2023.12.31

前半飛ばし、後半失速? 今年の旅を振り返る

 カウントしてみると、今年の旅イベントは25回。結構出かけてますが、夏以降はちょっと失速した感があります(苦笑)。
 1月~3月はあしがくぼの氷柱、秩父NAKED夜さんぽ、CP+、河津桜まつりなど、イベント系の外出が多かったようです。六義園や旧古河庭園などの庭園や、多摩森林科学館、宝登山などの庭園や自然系施設への訪問を楽しみました。日光東照宮に初めて行きましたし、結婚5周年記念で行った東京スカイツリーからの夜景はすばらしいものでした。
 4月~6月は熊谷の桜堤や佐久の五稜郭、秩父の芝桜と花見系が充実。特典航空券を利用した長崎行きでは念願の夜景を眺められたものの、残念ながら軍艦島への上陸はまたも成りませんでした。中盤では紀尾井町のバラ園や、皆野のポピー、東村山の菖蒲見物に行ってきました。そして勤続25周年記念の旅行として、北海道に1週間の船旅&ドライブ旅を敢行。富良野、大雪山、知床、阿寒と、雄大な自然を満喫しました。
 8~12月は酷暑だったり、クルマが修理で使えなかったりという理由で、お出かけは減りました。それでも葛西臨海水族園や奥武蔵ハイキングに行ったり、妻の両親を連れて金沢・山中温泉へ楽しい旅ができました。晩秋には昨年に引き続き森林公園で紅葉のライトアップを楽しみました。
 さて、来年はどこへ行こうか? マイルも回復してきたので、来年は新たな旅先を模索します。

2023.12.31

3人連れパワースポット行き

 妹が帰省してきたので、今年も3人で出かけることにしました。行き先は妻イチ押しの「唐人駄場」という場所。高知県最南端の土佐清水市にある巨石群だそうです。実家の車は別用があって使えなかったので、義父がクルマを貸してくれました。車種は2モーターハイブリッド「e:HEV」搭載のHonda ACCORD、こちらの運転も楽しみです。


義父にACCORDを貸してもらいました。ありがとうございます。

 7:30に妻の家を出発。R33を西に進み、伊野ICから高知道に乗りました。初めて操る2.0L仕様のe:HEVは発進から静粛なのにパワフルで、するする車速が上がります。またサスペンションがしっかり仕事をしていて乗り心地がいい。気に入りました。
 高速の終点まで行き、R56でさらに南下します。「道の駅 なぶら土佐佐賀」で休憩。妻と妹はここでいきなり買い物を開始! まだ旅は始まったばかりなんですけどねえ(苦笑)。
 中村市街に入る手前で四万十川沿いに走るr20に乗り換え、少し南下してから川を渡り土佐清水へ向かうR321に入りました。市街地を抜けて足摺スカイラインへ。ここのワインディングロードではSPORTモードで爽快な走りを楽しみました。減速セレクターの使い方もここでマスター。
 目的地には11:00前に到着しました。さあ、行ってみましょう。


出発から3時間半で目的地に到着。さて、どんな場所なのか?
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 道標に従って林の中の小道を登っていくと、いきなり巨石が現れました。妻によれば、ここでは岩を支えようとするのがお約束のポーズなんだそうです。


いきなり巨石群が出現。これはお約束のポーズなんだとか。

 巨石を回り込んでさらに進んでいくと、空に向かって突き出た岩が見えてきました。


案内された順路に従って進んでいくと、前方に巨大な岩が!

 手前にある岩を越えて進むと、さらに巨大な岩がゴロゴロと転がる場所に出てきました。人と比べると分かりますが、見ての通りのスケールです。確かに話題になるだけのことはあります。


スケールはこんな感じ。見よ、この迫力。
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これは確かに写真映えしますねえ。

 岩の間の狭い隙間を縫って進んで行くと、視界が開けてきました。かけられた橋を渡って岩の上に出ると、見事な風景が広がりました。


狭い岩の間を抜けて進むと...。
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岩の間を渡された橋に出ます。その先には!

 出てきたのは巨石が集まったようなエリア。これはなかなかにすごい。振り返ると太陽に照らされた太平洋が!


巨大な岩が集まったよう。まさに「巨石群」です。
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振り返ると太平洋が一望できました。素晴らしい眺めです。
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 さらに奥へと進むと、今度は切り立った岩の間を進むようになっていました。一体どんなふうにしたらこんな形ができるんでしょうね?


切り立った岩の間を進むようになっていました。
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 その狭い隙間を通り抜けていると妻が謎の行動を開始。下の写真のようにしゃがんでiPhoneを取り出して操作しています。なんだろうと思って覗き込んでみると...ああ、なるほど!


妻の謎の行動...ああ、なるほどね!
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 まだまだ岩場が続きます。特徴的な形状のものには名前もついているようです。


聞きしに勝る、予想以上のスケールでした。


特徴的な形状の石には名前もついているようです。
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 最後は林の中の下り坂になり、もとの場所へ戻ります。写真を撮りながら、だいたい40分弱で一周することができました。


まもなく一周です。なかなか面白い場所でした。

 巨石群の入口からさらに進むと、芝生の広がるエリアがありました。ここには宮沢賢治の歌碑があるということで、見に行ってみました。


「雨ニモマケズ...」の碑でした。これなら誰でも知ってますね。

 周囲はちょっとした牧場になっていて、ポニーが10頭ほどのんびり草を食んでいました。見ての通りの大きさで、おとなしくて可愛らしい。


歌碑の近くにはポニーが。見ての通りの大きさです。
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おとなしくて人懐っこい。毛並みもきれいで大事に飼われているようです。

 これで目的は果たしましたが、せっかく来たので「ジョン万次郎資料館」へ行ってみることにしました。土佐清水の市街地から少し西へ行ったところにあります。


ジョン万次郎資料館へやって来ました。私は初めてです。
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 中の展示は正直言うと「本物」感には乏しいのですが、数奇な運命を辿った幕末期の人物の一生を追ったものとして興味深かった。


主に壁に書かれた生涯の説明を読むのがメインです。

 資料館の外からは港を挟んで土佐清水市街地を望めます。少し風はありましたが、とてもいい天気で気温も上がり、いいお出かけ日和でした。


岸壁より。向こうに見えるのが土佐清水市街地です。

 さて、まもなく13:00となり、空腹感も出てきました。妻と相談したところ、結婚直前に二人で行った四万十市の「田子作」さんに行くことに。再びR321で中村方面へ戻って行きました。30分ほどで到着しました。さすがに昼時を過ぎたので、すぐに席に着くことができました。


約6年ぶりにやってきました。うどん屋さんです。

 妻と妹は野菜ベースの「田子作うどん」、私は「きつねうどん」をチョイス。私と妻はごはんとおかずのついた定食にしました。味わいは素朴であっさりしており食べやすい。


ようやくの昼食です。妻は仕事の時によく来ていたらしい。


田子作うどんと、きつねうどんの定食。美味しかった。
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 暗くなる前に戻りたかったので、ここからまっすぐ帰途につくことにしました。R56で北上し四万十町の「道の駅 あぐり窪川」で休憩してからは、高速でノンストップで戻ってきました。
 ツークラス上のクルマを使ったドライブは楽しかった。義父上様、ありがとうございました。

2023.12.29

年末年始帰省(往路編)

 今年の帰省は朝2便目、11:00羽田出発のNH563を利用することにしていました。昨年は大混雑で手荷物検査を通過するのに50分かかったこともあり、離陸の1時間半前に到着できるように逆算し、朝7:30に最寄駅を出発することに。また、西武の乗車ポイントが貯まっていたので、それを使って特急券を購入し、高田馬場までは快適移動できる...はずでした。
 ところが最寄駅の改札前に行くと、なんだか様子がおかしい。聞けば20分ほど前、新宿に近いところで人身事故が発生し、電車が全線で止まっているとのこと。よりによってこんなタイミングで...!
 そういえば、ロータリーに別の路線の駅に向かうバスがいたと思い当たり、戻ってみるもタッチの差で間に合わず。これは詰んだか?と思いましたが、一応駅反対側の出口でタクシー乗り場に行ってみると、幸いにもすぐにクルマがやってきました。これで東武東上線・川越駅まで行けば池袋に出られます。運賃は1,900円と結構かかりましたが、背に腹は代えられません。
 川越駅からは急行に乗って池袋へ。池袋からは山手線に乗りますが、内回りより外回りの方が混雑が少ないため、浜松町経由で東京モノレールを使うことにしました。結果、なんと本来の計画とほぼ同じ時刻に羽田空港に到着。完全にリカバリーできました。
 心配していた空港の混雑もほとんど待ち時間なしで搭乗手続きと手荷物検査を通過。ラウンジでようやく一息つけました。


今年の帰省も天気に恵まれました。四国まで一っ飛びです。

 到着便遅れの影響で出発は15分遅れました。いつも通りD滑走路から離陸してすぐに右旋回。飛行ルートはほぼ快晴で、富士山も間近できれいに見られたそうです。よかったねえ。


羽田空港を右手に見ながら上昇、関東平野の向こうには自宅があるはず。
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富士山もこの通り。今年は雪が少ないですねえ。
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 紀伊水道を渡り、室戸を横切って土佐湾に出るとまもなく着陸です。


高知の海岸線が近づいてきました。まもなく着陸です。

 高知空港には10分遅れで到着しました。さあ、冬休みです。

2023.11.24

カメラの実力を堪能した夜紅葉

 昨年見に行った国営武蔵丘陵森林公園のライトアップイベント「紅葉見ナイト」。今年も行ってみることにしました。夕方に少し仕事を早く終わり、妻とそれぞれ電車で最寄駅へ向かい、そこで合流する計画を立てました。
 ところが私が乗る予定の電車が故障で運休し、一本遅い列車を使う羽目になったことから、会場に向かうシャトルバスの発車時刻に対してぎりぎりのタイミングに。平日はバスの本数が少ないので乗り逃すと大惨事になってしまいますが、幸い何とか間に合いました。
 18:15にゲート前へ到着。入園券(450円/人)を買って入場しました。


今年もやって来ました。国営武蔵丘陵森林公園の中央口です。

 園内に入ると、早速ライトアップのお出迎え。写真を撮りながら進んで行きました。園内の飾り付けやレイアウトは昨年とほぼ同じようです。


出迎えのアーチ。カメラのおかげで鮮やかに写りました。


ライトアップされた大きな樹。白飛びせずしっかり色が出ています。

 メインのライトアップはゲートから少し離れたところにあります。その間にも印象的な照明がいくつもあったので、色の多さを楽しみながら会場へ向かいました。


メイン会場までは徒歩3分ほど。まずは照明のカラフルさを楽しめます。
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 緩い坂道を徒歩3分ほど進むとメイン会場に到達します。その入口では大きな樹が2本ライトアップされていて、まるでゲートのように見物客を出迎えてくれます。


メイン会場までやってきました。ここからは紅葉を楽しめます。

 その少し先に、見事なカエデの樹があります。ここは昨年も目をつけていた場所。歩道から少し奥まったところにあるので、人が写り込まないのがありがたい。カメラのおかげで深いグラデーションが撮影できました。


こちらが昨年も撮影した樹、見事な枝振りで照明の当て具合も見事。


こちらは妻がEOSで撮影、やっぱりiPhoneとは写りが違います。

 その先が川を模した青照明の左右で紅葉のライトアップを楽しめるエリアです。青い光がワンポイントで入ると、木々がその対比でより華やかに見えます。


ここが見どころエリアです。青い照明でより鮮やかに見えます。


妻がiPhoneで撮影。光量があればナイトモードでもこの写り。


振り返るとグリーンとレッドのグラデーションが楽しめました。

 このイベントは園内の一部エリアで行われているため、途中の休憩所で折り返しになります。そこでそれぞれ買ってきた夕食をここで頂くことにしました。


折り返しにある休憩所にて、持参したおにぎりで夕食にしました。


ここには球状の照明が飾り付けられていました。

 夕食を終え、再びゲートに向かって復路につきます。往路とは違うルートを選び、別のアングルから紅葉を楽しみつつ戻って行きました。


赤だけでなく緑や黄色も美しい。黄色はまるで金色のように見えます。
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 昨年は気づかなかった展望エリアなどにも入ってみたところ、より印象的な絵も撮れました。


休憩所を使った展望エリアから。いい雰囲気です。


昨年の写真よりも赤の深みが印象的に写せました。
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赤が主役ではありますが、緑色との対比させるとより美しく感じます。
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 大きな樹だけではなく、所々に近づける樹があるのも魅力です。また、点光源のライトはこれまで中心が白飛びを起こして明るく写りすぎるきらいがありましたが、それが全く見られないことに驚きました。これが最新モデルの高感度性能...これは腕ではカバーできません。


妻が気に入った樹。まるでドームのようです。


ほぼ全身に照明をまとっています。白飛びせずに写せるのはカメラのおかげ。

 昨年も撮影したモミの木。昨年は「音楽」というクリスマスプレゼントがサンタさんから降ってきた妻でしたが...今年は?


クリスマスまであとちょうど1ヶ月ですね。


今日一番の面白ショット、木のてっぺんに見えるのは月です。


ゲートの近くまで戻ってきました。色合いが気に入ったので撮影。

 シャトルバスの出る25分ほど前にゲートまで戻ってきました。このころになると風が強くなってきたので、少し早めにバスに乗り込むことに。


ゲート近くは光量が豊かなので、撮影しやすかった。


後ろの虹ゲートをくぐると出口です。今年も楽しめました。
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妻お気に入りのレインボーゲート、iPhoneさすがです。

 20:05に出るシャトルバスで、東武東上線・森林公園駅へ。そこからちょうど速達列車の川越特急に乗り込めたので、21:00ちょっと過ぎに自宅まで戻れました。
 今年もあまり混雑しないタイミングで行けたので楽しめました。上がったカメラ性能をたっぷり堪能することができて良かった。ただ、ライトアップが昨年とほとんど変わり映えしなかったことを発見したのも事実。来年以降は別の場所も探してみることにしよう。

2023.11.10-11.13

北陸路に「晴れ男」の驚くべき実力を見た!

