2025.11.16

秋空の下、有名なイチョウ並木を歩く

 日曜日はどうしようかと妻と話をしていて思い出したのが「イチョウ並木」。昨年ニュースで紹介されているのを思い出したので、実際に行ってみようということになりました。行先は東京都立川市の「国営昭和記念公園」、時期を変えて4回目の訪問です。
 8:30前の電車で新宿方面に向かい、途中の東村山駅で西武国分寺線に乗り換えます。終点の国分寺駅でJR中央線に乗り継ぎ、さらに立川駅で青梅方面の電車に接続。一駅行ったところが最寄りの西立川駅です。この駅は公園ゲートに直結しているので一番行きやすい。ちょうどオープンと同時に到着しました。


電車を乗り継いで西立川駅へ。ここから公園に入場します。
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 まずは目当てのイチョウ並木へ。既に大勢の人で賑わい始めていました。道のど真ん中でモデル撮影をしているグループもいて、なかなかに奥行きのある写真を撮るチャンスは限られました。


早速イチョウ並木にやって来ました。みなさん狙いは同じですね。
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 ただ、待っていても後ろから人が押し寄せるだけなので、さっさと前に出て人の少ないところで写真を撮りながら進みました。よく見るとまだ緑色も残っており、足元に落ちている葉も少なかったので、ここはまだピーク前だったようです。


まだ先の方は人が少なかったので、雰囲気良く撮れました。


もちろんミラーレス一眼でも撮り合いました。
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まだちょっと緑色が残りますね。ちょっと早かったでしょうか。
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背景をぼかすことでふわりとした印象を醸し出せました。

 ニュース映像だと距離がありそうに見えましたが、実際にはそれほどでもありませんでした。


距離は意外に短かったですね。「かたらいのイチョウ並木」だそうです。


でも、いい雰囲気を味わうことができました。

 イチョウ並木の先へ進んで行ったところでも、秋の雰囲気を随所に味わえました。


面白い影ですね。青空と紅葉の対比も綺麗です。
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陽射しを上手く使って、印象的な絵にできないか探りました。
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 並木を通り抜けて東に進むと、中央部の原っぱに出ました。ここでは以前も写真を撮りましたが、まだ開場から間もないこともあり、人の姿が入らない巨樹の写真を撮れました。空気は少しひんやりしていましたが、それ以上に陽射しが暖かく、絶好の散歩日和です。


「みんなの原っぱ」の中央にある大ケヤキです。


こちらは北側にある巨木。近づくとマツでした。
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 原っぱからさらに先に進むと、信号機のような色合いが見られました。組み合わせが面白い。


まるで信号機のようです(笑)。


こちらは縦の並びです。色がくっきりと出ました。

 次にコスモスが植わっていた「花の丘」エリアに出ましたが、全て刈り取られた後で何もない状態でした。さすがに寂しいですね。


相合傘スポットの名残ですね。コスモスは全て刈り取られていました。

 そこから林の中を抜けて日本庭園の方に出ようとしましたが、実はこの裏道にはカエデが多く植わっていて、緑色から赤色まで様々な色が存在。陽射しがスポットライトのようになって、印象的な写真が撮れました。


頭上にはカエデが陽射しを浴びて光っていました。
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こういう小径の方が季節感をより肌で感じられます。


もうすぐ日本庭園に出るようです。

 日本庭園では夜間ライトアップが行われているとのこと。和傘や風鈴などの仕掛けもあり、以前とは違った雰囲気を味わえました。


日本庭園へ。夜はライトアップイベントを実施中らしい。


和傘によるライトアップですね。面白そうです。
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大量の風鈴、まるで虫の鳴き声のようにも聞こえました。

 茶室の向かいにある休憩所からは背後の竹林まで見渡せました。


対岸にあるのは茶室、水面に紅葉が反射して綺麗です。
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もちろん、ここで記念撮影しない手はありません。


ストロボを持参していたので活用しました。

 あとは特に見たいものもなかったので、西立川口ゲートまで戻っていくことに。


紅葉とススキです。そういえば今年はあまり山へ行っていないなあ。


皇帝ダリアが咲いていました。グリーンの中でパープルが映えました。


足元には大量の銀杏。これはなかなか凄い光景です。

 戻っていく途中でもう一度イチョウ並木に寄って散策を楽しみました。この時間になると人出もかなり多くなってきていたので、開場に合わせて早めに来たのは正解だったようです。


もう一度並木を通りました。妻が気になる旗も...。
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 ゲートを出たのは11:30。ここから所沢まで戻って昼食にすることにしました。再び青梅線の電車に乗って国分寺駅へ。元来たルートで所沢駅へと向かいます。


ゲートを出ました。ここから昼食に向かいます。
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再び青梅線、西武国分寺線を乗り継いで所沢へ。

 狙いは駅隣の商店街にある定食屋「高ふじ」さんですが、ここはご飯がなくなると終了してしまうため、この時間帯だと少々心配です。所沢に着いたのは12:30でしたが、さて...。


