカが縦横無尽に飛びます。一眼カメラで決定的瞬間を撮るべく追いかけました。


高い跳躍をカメラで捉えられました。


イルカの運動能力の高さを見せつけられました。
(画像に触れると表示が変化します)

 引き続き、隣の「オーシャンスタジアム」で今度はシャチパフォーマンスです。


オーシャンスタジアムへ入場、この施設最大の見どころです。

 こちらはさらに迫力アップ! 序盤にシャチの巨体から発する水飛沫は、客席の上の方まで飛んできていて予想以上。3列目ぐらいまではお客さんもずぶ濡れになっていました。


人との共同パフォーマンスが他にはない特徴です。
(画像に触れると表示が変化します)


3トン弱の巨体がこの動きをするのは驚きです。


「海のハンター」と称されますが、こう見ると愛嬌があります。


脅威の「人飛ばし」。一体どうやって訓練するんでしょう?

 さらにその隣の「ロッキースタジアム」ではアシカパフォーマンスが行われました。ただ前の二つに比べるとやっぱり地味な印象は否めませんね...。


こちらも人との絡みがあります。仕草は愛らしい。
(画像に触れると表示が変化します)

 この日のパフォーマンスはこれで終了したので、あとは展示を見て回ることに。「トロピカルアイランド」は熱帯の海の設定です。


まだ小さいウミガメが飛んでいるように見えました。


水槽の前で記念撮影。とても色鮮やかです。
(画像に触れると表示が変化します)


小さな展示も色々と工夫があり、興味深い構成でした。
(画像に触れると表示が変化します)

 展示を見て外に出ると日が傾いてきていました。鴨川は太平洋に面しているので波が高く、打ち寄せる音が大きく聞こえます。なんだか懐かしい。


外海に面しているので波が高いです。
(画像に触れると表示が変化します)


建物の壁に描かれた絵の前で撮影しました。
(画像に触れると表示が変化します)

 その手前にはウミガメが飼育されている「ウミガメの浜」がありました。後で聞いたところによれば、ここの浜でもウミガメの産卵が行われるそうです。


ウミガメの浜にて。近くに寄ってきてくれるので撮影しやすかった。
(画像に触れると表示が変化します)

 次に入ったのは「クラゲライフ」。クラゲをテーマにした展示ですが、妻はこれが大好き。ただ浮遊しているのを見ると確かに癒されます...。


クラゲの水槽前にて。逆光で人物を浮かび上がらせられるiPhoneすごい。


浮遊するクラゲを見ていると癒されます。縁の緑色もきれいです。
(画像に触れると表示が変化します)

 その奥にはマンボウ、見れば見るほど面白い生き物ですねえ。


マンボウがいました。どういう進化でこうなったんでしょう?

 その先にはベルーガ(シロイルカ)がいました。この日のパフォーマンスは終わってしまっていたので、また明日見に来ましょう。


ベルーガの水槽前にて。明日のパフォーマンスが楽しみです。
(画像に触れると表示が変化します)

 最後に通ったのは「ポーラーアドベンチャー」、ペンギンの屋内展示です。やはり陸上より水の中の方が映えます。


やはりペンギンの本領は水中で発揮されます。

 ここで一旦閉園時間を迎えたため、ホテル側出口より退場しました。チェックイン手続きを行い部屋へ。このホテルは全室オーシャンビュー、眼前には太平洋が広がっていました。設備は開業から55年が経過したというだけあり、まさに昭和レトロ。我々にとっては懐かしい雰囲気です。昔は家族で行く宿泊施設はどこもこんな感じでしたね。


宿の部屋に入りました。正真正銘の「昭和レトロ」です。
(画像に触れると表示が変化します)

 昼食をとらなかったことから、夕食へはレストランのオープンに合わせて行きました。バイキング形式で、ローストビーフや揚げたて天ぷらの提供もあり、値段の割には充分満足できる内容。ただし生ビールは相当に高かった...。


夕食です。昼食を抜いたのでさすがにお腹ペコペコでした。


それぞれに好きなメニューでたっぷりと頂きました。


満腹ですが、デザートはやっぱり別腹でした。

 さて、夕食後に参加したのが「夜の水族館探検」。別料金が必要ですがオフィシャルホテルならではのツアーで、閉園後の水族館をスタッフの案内で巡れるというもの。19:30スタートで、眠っている動物たちも見られました。