 金沢へ行ってきました。妻の両親がかねてから「兼六園に行きたい」という話をしていて、ちょうど私の妹が在住していることから案内を頼み、連れて行くことにしたのです。埼玉と高知からそれぞれ出発し、金曜日の夕方に金沢駅で落ち合う計画を立てました。
 我々は朝に自宅を出て、西武線で本川越へ。時間に余裕があったので、クレアモールを歩いてJR川越駅まで移動し、そこから川越線の電車で大宮に向かいました。


まずは本川越駅からクレアモールを抜け、川越駅まで移動です。
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我々が乗る電車がやってきました。大宮駅までは約25分弱です。
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 大宮駅で駅弁を買ってホームに上がり、しばし次々とやってくる新幹線を観察。ここは東北&北海道・上越・北陸全方面の列車が停車するので、E2系、E5/H5系、E6系、E7/W7系と全種類の車両を見ることができて飽きません。しばらくすると我々が乗るE7系車両がやってきました。


新幹線ホームへ。北陸新幹線はE7系で運行されています。
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 北陸新幹線「かがやき509号 金沢行き」大宮 10:47 → 金沢 12:49

 我々が乗車したのは午前中に出る最後の速達列車である「かがやき」。停車駅は長野と富山のみの設定で、大宮からはわずか2時間です。以前は越後湯沢から在来線に乗り継いで約3時間半かかっていたので、大幅に短縮されました。車内には外国人の団体さんがいて、富山でどっと降りていきました。どこへ行くんでしょうねえ。


車内は明るく、和テイストな色彩でした。


車内は外国人観光客でいっぱいでしたが、富山でほとんど下車しました。

 列車は定刻通りに金沢駅へ到着しました。駅弁を車内で食べたので、すぐに動き出しが可能。まずはコインロッカーに大きな荷物を預け、街中へ繰り出すことにしました。


金沢駅に到着しました。私が列車で訪問するのは11年ぶりです。
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 金沢には観光地を巡る電車網はないので、主な移動手段はバスになります。著名な場所をめぐる周遊バスは全国のICカードで乗車できるので、これを使うことにしました。ところがこれが誤算で、本来なら15分ごとに来るバスが遅れ、30分近く待ってようやくやってきたと思ったら、その間に待つ人が増えて車内は大混雑になりました。
 まず21世紀美術館に行ったのですが、二人とも現代アートにはあまり興味がないので、早々に方針を転換して向かいの石浦神社へ。我々にとってはこちらの方の雰囲気がやっぱり落ち着きます。


21世紀美術館に到着しました。後方は今回利用した周遊バスです。
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やっぱり「和」の方がいい? 被写体もたくさんありました。
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カメラの高感度性能を活かして撮影してみました。
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 妻が新幹線の車内でガイドブックを読み「忍者寺に行きたい」と希望したことから、美術館からバス停2つ分を歩いて行ってみることに。途中で犀川沿いの遊歩道を歩きましたが、よく整備されていて散歩にはもってこいな場所でした。


犀川の河川敷を散歩してみることに。芝生がよく整備されています。
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 大きな通りに出たところには土木遺産になっている古い鉄橋「犀川大橋」があり、短いながらも見応えがありました。1924年に今の橋ができたということなので、来年がちょうど100年ですね。


大正13年竣工ということは、来年が架橋100周年のようです。

 そこから坂を上ったところにあるのが寺院が多く集まる寺町エリアで、その中に目指す「妙立寺」がありました。案内を見ると拝観は申し込み制とのこと。妻がインターホンで連絡してみたところ、10分後に始まる案内に組み入れてもらえることになりました。


妙立寺、その建物のギミックに二人ともびっくり。
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 さてその「忍者寺」、とにかく面白かった。実は忍者とは全く関係がなく、金沢城の出城として造られたお寺です。軍事的な意味合いで造られただけに、構造がとにかく複雑。4階7層の中は隠し扉や隠し階段&部屋が満載。一体どんな構造なのか、ぜひ3Dモデル化したものを見てみたい(笑)。また、案内してくれた係の方は(演出なのでしょうが)務めて機械的に話しながら、メリハリの効いた戸の開閉を行うので、そのギャップが面白かった。我々は親しみを込めて「ツンデレ姐さん」と名付けました(笑)。
 この時点で16:00を回ったので、両親を出迎えるため金沢駅まで戻ることにしました。ところが香林坊を抜けたあたりからだんだんと雨風が強くなり、傘を持っていかれそうなほどに状況が悪化。これはもう寄り道は無理ということになり、まっすぐ駅まで引き返しましたが、少々濡れてしまって辛かった。厳しい旅の幕開けになりました。この先ちょっと心配です。


激しい雨の中、ようやく金沢駅まで戻って来ました。
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 妻の両親は17:30前に金沢駅へ到着し、改札口で無事に合流できました。


妻の両親が在来線特急で定刻通り到着し、無事に合流しました。

 まずは荷物をホテルに置くべく、金沢駅東口から徒歩5分帆ほどのところにある「ホテルマイステイズ金沢キャッスル」にチェックイン。


一般的なシティホテルですが、料金を考えると割高な気もする。

 少し休んでから夕食に出かけましたが、雨がまだ続いていたため近くの居酒屋チェーン店で夕食。さあ、明日から本格的な観光のスタートです。

 2日目は6:30に朝食を摂り、9:00にホテルを出て4人で金沢駅へ。


品数はそれほどでもありませんが、朝食はなかなか美味しかった。

 前日までの天気予報ではこの日は「雨のちくもり」だったのですが、出発直前の天気予報では傘マークが消え、終日「くもり」に変わっていました。実は義父上は「旅行時に雨に降られたことがほとんどない」という、名うての「晴れ男」。こんな雨が多い場所ではいくらなんでも無理だろうと思っていたら、今回も見事にその能力を発揮したようです。スゴい...。


なんと青空まで見えている! お義父さんスゴい...。

 駅でバスの1日乗車券を購入し、新幹線の改札前で妹と合流。まずは周遊バスに乗って「ひがし茶屋街」へ向かいました。バスを降りて浅野川沿いに進み、脇道からメインの街並みへ。


浅野川にやってきました。風情があるところです。
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こちらの河川敷も遊歩道になっていて、気持ちよく歩けます。

 通りは既に大勢の観光客で賑わっていました。お土産屋さんを覗きつつ、先へと進んでいきます。女性陣はとにかく売られている商品に興味津々。店員さんには「男性には良さがわからないですから」と言われ、それを聞いた妻と妹は大盛り上がりでした(苦笑)。


「ひがし茶屋街」へやって来ました。ここは外せません。


まだ時間も早めなので、混雑というほどのレベルではなかったのが幸いでした。


ストリート歩きを満喫。店の中にも入って「金の蔵」も見てきました。
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 昼食はひがし茶屋街の裏手にある山の上のお蕎麦屋さんを妹が予約してくれていました。きつい坂道を登り、途中から階段でショートカットすると一軒家の隠れ家的お蕎麦屋さんが現れました。これは楽しみ。「卯蕎」さんというお店だそうです。


茶屋街の裏手にある急な坂道を登ります。


階段でショートカットした先に、一軒家のお蕎麦屋さんがありました。

 市街地を望める席を確保してくれていたので、窓から射し込む光の下で、お蕎麦を頂きました。さっぱりとした味わいで、香りとのど越しがとても良く、上品なお蕎麦でした。ごちそうさまでした。


視界は狭いですが、金沢城まで見渡せる席でした。
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蕎麦はつるつるのあっさり系。濃い目のつゆとは相性がいい。
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 別のルートから山道を降りバス停へ戻ってきました。ここから再びバスに乗り、今度は兼六園へ。メインゲートは人の波だったので、少し先まで進んで小さい門から園内へと入りました。


義父上の最大の楽しみである兼六園へ来ました。既に大勢の人で賑わっていました。

 池の周りに着くと、写真スポットでは観光客が順番待ちの列を作っていたので、我々も早速いい写真を残すべく並びました。が、どこにでも空気が読めない人々はいるもので...残念な写真になってしまったのは痛恨でした。


園内に来ました。雪つりができていますが、紅葉には早い...?


正直、人が多すぎてなかなか写真を撮るチャンスが厳しかった。
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 ここへの訪問を強く望んでいた義父上は、大きな松の木に夢中でした。ちょうど雪つりがされたタイミングだったので、高知では見られない風情を楽しんでもらえたようです。


義父上は盆栽が趣味なので、興味深く木々を見ていたようです。
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写真を撮りながら園内を巡って行きました。
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こちらが義父上が気になった松。根上松も立派でした。
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 前田藩主の奥方が住んだという成巽閣にも入りましたが、こちらは写真NGでした。


成巽閣は残念ながら内部の撮影はNG。板間が冷えきって少々寒かった。

 兼六園の裏手側から金沢神社側へ降り、最近復元されたという門を通って、レンガ造りの石川県立歴史博物館前へ。このあたりは絵になる近代の建物が多い。写真を撮りながら巡っていきました。


こちらは近代の建造物が並びます。絵になる場所です。
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 そろそろひと休憩をということで、金沢市役所近くにある妹おすすめの漆器店上階にある甘味処カフェ「漆の実」に入り、抹茶と和菓子のセットを頂きました。この日は寒かったので、こういう休憩はありがたい。


甘味処で休憩。抹茶と和菓子を頂きました。
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 休憩後は漆器の商品群を見ながら店内を巡って外へ。次は兼六園の道向かいにある金沢城址へと向かうことに。これまで結構歩いているので、路線バスを使って近くまで移動して公園の中へ。


路線バス待ち中。背景は昔の学校ですが、これも絵になってます。

 ここは天守閣などはありませんが、二の丸は広い芝生になっていて、イベント会場などとして使われているそう。もう日が傾いてきて、撮影には厳しいコンディションになってきました。ストロボを持ってきていて正解でした。


金沢城址へやってきました。だいぶ日も傾いてきました。


完全な逆光でしたが、ストロボのおかげで難なくクリア。


門が復元されていました。内部にも入れましたが、新しすぎるのがちょっと興醒め?
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結局、雨には遭っていません。義父上の晴れ男ぶりは本当にスゴい。


建造物より石垣が面白い。裏手ではまたしてもチームラボが暗躍?
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裏側には庭園が整備されていました。
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復元された門を通って尾山神社へと向かいました。
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 そのまま金沢城址を通り抜け、藩祖を祭る尾山神社へ。ここは門上のステンドグラスが有名です。


尾山神社に出てきました。藩祖利家公を祀った神社だそうです。


ここの特徴は門の上にあるステンドグラスです。
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 尾山神社から通りを渡り、裏手に入ったところが長町武家屋敷。残念ながら内部が見られるところは閉館していましたが、ちょうど行燈がつきはじめた時間帯で、何枚かいい絵が撮れました。


長町武家屋敷に来ましたが、残念ながら拝観時間に間に合わず...。


屋敷街を散策していると、周囲が暗くなっていい雰囲気になってきました。
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 そうこうしているうちに17:00を回ったので、香林坊で時間つぶしをしてから妹が予約してくれていた郷土料理の居酒屋さん「とと桜」さんへ。ここは金沢おでんが美味しいそうで、肉・魚が苦手な妻のことを考慮して探してくれていました。ありがたや。


今日の夕食は「とと桜」という居酒屋さん。妹が事前に予約をしてくれていました。

 1時間半ほど、おでんやカニ料理、のどぐろや旬の刺身を頂いて盛り上がりました。最後に妹と二人で日本酒「手取川」を酌み交わして楽しい会食は終了。美味しかった...。


今日は1日よく歩きました。かんぱーい! いただきまーす!!
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注文した料理の数々、どれも美味しかった!


妹と地酒を酌み交わして会食終了。ごちそうさまでしたー!
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 そろそろいい時間になったので、お店を出て片町のバス停へ。そこから香林坊のイルミネーションを眺めつつ、路線バスで金沢駅へと戻っていきました。
 金沢駅前でバスを降り、ランドマークである鼓門で記念撮影をしてから解散。妻は一足先に宿に両親を連れて戻り、私は妹が帰るバスの発車時刻まで付き合ってこの日の行動は終了。妹のおかげで効率よく名所を見て回れました。妹のツアコンぶり(?)もなかなかのものでした。


金沢駅まで戻って解散しました。妹はここからバスで帰宅。

 3日目はクルマで妹の自宅を訪ねることにしていました。まず我々夫婦が先にチェックアウトし、駅前のレンタカーの営業所へ出向いてクルマを借り、一旦ホテルへ戻ります。嬉しいことに車内が広いHonda「N-BOX」でした。ホテル前で両親をピックアップしていよいよ出発。
 ところが金沢市街地の道は狭いところが多く、また右折専用レーントラップなどがあって、なかなかナビの指示通りには走れません(苦笑)。迂回を重ねてようやく本来のルートに戻るような有様でしたが、日曜の朝ということもあって予想よりスムーズに郊外へ抜けることができました。


レンタカーを借りて妹の自宅へ。金沢市内は慣れていないと走りにくい!