所沢プロぺ商店街の脇道にある定食屋さんへ。

 席もまだ空いていて大丈夫でした。私は「揚げギョーザオニオンぽん酢」定食、妻は「なす定食」を注文。それぞれ二切れほどおかずを取り換えっこして頂きました。ここはご飯もふっくら炊けていて美味しい。話を聞いているとちょうど我々が食べ終わる頃にご飯もなくなったようで、あれ以上到着が遅くなっていると食べられないところでした。


幸いなことに、ご飯が切れる前に注文できました。


私は揚げギョーザ定食、妻はなす定食。二切れずつ交換して頂きました。
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 昼食後は再び航空公園駅まで歩きました。前日通らなかった場所に大きないちょうの樹を発見。まだここも少しだけ緑色が残っていますが、青い空に黄色が良く映えていました。


帰路は航空公園の大きなイチョウを見上げて帰途につきました。
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 自宅に戻ったのは13:30過ぎ。今日もよく歩き、ちょうどいい運動になりました。

2025.10.18-10.19

秋深まる奥会津へ。ちょっとした悲劇も。

 激忙の2週間を何とか乗り越え、10月も下旬に入りました。そこで妻と自分への慰労の意味で、毎年恒例の福島県昭和村の「しらかば荘」に行く予定を入れていました。ただ、会津地方はこれまでの旅でしっかり堪能してきているので、今回は純粋に温泉に浸かって美味しい料理を楽しもう、という内容です。
 特に寄る場所もないので、早朝出発はせず渋滞を避けてゆっくりスタート。8:00に自宅を出て、まずは入間のコメダ珈琲店でモーニングを食べて腹ごしらえ。朝はしっかり食べるものの、夕食を楽しんで食べきれるよう、昼食は抜く作戦です。


まずは入間のコメダ珈琲店で腹ごしらえです。
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モーニングを食べて準備万端。さあ出発だ。

 朝食を終えて9:00に再び出発。近くの圏央道・狭山日高ICから高速に乗って東へ。狙い通り渋滞はなく、順調に久喜白岡JCTまで到達し、そこから東北道で北上します。思っていたよりも走行している車の数は少なく走りやすかった。いつも通り宇都宮ICの手前にある大谷PAで休憩。妻はいきなりお土産を買い始めました(笑)。


大谷PAで休憩し、さらに北上を続けます。
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 宇都宮を過ぎてからもペース良く走行できました。那須~白河間で工事のため部分的な対面通行がありましたが、極端なペースダウンをすることもなく県境を越えてみちのくへ。郡山JCTからは磐越道で西へ向かいます。天気は曇りと晴れが交錯する微妙な状態でしたが、磐梯山は山頂部にわずかに雲がかかったぐらいで、稜線はしっかり見えていました。


会津磐梯山が見えてきました。

 会津若松の手前にある磐梯山SAで休憩しました。ところがこの段階でまだ13:00前と、チェックインするには相当早い時間です。目的地である昭和村の近くで時間をつぶせる目ぼしい場所はないので、ドライブで遠回りして時間調整をしてから行くことにしました。次の磐梯河東ICで高速を降り、磐梯山ゴールドラインへ向かいます。


高速を降りてゴールドラインへ。晴れてきました。
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 久しぶりのゴールドラインは秋の入り口といった趣き。途中の展望台からは猪苗代湖や赤く色づいた磐梯山の山頂部がきれいに望めました。多くの人がクルマを停め、撮影を楽しんでいました。


久しぶりの磐梯山ゴールドラインです。
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展望台で景色を眺めつつ進みました。かなり秋めいてきています。

 そのまま裏磐梯へ出て、R459で喜多方方面へ。ここもバイクで走り慣れた道ですが、途中で会津盆地を一望できる展望台ができていたりと変化がありました。
 喜多方市からはr21で南下します。このあたりは見通しの良い田園地帯を走り抜ける爽快ルート。途中でバイパスが延伸されていたりと少々変化もありました。会津坂下の市街地内、R49沿いにあるGSで給油し、国道の南側にある旧街道を通ってr22へ。いつもならここから只見川沿いに金山町へ向かうのですが、今回は新しい道を走ってみたくて山越えで行くことにしたため、さらに南下を続けます。


新たに展望台がありました。喜多方からは黄金色の田んぼの中を南へ。
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 r22を使って会津盆地の南西端部へ向かい、只見線の駅もある会津高田を過ぎるとR401に合流します。1.8車線ほどの道が貫く市街地を通り抜けると、片側1車線の快走路になりました。予想よりも急勾配で高度が上がっていきます。ダム湖の傍にある長大トンネルを抜けてさらに進むと、一気に道の線形が良くなりました。以前はこの道は博士峠いう酷道でしたが、最近新しく長大トンネルができて昭和村と会津盆地の時間距離が一気に短縮されたそうです。この道は当然古いナビには反映されていないので、画面上では地中を掘り進んでます(笑)。


