2024.06.21-06.22

いつもの宿で骨休め

 7月中旬から仕事のイベントが続く予定で、休みが取りにくくなるため、その前に身体を休めるために温泉に行くことにしました。行先は福島県会津地方にある「昭和温泉 しらかば荘」、コロナ禍の時期を除いて年に1〜2度ほど行っています。ただ、昨年は秋に行く予定だったのが、雪が予想より早く降り始めたので行けませんでした。
 今回の目的は「身体をととのえる」なので、他に観光はせずに行くだけ。このため朝10時ごろに自宅を出発するというゆっくりスタートにしました。関越道・川越ICから高速に乗り、時間を調整すべく北関東道経由で日光道へ。今市からR121で山間部を北上していきます。


群馬から栃木県にかけて、雨が強く降っていました。

 出発から栃木県内はずっと雨。所々で激しく降られましたが、新しいタイヤのおかげで走行にはそれほど不安を感じずに済みました。R121は番号が若いので楽かと思いきや、鬼怒川温泉から塩原温泉口まではタイトコーナーも多い上に道幅も狭くて走りにくく、ちょっと緊張を強いられました。
 福島県に入る直前にようやく雨が止み、そこからは交通量も減って快調に走行。南会津町田島からはR400に入り、舟鼻峠を越えて昭和村へ向かいました。


会津鉄道線と合流しました。この先の田島から舟鼻峠越えで目的地へ。
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 R400の舟鼻峠区間は1.8車線ほど。何ヶ所かで改良工事中でしたが、峠はトンネルで抜かれているので比較的走りやすくはなっていました。
 計画通り宿の開く30分ほど前に昭和村の集落群に到達。何度か来ている旧喰丸小学校に立ち寄りました。ここは古い木造校舎が残っており、村の交流施設になっています。


旧喰丸小学校にやってきました。我々には懐かしさが漂います。
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銀杏の葉っぱと玄関を印象的に。根元にはタンポポが一輪咲いていました。
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我々も小学校時代、こんな校舎に通った時期があります。

 旧喰丸小学校の先にある「道の駅 からむしの里しょうわ」で地元産の食材を買い入れ。前回来た時には入手できなかった「やみつき甘クルミ」をゲットできたのは嬉しい。
 予定通り、チェックイン可能となる15:00過ぎに目的地の「昭和温泉 しらかば荘」に到着。


計画通りの時間に到着。さあ、くつろぐぞー!

 今回、初めて洋室の「さくら」に宿泊してみました。ベッドが3つ用意されています。こちらは1階にあり、食堂やお風呂に近くて便利。価格も2階の特別室ほど高くはないので、3人連れでの旅行などには便利です。ただ、時々枕元で水回りの音がするのがちょっと気になりました。


特別室ほどではないものの、内部は広くて使いやすかったです。
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 妻は野鳥探索、私は早速温泉へ。妻も1時間ほどで帰ってきたので、食事前にもう一度風呂に入ってきました。私はもうすっかりお湯でふやけてクタクタになりました(笑)。
 お楽しみの食事は18:00から。ここは来るたびにメニューが変わり、様々な地場ものの味が楽しめるのが魅力。ここの料理長は只者ではないと思う。この日のメインは会津牛のステーキでした。魚をまるまる一匹揚げた真砂あられの美味しかったこと。昼ごはんを食べて来なくて良かった。


お楽しみの食事。これのために昼ごはんを食べなかったのです。


会津牛のステーキと、真砂あられの揚げ物が特に印象的でした。

 夕食後、空を見上げると雲が取れていました。そこで駐車場にカメラを持ち出し、星空撮影にチャレンジしてみることにしました。持参した三脚にカメラをセットし、レンズを空に向けてセッティングを行い、バルブモードで露光時間を変えて何枚か切ってみました。ところが...。


空に向けてカメラをセットし、何枚か試し撮りをしましたが...。
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 この日は空がとても明るく、どうしても暗くなりません。一昨年の秋には同じ場所ですばらしい数の星を撮ることができたのですが...?
 カメラも新しくなって感度も上がっているのに、なぜ?