 目的地は市の中心街から30分ほど走った山手の方にありました。事前に聞いていた情報と下調べのおかげで、ほとんど迷わずに到着。やっぱり下調べは大事ですね。
 妹は数年前に家を建てたばかり。家の中を案内してもらって、建築関係の仕事をしていた義父と妻は感心することしきり。うらやましがっていた妻には「おねだりしてもウチはこうはできないからね!」と一応釘を刺しておきました(笑)。なお、義父上は妹の夫の趣味の広さに関心。すっかり同志(!?)として気に入ったようです。
 昼食は地元で評判の高い定食屋さんを予約してくれていました。妹のクルマの案内で向かったのは「だるまや」さん。ここは私は三度目なのですが、今回初めて刺身定食を頂きました。これが新鮮かつ肉厚でまた美味しかった。妹よ、いろいろとありがとう。


「だるまや」で昼食。実は私はここに来るのは三度目です。


今回は「刺身定食」を頂きましたが、とにかくネタが新鮮でした。

 ここで帰宅する妹と別れ、我々4人は次の目的地へ向かいます。その前に一昨日に見た妙立寺(忍者寺)をどうしても義父上に見せたいと思ったので、寄っていくことにしました。裏手にあるコンビニで妻と両親を降ろし、忍者寺を見ている間に私は近くに車を停めて待機。50分ほどで連絡が来たので同じ場所でピックアップしました。後で話を聞くと義父上は興奮していたそうで、「案内なしで探索してみたかった!」とご満足な様子。我々夫婦も案内した甲斐があったというものです。
 次の目的地は加賀市の山間部にある山中温泉です。ここも妹からの紹介によるもの。金沢市からの所要時間は1時間半ほどと表示されましたが、雨脚が強くなってきたため予定を変更し、北陸道を使って行くことにしました。ただ、北陸道は美川~小松IC間がリニューアル工事で対面通行になっていて、15分ほど渋滞に巻き込まれました。
 加賀ICで高速を降り、一般道へ。そこから15分ほど走ると温泉街の中へと入り、傍を流れる川沿いに目的の宿「白鷺湯たわらや」がありました。実は妹からは別の宿を推薦されていたのですが、そこは宿泊費が相当高かったので、近隣でもう少しリーズナブルなここを選びました。
 宿は一言でいうと「昭和の温泉ホテル」。設備といい雰囲気といい、我々にとってはどこか懐かしい香りがするところでした。到着後、さっそく一風呂浴びてきました。渓流沿いにある屋根付きの露天風呂が最高に気持ちよかった。


まさに「昭和の宿」です。窓からは渓流を見下ろせました。

 風呂の後は夕食です。メインは豆乳鍋でしたが、郷土料理などがワンポイントでついてなかなか美味しかった。両親には少し多すぎたようですが、我々夫婦にとってはちょうどいいぐらいでした。ごちそうさまでした。


ご両親は相撲観戦していたので、私だけ先に一風呂浴びてきました。


さあ、夕食です。肉魚が苦手な妻ですが、今日のメニューは大丈夫か?


うーん、ちょっと肉系が多いかな。それでも食べられるものがあって良かったねえ。

 私は客室から渓流のライトアップを楽しんでから、寝る前にもう一度風呂へ。そこで北海道の宿にあったものと同じアイスキャンデーを発見したので、1本頂いてきました。火照った身体のクールダウンにとても効きます。客室に戻って話をしたら、みな次に浴場へ行ったら探してみると言っていました。


客室から渓流のライトアップを楽しみました。

 夜は渓流の音を聞きながらの就寝です。慣れない道を慣れない車で運転したせいか、さすがに疲れていたようです。あっという間に落ちました。

 最終日は風呂が開く5:00に起床。私と妻は連れ立って浴場へ。夜の間に男女の浴室が入れ替わるため、それぞれ前日とは違う風呂へ。それぞれ二人とも貸し切りに近い状態だったので、ゆっくりと寛げました。
 7:30から朝食ですが、こちらも豪華でした。蒸し器に入った様々な具材を楽しめました。


今回は全員起床後に一風呂浴びてからの朝食です。


蒸し器に入ったおかずがほくほくで美味しく、ご飯が進みました。
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 朝食後、最後にもう一度入浴して身体をよくほぐし、帰路に備えます。雨がまだ残る中、9:00過ぎに宿を出発しました。本来なら温泉街の外湯や山中塗の店も覗いてみたかったのですが、雨で結局行かずじまいなったのは少々残念でした。


今回お世話になった「たわらや」さん。なお、今回借りた車はN-BOXでした。
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 最後の訪問地は能美市にある「九谷陶芸村」です。ここも以前に妹に連れてきてもらったところですが、色々な作家さんの作品が見られ、掘り出し物もあるというところ。ここでは義母上と妻がお土産選びを発奮。次々に自分の気に入ったものを買い求めていました。驚いたことに、ここでも雨が止んで陽が差してくるという状況。恐るべき「晴れ男」の効果です。


九谷陶芸村にやってきました。ここでも雨が止んだ!
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中央広場のモニュメントで記念撮影。


後方にあるのは九谷焼でできたモニュメントだそうです。
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 再び車をスタートさせ、金沢市方面へ。市内に近づくと幹線道路でもだんだんと車線の狭い道が多くなってきます。おまけに皆運転が荒っぽい。曲がってからウィンカーを出すとか、急な車線変更や割り込みなど、運転していてかなりドキドキさせられました。やっぱり西の影響が大きいのか?
 金沢駅の手前3.5kmほどのところでGSを発見したので、そこで満タン返し給油を実施。そこから真っすぐレンタカーの営業所まで無事に戻ってこれました。精算時の伝票を見ると、走行距離は140kmちょっとでした。


金沢駅前まで戻り無事に車を返却。走行距離は約140kmでした。

 まだ列車が出るまでには時間があるので、駅ビル内の喫茶で休むことに。とはいえ皆朝食をたっぷり食べたので、昼時とはいえまだお腹が空いていないということで、ぜんざいと加賀棒茶のセットで昼食の代わりにしました。


まだ列車の時間までは1時間以上あるので、カフェで休憩しました。


まだお腹が減っていなかったので、ぜんざいと加賀棒茶を頂きました。

 その後は誰かが荷物番をして交代で土産物を物色。駅ビル内の「あんと」というコーナーは多くの店が入り、賑わいを見せていました。品揃えもなかなかのものでした。最後に帰宅してから食べようと、手作りのおにぎりをそれぞれに購入し、帰る準備は万端に。
 両親が帰る列車「サンダーバード」の方が先に出るので、在来線改札口で見送りました。色々とありがとうございました。楽しい思い出ができたと思って頂けると我々夫婦としてもとても嬉しい。


先に両親が高知への帰途につきます。お疲れさまでした。

 我々の乗る新幹線はそれから約30分後の発車ですが、もうすることもないのでホームに上がって車両を撮影することにしました。なんとここでも陽が差していて暖かい。義父上は本当に凄かった。


我々も新幹線改札口から乗り場へ。首都圏へ戻ります。


なんとホーム端には太陽が差し込んできました。お義父さんスゴすぎる...。
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 北陸新幹線「はくたか566号 東京行き」金沢 13:58 → 大宮 16:27

 帰路はJR東日本との境界駅である上越妙高駅まで各駅に停まる「はくたか」でした。このため往路よりはかなり乗車時間が長くなっています。驚いたことに指定席も満席で、富山や長野で人も入れ替わり、次の乗客が来るという混雑ぶりでした。


帰りは停車駅の多いタイプなので、30分弱乗車時間が長くなります。

 今回は海側の座席を押さえていたのですが、トンネルが非常に多くて意外に海が見られる時間は短かったようです。ただ、沖合で雨のカーテンが見えたのは面白かった。


上越市までは海が見られますが、沖合で雨が降っているのが見えました。

 日本海を離れると天気は完全に回復して晴れてきました。長野から軽井沢にかけては、白根山方面や浅間山が雪化粧しているのが見られました。このあたりでは秋がもう一気に過ぎ去ろうとしている印象です。


長野から軽井沢にかけては、冠雪している山々が見られました。
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 列車は順調に高崎を通過し、上越新幹線と合流して大宮へ到着。乗ってきた列車を見送り、地下にあるホームに移動して川越線に乗り換えました。川越線に乗っている間に義母上から電話があり、高知行きの特急列車に無事に乗り継げたとのこと。安心しました。


関東平野に降りてきました。向こうに見えているのは赤城山です。


大宮駅のホームで乗ってきた新幹線を見送ります。
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新幹線改札口を出て在来線へ。無事に帰ってきました。

 川越駅には17:15に到着しましたが、少し待つと自宅前を通るバスが出ることが分かったので、それを使って自宅まで帰りました。川越線とバスの接続がそれぞれ20分ほどあったおかげで、大宮に着いてからが時間がかかりましたが、無事に帰宅することができました。

 3泊4日の旅でしたが、妻とその両親を喜ばせることができて良かった。妹もアテンドを楽しんでいるようにも見えたので、今回の旅は全員にとって満足できるイベントにできたかなと思えます。またいつか、こんな楽しい旅ができるといいですね。

2023.10.07

奥武蔵ハイキング!

 この週末は日曜から天気が崩れ始める予報だったので、土曜日に出掛けることにしました。CR-Zも修理から帰ってきたのでドライブでもと思っていましたが、最高気温が25℃ほどなので歩くのにちょうどいい陽気です。最近は春秋がめっきり短く感じるので、この機を逃すまいとハイキングに切り替えを決意。風は若干ありそうですが、秋の空気になって眺望が良さそうということで、行先は奥武蔵の関八州見晴台に定めました。2006年に一度バイクで行ったところです。
 7:30前に自宅を出て、駅前のパン屋さんで昼食を買って電車に乗車。所沢で池袋線の下り電車に乗り換えて飯能へ。ここで西武秩父行きの普通電車に接続します。車内はハイキングに行くとおぼしき人々で混雑していました。9:00前に今日のスタート地点である西吾野駅に到着。


今日は西吾野駅から出発、目指すは関八州見晴台です。

 まずは駅前の坂を下り、小さな川沿いに上流に向けて歩いて行きました。周囲には赤いトンボが飛び交っており、秋を感じさせます。


川沿いでは赤いトンボが飛び交っていました。
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 集落沿いにコスモスなどを路傍に見ながら進んで行きました。コースにはしっかりとした道標が立っており、迷うことはありません。途中で小さな沢沿いの道に入りましたが、この辺りは舗装路で勾配もさほどきつくはないので、まだ序の口です。


花を撮りながらのんびり進んで行きました。
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コスモスもまだ満開です。例年よりちょっと遅い?


徐々に高度が上がり、巨岩も見えてきました。
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林の中をくぐって先へと進みます。足元にはバッタも。
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 集落から少し高度が上がったところで、道標に従い谷沿いに延びる小径に入りました。ここからいよいよ山歩きの始まり。杉林の中、山の斜面沿いに細く作られた道を歩いて行きました。


いよいよここから山歩き開始です。
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スギ林の中の小径を登って行きました。
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 途中に「大滝」という道標が出ていたので、まずはこちらに向かってみました。距離は0.2kmとさほどあるようには思えなかったのですが、道が狭い上に足元が悪く、思ったよりも時間がかかりました。終点にあった滝は二段になっていて落差があり、見応えはありました。


こちらが大滝。落差はそこそこあって見応えあり。


とはいえ、昨年行った黒山三滝ほどの感動はないかも。

 来た道を戻り、分岐点から上に登る道へ進みます。このあたりから本格的に高度が上がり始めました。ただしまだ先は長いので、足に負担をかけすぎないよう、気をつけて登って行きました。


少し開けてきましたが、まだまだ先は長そうです。
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 途中で今度は「不動滝」への案内が出てきたので進路変更。この道は杉林の中、ひたすら山の斜面をまっすぐに登っていく道でした。その道の突き当りに巨大な岩があり、そこから水が流れ落ちているのを発見。ところが水量が乏しく、「滝」という状況にあらず。ちょっと残念でした。


山肌に切り開かれた道を登って進みます。


倒木があったりして、足元はあまりよくありません。


巨大な岩肌が見えてきました。あれかな?


これが不動滝? 水が全然流れてない...。

 再び来た道を戻ります。せっかく高度が上がったのに、また降りないといけないのは少々もったいない気がします(苦笑)。再び元の道に戻ると今度はに下りに転じ、やがて小さな沢のような場所に出てきました。今度はこの奥に向かう「白滝」の表示を発見したので、行ってみることに。


3つめの滝。登り勾配はこの矢印を推して知るべし(笑)。

 距離は0.1kmということでしたが、こちらは傾斜がきつくて思った以上に遠く感じました。なるほど突き当りには巨大な岩があり、そこから滝が落ちていましたが、なんともか細い...。


たかが0.1kmなんですが、意外に時間はかかりました。
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こちらもかなり水量は寂しい。ここのところ雨が少なかったから?