新しい長大トンネル。ナビ上では地中を進んでいます(笑)。
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 トンネルを抜けると急勾配の下り坂でタイトコーナーが続きましたが、路面がいいのでそれほど不安感は感じませんでした。坂を下り切ったところで村を南北に貫くR400に合流。
 そこから少し役場方面に進んだところが旧喰丸小学校です。何度来てもこの木造校舎と校庭の大銀杏は見応えがあります。イチョウはちょうど紅葉が始まったところで、半面ほどが黄に色づいてきていました。


やはりここの雰囲気はどこか懐かしく感じます。
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大銀杏は半面が黄色づいていました。


我々も木造校舎で学んだ経験あり。大事に残して欲しいです。

 その先の「道の駅 からむし織の里しょうわ」にも立ち寄りました。ここでも妻は地元の味噌や栗などの食材を購入。既に宿に到着する前からお土産がいっぱいです(笑)。


道の駅で食材を購入しました。

 宿へは16:00ちょうどに到着しました。まだ明るい時間ではありましたが、クマ出没の心配があるので妻には散歩禁止令を発令。不満そうではありましたが、安全には代えられません。


ようやく到着です。1時間ほど余計にかかりました。

 今回も特別室「ぼたん」への宿泊です。ここのベッド&ソファーがとっても気持ちいいので気に入っています。
 荷解きをしてひと段落してから、早速風呂へ向かいました。外はしとしと降る雨で空気がひんやりしており、その中で入る露天風呂が心地よかった。ところが妻は風呂に入ってから突然体調が悪化。一体何が起こった?


今回も特別室「ぼたん」への宿泊です。
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 18:00から夕食でしたが、妻はやはり気持ちが悪いようで、食事はほとんど食べられず先に部屋に戻って休むことに。このため一番の楽しみだった栗ごはんが食べられない事態になってしまいました。何ということでしょう。しかしスタッフさんが気遣って下さり、彼女の分はおにぎりにして私に持たせてくれました。


この夜のメニュー。分量的にはちょうどよかった。

 妻は2時間ほど寝たところで回復したようで、用意されたおにぎりも食べて落ち着いたようです。ただ風呂の閉場には間に合わなかったようですが、動けるようになってひとまず良かった。

 翌朝は風呂の開く5:00に起床。妻も行くというので連れ立って風呂へ向かいました。まだオープン前でしたが、ちょうど係の方がすぐに開けてくれたので、男湯も女湯も貸し切り状態で楽しめたのは良かった。周囲はまだ暗くて雨も降っており、灯りのついていない暗闇の中でひんやりした空気に包まれて露天風呂に浸かるのは最高の贅沢でした。妻も今回はじっくりと温まれたそうです。
 部屋に戻って二度寝した後に食堂へ。妻もすっかり回復したようで、ご飯もおかわり。温かい栗ごはんは食べられなかったけれど、元気になって良かったね。


妻も復活し、無事に朝ごはんを頂けました。


定番のメニューですが、とにかくご飯が美味しかった。

 朝食後、再び風呂に入ってしっかり身体をほぐしてから9:30前に出発しました。帰りが遅くなると渋滞にかかるので、このまままっすぐ帰ります。F1の結果も気になるし。


フロントにあるカゴの中の鈴虫が、名残惜しさを奏でます。
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 帰りはR400を南下し、南会津町へ出ることにしました。途中の峠越えでは霧が出ていて少し緊張しましたが、距離は短かったので危なげなく抜けられました。


まずは南へ向かいます。峠越えでは霧が出ていて緊張しました。

 南会津でR121に合流し、少し会津若松方面へ戻ります。最速はこのまま南下して那須塩原へ出るルートですが、ここは何回か走行しているので、別のルートを選択。下郷町からR289に乗って山越えで白河へと向かいます。このルートも整備が進み、特に西側は登坂車線付きの高速コーナーが続く走りやすい道でした。峠にある「道の駅 しもごう」で休憩。


福島の中通りは、会津とはまた違った趣きがあります。

 そこから白河まではずっと下りが続きましたが、東側は道がやや狭くなった上に細かいコーナーが多く、勾配が結構きついのでスピードコントロールが難しいところでした。
 白河ICからは東北道に乗って戻ります。まだ上り線の交通量は少なく、順調に南下できました。休憩も必要ないとのことだったので、一気に久喜白岡JCTまで走破して圏央道へ。鶴ヶ島JCTからは関越道に入り、川越ICで高速を降りて自宅に戻りました。結局4時間弱で帰り着きました。
 この2日間の走行は656.7km(うち一般道203.9km)、平均燃費は19.3km/Lでした。最後の東北道120km/h制限速度区間でだいぶ悪化させてしまいました。


一般道も結構走ることができました。

 妻は最大の楽しみだった「温かい栗ごはん」が食べられず終い。こんな旅の方が印象には残るものではあるのですが、食べ物の恨みは何とやら...?