再びホテル入口から係員に連れられて入場しました。

 まずはアザラシとアシカ。ここには天敵がいないことがわかっているので、このように無防備に眠れるのだそうです。


アザラシとアシカ、台上に上がって休んでいました。

 次はオーシャンスタジアム、シャチです。シャチはこの環境ではプール内の水の流れ(反時計回りに流れがある)に身を任せ、浮遊して眠っているそうです。


シャチは浮遊しながら眠るそうです。3頭いました。
(画像に触れると表示が変化します)


プールには反時計回りに流れがあり、それに乗っているそうです。


妻が壁際に来た1頭を激写しました(笑)。

 セイウチの眠っている環境は意外に明るい状況でしたが...寝ずに吠えてました(笑)。


こちらはセイウチ、この日はあまり寝付けない模様...。

 40分ほどでツアーは終了。ロビーで記念スタンプを押させてもらって解散です。が、私は慣れないもので方向を間違える始末。妻から「本日の珍プレー」認定をもらいました(苦笑)。
 その後部屋へと戻り、少し休んでから風呂に行ってから就寝。さすがに運転疲れしたかな...。


こちらが記念スタンプですが、私は方向を間違えました。

 翌日は朝5:00に起床し朝風呂へ。部屋に戻ると空がだんだん明るくなってきました。夜のうちに雨が降り、まだ雲は多いものの天気は回復に向かっているようです。


まだ沖合に雨雲があるようですが、視程はいいようです。
(画像に触れると表示が変化します)


少しすると晴れてきて陽が差してきました。これなら大丈夫そう。
(画像に触れると表示が変化します)

 朝食もレストランが開くと同時に入場。メニューの数も比較的多くて楽しめました。二人揃ってお腹いっぱい。これならもう夕食まで充分もつことでしょう。ごちそうさまでした。


朝食も開場と同時に入ってスタート。


食事前と食事後。今朝ももりもり頂きました!
(画像に触れると表示が変化します)

 部屋に戻ると太陽の光が部屋の奥まで差し込んでいました。今日はいい天気になりそう。


部屋に戻ると陽が奥まで差し込んできていました。爽快です。

 食事を終えて再びロビーへ。8:00から行われる「朝の水族館散歩」への参加のためです。こちらも別料金ですが、動物たちの朝食の様子やスタッフの開場準備を見学できるツアー。基本的に巡る場所は夜と同じですが、朝を迎えて活動的になった姿を見られました。夜との対比もなかなか面白いところでした。


朝の水族館へ。オフィシャルホテル宿泊者ならではの特典です。

 夜は水から上がって眠っていたアザラシとアシカも水の中に戻っていました。


既に水中に戻って泳いでいる状況でした。心なしか動きが軽い。

 オーシャンスタジアムでは再びシャチと再会。刺激すると「遊んでくれる」と勘違いして水を掛けてくるので要注意だそうです。


シャチも泳ぎ始めていました。3頭並んだ姿は大迫力。
(画像に触れると表示が変化します)


こんな距離感です。EOSではガラスの水滴でいい写真は撮れず。
(画像に触れると表示が変化します)

 トロピカルアイランドは清掃中。午前中の展示ガラスが比較的きれいなのは、こういう作業のおかげなんですね。


こちらは清掃中でしたが、魚のユーモラスな姿も見られました。
(画像に触れると表示が変化します)

 ベルーガの水槽にもやってきました。パフォーマンスが楽しみです。


この後に行われるパフォーマンスが楽しみです。
(画像に触れると表示が変化します)

 イルカは朝のトレーニング中。昨日の演目でも見られた合唱を見られました。


係員の手の動きに合わせて「キャ!」「キュ!」と鳴くのが面白い。

 「トドの海」でも清掃作業中でしたが、主役は放水ホースの下に陣取って「打たせ湯」状態。なんとも気持ちがよさそうです。


トドは「打たせ湯」の最中でした(笑)。

 これで「朝の水族館散歩」は終了です。ホテルへと戻りました。


朝の散歩は終了。まもなく開園時間を迎えます。

 ツアーが終了すると開場時間になります。チェックアウトして荷物を車に積み込んでから、再び水族館へ入場しました。まずは妻が入手したスタンプラリーシートで、押せていないスタンプを探して集めて回りました。