北斗七星が写っていますが、周囲が明る過ぎて目立ちません...。

 その原因はこちら。実はこの日は満月だったのです。ちょうど撮影を始めるちょっと前、山向こうから月が上ってきて、周囲を非常に明るく照らしてしまったわけです。
 仕方がないので、代わりに「お月見」をすることにしました(笑)。


今回は満月が仇になってしまいました。でも、こちらもとっても美しい。

 この日の行動はこれで終了です。身体が冷えてしまったので、もう一度温泉に入って身体を温めてから就寝しました。

 翌朝、ちょうど夏至なので明るくなるのも早く、妻は4:30に散歩に出かけました。私は運転疲れもあって5:30までぐっすり。妻が帰ってきてから風呂に入り、朝のひんやりした空気の中で露天風呂に浸かって身体をほぐしました。
 朝食は7:30から。たっぷり朝ごはんを頂いて至福です。


朝ごはんもたっぷりと頂きました。

 出発前、もう一度風呂に入ってさっぱり。これだけ風呂に入れば、身体の疲れもしっかり取れたのではなかろうか。ココロもカラダも、リフレッシュ。
 昼食を魚沼で食べることを想定し、しらかば荘を9:20に出発しました。


今回もくつろがせてもらいました。10周年おめでとうございます。
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 妻が買いたいものがあるということで、再び道の駅へ。用事が終わって帰ろうとしたものの、部屋のキーを返却し忘れていたことがわかり、あわてて引き返すなど少々バタバタしました(苦笑)。
 予定よりだいぶ遅くなってしまいましたが、R400を只見川に向けて北上開始。ここは只見川支流の野尻川沿いに集落が広がり、関東とは違った山村の風景が楽しめます。


野尻川沿いに山村風景が続きます。独特の風情を感じられます。

 只見川沿いにある金山町には、約30分弱で到着。ここから川沿いにを遡り、新潟県魚沼市を経由して帰ることにしました。


金山町市街地に到達、ここにあるのが川霧で有名な会津川口駅です。

 ここららR252沼田街道で西へ。ここはバイクでもよく来ていた場所。交通量も少なく景色を楽しみながら快調に走れるドライブルートです。ただし災害復旧や道の改良で、往年の面影はだいぶん失われてきてしまいました。いくつかあったタイトコーナーがなくなり、走りにメリハリがつかなくなってしまったのは、個人的には残念です。


金山町から只見町まで。蒲生岳や只見川を見つつ走り抜けます。

 只見町の市街地を抜けて左にカーブすると、正面に巨大な田子倉ダムが現れました。そのダム堰堤の下から、約30kmにわたるワインディング・ロードが始まります。


正面に田子倉ダムが見えてきました。ここから30kmほどがワインディングです。

 この区間は六十里越雪割り街道と呼ばれ、1年の半分は冬季通行止めとなる区間。新潟県境となる六十里越を挟んだ前後で、急勾配かつタイトコーナーが続きます。旧い道だけにトンネルも狭く、スノーシェッドが連続する区間もあって走り応えあり。
 ただ今回も所々で工事が行われていて、数ヶ所で片側通行で信号待ちあり。得に県境近いところで雪崩により橋が流出し、その復旧作業が行われていました。前回、ここを通れなかったのはこの影響だったらしいです。


走り応えのある道ですが、それゆえに対向車や路面状況に注意も必要です。

 R252を魚沼側に降り、市街地に入る前に破間川の対岸側に渡って西へ進みました。こちらの方は信号がほとんどなかったことから、ペース良く走れました。
 ナビの指示に従い、12:15ごろに目的地の「そば処薬師」さんに到着。ところが店の外に列ができており大盛況。我々も受付を済ませ、店外で順番待ちをしました。


新潟県魚沼市にある「そば処薬師」さんに来ました。


店外で順番待ち中。石造のテーブルには、ひんやり目当てのカエルもくつろぐ?
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 店内に入るまでに30分ちょっとかかりました。今回はそばとうどんの2種類が食べられるという「へぎ盛り 合盛二人盛」を注文。ただしうどんは茹でるのに15〜20分ほどかかるそうです。
 うどんは今回初めて食べましたが、比較的細い麺ですが喉越しが良かった。違う食感と納涼感を味わえるので、夏場にはもってこいの選択でした。