 この3つの滝は「不動三滝」と呼ばれるそうですが、ここのところ雨量が少なかったせいか、大滝以外はちょっと寂しい感じでしたが、一応コンプリートしました。
 さて、iPhoneのGPSを見るとこの時点での標高は530m。目的地の見晴台は750m前後だったはずなので、まだ200m以上登らねばなりません。ここから山道はさらに傾斜を増し、九十九折れを使って一気に高度を上げていきました。この区間はなかなか体力を使います。妻はこのあたりからちょっとバテ気味。がんばれ。
 斜面を登りきると林道(奥武蔵グリーンライン)に出ました。おそらくショートカットする道もあるとは思いますが、二人ともちょっと息切れ気味だったので、車道沿いに見晴台に向かうことに。
 15分ほど歩いて関八州見晴台への入口に到達しました。ここから小径に入ると最後の登りになり、5分ほどかけて登った先が目的地です。


ようやく目的地の入口に到達しました。きつかった...。
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 見晴台にはすでに多くの登山者がいました。狙い通りこの日はかなり先まで見通せ、東京の高層ビル群まで見える状態。望遠レンズで覗けば東京スカイツリーまで視認できました。


見晴台にはハイカーが大勢いて休憩していました。
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私は17年ぶりの再訪、標高は771m。


こんな感じで都心方向を望めます。
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 この関八州見晴台はその名の通り関東平野のほぼ全体が見渡せる場所なのですが、木々に遮られる方向が多く、南東側以外はあまり眺望を楽しめませんでした。


よく目立つのが所沢のメットライフドームです。


こちらは狭山の工業団地、自宅から近いところです。


遠くには東京の高層ビル群が。残念ながら東京湾までは見えず...。


ぎりぎりで肉眼でも見えました。東京スカイツリーです。

 見晴台の休憩所で持参した昼食を食べ、帰途につきました。戻りは別ルートを使い、吾野駅へと向かう計画です。グリーンラインの脇にある急坂の小径を抜け、舗装路を降っていくと高山不動尊の本堂が見えてきました。


奥武蔵の山々、結構山深いところではあります。


高山不動尊の本堂にやってきました。重厚感ある建物です。
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 この高山不動尊、創建は1,300年前と伝わり、本殿は幕末期に再建されたものとされていますが、素朴な造りで重厚感がありました。


古い石造りの階段から本堂を見上げました。絵になるアングルです。
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 本殿の前の急な石造りの階段を降りると、正面にあったのが推定樹齢800年という大イチョウ。まだ色づいてはいませんでしたが、とにかく大きい。落ちていた葉も見ての通りキングサイズです。


階段の正面には推定樹齢800年の大イチョウ、葉が大きい!
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幹の直下から見上げる。なんだか守られているように思えます。

 大イチョウ前からは舗装路を伝って山を下って行きました。所々でキンモクセイの香りが漂い、秋を一層感じさせてくれます。


神社の横にはキンモクセイが強く香っていました。
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 戻りの道はヒノキ林の中、沢沿いにひたすら下っていく道でした。勾配はきつくないのですが、舗装路のため足にダメージが蓄積。しかも山を縫うように道が延びているので、地図のイメージから思っていたよりも距離がありました。


このような舗装路を延々と歩きます。え、熊も出るの!?
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ヒノキ林の中を歩く。時々差す日光が鮮やかな緑を演出します。
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葉にピンポイントで陽が差して、まるで電灯のようでした。

 このころになると陽が傾き、少しずつ夕暮れ感が出てきました。山の中でこの時間帯を迎えるとさすがに心細くなってきます。


かなり高度が下がり、道も平坦に近くなりましたが、まだ駅まで3kmほどあります。
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 最後に急坂があり、それを乗り越えるといつも通っている国道が見えてきました。ようやくゴール間近です。国道を暗渠でくぐり、高麗川を橋で渡って旧道へ。このあたりが吾野宿になります。


ようやく国道沿いに出てきました。ゴールは近い。
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古い宿場町の街道を歩いて駅へと向かいました。
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 最後に階段を登ったところでゴール、5時間40分で約12kmを走破しました。


ようやくゴール。さすがに二人ともヘトヘトになりました。
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 ちょうど上り電車が出たばかりだったので、ホームで30分ほど待つ羽目に。ただしその後の飯能・所沢での乗り継ぎがぴったりで、しかもずっと座席に座ることができたので、順調に自宅最寄り駅まで戻れました。
 さて今回のハイキング、思っていたよりもハードでした。妻もよほど疲れたのか、帰ってから早々にダウン。普段の運動量からすると、ちょっと頑張りすぎたかなという感想です。狙い通りいい景色が眺められたのは良かった。が、今週は筋肉痛が続く覚悟が要りそうです(笑)。

2023.09.02

水族館シリーズ、復活?

 暑い中とはいえ、家の中に閉じこもっていると活力が湧きません。そこで近場で涼めるところを探しました。目をつけたのは東京湾岸の葛西臨海水族園。水族館シリーズの復活です。
 7:30に自宅を出て、最寄駅から西武新宿行きの電車に乗りました。なお、葛西臨海公園には行き方に複数の選択肢がありますが、どれも金額・所要時間とも似たりよったり。今回は高田馬場で東京メトロ東西線に乗り換え、さらに茅場町で日比谷線に乗り換え。最後に八丁堀でJR京葉線に乗り換えることで到着します。


約2時間かけて湾岸までやって来ました。

 駅から水族園までは徒歩5分といったところ。右正面には巨大な観覧車があり、東京湾を一望できるようです。ただ、この暑さではちょっと厳しいかも...。


駅から歩いて水族園へ。水辺をテーマにした公園のようです。
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 ちょうど9:30の開園時間にゲート前に到着しました。入口で当日券を購入して中へ。入場料金は一人当たり700円でした。


入場料を払って中へ。温室のような建物が入口です。
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 入口にやってきました。周囲は人口の池になっていて、その先には東京湾が広がり、水辺がシームレスに繋がっているような感覚です。さあ、入館しましょう。


入館口前にて、向こうには東京湾が広がっています。

 この水族館の特徴は、中央に大きな水槽があり、それを取り囲むように順路と展示が配置されていること。展示は世界中の海をテーマにしており、様々な地域の生き物が展示されていました。ただし一つ一つの展示は比較的小規模でした。


妻が撮影した魚、まるで四角い風船が息をしているみたいです。
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 ここの水族園の売りは「マグロの回遊」が見られる水槽。海遊館のように大きな魚と一緒に見られるわけではありませんが、整然と並んで泳ぐ様は迫力があります。


ここが最大の売りである「大洋の航海者」マグロの回遊が見られるエリアです。


横方向に広さがあることがわかります。ゆったりとした時間が流れます。
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 10:30からペンギンの餌やりが見られるということで、そちらに向かいました。ただ、ここのペンギンの展示はなんと屋外。外ではフンボルトペンギン、フェアリーペンギンが人工の波が打ち寄せるプールにいました。


ペンギンの展示は屋外でした。人間にとっては暑い!


餌やりの様子を妻がiPhoneで撮影したのを編集しました。
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特に注目したのはこの子の動き...やっぱり恐竜の子孫だな。

 ペンギンへの餌やりを夢中で観察したおかげで、我々の方が暑さでクラクラしてきたので、これで撤収することにしました。この展示内容で700円ならまずまずだと思います。


マグロって結構大きいんですね。

 昼食は銀座にある高知県のアンテナショップ「まるごと高知」の2Fにあるレストラン「おきゃく」に行きました。まだ昼前だったこともあり、待ち時間なく席へと案内されました。私は定番の「藁焼きカツオのたたき御膳」、妻は「土佐の田舎寿司」を注文。ここのたたきは肉厚があって、地元で食べるのと変わらない風味を楽しめます。


私は「カツオのたたき」、ご飯(香り米入り!)と味噌汁はお代わり自由です。


妻は「田舎寿司」。店員さんから「単品でいいんですか?」と聞かれていました。

 ニンニクと生姜、刻みネギと合わせて美味しくいただきました。なお、私のお代わりのご飯と味噌汁を食べたのは、実は妻であることは内緒です(笑)。お米の美味しさに悶絶していました。
 この後は有楽町でウインドウショッピングを楽しみ、東京メトロ有楽町駅から帰途につきました。ちょうど西武線直通保谷行きの電車が来たのでそれに乗り、石神井公園で所沢まで行く列車に乗り換えます。ところがこの時間帯は速達列車が少なく、結局所沢まで全駅に停車することになり、思っていたよりも時間がかかりました。


石神井公園で接続待ち...15分!? これなら池袋乗り換えがマシだった...。

 いい気分転換にはなりましたが、当初の狙い通り涼しかったかと言われると...暑かった。

2023.08.20

夏季休暇帰省(復路編)

 楽しかった夏休みもいよいよ終わり。昼下がりの飛行機で首都圏に戻ります。この夏休みは前半は色々と楽しめましたが、後半は雨がちなのがちょっと残念でした。


搭乗予定の飛行機ですが、羽田からの到着遅れでこの時点で10分遅延が確定。

 定刻より10分遅れで搭乗が始まりました。到着時間が遅れることで、気になるのは空港連絡バスの乗り継ぎですが、こうなると時間が読めないのでなるようにしかなりませんね(苦笑)。


南向きに離陸するようです。さらば土佐よ。

 この日のフライトも順調だったようですが、羽田混雑の影響で時間調整をしているのか、ジグザグに飛行するなど謎の多い飛び方でした。


紀伊半島先端をかすめ、やや沖合を東に向けて飛行中。

 この日は北側からの着陸になるようで、房総半島を縦断して東京湾を回り込むように羽田へアプローチしていきました。


房総半島を縦断して首都上空へアプローチしています。

 このルートでは都心の上空を飛行するので、様々なランドマークが見られます。奥側左の東京スカイツリーと手前側右の東京タワーを同時に見られました。


このルートの楽しいところは都心のランドマークを見られることです。


レインボーブリッジを過ぎるとまもなく着陸です。

 北回りの飛行ルートで搭乗時間が延びたこともあり、結局、到着は定刻よりも20分ほど遅れたでしょうか。手荷物を引き取って到着口から出た時には、狙っていた空港連絡バスは出たばかり。ちょっと残念なタイミングになってしまいました。ただ、最近新しい路線ができたのを思い出し、それを調べると15分後に出ることが判明。これを使ってみることにしました。
 このバスは「新宿歌舞伎町タワー行き」。今年4月にできた路線ですが、実はこの建物の隣が西武新宿駅なので、西武新宿線でそのまま自宅最寄駅まで戻れます。さらに今回は幸いなことに特急「小江戸」へ乗り継げたため、混雑なしに自宅まで帰ることができました。
 池袋、所沢、川越、和光行きリムジンバスと併用すれば、羽田で長いバス時間待ちをしなくてもよくなりそうです。

2023.08.16

海から名所を見る

 妻が誕生日のお祝いをしてくれるとのことで、出掛けてきました。なんでも浦ノ内湾で面白いところを見つけたそうで、義父が船を出して連れて行ってくれるとのこと。さて、どんなところなのでしょうか...?


船に乗って出発、目指すは浦ノ内湾の最奥部だそうです。

 出航してしばらく経つと、右手に小島が現れました。中央部には民家らしきものがあり、電柱が陸から引かれているのがわかります。うーん、まるで「マイクロ軍艦島」だなあ。


島を石垣で固めてその上に家? まるで「マイクロ軍艦島」です。

 さらに湾の奥に進むと、今度は左手に神社が見えてきました。ここが立地の類似性から「土佐の宮島」と呼ばれる「鳴無(おとなし)神社」です。以前妻に連れてきてもらいました。


左手に鳥居が見えてきました。


海から見る鳴無神社、確かに風情があります。
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 その他にも有名なキャンプ場やカヌー競技の会場などを見せてもらいました。


夏らしい写真も撮れました。

 鳥が鈴なりになって羽を乾かしていましたが、船が近づいてきたので驚いたらしく、一斉に飛び立ちました。ごめんごめん。


一斉に飛び立つのをカメラで追いましたが...難しかった。
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 船は再び湾口方向へ。陽は陰ったり照ったりの繰り返しで、そう暑くなかったのは救いでした。


ちなみに、このイベントは妻が企画してくれたそうです。ありがとう。

 さてこの「マイクロ軍艦島」、元々は大正初期までに真珠養殖業者の別荘として建てられ、その後監視小屋として使われた後に放棄され、現在は廃屋となっているようです。


帰路、再びマイクロ軍艦島の傍を通過しました。
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 一周して戻ってきました。接眼する前に船の作る波から魚が飛び出してくるのを待ち構えて撮影に成功しました。右隅にしっかり飛んでいるのが写っています。


魚が波から飛び出してくるのを捉えました。
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 短い時間でしたが、普段見られない景色が見られて面白い体験でした。妻&お義父さん、どうもありがとうございました。

2023.08.14

今度は物部川へ

 翌日は天気が下り坂でしたが、ぎりぎり雨は降っていない状態。妹が龍河洞とのいち動物公園に行きたいと父に頼んで、私も同行することにしました。
 まずは日本三大鍾乳洞の一つである龍河洞へ。


入口にやってきました。夏は涼しいことで知られています。

 入洞券を買って中へと入ります。全長は4kmほどとされており、一般公開されているのはそのうち1kmほど。約30分かけて内部を巡っていきます。所々でかなり狭いところがあるので頭上注意。


見どころでは照明が当たって、形状を幻想的に見せてくれます。


他のお客さんに3人で記念に撮ってもらいました。

 龍河洞は下から入って内部を登っていく形になっています。出口は20階建てのビルに相当するということで、後半は急な階段で一気に高度を上げます。思ったよりもきつい。


内部はひんやりして気持ちいい。
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後半になると見事な鍾乳石が見られます。
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こんな感じで道は進んでいきます。

 出口近くにあるのが弥生式土器と鍾乳石が一体化した「神の壺」。その隣には同じような壺が鍾乳石の真下に置かれていて、何年でこのようになるのかを実験しています。1937年から行われているので今年で86年目。答えが出るのはいつになるんだろう...?