ペンギンは相変わらず元気。アデリーペンギンの日向ぼっこも気持ちよさそう。

 まだ人も少ないので、セイウチやトドを改めて見てまわりました。心なしか昨日の夕方よりも活動的に見えます。


セイウチやトドとの決定的瞬間の撮影に成功。
(画像に触れると表示が変化します)


人と組み合わせると面白い写真になります。
(画像に触れると表示が変化します)

 ペンギンのいる「ポーラーアドベンチャー」ではオウサマペンギンの子供に注目。サイズが大人と変わらないのが面白い。


オウサマペンギンの子供は動きが少ないですが、気になる存在です。
(画像に触れると表示が変化します)

 トロピカルアイランドではカメが飛び回っている様子が見られました。まるで乱舞です。


カメがまるでダンスしているようです。
(画像に触れると表示が変化します)

 パフォーマンス前のベルーガはリラックスしている様子でした。ゴム製の道具を咥えて遊ぶ様子が面白かった。続けて「マリンシアター」でパフォーマンスを鑑賞しました。


バブルや目隠しをしての障害物回避など、見どころがたくさんありました。

 10:00からはイルカパフォーマンスがスタート。前日に一度見て演目はわかっているので、カメラのファインダーを覗いて待ち伏せ。跳躍の瞬間を撮影できました。


今回も順光の中で跳躍の連続撮影に成功しました。


やはり複数頭による跳躍が一番絵になります。

 続けてオーシャンスタジアムでシャチパフォーマンスです。ただしこちらは昨日とはちょっと内容が変わっていました。


オーシャンスタジアム、こちらは逆光で撮影条件が厳しい。

 最初の客席への水掛けがちょっとおとなしかった印象です。それでもかなりの水飛沫が飛んではいましたけれども。


巨体から生み出される水飛沫の凄まじさがわかります。


こちらはユーモラス。「ぶはっ」と口から海水を吐いてます。


跳躍を今回はやや広角気味で捉えてみました。


パフォーマーの笑顔も素敵です。

 人を空中に飛ばすパフォーマンスは前日よりも迫力がありました。こちらは逆光なので少々写りは厳しくなってしまいました。


飛んだり最高点に到達した際の決定的瞬間が撮れました。
(画像に触れると表示が変化します)


最後の大飛翔を広角で連写。これは確かに来て見る価値があります。

 あとはアシカパフォーマンスが残っていましたが、イルカやシャチと比べて動きが少ないこともあって「もういいかな」と思えたので、ここで退場することにしました。最後にホテル前で記念写真を撮り、駐車場へと戻りました。


1日たっぷり楽しみ、ホテル側から退場しました。
(画像に触れると表示が変化します)

 12:30にホテルを出発し、R128を経てr34へ。この道は長狭街道といい、棚田のある田園風景の中を東京湾側の鋸南町へ向かう道です。房総スカイラインに比べると峠も低いようで比較的走りやすかった。館山道の鋸南保田IC近くにある「道の駅 保田小学校」で最後の休憩。ここは廃校になった小学校を転用した施設で、妻は気になる食材を購入していました。


田園風景の広がる中を、東京湾側目指して走ります。
(画像に触れると表示が変化します)


高速に乗る前にあった廃校を利用した道の駅に立ち寄りました。

 ここで道路交通情報を見たのですが、アクアライン~首都高湾岸線には20km近くの渋滞が発生していました。いくら料金が安いとはいえ、さすがにここに突っ込む勇気はありません。往路と同じく千葉まわりで帰ることを決断。


館山道を北上、そのまま直進して千葉方面へ向かいました。
(画像に触れると表示が変化します)