結局、食べ始めるまでに50分ほどかかりました。


こちらが合盛。2種類の食感を楽しめる逸品です。

 13:30に出発し、小出ICから関越道に乗って帰途につきました。予定より1時間ほど遅くなってしまいましたが、この時間帯ならまだ渋滞にはかからないはずです。
 関越道は六日町ICから群馬の水上ICまで断続的に工事で車線規制・対面通行が行われていて非常に走りにくくなっていました。ただ交通量が比較的少なかったので、それほどタイムロスはせずに通過できたのは幸いでした。


関越道で帰途につきます。だいぶ雲が増えてきました。

 結局、ノンストップで最寄りの川越ICまで戻ってきました。前橋からはさすがに交通量が増えて混雑してきましたが、巡航速度が80km/hを下回るまでにはならなかったので、ほぼ狙い通りの時間に戻ってこれました。近所のGSで給油をしてから帰宅。


今回の走行距離は600kmをわずかに下回りました。

 二日間の走行は594.0km(うち一般道232.0km)平均燃費は20.2km/Lでした。

 やっぱり「しらかば荘」は料理も美味しいし、のんびりと過ごせるなあ。このご時世では万人受けはしないかもしれませんが、改めて良さを満喫しました。またぜひ行こう。
 さあ、週明けからまたがんばろう。

2024.06.02-06.03

ピンク色のスズランを探索せよ

 妻はスズランが大好き。家の近所で見つけては「かわいい」と夢中になって観察し、「どうやったら手に入るか」を真剣に考えています。ただ、咲いているところの扱いを見るに、雑草レベルだと思われるのですが...?
 Webでスズランの情報を集めたところ「ピンクスズラン:咲き始め」という記載を発見。スズランと言えば普通は白だと思うのですが、これは北海道にある公園で見られるらしい。妻に聞いてみたところ「知らない。でも見たい!」ということになり、この週末がまさしく見頃ということもあって、急遽実物を見に行くことにしました。行先は幹線で座席数の多い札幌ですが、さすがにもう特典航空券で金曜や土曜日のフライトは取れなかったので、日曜の朝に羽田を出発して月曜日の午前便で戻ってくるという変則行程になりました。
 日曜日、朝5時台の西武新宿線急行に乗って高田馬場へ。そこからJR山手線・東京モノレールを乗り継ぎ、羽田空港第2ターミナルへ。そのまま手荷物検査場を抜け、20分ほどラウンジで休憩してから搭乗口に移動して機内へ入りました。


真新しい機体に乗れました。B787-10型機です。

 今回初めて最新型のB787-10に乗ることができたのは嬉しかった。シートまわりの設備もA321neoと同じになっており、窓側座席は確保できなかったものの、モニターで機外カメラの映像が見られたりして離着陸時は楽しめました。搭乗便NH53は定刻通り新千歳空港に到着。


離着陸時はこのように外が見られます。北海道は晴れていました。
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 そこからJR千歳線の快速列車「エアポート43号」で札幌駅へ向かいます。


新千歳空港駅から快速エアポートで札幌へ移動します。
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 この日はプロ野球の試合があったようで、大勢の人が最寄の北広島駅で下車していきました。札幌駅には10:37に到着し、地下鉄南北線に乗り換えてすすきの駅へ。時間にも余裕があったので、先にホテルに荷物を預け、身軽になってから目的地へ行くことにしました。ホテルのセルフクロークに荷物を入れ、再び地下鉄に乗って終着駅の真駒内駅へ。ここから1時間に1本しかない路線バスに乗り換え、30分ほど山に分け入ったところが目的地である「国営滝野すずらん公園」です。戻りの最終バスが出るまであと4時間なので、効率良く回っていかねばなりません。
 まずは事前情報に基づき、「平成の森」というエリアに行ってみました。ここは無料のエリアだそうです。渓流口停留所でバスを降り、川にかかる橋の下に降りて渓流沿いの遊歩道へと向かいます。遊歩道の樹々はとにかく緑がとても鮮やか。しばらく歩くと前方に花が咲いている場所が見えてきました。どうやらこの辺りが平成の森のようです。


渓流ゾーンの遊歩道に来ました。新緑がとても鮮やかでした。
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ここから「平成の森」が始まるようです。


「平成の森」で見かけた植物の数々。タンポポはジャンボサイズ!