龍河洞のシンボル「神の壺」、その隣では壮大な実験が行われています。
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 龍河洞を出て、次の目的地へ。残念ながらのいち動物公園は休園日とのことだったので、代わりに南国市御免町にある「海洋堂SpaceFactoryなんこく」へと向かいました。ここはフィギュア製作で有名な海洋堂が製作工房を置き、それを見学できるようになっている施設です。驚いたことに見るだけなら無料でした(体験部分は有料)。


私が気になったのはコレ、「機動戦士ガンダム」の元アイデアとしても有名です。

 昼食は妹が物部川沿いにあるカフェを検索しました。「cafe IVY」さんは 物部川の杉田ダム近くにあり、ダム湖を見下ろしながらログハウスで食事ができるところでした。メニューも大豆ミート&五穀米を使ったベジカレーなど、ヘルシー系が充実。
 今回はベジカレースペシャルを頂きました。米粉ベースのベジタブルカレーに、四万十地鶏をトッピングしたもの。野菜もシャキシャキで美味しかった。


ダム湖を見下ろしながら食事ができます。秋の紅葉時期がきれいそう。
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ベジカレーです。野菜たっぷりに鶏がワンポイントで効いて美味しい。

 まだ時間も早いので、そのままR195を徳島方面に進み大栃へ。集落の少し先に永瀬ダムの作る湖にかかる古い吊り橋があり、散策してみました。この橋の左右部分の床は鉄格子になっていて、湖面が真下に見えるというスリリングな造りです。眺めもなかなかなものでした。


なかなかスリリングな吊り橋です。昭和30年架橋とのこと。
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上からの眺めも絶景でした。静かな時間が流れます。
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 そこから引き返し、実家まで戻ってきました。楽しい時間を過ごせました。

2023.08.13

再び横倉山へ

 妹が「横倉山に行きたい」と言い、山歩きが趣味である叔父に同行を依頼し、我々夫婦も誘ってくれました。自分たちは前年のGWに一度来ていますが、今回は仁淀ブルーの聖地「にこ淵」に行くということなので、一緒に行かせてもらうことに。
 8:00ごろに実家を出発し、先日できたという道の駅「まきのさんの道の駅・佐川」 に寄り、お茶などを買ってから横倉山へ。9:30ごろに一番上の駐車場に到着しました。さあ、出発です。


駐車場からの登り口で撮影、参考地まで徒歩約35分です。


勾配は比較的なだらかですが、距離はそこそこあります。

 15分ほど歩くと杉原神社に到着します。この境内には2本の大杉があります。妻曰く「パワーを感じる」とのこと(笑)。


杉原神社の前には2本の大きな杉があります。
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 折りしも今、NHK朝のテレビ小説は高知県・横倉山を活躍の場とした牧野博士をモデルにした作品を放送中。もしかすると人でいっぱいかも?と思っていましたが、杞憂だったようです。さすがにここまで来る人は少ないか。


周囲には案内板とともに、牧野博士が詠んだ歌の碑がありました。
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 歩いていくと、道の上の薮から降りてくるパーティがいました。話を聞くと珍しいキノコがこの上にあるとのこと。妹と妻はさっそく行って観察し、写真を撮ってきました。ウスキキヌガサタケというそうで、場所によっては絶滅危惧種に指定されているそうです。


妻が撮影したウスキキヌガサタケ、非常に珍しいのだそうです。

 さらに進むと横倉宮に到達します。今回も裏の岩場「馬鹿だめし」まで行きました。


この階段を登った先が横倉宮、安徳天皇を祀ったと伝えられる宮です。
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横倉宮前にて。この後、裏手の岩場「馬鹿だめし」にも行ってきました。
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宮の側面には牧野博士が名付けたヨコグラノキが生えています。

 さらに進むと、まるで参道のような階段が現れます。これを登ったところが安徳天皇が葬られたと伝わる「鞠ヶ奈呂陵墓」で、宮内庁が指定する陵墓参考地5ヶ所のうちの一つです。


階段の上には陵墓とされ柵で囲われています。静かな場所です。
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 この日は午後に予定があるので、横倉山散策はこれにて終了。駐車場まで引き返しました。
 ちょうど昼時になったので、R33を少し松山方向に走ったところにある「自由軒本店」にやってきました。ここの名物はラーメン。近くに食事を摂れるところが少ないことから、大勢の人が入店待ちをしていました。
 30分ちょっと待ってようやく席へ。評判通りさっぱりとした味わいのラーメンでした。


R33旧道沿いにある自由軒さんにやってきました。


3人は半チャンセットを注文。ぱらぱら炒飯とさっぱりラーメンが美味でした。
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 昼食後、越知方面に少し戻りr18で仁淀川沿いに旧吾北村へ。どうやら数日前までの大雨でかなり増水して水も濁っているようです。
 R194に合流し、上八川から10kmほど走ったところに程野に向けて入る道があり、そちらに進むと目的地である「にこ淵」があります。既に多くのクルマが来ていましたが、幸いなことにタイミングがよくかなり近いところまで進むことができました。


降り口にかなり近いところまで車で行けました。
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 ところが、ここからが試練でした。にこ淵までは道路から急な傾斜路と階段を降りて滝壺まで降りるのですが、道路まで長い行列ができていたのです。いくら山中とはいえ、炎天下の中少しずつ進むのはなかなかに辛かった。30分ほどかけてようやく水辺が近づいてきました。


階段の途中からようやく滝が見えてきました。ぎりぎり陽が差している!


もう少しで岩場に出られます。ここまで長かったですが、疲れが吹き飛びました。

 とはいえ水辺は大混雑。どうやら水量が多くて人が入れるスペースがかなり狭くなっているのが混雑の原因だったようです。


人が多くて身動きが取れない!? 写真も人を外すのが一苦労です。 
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 少し高いところから俯瞰して見てみました。広さがわかると思います。
 さて、この「にこ淵」ですが、水神の化身とされる大蛇が棲むという伝説があり、地元の人にとっては神聖な場所とされて近づかないところなのだそうです。


全体を俯瞰してみました。広さはこんな感じです。
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 さて、ここの見どころは「仁淀ブルー」の「青」。11:30〜15:00の間は滝壺に陽が差すことで美しい青色が見られるそうです。今回の場合、時間はぎりぎり許容範囲だったのですが、水の濁りがまだ残っていて、これはどう見ても緑色ですよね...。


最後に記念写真。ちょっと青色の片鱗が見えたかな?
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 帰路、R194沿いにある「高知アイス売店」で休憩。ここは仁淀川の流れをゆったり眺められる絶景のカフェになっていました。各々お気に入りのアイスでクールダウン。それにしても暑かった。


仁淀川の流れを見ながらアイスでクールダウンしました。
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 夕方には高知市内まで戻ってきました。少々くたびれましたが、行きたかったところに行けたので満足です。クルマを出してくれた叔父さん、どうもありがとうございました。

2023.08.12

夏季休暇帰省(往路編)

 いよいよ夏休み。妻ともども帰省することにしました。今の自宅は高知行きの朝一便に搭乗するには始発に乗っても余裕がないので、午後の3便目を使うことにしました。
 荷物を抱えて混雑する電車に乗りたくないので、近くの駅から有料特急で都心方面へ。


有料特急で都心まで一っ飛び。30分少々で山手線に乗り継げます。


値段はそれなりにかかりますが、この快適さは捨てがたい。

 山手線と京急線を乗り継いで、搭乗開始2時間前に羽田空港に到着しました。年末の教訓から手荷物検査場の大行列を覚悟していたのですが、驚いたことに並んでいる人がおらず拍子抜け。早朝便は人が一斉に動くので混雑するということなのかな? もしそうならあと30分到着を遅らせてもいいかもしれません。


ANA LOUNGEで出がけに買ったパンで昼食。ジュース飲み放題が嬉しい(笑)。

 搭乗開始10分前にラウンジを出て、搭乗口へ移動しました。混雑の影響でどうせ遅れるだろうと思っていたら、意外なことに定刻通りの案内でした。羽田が混雑して出発が遅れると、その折り返し便がまた遅れる...の繰り返しで、午後になるほど遅延はどんどん大きくなるものなんですが、今回は大丈夫でした。


66番スポットで出発準備中のNH566、ゲート前で搭乗案内を待ちます。
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 今回は狙い通り右舷側の前方座席を確保できました。飛行中直射日光が入らず、富士山や太平洋側の海岸線を見られるためです。


いよいよ出発。機材は窓の大きいB787です。


滑走路からテイクオフ! 横浜沖で旋回して西へ向かいます。
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富士山は山頂部分がちらっと見えているだけでした。

 飛行は揺れもなく順調でしたが、高知空港への到着は10分ほど遅れました。


青空広がる高知へ到着しました。夏休みスタートです!
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 さあ、夏休みがいよいよ始まります。

2023.06.24-07.01

特別企画:愛車を駆って北の大地へ

 昨年、会社から勤続25年記念として旅行クーポンを頂きました。有効期限は2年。昨年はコロナの影響がまだ残っていたのと、自分の持つプロジェクトの都合でまとまった休みが取れず利用を見送りましたが、いつまでも先延ばしはできません。仕事のイベント予定を見極めつつ、昨年の夏から計画を練り始めました。
 実は私、一つだけ独身時代の心残りがありました。それは北海道をバイクでツーリングすること。残念ながら夢を実現する前に海外駐在でバイクを手放し、また帰任後は結婚したのでそのままバイクから降りてしまいました。その代わりとして自分のクルマでぜひ北海道を巡りたい、というのが今回の主旨です。さらに旅行代理店で利用できそうなプランを紹介してもらえたので、GW明けから計画が一気に具現化。必要なものの準備を進めてきました。いざ、北の大地へ。

 1日目は14:00に自宅を出発。19:45発の大洗→苫小牧のフェリーを利用するため、ゆっくりめスタートでOKなのです。


荷物をすべて積み込み、いよいよ出発します。

 最寄りとなる川越ICから関越道に入って北上。鶴ヶ島JCTで圏央道外回りに入り茨城方面へ。久しぶりの圏央道ですが、幸手IC付近の4車線化が進んで走りやすくなりました。天気もまずまずで、遠くには筑波山の姿もはっきり見えていました。
 つくばJCTからは常磐道に入って水戸方面へ。この区間では制限速度が110km/hに引き上げられており、快調に走行できました。友部JCTで北関東道・東水戸道路で東に転じ、この日の目的地に一番近い水戸大洗ICで高速を降ります。
 R50を進み、脇道に入って市街地を抜けた突き当りがこの日の目的地となる大洗港です。車の流れが事前の予想より順調だったので、到着は予定より少し早くなりました。それでも旅客ターミナル内に入ってみると、既に大勢の人が乗船手続きに並んでいました。


フェリーターミナル到着、ちょうど乗船手続きが始まりましたが、カウンターにはこの行列!
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 16:00にカウンターが開き、私も車検証と乗船引換券を持って列に並びましたが、なかなか前には進まず、乗船手続きを終えるまでに30分ほどかかりました。乗船開始は18:00からということで、クルマを乗船待ちレーンまで誘導した後、妻とフェリーのまわりをぶらぶらして時間をつぶすことに。


乗船待ちレーンにクルマを並べました。ただ、まだ乗船まで1時間ほどあります。
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 今回乗船するのは商船三井フェリーの「さんふらわあ ふらの」、2017年に就航した比較的新しい船とのこと。排水量は13,800トンで、カーフェリーとして国内では中堅どころのサイズ。船腹に描かれた太陽のマークと青いラインが特徴的です。昔は高知にもこのマークの船が来ていましたね。


今回乗船した「さんふらわあ ふらの」、2017年就航の船です。

 乗船時はドライバーだけしか車に乗れないということだったので、妻はターミナルからボーディングブリッジを使って別行動。事前のアナウンス通り18:00から乗船が始まりました。前のクルマに続いて船内へ車を進めます。車両甲板は4層構造になっていて、今回は後方の車両積込口(3F)から船内へ入り、1層上がった4Fに駐車を指示されました。
 客室は5F~7F。今回の乗船クラスは6Fにある「スーペリア インサイド」。本当は窓付きの上位クラスを希望したのですが、空きがなくこちらになりました。正直かなり狭い印象ですが、設備は価格安めのビジネスホテル並み。これであれば他者を気にせず長時間過ごせそうです。


6Fのプロムナード、とても広々としています。
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利用した「スーペリア インサイド」の船室、小さなビジネスホテルのよう。

 時期はちょうど夏至を過ぎたばかりなので、夕暮れは遅い。まだ出航まで時間があるので、デッキから港の日暮れの景色を楽しみました。


夕暮れを迎えます。旅行にあたり、一年で最も昼間が長い時期を選びました。
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 船内へ戻ると、まもなくレストランが開くということで、食券を買って列に並びました。食事はビュッフェ形式。妻が肉・魚が苦手なので、こういうのはありがたい。私も生ビール(500円)をつけて豪勢に頂きました。


この旅最初の食事、座席に案内するまでちょっと待たされました。


正直あまり期待していなかったのですが、なかなか美味しかった。
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 食事を終えて再びデッキに出ると、ちょうど離岸するところでした。時計を見ると19:30だったので出航を少し早めたようです。写真のようにまだかなり明るい状況だったので、港を出るまで景色を楽しみました。食事の間に深夜便のさんふらわあが入港してきていました。
 目的地の苫小牧までの所要時間は約18時間です。


いよいよ出航、明日の昼には北海道に上陸です。
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向かいの岸壁には深夜便のさんふらわあが入港していました。

 1日目の走行は155.9km(うち一般道10.4km)。平均燃費は19.6km/Lでした。

 2日目は3:30(!)起床。狙いは太平洋からの日の出を見ることです。この日の岩手県における日出時刻は4:09ごろ。着替えてデッキに出てみたところ、周囲は霧に包まれていました。これでは見られそうにありません...残念。


日の出狙いで4:00前に甲板に出てみましたが...風が強くて肌寒かった。
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おや、霧が出てきたようです。妻は「さんふらわあ」マークが気になるらしい。
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まだ深夜の時間帯なので、コミュニケーションスペースも貸切状態でした。
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 朝食は7:30から。今回は夕食の教訓から、オープン時間よりも少し早めに行って列に並び、最初に案内されるグループに入りました。妻は朝カレーですっかりご機嫌です。


今回は早めに行って列に並び、最初に案内されるグループに入りました。


昨日あれだけ食べたのに、朝もしっかりと頂きました。
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 青森県の沖に差し掛かったことから徐々に視程が良くなり、尻屋崎を通過する時には灯台の姿がはっきりと見えました。この航路、意外に陸に近いところを航行しているんですね。ここは2009年にバイクで来たところ。まさか海からこの灯台を見られるとは、当時は夢にも思いませんでした。


尻屋崎灯台が見えました。意外に陸に近いところを航行しているのですね。


妻が望遠コンデジで灯台の姿をはっきり写してくれました。
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 苫小牧入港の2時間ほど前に再び外に出てみると、霧が晴れてきていました。進路の左手には函館の東にある恵山が見えています。いよいよ北海道に近づいてきました。


船内アナウンスで恵山が見えていることを教えてくれました。

 到着まで約1時間、天気は一気に快晴に変化し、進路の先には高い山が見えてきました。本当に海峡部で天気が全く変わるんですね。ついに北の大地へやって来ました!