 木更津JCTを直進して京葉道路へ。流れは比較的順調でしたが、宮野木JCTを直進して首都高に入ってからはかなり速度が落ちました。京葉JCTからは外環道に入りましたが、ここの地下区間でまたも渋滞がスタート。結局ここから往路と同じく美女木JCTまで渋滞が続きました。
 美女木JCTからはようやく流れ始め、大泉JCTから関越道へ入ってペースアップ。川越ICで高速を降りて自宅へと戻りました。15:00ぐらいの到着になったので、結局行きと同じく3時間半ほどかかった計算です。平日の日中でもこんなものなんですかね。埼玉から行く房総半島はやっぱり遠いです。
 帰宅後、少し休んでから電車で川越市街地へ向かい、いつもの山田食堂で夕食です。さすがに長時間の運転で疲れたので、生中ジョッキをぐびりと飲んで生き返りました。


自宅到着後、電車で川越へ行って夕食にしました。

 夕食後、再び電車を使って自宅へ。それにしても濃密な2日間でした。これでもう首都圏で特徴のある水族館はほぼ制覇できたかな? 昭和レトロも楽しめたし、ツアーも面白かった。印象的な旅ができました。


再び電車に乗り、自宅まで戻りました。お疲れさまでした。

 2日間の走行は389.9km(うち一般道82.2km)、平均燃費は19.5km/Lでした。


ほぼ平坦な道のりでしたが、渋滞で高い燃費は出せませんでした。

2025.11.16

秋空の下、有名なイチョウ並木を歩く

 日曜日はどうしようかと妻と話をしていて思い出したのが「イチョウ並木」。昨年ニュースで紹介されているのを思い出したので、実際に行ってみようということになりました。行先は東京都立川市の「国営昭和記念公園」、時期を変えて4回目の訪問です。
 8:30前の電車で新宿方面に向かい、途中の東村山駅で西武国分寺線に乗り換えます。終点の国分寺駅でJR中央線に乗り継ぎ、さらに立川駅で青梅方面の電車に接続。一駅行ったところが最寄りの西立川駅です。この駅は公園ゲートに直結しているので一番行きやすい。ちょうどオープンと同時に到着しました。


電車を乗り継いで西立川駅へ。ここから公園に入場します。
(画像に触れると表示が変化します)

 まずは目当てのイチョウ並木へ。既に大勢の人で賑わい始めていました。道のど真ん中でモデル撮影をしているグループもいて、なかなかに奥行きのある写真を撮るチャンスは限られました。


早速イチョウ並木にやって来ました。みなさん狙いは同じですね。
(画像に触れると表示が変化します)

 ただ、待っていても後ろから人が押し寄せるだけなので、さっさと前に出て人の少ないところで写真を撮りながら進みました。よく見るとまだ緑色も残っており、足元に落ちている葉も少なかったので、ここはまだピーク前だったようです。


まだ先の方は人が少なかったので、雰囲気良く撮れました。


もちろんミラーレス一眼でも撮り合いました。
(画像に触れると表示が変化します)


まだちょっと緑色が残りますね。ちょっと早かったでしょうか。
(画像に触れると表示が変化します)


背景をぼかすことでふわりとした印象を醸し出せました。

 ニュース映像だと距離がありそうに見えましたが、実際にはそれほどでもありませんでした。


距離は意外に短かったですね。「かたらいのイチョウ並木」だそうです。


でも、いい雰囲気を味わうことができました。

 イチョウ並木の先へ進んで行ったところでも、秋の雰囲気を随所に味わえました。


面白い影ですね。青空と紅葉の対比も綺麗です。
(画像に触れると表示が変化します)


陽射しを上手く使って、印象的な絵にできないか探りました。
(画像に触れると表示が変化します)

 並木を通り抜けて東に進むと、中央部の原っぱに出ました。ここでは以前も写真を撮りましたが、まだ開場から間もないこともあり、人の姿が入らない巨樹の写真を撮れました。空気は少しひんやりしていましたが、それ以上に陽射しが暖かく、絶好の散歩日和です。


「みんなの原っぱ」の中央にある大ケヤキです。


こちらは北側にある巨木。近づくとマツでした。
(画像に触れると表示が変化します)