 ところが探せど肝心のスズランが見当たりません。一回りしてから歩道の反対側に行ってみると...ありました! でもまだ咲き始めといったところかな。しかも群生しているという感じではなかったので、ちょっとイメージしていた咲きぶりと違っていました。


見つけました! スズランです。大きな樹の根元に生えていました。
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本州で咲いているのに比べ、葉っぱがとても元気に見えました。
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 まだ先で見るべきものがあるので、ここから折り返して橋まで戻り、本来の入場口である「中央口」まで歩きました。途中にはルピナスも咲いていて、本土とは違う植生を実感しました。


渓流沿いの遊歩道を公園入口に向けて戻っていきました。
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ルピナスです。1年前にも三国峠などで見ました。
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 中央口から入園しましたが、この日は「スズランフェスタ」開催で無料開放日になっており、多くの人で賑わっていました。ゲートをくぐった正面にはチューリップが斜面に植わっており、色の競演を楽しめます。もう見頃はすっかり過ぎてしまっていたようですが、それでも満開を迎えている品種もあり、被写体は豊富でした。


中央口から入場、この日はなんと無料開放日でした。


入場口正面は傾斜地。チューリップが出迎えてくれました。


正直、見頃は過ぎ去ってしまったようでしたが...。
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時々はっとする光景が見られました。
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 斜面を登ったところが東口エリア。この時点で13:30になっていたので、休憩所の中で昼食です。さすがにここまで移動し続けてきたのでくたびれました。


だいぶ遅くなりましたが、休憩所で昼食。さすがにお腹が空きました。

 近くにあった開花状況を示したボードを確認し、いよいよ本命のスズランを探します。地図によればメイン通路から南に入ったところで咲いているらしい。注意深く歩いていると、道脇にスズランが咲いている場所を発見! しかもいきなりの「桃花ドイツスズラン」です。うわ、本当にピンク色だ。妻は大喜びで、夢中になって撮影していました。また、多くの人が立ち止まってカメラを向けていたのも印象的でした。


ついに見つけました! 「桃花ドイツスズラン」というそうです。
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上側がピンク色に染まっています。道沿いの一角だけで見られました。
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 さらに奥へと進んで行くと、「花のテラス」というエリアに北海道固有種(「チシマ」の名がつくものが多い)の花が多く植わっており、それぞれの特徴を楽しみながら坂を登って行きました。


このエリアでは北海道の固有種が多く見られました。

 坂の上には天文台がありました。残念ながら閉鎖されていましたが、ここでは夜空観察なども行われるようです。


坂を登り切ったところに天文台。さらにその先に展望台があるようです。
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 もう少し進むと右手の視界が開け、眼下にゲレンデのようなすり鉢状の芝生が現れました。すごいスケールです。遊歩道はその頂上部を成しており、カーブ形状をして続いてました。上から見下ろした時の開放感はすばらしい。


道の右手の視界が開けました! 遠景には残雪が残る山も。
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道を回り込むと、ゲレンデを上から見下ろす形になりました。

 その先には「すずらんの丘展望台」があり、3階の展望室からは360°の視界が楽しめました。よく見るとまだ雪が残った山が見えていて、北側は遠く石狩湾まで見渡せました。


「すずらんの丘展望台」より。空がとても広く感じました。
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30kmぐらいはあるはずですが、遠くには石狩湾が見えていました。

 終バスを乗り逃すと悲惨なことになるので、ここから引き返していきました。気になるのはやっぱりスズラン。妻も「去りがたし...」と呟いてなかなか離れようとしません。結局その周りでバス出発時間近くまで過ごすことになりました。


白い「ドイツスズラン」の群生も発見。これは賑やかです。
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二人でスズランの撮影をたっぷり楽しみました。妻曰く「去りがたし...」。

 夕方になって風が強くなり冷え込んできたため、バス発車時刻の25分前には園外へ出ましたが、停留所にはすでに多くの人が並んでいました。しばらく待つとバスがやってきたので乗車。幸い座席に座ることができました。