天気が快晴に! この変化には驚きました。
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船は順調に航行を続けています。あと少しです。
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船上での明るい環境下での撮影を堪能しました。左は私の自信作(笑)。


支笏湖を囲む山々かな? 苫小牧入港まであと30分ほどです。

 着岸は定刻通り13:30で、車両甲板への入口が解放されたのは13:45ごろ。下船時は同乗者も一緒で良いとのことで、二人で階段を降りて車両甲板へと向かいました。荷物をクルマに積み込み、エンジンスタートの合図を待ちます。


いよいよ下船、ちょっと緊張します。


どんな景色が待っているのか、期待が沸き立ちます
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 車内で待つこと10分ほど。14:00前にようやく下船の順番が回ってきました。前車に続いてエンジンを始動、ランプウェイを降りて船尾側から外へ出ました。ついに北海道へ上陸です!


誘導に従ってデッキを一層下り船外へ。ついに上陸しました。
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 この日の宿泊地は富良野。まずは高速を使って近くまで移動します。一番近いインターは苫小牧中央ICなのですが、市街地を抜けて行くことになるため避け、東側から回ることにしました。途中で一度道を間違えたものの、沼ノ端西ICから日高道に入り、本線料金所を経て道央道へ。ここから北上を開始します。


苫小牧の臨港道路から、日高道を経て高速に乗ります。
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苫小牧東ICから道東道で札幌方面へ向かいました。
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 千歳~札幌間はさすがにクルマが多く混雑気味でした。札幌JCTからは東に転じて旭川方面へと向かいます。こちらに入ると交通量は激減し、一気に走りやすくなりました。


札幌JCTから旭川方面へ。ここからクルマの数が激減しました。
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 山間部に分け入る前の岩見沢PAで休憩。建物の後ろにあった花壇に植わっている花が本州とは全然違うのがとても新鮮。気温も上がってきたようですが、空気がカラッとしていて不快さはほとんど感じませんでした。


岩見沢PAで休憩、気温は高いですがカラッとした空気でした。


裏手にはガーデンがありました。植生の違いを意識します。
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 三笠ICで高速を降りr116で西へ。まだ走り慣れないこともあるので、速度は少し控えめで走行しました。やがて道はR452夕張国道に合流。こちらはごく一般的な地方国道という趣きで、あまり北海道らしさは感じませんでしたが走りやすい道でした。川沿いに進み、途中の分岐でr135へ。峠を越えると富良野エリアに入ります。


一般道も非常に走りやすい。桂沢湖を経てR452で北上しました。
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途中に分岐があり、ここから山越えで富良野へ入ります。

 平地に降りたところで合流したR38で少し南下してから西斜面へ舵を切ると、大きなスキー場が見えてきます。ここがこの日の宿「新富良野プリンスホテル」です。西武系列なので、我々にとっては親しみのある企業です。


この旅最初の宿は「新富良野プリンスホテル」です。


スキー場に隣接したリゾートホテル、色々と遊べそうです。

 チェックインすると、団体さんがいるとのことで夕食時間の選択肢がなく、少し遅い19:30ということになってしまいました。このため食事時間まで近くを散策することに。フロントでもらった案内図を元に、周辺の探索を開始しました。


こちらが客室、わりと一般的な雰囲気でした。

 ロープウェイで高いところから富良野の景色を見たかったのですが、残念ながらまだ夏営業が始まっておらず利用不可。そこでホテルの南側にある林の方へ行ってみることにしました。
  ホテルのすぐ傍にあったのが「富良野ドラマ館」。言うまでもなくここは多くの有名ドラマの舞台となったところ。早速妻は土産物で大暴走を開始しました。まだ実質1日目なんだが...(苦笑)。


ここは多くのドラマの舞台、それをテーマにした「富良野ドラマ館」がありました。

 その林の奥にあったのがカフェ「森の時計」です。ここはドラマの舞台となったカフェを再現したものだそう。面白かったのはカウンター席ではミルを使って自分で豆を挽き、コーヒーを入れてもらう趣向(ドラマの設定に倣っているのだそうです)。
  濃厚なコーヒーと甘いケーキが絶妙に合いました。窓外の緑を眺めつつ飲むコーヒーの味と香りは格別なものでした。妻、うっとり。


林の中の小径を進むと、カフェが現れました。
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観光地なのに、店内は静かな落ち着いた雰囲気でした。


ドラマに倣い、カウンター席では自分で豆を挽くのだそうです。
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甘いケーキとの組み合わせが絶品でした。妻、大喜び。

 戻ると食事にちょうどの時間になったので、メインバンケットホールへ。ここも前夜に続きビュッフェ形式でした。意外にも美味しかったのはその場で茹でてくれるラーメン。さっぱりとしたスープがとても美味しかった。私はローストビーフの大きさにも驚きました。


今日もビュッフェですがクオリティ高い。妻が悲しそうなのはビールの泡が消えたから?


ローストビーフの大きさに注目、すごいぞプリンスホテル。

 夕食後、大浴場で身体をほぐしてから就寝。明日からいよいよ旅が本格化します。
 2日目の走行は176.6km(うち一般道87.6km)。平均燃費は20.0km/Lでした。

 3日目は5:30起床、何はともあれ食事です。案内されたオープン時間の7:00にバンケットホールに行ってみると、既に行列ができていました。ただ座席数は充分にあったので、すぐに座席を確保して料理を取りに並ぶことができ、食事を始めることができました。


バンケットホールはとても広く、函館のビヤホールを思い出しました。


朝食もそれぞれ盛り×2で頂きました。


最近、妻と肉&野菜もの以外のチョイスが似てきたのかな?
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 出発までは少し時間があるので、再びホテルの周囲を散歩してみることにしました。ホテルのエントランス前にはたくさんのひまわり。旅の夏気分を盛り上げてくれます。


ホテル正面にはひまわり。他の場所ではまだあまり見ませんでしたが...?
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 ホテルのエントランスから入口道路の歩道を歩いていると、路肩の外で何やら黒いものが動いているのを発見。エゾリスだ! 驚かさないように、少し離れたところからカメラで撮影。どこかで見かけるだろうとは思っていましたが、いきなり出会えるとはラッキーです。


道端でエゾリスを発見。近づいても逃げる気配がありません。
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夏毛なのか、予想していたよりも黒く見えました。

 少し下ったところから林の中へ入ると、空気がひんやりして気持ちいい。そのまま進むとレストランの建物が目に入りました。これもドラマで描かれた店を再現したものなんだそうです。こういうのはファンの人にはたまらないんでしょうねえ...。


入口道路から林の中へ入ってみました。空気がひんやりして気持ちいい。
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これもドラマの舞台であるレストランを再現したものだそうです。


早朝で人がいなかったので、自由に撮影できました。朝のドラマ館は人影なし。
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 ホテル出発は7:45。次に向かう場所のオープン時間に合わせ、少し遠回りをしつつアプローチしていきました。この日最初の訪問地は「ファーム富田」です。


まずは富良野の谷間をのんびりとドライブしました。
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ちょっと予想より遅くなりましたが、最初の目的地に到着。

 富良野と言えばラベンダーが有名ですが、それが一面に見られる農場です。見ての通りよく整備された農場は色合いがとても美しい。ホテルでここで使えるクーポン(なんと4,000円分!)ももらっていたので、それを使って買い物も楽しめました。


富良野といえば「ラベンダー」、見事な眺めです。
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もちろん、人物を入れた写真は欠かせません。
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ラベンダーだけではなく、様々な植物がデザインされています。
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色がとっても豊かです。写真映えしますね。
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最後にラベンダーソフトを頂きました。これは味よりも香りかな。
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 次に向かったのは「十勝岳望岳台」、r966で標高の高いところへ一気に駆け上がります。ここは活火山であり、山腹からは硫黄ガスが噴き出しており、かなり迫力がありました。その反対側はどこまでも続くなだらかな地形。こういう雰囲気は本州では味わえません。


快晴の空の下、今度は山を目指します。噴煙が近づいてきました。
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十勝岳望岳台にやってきました。ここはシェルターでもあります。
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わりとなだらかな地形ですが、まだ雪があちこちに残っています。
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こちらは大雪山系の山々、明日行ってみる予定です。


これがメインとなる十勝岳、望遠コンデジで見ると激しくガスが噴出しているのが見えました。
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 十勝岳望岳台の急坂を駆け降りたところに小さな温泉街がありました。ここにあったのが「白ひげの滝」です。美瑛川へ流れ落ちる幅の広い滝で、落差は約30m。流れ落ちる美瑛川は薄いブルーで、まるで絵画の様でした。


白金温泉にある「白ひげの滝」、川の色が幻想的です。
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落差は約30mですが、幅があるので音にも迫力がありました。


近くにかかっている橋からこんな距離感で鑑賞できます。

 白ひげの滝の少し先にあるのが「白金青い池」。ここは大型バスも入れる駐車場があり、多くの観光客でにぎわっていました。林に入ると、目に鮮やかな青色の池が広がります。中には白い樹が立っていて、なんとも幻想的。カメラではなかなか思ったような色が出せないのですが、面白い風景を楽しめました。


有名な「白金青い池」、多くの観光客で賑わっていました。


見たままの色を写真に撮るのが意外に難しかったです。

 ここでちょうど昼を過ぎたため、昼食に向かいました。美瑛町の市街地を抜け、小高い丘を駆け上がったところにあるのが「あるうのぱいん」というカフェ付きのパン屋さん。ここはチーズフォンデュが名物なんだそうです。チーズを妻が大好きなことから選びました。到着した時にはちょうど昼時だったのですが、幸いにも席に空きがあってすぐに着席することができました。
 今回はチーズフォンデュとクリームソーダを注文。素朴なパンの味に濃厚チーズが乗り、双方の味を引き立ててます。クリームソーダは先ほどの青い池をイメージしたもの。この日はとても暑かったので、爽やかなソーダが気持ちよかった。


美瑛町の郊外にあるパン屋さん、小高い丘にありました。
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牧草地に面した席で、のんびりと昼食。青いソーダがさっき見た池を想起させます。


ここの名物はチーズフォンデュ、パンの味が素朴で美味しかった。

 まだまだ観光は続きます。次の訪問先は「四季彩の丘」。ここも花をテーマにした農園ですが、もう少しスケール感が大きい。様々な花が植えられていて、色の種類と鮮やかさはファーム富田よりも上でした。ただ、埃っぽかったのがちょっと気になったところ。靴が真っ白になりました。


こちらはムスカリ、他にもカラフルな彩りがありました。
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こういう場所は絵になりますが、タイミングを得るのに少々運が必要です。


とにかく景色が雄大、他の場所では味わえない開放感です。
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ここにもラベンダーが咲いていました。ただ、ここは埃っぽいという難があります。

 次の訪問地は「マイルドセブンの丘」。煙草のパッケージに使われたという風景とのこと。ナビの指示に従って行ってはみたものの...正直なところ該当するものには思い当たらず。ただ、ここで見た風景のスケールの大きさには圧倒されました。


今度は少しマイナーな景色を求め、農道に分け行ってみました。


うわあ、すごい開放感です。冬の景色もすごそうです。
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先客もいましたが、しばらくするといなくなったので、ゆっくり見られました。
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 この日の最後の訪問地は「五稜の丘」。こちらは展望台も何もなかったのですが、マイルドセブンの丘よりも標高が高い分、大雪山系の山々などが見渡せました。明日はあちらまで行く予定です。


五稜の丘、遠くに山々が見える手前に広大な地が開けています。
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一面に植わっていたのは、どうやら麦のようです。
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 まだ夕暮れまでに時間はありましたが、予定していた場所はすべて回れたので、宿泊地へと向かうことにしました。今日の宿は旭川です。途中でこの度最初の給油を行い市街地へ。旭川駅前から北に延びる通り沿いにある「ホテルクレッセント旭川」にチェックインしました。この旅で唯一となるシティホテルへの宿泊です。
 客室は最上階のツインルームで、ビルの谷間から大雪山系の山もちらりと見えていました。


この日は旭川市街地にあるシティホテルへの宿泊です。


最上階のツインルーム、意外に眺めもよかった。

 まだ夕暮れまでかなり時間があったので、街へと繰り出しました。旭川平和通買物公園にあった喫茶店で一休憩。気温も高い1日だったので喉も渇きました。妻はアイスミントココア、私はアップルジンジャーエールをを注文。ひんやりして美味しかった。コーヒーも美味しそうでしたが、今回は暑さに完全に負けました(笑)。


宮越屋珈琲さんで冷たい飲み物を楽しみました。暑かったですからね。
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 夕食をとるレストランの場所を確認するために駅方向へ。今回の夕食は前回来た際に行かなかった「大雪地ビール館」と決めていました。ところが、行ってみるとこの日だけ設備点検のために臨時休業とのこと。なんということだ! 期待度最大で楽しみにしてたのに...(泣)。


楽しみにしていた店が臨時休業、しかもこの日だけ。なんてこった...。
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 仕方がないので大雪地ビールが飲める店を検索して行ってみたものの、定休日だったり店がなくなっていたり。ついにカケミズも運が尽きたようです。代わりに独特の店構えを持つ居酒屋「炉端のユーカラ」さんが目に入ったので、入ってみることに。
 ここが当たりでした。ビールはサッポロだけでしたが(何の文句が?)、地元の名物料理やちょっと変わった一品物などがあって、選ぶのが面白かった。妻は最後に「大人のプリン」でトドメ。すっかり頬が緩みっぱなしですねえ。


地元で有名な居酒屋? 実はこれが当たりでした。


頼んだ料理の数々。どれも美味しかった。特にじゃがいもはさすがに美味でした。

 夕食後は地元コンビニのセイコーマートでおつまみを買って帰り、休みました。この日の観光はとにかく盛りだくさんでした。天気も最高でしたね。


セイコーマートでおつまみを買ってホテルへ戻りました。

 3日目の走行は一般道のみ144.7km、平均燃費は21.3km/Lでした。

 4日目は最も移動距離が長い1日です。このため朝食後速やかに出発することにしました。とはいえ昼食を食べられる場所が見つけられていなかったので、最悪抜いてもなんとかなるよう、しっかりと食べておきました。レストランのオープンは7:00からと聞いていたのに、行ってみるとすでにほぼ満席に近い状態。どうやらだいぶ早く開いたようです。教えて欲しかったなあ...。