 原っぱからさらに先に進むと、信号機のような色合いが見られました。組み合わせが面白い。


まるで信号機のようです(笑)。


こちらは縦の並びです。色がくっきりと出ました。

 次にコスモスが植わっていた「花の丘」エリアに出ましたが、全て刈り取られた後で何もない状態でした。さすがに寂しいですね。


相合傘スポットの名残ですね。コスモスは全て刈り取られていました。

 そこから林の中を抜けて日本庭園の方に出ようとしましたが、実はこの裏道にはカエデが多く植わっていて、緑色から赤色まで様々な色が存在。陽射しがスポットライトのようになって、印象的な写真が撮れました。


頭上にはカエデが陽射しを浴びて光っていました。
(画像に触れると表示が変化します)


こういう小径の方が季節感をより肌で感じられます。


もうすぐ日本庭園に出るようです。

 日本庭園では夜間ライトアップが行われているとのこと。和傘や風鈴などの仕掛けもあり、以前とは違った雰囲気を味わえました。


日本庭園へ。夜はライトアップイベントを実施中らしい。


和傘によるライトアップですね。面白そうです。
(画像に触れると表示が変化します)


大量の風鈴、まるで虫の鳴き声のようにも聞こえました。

 茶室の向かいにある休憩所からは背後の竹林まで見渡せました。


対岸にあるのは茶室、水面に紅葉が反射して綺麗です。
(画像に触れると表示が変化します)


もちろん、ここで記念撮影しない手はありません。


ストロボを持参していたので活用しました。

 あとは特に見たいものもなかったので、西立川口ゲートまで戻っていくことに。


紅葉とススキです。そういえば今年はあまり山へ行っていないなあ。


皇帝ダリアが咲いていました。グリーンの中でパープルが映えました。


足元には大量の銀杏。これはなかなか凄い光景です。

 戻っていく途中でもう一度イチョウ並木に寄って散策を楽しみました。この時間になると人出もかなり多くなってきていたので、開場に合わせて早めに来たのは正解だったようです。


もう一度並木を通りました。妻が気になる旗も...。
(画像に触れると表示が変化します)

 ゲートを出たのは11:30。ここから所沢まで戻って昼食にすることにしました。再び青梅線の電車に乗って国分寺駅へ。元来たルートで所沢駅へと向かいます。


ゲートを出ました。ここから昼食に向かいます。
(画像に触れると表示が変化します)


再び青梅線、西武国分寺線を乗り継いで所沢へ。

 狙いは駅隣の商店街にある定食屋「高ふじ」さんですが、ここはご飯がなくなると終了してしまうため、この時間帯だと少々心配です。所沢に着いたのは12:30でしたが、さて...。


所沢プロぺ商店街の脇道にある定食屋さんへ。

 席もまだ空いていて大丈夫でした。私は「揚げギョーザオニオンぽん酢」定食、妻は「なす定食」を注文。それぞれ二切れほどおかずを取り換えっこして頂きました。ここはご飯もふっくら炊けていて美味しい。話を聞いているとちょうど我々が食べ終わる頃にご飯もなくなったようで、あれ以上到着が遅くなっていると食べられないところでした。


幸いなことに、ご飯が切れる前に注文できました。


私は揚げギョーザ定食、妻はなす定食。二切れずつ交換して頂きました。
(画像に触れると表示が変化します)

 昼食後は再び航空公園駅まで歩きました。前日通らなかった場所に大きないちょうの樹を発見。まだここも少しだけ緑色が残っていますが、青い空に黄色が良く映えていました。


帰路は航空公園の大きなイチョウを見上げて帰途につきました。
(画像に触れると表示が変化します)

 自宅に戻ったのは13:30過ぎ。今日もよく歩き、ちょうどいい運動になりました。

2025.10.18-10.19

秋深まる奥会津へ。ちょっとした悲劇も。

 激忙の2週間を何とか乗り越え、10月も下旬に入りました。そこで妻と自分への慰労の意味で、毎年恒例の福島県昭和村の「しらかば荘」に行く予定を入れていました。ただ、会津地方はこれまでの旅でしっかり堪能してきているので、今回は純粋に温泉に浸かって美味しい料理を楽しもう、という内容です。
 特に寄る場所もないので、早朝出発はせず渋滞を避けてゆっくりスタート。8:00に自宅を出て、まずは入間のコメダ珈琲店でモーニングを食べて腹ごしらえ。朝はしっかり食べるものの、夕食を楽しんで食べきれるよう、昼食は抜く作戦です。