始発でバスに乗れる東口から退場することにしました。
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しばらく待つとバスが来ました。幸いなことに座ることができました。

 30分ほどで真駒内駅に到着。再び地下鉄に乗車し、宿最寄りのすすきの駅へ戻ります。この路線は途中まで地上シェルターを走るという珍しい路線。車両はゴムタイヤを採用し、加減速がとても鋭いという独特の乗り心地でした。


真駒内駅はバスターミナルが大規模。札幌五輪で整備されたそうです。
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地下鉄で再び中心市街地へ戻っていきます。乗り心地は独特でした。
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 すすきの駅で下車し、ホテルにチェックインして荷物を部屋に入れてから夕食に繰り出すことに。今回の宿は「コンフォートホテル札幌すすきの」さんです。すすきの交差点からは徒歩5分ほど。部屋の広さもまずまずあって、設備もきれいで居心地が良かった。


こちらが今回宿泊したホテル。すすきの交差点から2ブロック東にありました。


部屋はツインルームですが、奥が意外に広くて使いやすかった。
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 さて、今晩の夕食の目当ては「スープカレー」です。評判の高い店を事前に調べておいたので、そこを目指してまっすぐ移動。行ったのはすすきの交差点の北西側にある「カレーショップエス」さん。メニューは基本のメニューを基に、辛さやトッピングを選ぶシステムでした。私はタンドリーチキンと野菜のスープカレー、妻は野菜ときのこのスープカレーを選択。さらに妻は「ガラナ」という北海道独特のドリンクを選びました。少し酸っぱさのあるコーラという印象でした。乾杯!


すすきの交差点北西側のビルの地下に、目当ての店がありました。
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私はサッポロビール、妻はガラナで乾杯! スズラン探索お疲れさまでした。

 私は本格的なスープカレーは初めてでしたが、想像したようなドロッとした食感ではなかったのが発見でした。ピリッとした辛さながらコンソメスープのような舌触りで、独特の食感。野菜もよく煮込まれていてホクホクで、チキンも食べ応えがありました。これはなかなかに美味しい。わざわざ来た甲斐がありました。


これが本物のスープカレー! 具材もよく煮込まれて美味しい。

 夕食後、お土産を買いに通りを北上。地下鉄さっぽろ駅近くで買い物をし、地下鉄東豊線で豊水すすきの駅まで移動して宿へ。


大通公園を抜け、さっぽろ駅まで移動してお土産をゲットしました。
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 途中、地場コンビニのセイコーマートを求めて街を彷徨ったので、ロビーでコーヒーをご馳走になってから部屋に着いた時にはもう20:30を回っていました。


北海道に来たら、コンビニで寄るのはここです。


ロビーの奥には図書室のようなスペース。無料のコーヒーを頂いてしばし休憩。
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 前日(入間基地ランウェイウォーク)に引き続き、この日もよく歩きました。

 翌朝は5:30に起床し、6:30からの朝食へ。バイキング形式ですが料理の種類は少ないものの、要所を押さえた品揃えで不満は感じませんでした。何よりスープカレーが選べるのは嬉しい。妻はスムージーを飲み比べられてご満悦でした。


朝食です。少し早めに来たところ一番乗りでした。


種類は少ないのですが、ツボを押さえた品揃えで不満なし。

 さて、この日はもう帰るだけです。飛行機の時間を考えると8:30に宿を出れば充分なはずなのですが、特にすることもないので出発を前倒し。この時点ではこの選択が後々の行動に効いてくるとは夢にも思いませんでした。 宿の前で見つけた(おそらく今年最後の)桜を撮影し、豊水すすきの駅から地下鉄に乗りさっぽろ駅へ。ちょうど通勤時間帯で、電車は満員状態でしたがなんとか乗りはぐれずに済みました。


ホテル前の街路樹で咲いている桜を妻が発見しました!


今度こそ今年最後の桜です。まさかまだ楽しめるとは!