7:00からと聞いていたのに、だいぶ早く開いたようです。教えて欲しかった...。

 7:45に出発。ホテルを出て少し走ったところに、日本最大のラウンドアバウト交差点があります。4年前にも駅から徒歩で訪れていますが、まさかここを自分のクルマで走ることになろうとは。でも初めてだとライン取りが難しい。走行は勝手がわからず正直ちょっと危なっかしかったです。


日本最大のラウンドアバウト交差点、まさか自分で走ってみることになるとは!
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 その先にあるのが石狩川にかかる土木遺産の旭橋、重厚ながらも優美な雰囲気のある橋でした。


こちらは土木遺産の旭橋、このころの建築物は丁寧に造られて雰囲気があります。

 そのまま北西方向に走り、旭川鷹栖ICから道央道に乗ります。比布JCTからは層雲峡方面へ。ここではほとんどが対面通行区間で、大型車に前方を抑えられたため比較的ゆっくりペース。前方には北海道の屋根と言われる大雪山系の山々が迫ってきました。


旭川鷹栖ICから再び道東道に乗ります。


ここから対面通行区間になり、車窓はのどかな風景が広がりました。
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上川層雲峡ICで高速を出て一般道へ。雪を被った山が近づいてきました。
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 上川層雲峡ICで高速を降りR39大雪国道へ。先へ進むと道の両側に崖が迫ってきました。ここからが層雲峡エリアです。
 ここではまず黒岳ロープウェーで五合目へ登ることにしました。運行間隔は20分で、ちょうどの時間に到着したので待ち時間によるタイムロスが生じなかったのはよかった。今回はロープウェーの先にあるリフトでさらに上を目指すことにしました。


まずはロープウェイに乗って黒岳の五合目まで登ります。
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 ここで妻が日傘(ヘイロー)が出ているのを発見。二人で見るのはこれで三度目です。しかも今回はほぼ完全な円になっていて、頭上は何も遮るもののない山の上。旅先で、絶妙のタイミングで見られたのは奇跡的です。


ロープウェイから見たヘイロー、すごい。
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山頂駅に到着。写真を撮って足跡は残してもいいらしい(笑)。
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 黒岳五合目駅からさらにリフトで七合目まで上がりました。こちらの所要時間は約15分。ヘイローが出た空の下、のんびりと新緑の中を鳥の声を聴きながら進んで行くのは気持ちよかった。


リフトに乗って七合目を目指すことにしました。


リフトに乗車中。鳥の囀りの中、時間がのんびりと流れます。
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見事なヘイローです。この2年の間で見たのはなんと3回目。


七合目なのでかなり標高も高い。空気も美味しかった。
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 残念ながらスケジュール的にここでこれ以上時間を使うと後が苦しくなるので、写真を撮ってから引き返すことに。下りのリフトはさらに往路よりも浮遊感が増し、少々怖いぐらいでした。黒岳五合目駅まで戻り、展望台から360°の景色を堪能。それにしてもすばらしい天気でした。


リフトで下り、黒岳五合目駅の上の展望台に上がってみました。
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まもなく7月なのにまだこれだけ雪が残っています。
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こちらは層雲峡です。深く抉られたような地形はスケールが違います。

 10:20の下り便に乗り、山麓駅へと戻りました。


ロープウェイで下山します。乗車時間は約7分。
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 次の訪問地はさらに上流側にある「流星・銀河の滝」。層雲峡の高いところから流れ落ちる見事な滝です。ただ、展望台からはちょっと距離があるのが残念なところ。


こちらが「流星の滝」、ちょっと距離があるのが残念。


最大望遠でトリミングしてこのレベル。流れは激しいです。


こちらは「銀河の滝」、もう少し写真は撮りやすかった。


銀河の滝は「流れ落ちる」という印象。落差はかなりのものです。

 さらにその先には「大函」という名称があります。ただし名前に反して実態はミニ層雲峡といった趣きで、これではちょっと迫力不足。おまけに先に来ていた観光客が柵を乗り越え、景観の中で水遊びをしていたので、写真からその姿を排除するのに苦労しました。


名勝らしいので寄ってみたのですが...。


正直、どこが見どころなのかよく分かりませんでした。

 R39をさらに進むと、やがてダム湖に出ますが、ここでR273上川国道が分岐。ここから南に向けて駆け上がったところが三国峠です。この峠は北海道の分水界で、北側に沸いた水は日本海へ、南側に出た水は太平洋へと流れていきます。


ここが北海道の分水界、北側に降った雨は日本海、南側は太平洋へ流れます。
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 ここの見どころはなんといっても樹海の中にかかる松見大橋、絶景ロードの紹介で必ず出るところです。なるほど評判通りの風景の美しさ。ここはぜひ来たかったところで、念願が叶いました。


駐車場から少し歩くと...噂通りの絶景が見えました!
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原生林の中を国道が通る。夏もいいですが、冬景色もすばらしいらしい。


松見大橋を走行してみました。道としては走りやすいのがわかると思います。
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 さて、この時点で12:00を回りました。この日の宿は知床のウトロで、まだ一般道を200km以上走らねばなりません。そこでR273を戻り、再びR39に入って東へと向かいました。石北峠を越えるといよいよ道東エリアに突入です。


来た道を戻り、R39を北見方面へと向かいました。
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石北峠です。標高は1,050mと意外に高い。
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ここからは「北見路」になるそうです。いよいよ道東エリアに入ります。

 ここから道の通称も北見国道に変わります。石北峠を下り、北見に向かっている途中にあった「道の駅 おんねゆ温泉」で休憩。とても暑かったので、水分補給も兼ねてアイスを食べることに。どうせなら土地の名物がいいということで、とうもろこしとクマザサのダブルを選択。北海道ならではの味に舌鼓を打ちました。


「道の駅 おんねゆ温泉」で休憩、でもまだ先は長いのです。
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よりどりみどりですが、やっぱり地元ならではのものを食べたいねえ。
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とうもろこしとクマザサをダブルで。意外にさっぱりしてました。

 北見には少しだけ高速(無料)があるので、ナビの指示に従いこれを使って市街地を回避。道道や農道を乗り継いでさらに北東方向へと向かいます。気づけば網走湖の西岸側に出てきました。意外に早い展開ですが、まだまだ目的地までは遠い...。


だんだん景色に雄大さが増してきました。空が広い...。
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気づけば網走湖の西岸を走っていました。

 網走湖の北岸を走るR238オホーツク国道に合流し、東へと進路を変えます。すると網走市街地に出てきました。時間が思っていたよりも早かったことから網走監獄に寄ることも考えましたが、案内標識を見落とし通過してしまったようなのでパス。R244斜里国道に入って市街地を抜けると、左手に海が現れました。オホーツク海です。


網走を過ぎると海に出ます。オホーツク海だ!
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 そのまま海岸沿いに進むと、やがて湿地帯に出ました。並行して走る釧網本線の駅舎群が独特の雰囲気だったので、その先にある「道の駅 はなやか小清水」で休憩。ただしこの道の駅にははあまり見どころはなかったです。


広い湿地帯の向こうに知床の山々。ようやく目的地に近づいてきた実感が出てきました。
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 そのままR244を進むと斜里町でR334知床国道が分岐しますが、その先にあるのが次なる目的地になります。R334は途中で海岸沿いに逸れるのですが、そのまままっすぐ上り勾配を進んだ終点にあるのが「天に続く道」。ここから振り返ると18km続く直線が、まるで天に昇っていくように見えるためこう呼ばれるそうです。端点から撮影を楽しみました。


あの端点が経由地です。ここに来た理由とは...。
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端点から振り返ると「天に続く道」が見られました。

 ここから海岸沿いに走るR334に戻りますが、こちら側の海を見下ろすのも絶景でした。


再び海側へ下って行きますが、その途中の眺めも素晴らしかった。
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 R334はここから海岸線沿いを走ります。道は広くて快適なシーサイドドライブでした。


知床半島をオホーツク海沿いにシーサイド・ドライブ。

 その途中にあるのがこの日最後の訪問地「オシンコシンの滝」です。この滝は道路の近くにあるのに幅が広くて水量豊か。展望台は水飛沫が舞うほどの距離で、流れの迫力を楽しめました。ただしレンズに水滴がつきそうだったので、撮影は一瞬で終わらせました(笑)。


ウトロの集落の手前にあるのが名勝「オシンコシンの滝」です。
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見事な大瀑布、水量も豊富で迫力がありました。
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飛沫がかかってくるので、レンズに水滴が乗らないよう気を使いました。

 駐車場にある売店で買い物をしてからこの日の宿へ。宿泊先はウトロの交差点近くにある「北こぶし知床ホテル&リゾート」です。
 チェックインして部屋に入って驚きました。角部屋で、避難経路図で見たところ周囲の部屋と比べて格段に広い。窓も二方向あって解放感がすばらしい。さすがのJTBプランです。


本日の宿「北こぶし知床ホテル&リゾート」です。


角部屋でしたが、これが広くて機能的。窓も二面あって港が一望できました。

 夕食はここもビュッフェスタイルでしたが、クオリティがすばらしかった。メニューが豪華な上に注文してから焼き物は焼いてくれるし、寿司は握ってくれるという本格的なもの。様々な料理を楽しめました。本当にこの旅は食事に恵まれてます。おまけに生ビールも飲み放題でした!


夕食の会場は落ち着きのあるホール。料理も取りやすかった。


料理はさらにグレードアップ。妻も頬がゆるみっぱなしです(笑)。

 夕食後、時間があったので周囲を散策することに。行ってみたのは港にある「オロンコ岩」です。西端にある急な階段を登ると上にある展望台に行けるということでチャレンジ。息を切らせながら登っていくと、そこからの眺めはすごかった。北側はオホーツク海の水平線、振り返ればウトロの集落や、ゴジラ岩と呼ばれる特徴的な岩場まで見えました。きつかったけど登った甲斐がありました。


西の端にあるきつい階段を登っていきました。
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上がってみると...絶景でした。これはすばらしい。


明日行く予定の知床の山々をバックに。振り返ると「ゴジラ岩」が見えました。
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オホーツク海をバックに記念撮影。今日も楽しい1日でした。

 夕食後、上階にある風呂でゆっくりと温まり、ラウンジで冷たい飲み物(私はもちろん生ビール)を頂いて湯冷ましをし、この日のすべての行動は終了しました。
 4日目の走行は347.3km(うち一般道291.1km)。平均燃費は22.6km/Lでした。

 5日目は4:00起床。早速5Fの展望浴場に上がり、かもめが飛び交う中でウトロの港を見下しながら露天風呂でゆったり。この後に山道を歩く予定があるので、特に足の筋肉をしっかりとほぐしておきました。
 朝食は7:00から。約束の時間があるので、手早く朝食を済ませて行くことに。でも料理はどれも美味しかったなあ。もうちょっとゆっくりできればなお良かったんですが、それよりも大事な体験がこの後に待ち受けています。


朝食もハイ・クオリティ。ゆっくり食べたかったけど手早く済ませました。


私は割とシンプルに。妻は珍しく洋食寄りです。

 出発前に1年後の自分たちに手紙が届く「未来郵便局」に前夜の思いを妻が投函。なお、私は内容を見ていません。さて、どんなことが書かれているのかな...?


未来の自分たちへ手紙を投函。さて、何が書かれているのかな...?

 R334知床横断道路で知床峠方面へ向かい、すぐにr93知床公園線との分岐があったのでそちらに入ります。意外にアップダウンが激しい道でしたが、さほど走りにくくはありません。ウトロから約20分ほどで舗装路終点の知床五湖フィールドハウスに到着しました。
 ここに来た目的は、知床五湖を巡るツアーに参加するため。この旅のハイライトです。


国道から岬方面に向かう県道に入ります。


雲を被った羅臼岳が迫ってきました。舗装路終点がフィールドハウスです。
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 この知床五湖は環境省が管理する国立公園の自然保護区。また、この時期はヒグマの活動期に当たるため、林に立ち入るには専門のガイドに案内してもらう必要があります。1グループは10人程度までの予約制となっており、10~20分ごとにスタートするという仕組みになっているそうです。我々は8:40からのツアーに予約をしていました。
 ツアーに参加するには、フィールドハウスでヒグマに関するレクチャーを受ける必要があり、それを終えてからスタートします。今回お世話になったのは「シンラ」という事業者の瀬尾さん。とても気さくな方でした。
 今回参加したのは5つの湖すべてをめぐる「大ループ」というコースで、1周約3kmほどの距離で所要時間は約3時間。ただ気になるのは天気で、出発の時点ではところどころに雲が見られるものの概ね晴れている状態。ただし、地形的に急変する可能性もあるそうで、念のため雨具(長崎で買ったポンチョ)も持って出発しました。

【五湖】最も小さな湖ですが、眺めは比較的いいところでした。


まずは最も小さい五湖からスタートです。
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比較的眺めのいい湖でした。

【四湖】最もフィールドハウスから遠いポイント。樹々の多さが印象的なところでした。


こちらは四湖、樹々が多く見通しはあまりよくありません。
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樹々の間からは知床岳が見えていました。こちらは稜線までくっきり。

【三湖】水上植物が豊かなところでした。知床半島の山々も見渡せます。


三湖は水面に水生植物が多く見られました。


羅臼岳の向こうから雲が越流してくるのが見えました。
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【二湖】かなり周囲が開けてきて、開放的な景色になってきました。


二湖に来ました。だんだん視界が開けてきます。
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ここまで来ると湿地帯さが増してきました。