まずは入間のコメダ珈琲店で腹ごしらえです。
(画像に触れると表示が変化します)


モーニングを食べて準備万端。さあ出発だ。

 朝食を終えて9:00に再び出発。近くの圏央道・狭山日高ICから高速に乗って東へ。狙い通り渋滞はなく、順調に久喜白岡JCTまで到達し、そこから東北道で北上します。思っていたよりも走行している車の数は少なく走りやすかった。いつも通り宇都宮ICの手前にある大谷PAで休憩。妻はいきなりお土産を買い始めました(笑)。


大谷PAで休憩し、さらに北上を続けます。
(画像に触れると表示が変化します)

 宇都宮を過ぎてからもペース良く走行できました。那須~白河間で工事のため部分的な対面通行がありましたが、極端なペースダウンをすることもなく県境を越えてみちのくへ。郡山JCTからは磐越道で西へ向かいます。天気は曇りと晴れが交錯する微妙な状態でしたが、磐梯山は山頂部にわずかに雲がかかったぐらいで、稜線はしっかり見えていました。


会津磐梯山が見えてきました。

 会津若松の手前にある磐梯山SAで休憩しました。ところがこの段階でまだ13:00前と、チェックインするには相当早い時間です。目的地である昭和村の近くで時間をつぶせる目ぼしい場所はないので、ドライブで遠回りして時間調整をしてから行くことにしました。次の磐梯河東ICで高速を降り、磐梯山ゴールドラインへ向かいます。


高速を降りてゴールドラインへ。晴れてきました。
(画像に触れると表示が変化します)

 久しぶりのゴールドラインは秋の入り口といった趣き。途中の展望台からは猪苗代湖や赤く色づいた磐梯山の山頂部がきれいに望めました。多くの人がクルマを停め、撮影を楽しんでいました。


久しぶりの磐梯山ゴールドラインです。
(画像に触れると表示が変化します)


展望台で景色を眺めつつ進みました。かなり秋めいてきています。

 そのまま裏磐梯へ出て、R459で喜多方方面へ。ここもバイクで走り慣れた道ですが、途中で会津盆地を一望できる展望台ができていたりと変化がありました。
 喜多方市からはr21で南下します。このあたりは見通しの良い田園地帯を走り抜ける爽快ルート。途中でバイパスが延伸されていたりと少々変化もありました。会津坂下の市街地内、R49沿いにあるGSで給油し、国道の南側にある旧街道を通ってr22へ。いつもならここから只見川沿いに金山町へ向かうのですが、今回は新しい道を走ってみたくて山越えで行くことにしたため、さらに南下を続けます。


新たに展望台がありました。喜多方からは黄金色の田んぼの中を南へ。
(画像に触れると表示が変化します)

 r22を使って会津盆地の南西端部へ向かい、只見線の駅もある会津高田を過ぎるとR401に合流します。1.8車線ほどの道が貫く市街地を通り抜けると、片側1車線の快走路になりました。予想よりも急勾配で高度が上がっていきます。ダム湖の傍にある長大トンネルを抜けてさらに進むと、一気に道の線形が良くなりました。以前はこの道は博士峠いう酷道でしたが、最近新しく長大トンネルができて昭和村と会津盆地の時間距離が一気に短縮されたそうです。この道は当然古いナビには反映されていないので、画面上では地中を掘り進んでます(笑)。


新しい長大トンネル。ナビ上では地中を進んでいます(笑)。
(画像に触れると表示が変化します)

 トンネルを抜けると急勾配の下り坂でタイトコーナーが続きましたが、路面がいいのでそれほど不安感は感じませんでした。坂を下り切ったところで村を南北に貫くR400に合流。
 そこから少し役場方面に進んだところが旧喰丸小学校です。何度来てもこの木造校舎と校庭の大銀杏は見応えがあります。イチョウはちょうど紅葉が始まったところで、半面ほどが黄に色づいてきていました。


やはりここの雰囲気はどこか懐かしく感じます。
(画像に触れると表示が変化します)