 そこからJR札幌駅まで、地下通路を移動。ところが地上に上がったところ、改札前の様子がおかしい。LED表示の発車標が点灯しておらず、多くの人が改札の外で待っている状態でした。アナウンスを聞くと夜間の保線作業中のトラブルで、函館線・千歳線が運転見合わせになっているとのこと。何だって!? そんなことニュースでは一言も言ってなかったのに!  構内に流れるアナウンスによれば「空港連絡バスの利用も考えてほしい」ということだったので、空港行きバスの停留所を検索して行ってみました。ところがこちらも既に大行列! バスは15分に1本で、並んだ人数を見るにどう考えても3~4本ぐらい後にならないとは乗れそうにない。これはダメだということで、電車の運転再開の方に賭ける判断をしました。


まさかの電車運転見合わせ! 果たして時間までに空港へ辿り着けるのか!?
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 再び改札前に戻ったところ、発車標に先ほど表示されていなかった「快速エアポート」が表示されているのを発見! ひょっとすると乗れるかもということで、改札内に駆け込んでホームへ。乗車できる車両を探してなんとか乗り込むことができました。その結果、8:30前に札幌駅を出発することに成功。結果的に大正解になりました。ラッキーです。


運転再開最初の快速エアポートに乗車成功。これはツキがありました!

 ただその後も影響は残り、南千歳駅で列車交換の待ち合わせで10分弱停車するなど、そうスムーズには行きませんでした。9:10ごろにようやく新千歳空港駅に到着。ここまでくればもう大丈夫です。ステータス保持者用入口から手荷物検査場を抜け、ANAラウンジでようやく一息。さすがに今回は気疲れしました...。


なんとか搭乗開始1時間前に新千歳空港へ到着しました。
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 しばらくすると、搭乗便NH56の使用機が羽田から到着してきました。なんと「STAR WARS」の特別塗装機でした。


搭乗機はB777-200の「STAR WARS」 特別塗装機でした。


しかも目の前のスポットに入ってきました。妻も大喜びです。

 出発時刻25分前にゲートに行ったところ、もう一般客の搭乗が始まっていました。我々も列に並んで機内に入ります。出発はほぼ定刻通りで、南向けに離陸しました。上昇途中では広い原野や、昨年フェリーで降り立った苫小牧西港を上空から眺めることができました。


機内に入ってほっと一息。色々ありましたが予定通り帰れそうです。


滑走路19Rより離陸。眼下には広大な原野と、昨年利用した苫小牧西港が見られました。

 この日は東北地方は雲が多く、あまり下の景色は見られなかったそうです。飛行機はほぼまっすぐ南下し、房総半島上空で鋭く右旋回し、南側からC滑走路に着陸しました。関東地方は概ね晴れており、ほぼ定刻通りに羽田に到着しました。


羽田空港にはほぼ定刻通りに到着しました。
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 ここからの帰路ですが、荷物がそこそこ増えたため、電車の乗り換えは少々きつい。1時間ほど待てば川越方面行のバスに乗れるタイミングだったため、その間に昼食を摂って帰ることにしました。ちょうど到着口近くにあるお蕎麦屋さん「つきじ庵」に入れたので、二人とも「胡麻だれせいろそば」を注文。とても香ばしいたれの風味でした。


川越行きのバスまでの余裕時間を使って昼食にしました。


二人とも「胡麻だれせいろそば」を選択。いい香りでした。

 我々を乗せたバスは13:10に第2ターミナルを出発。これで何度も荷物を抱えて階段を上下しなくて済むので楽に帰ることができます。


第2ターミナル8番バス乗り場から川越へ。これで楽に帰れます。

 平日午後ということもあって渋滞もなく、14:40ごろ終着地の本川越駅に到着。駅ビルの中で夕食のパンを買って電車に乗り込みました。最寄り駅に移動するまでの間に空が真っ暗になって雨が降り始め、駅から先は傘が必要になってしまいましたが、15:00には自宅に無事到着。振り返ればかなりドタバタしましたが、ともかく予定通りに帰れてよかった。

 駆け足ではあったものの、当初の目的は全て達成できました。移動距離の割には交通費+宿泊費で一人当たり1万円ちょいの格安旅。それでも妻に喜んでもらえたので良かった。
 さて、その妻は公園でピンクスズランの鉢を購入。自宅で育てることにしたようです。来年は自宅であの花が見られるといいね。