大銀杏は半面が黄色づいていました。


我々も木造校舎で学んだ経験あり。大事に残して欲しいです。

 その先の「道の駅 からむし織の里しょうわ」にも立ち寄りました。ここでも妻は地元の味噌や栗などの食材を購入。既に宿に到着する前からお土産がいっぱいです(笑)。


道の駅で食材を購入しました。

 宿へは16:00ちょうどに到着しました。まだ明るい時間ではありましたが、クマ出没の心配があるので妻には散歩禁止令を発令。不満そうではありましたが、安全には代えられません。


ようやく到着です。1時間ほど余計にかかりました。

 今回も特別室「ぼたん」への宿泊です。ここのベッド&ソファーがとっても気持ちいいので気に入っています。
 荷解きをしてひと段落してから、早速風呂へ向かいました。外はしとしと降る雨で空気がひんやりしており、その中で入る露天風呂が心地よかった。ところが妻は風呂に入ってから突然体調が悪化。一体何が起こった?


今回も特別室「ぼたん」への宿泊です。
(画像に触れると表示が変化します)

 18:00から夕食でしたが、妻はやはり気持ちが悪いようで、食事はほとんど食べられず先に部屋に戻って休むことに。このため一番の楽しみだった栗ごはんが食べられない事態になってしまいました。何ということでしょう。しかしスタッフさんが気遣って下さり、彼女の分はおにぎりにして私に持たせてくれました。


この夜のメニュー。分量的にはちょうどよかった。

 妻は2時間ほど寝たところで回復したようで、用意されたおにぎりも食べて落ち着いたようです。ただ風呂の閉場には間に合わなかったようですが、動けるようになってひとまず良かった。

 翌朝は風呂の開く5:00に起床。妻も行くというので連れ立って風呂へ向かいました。まだオープン前でしたが、ちょうど係の方がすぐに開けてくれたので、男湯も女湯も貸し切り状態で楽しめたのは良かった。周囲はまだ暗くて雨も降っており、灯りのついていない暗闇の中でひんやりした空気に包まれて露天風呂に浸かるのは最高の贅沢でした。妻も今回はじっくりと温まれたそうです。
 部屋に戻って二度寝した後に食堂へ。妻もすっかり回復したようで、ご飯もおかわり。温かい栗ごはんは食べられなかったけれど、元気になって良かったね。


妻も復活し、無事に朝ごはんを頂けました。


定番のメニューですが、とにかくご飯が美味しかった。

 朝食後、再び風呂に入ってしっかり身体をほぐしてから9:30前に出発しました。帰りが遅くなると渋滞にかかるので、このまままっすぐ帰ります。F1の結果も気になるし。


フロントにあるカゴの中の鈴虫が、名残惜しさを奏でます。
(画像に触れると表示が変化します)

 帰りはR400を南下し、南会津町へ出ることにしました。途中の峠越えでは霧が出ていて少し緊張しましたが、距離は短かったので危なげなく抜けられました。


まずは南へ向かいます。峠越えでは霧が出ていて緊張しました。

 南会津でR121に合流し、少し会津若松方面へ戻ります。最速はこのまま南下して那須塩原へ出るルートですが、ここは何回か走行しているので、別のルートを選択。下郷町からR289に乗って山越えで白河へと向かいます。このルートも整備が進み、特に西側は登坂車線付きの高速コーナーが続く走りやすい道でした。峠にある「道の駅 しもごう」で休憩。


福島の中通りは、会津とはまた違った趣きがあります。

 そこから白河まではずっと下りが続きましたが、東側は道がやや狭くなった上に細かいコーナーが多く、勾配が結構きついのでスピードコントロールが難しいところでした。
 白河ICからは東北道に乗って戻ります。まだ上り線の交通量は少なく、順調に南下できました。休憩も必要ないとのことだったので、一気に久喜白岡JCTまで走破して圏央道へ。鶴ヶ島JCTからは関越道に入り、川越ICで高速を降りて自宅に戻りました。結局4時間弱で帰り着きました。
 この2日間の走行は656.7km(うち一般道203.9km)、平均燃費は19.3km/Lでした。最後の東北道120km/h制限速度区間でだいぶ悪化させてしまいました。


一般道も結構走ることができました。

 妻は最大の楽しみだった「温かい栗ごはん」が食べられず終い。こんな旅の方が印象には残るものではあるのですが、食べ物の恨みは何とやら...?