【一湖】高架歩道が整備され、少し高いところから湿地帯を眺められました。


一湖は最も大きく、見学施設が整備されています。
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高架木道を通ってフィールドハウスを目指します。


木道から見た一湖と知床岳。反対側には海が見えています。
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遠くに野生のシカがいました。距離はかなりあります。
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 所要時間が長いのでどうかなと思っていましたが、終わってみるとあっという間でした。何より天気が崩れなかったのが本当に良かった。羅臼岳には向こう側からずっと雲が流れてきて山頂部が隠れ続けていましたが、それ以外の山々の稜線はずっと見えていたし、鳥のさえずりの中を歩いて行くのは何より気持ちよかった。いい体験ができました。
 最後にフィールドハウスに戻り、ツアーの支払いを済ませて解散。駐車場を出発しr93を国道まで戻っていきました。


この旅最大のイベントを無事に終え、知床峠へと向かいます。
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 知床横断道路に戻り、知床峠に向かって登坂を開始しました。ところが予感していた通りで、高度が上がるにつれて霧が濃くなり、視程は大幅ダウン。念のためヘッドライト&フォグライトを点灯して走行し、無事に知床峠に到着しました。が、そこからはやっぱり何も見えませんでした。道の観点から言えばここが今回の最遠点かつハイライトだったんですが...。


高度を上げると一気に視界が悪化。念のためフォグライトを点灯して運転しました。
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知床峠に到着したものの、何も見えず...(悲)。
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 ここで時間を使っても仕方がないので、そのまま羅臼側に降りて行くことにしました。こちらの斜面は予想していた通り雨で、高度が下がってきたところで本格的に降り始めました。


羅臼側もかなり視界が悪い。高度が下がってくると雨も降り始めました。
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 平地に降りたところが羅臼で、その海岸沿いにあるのが「道の駅 知床・らうす」です。ちょうどお昼時だったので、ここで昼食をとることにしました。紹介によればここの名物は「昆布羅〜メン」。昆布が練り込まれた麺に、昆布だしを使ったスープのさわやかな塩味が絶品でした。


羅臼の道の駅で昼食休憩です。たっぷり歩いてさすがにお腹が空きました。
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二階の食堂で昼食。客は多かったですが、幸いそれほど待たずに済みました。


私は名物の「らうす昆布羅〜メン」を頂きました。スープが絶品でした!
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 ここからはR335国後国道でさらに先へ進みますが、標津までの海岸線沿いは本降りの雨。1時間ほど雨の中を走ることになりましたが、半島部を抜けると雲が高くなり雨も止みました。本当なら海の向こうには国後島が見えるはずなのですが、残念ながらはっきりとした島影は見られず、ここはちょっと残念なところでした。


国道の駐車帯に止まって国後島を探してみましたが...よくわからず。
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 根室方面に南下する途中でR244野付国道との分岐があり、少し斜里方面に戻りますが、その途中で進路を西に転じて農場の広がる地域をひたすらまっすぐ進みました。こういうところを長く走っていると、時間と距離の感覚が薄くなってきます。


中標津町へ入りました。防風林が特徴的な場所で、道はひたすらまっすぐです。
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 しばらく走ると右手になだからかな丘陵が広がりますが、その頂にあるのが次の目的地である「開陽台展望館」です。「地球が丸く見える」展望台だそうで、中標津の広大な風景と区画ごとに仕切られた防風林を見られる場所でした。展望台まで上がりましたが、なるほど絶景でした。天気が良ければ千島列島まで見られるそうです。


展望台がある開陽台へ到着。さて、どんな景色が見られるのでしょうか。
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360°のパノラマが素晴らしい。惜しむらくは天気で、もう少し視程の良い時に来たかった。


広大な草原の前で愛車と記念写真を撮ってもらいました。

 展望台では「はちみつアイス」を頂きました。甘いはちみつの香りがドライブ疲れを癒してくれました。妻はあまりのもりもり様に、食べるのに苦労したみたい(笑)。


はちみつアイス、甘い香りがドライブの疲れを癒してくれました。

 さて、ここから宿泊予定のエリアまではまだ80kmほどあります。天気も心配なので、あまり寄り道をせず宿へ向かうことにしました。途中、弟子屈の市街地でこの旅二度目の給油を行いました。


弟子屈の市街地から阿寒湖に向かいます。天気がちょっと心配。
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 弟子屈から目的地の阿寒湖まではR241阿寒横断道路を走って約40kmの距離ですが、ここが思っていたよりも急坂のワインディングでした。前走車もいなかったので、ハンドリングの良さを活かしてSPORTモードで駆け上がりました。
 途中に双岳台、双湖台という2つの展望台があったので、寄ってみました。双岳台からは雄阿寒岳が目前に見えます。一方の双湖台からは木々越しで見にくいですが、ペンケトーとバンケトーという2つの湖が望めました。曇りなので写真では色が上手く出なかったのがちょっと残念です。


双岳台で雄阿寒岳の前で記念撮影。この峠もかなり標高がありそうです。
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双湖台は見通しのいい展望台ではなかったですが、ぎりぎり2つの湖が見られました。
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 そのまま10分ほど走ると、R240に合流して阿寒湖畔にある温泉街に到着します。明日はこの周辺を見て回る予定ですが、この分だと天気がちょっと心配です。


雄阿寒岳を見ながら急な坂を下り、阿寒湖畔温泉郷に到着しました。
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 この日の宿は「あかん遊久の里 鶴雅」、この旅で一番豪華な宿のはずです。部屋は「レラの館」というメインの客室から隔たれたエリアで、窓からの眺めはあまりよくなかったものの、広さはなかなかのもの。アイヌ文化をイメージしたという客室は色合いに落ち着きがありくつろげそう。エリアの入口には専用の足湯もあり、のんびり足を温めながら会話を楽しむこともできました。


本日の宿「あかん遊久の里 鶴雅」です。


「レラの館」という特別エリアにチェックイン。入口に専用の足湯もあってくつろげそう。

 まだ夕食までかなり時間があったので、温泉街を散策してみることに。ホテルの前には「アイヌコタン」という一角があり、アイヌ文化をテーマにしたブロックがあります。ただ、時間的に遅かったのでほとんどの店は閉まっていました。妻は宿の前にある土産物屋にご執心。悩みに悩んで木彫りのお土産を色々と買い込んでいました。


宿の前には木彫りの土産物店が並び、一つ向こうにはアイヌコタンがありました。
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妻はアイヌ民俗に興味津々。いろんな所で写真を撮ってとせがまれました。

 夕食はここもビュッフェスタイル。和洋中にアジアンもあって選択肢は広かった。ただ味は知床ほどではなかったかな…?


ホールは広くてゆったりスペースでしたが、その代わり料理までが遠い...(苦笑)。


料理の種類はここまでで一番多かった。妻よ、やっぱりデザートは別腹なのね(笑)。

 食事の後は大浴場でしっかり温まり、この日の行動を終えました。ここの風呂はバリエーションがとにかくすごかった。露天に加えてジェットバスや水風呂、サウナ、五右衛門風呂など、様々な湯舟が用意されて楽しめました。
 この日の走行は一般道のみ215.4km、平均燃費は21.0km/Lでした。

 6日目は5:00起床。さっそく大浴場に行き、露天風呂で湖を眺めながら温まり、しっかり目を覚ましました。その後は朝食までホテル周辺を散策。曇天でしたが雨は降っていませんでした。 湖側は遊覧船乗り場とちょっとした緑地になっており、そこから湖面越しに雄阿寒岳が望めました。この調子で天気が持ってくれると嬉しいのですが。


ホテル周囲の阿寒湖畔を散歩。幸い雨は降っていませんでした。
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ホテルの庭にはアイヌをイメージした建造物がありました。


阿寒湖と雄阿寒岳をバックに記念撮影しました。浅いのに湖面は静かです。
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 朝食は7:00から。この日も1日が長いので、しっかりと食べて備えます。正直なところ旅の心配の一つは肉・魚が嫌いな妻の食事にあったのですが、幸いなことにここまでビュッフェ続き。その懸案はほぼ払拭されているので、私はかなり気が楽になってます(笑)。


今日も朝食をしっかりとって、絶景を求めて巡ります。


この日も私は和食ベース、バランスを意識してます。

 この日も少し遠くまで行く予定があるので、8:00に出発。まずはR240まりも国道を北上して美幌町方面に向かいます。この区間はゆるやかな谷間にある林の中を抜けていく道で、爽快感のあるドライブでした。1時間ほど走ると津別町の集落に入り、ここからr588で屈斜路湖に向かいました。
 ここで野生のシカに遭遇。身を翻して同方向に走るシカの横を追い越そうとしたところ、こちらの方に寄ってきたのには驚きました。危ないところで接触は避けられましたが、クルマが少ないからといって油断できないのをここで改めて再認識。
 谷間をしばらく走るとやがて急坂に差し掛かります。屈斜路湖の外輪山を登る1.5車線の狭い道を登っていくと展望台がありました。これが「津別峠展望台」です。残念ながらここでは弱いながらも雨が降っていましたが、ぎりぎり屈斜路湖が見える状態で、なんとか写真を撮れました。ここは道が狭くて観光バスが入って来られる場所ではないので、落ち着いて眺めを楽しめる場所です。


狭い道を登り、津別峠展望台へやってきました。
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天気は小雨。ぎりぎり屈斜路湖が全体見える状態でした。

 津別峠を屈斜路湖側に降りていったところ、こちらは道幅が先ほどより少しだけ広かったので楽でした。もう少しでR243に出るところで今度はキツネに遭遇。今回はスピードも低かったので、徐行しながら脇を通り抜けました。やれやれ、やっぱり緊張します。助手席に乗る妻はどんどん野生動物に遭遇するので大喜びでしたが、運転する方は大変です(苦笑)。


外輪山を湖側に降ります。こちらの方がやや道が広かった。


カーブを曲がった所でキツネに遭遇。睨まれました(苦笑)。
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 R243パイロット国道を湖畔に沿って北へ進むと、今度は樹木のない丘を登る道に変貌。その坂を登りきると一気に視界が広くなりました。美幌峠です。道が一番高くなっているところに「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」とその展望台がありました。


湖畔から一気に高度を上げていくと視界が開けてきました。峠にレストハウスを発見。

 ここには広い展望台が用意されていて、屈斜路湖を一望することができました。幸いこちら側は雨は降っておらず、広角レンズに入りきらないほどの眺めを堪能できました。


道の駅のレストハウス。ここから展望台までは歩いて数分かかります。


おお、これはすごい景色だ。景色の広がり感はさすがです。
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屈斜路湖最大の特徴は、日本最大の湖中島があることです。
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ここで記念撮影しない手はありませんね。天気もぎりぎり持ってくれています。

 R243美幌国道を北側へ降り、美幌町方面へと走行。本当は屈斜路湖沿いに行ければいいのですが、そちらは道がないため東岸側に行くには戻るか大回りするしかありません。今回は時計回りに行くことを選択しました。峠では自走中の装輪戦車「16式機動戦闘車」と遭遇。さすが北海道、動物だけでなくいろんな珍しいものに出会います(笑)。


R243をそのまま美幌町方面へ向かいました。こちらはさっきまで雨が降っていたようです。
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 長くゆるやかな勾配を下り、美幌町の手前でr995を使って山を越え、r102に合流して南下。また外輪山に登ったところにあったのが「藻琴山展望駐車公園」です。ここは訪問地としてリストアップしていなかったのですが、これから行く予定の硫黄山が見え、これまでとは違った角度で屈斜路湖を眺められました。


r102で標高を上げてきた所で、右手に再び屈斜路湖が見えてきました。
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藻琴山展望駐車公園からは、また違った角度で湖の景色を楽しめました。
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 坂を下っていくとR391摩周国道に合流し川湯温泉へ到着します。ここにあるのが「硫黄山」、その名の通り山の谷間に硫黄を噴出する場所で、かなり近くまで寄って見ることができます。麓から見上げるとなかなかの迫力で、地球が生きていることを実感できます。


噴煙の上がる硫黄山が近づいてきました。
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硫黄山のレストハウスに到着。噴煙の上がっているのは目と鼻の先です。
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駐車場から徒歩1分でこんな距離まで近づけます。
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地球が生きていることを実感できる場所でした。
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 この時点で13:00を回っていたので、そろそろ昼食の時間です。今回は釧網本線・川湯温泉駅の駅舎内にあるというカフェ「オーチャーズグラス」に行きました。ここの名物は20食限定のビーフシチューですが、お値段が少々張るのでパス。二人で特製オムライス+スープを楽しみました。素朴な洋食ですが、スープと併せて食べるととても美味しい。現役の駅舎であり、店内は昔の事務室と貴賓室を改修したものなんだそうです。落ち着いて食事ができるいいお店でした。


硫黄山からすぐのところにあるJRの駅にやってきました。
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駅舎内カフェ「オーチャーズグラス」、丁寧につくられた洋食が美味しかった。


ローカル線だけあってホームへも立ち入れます。クマの像がなんともユーモラス。
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 昼食後に向かったのは摩周湖です。川湯温泉駅近くからr52で外輪山を駆け上がると、左手に深い青色の湖面が現れました。ここが「摩周第三展望台」です。
 透明度が国内最高レベルという摩周湖は外部との水の流出入がなく、湖面がとても静か。なるほど神秘性があって、昔の人が「神が住む」と考えたのも無理はないと思えました。反対側には屈斜路湖が見え、標高の違いがはっきりと判りました。


第三展望台から見た摩周湖全景です。
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湖面がとても静か。流出入が全くないそうです。


西側の展望も見事。屈斜路湖と摩周湖はかなり高低差がありそうです。
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 そこからさらに進むと、「摩周湖第一展望台」に到着。こちらは駐車場が有料ですが、展望テラスが整備されていたりと、写真を撮りやすい工夫がされていました。もうちょっと陽が差していれば写真にいい色が出せたのではなかろうか。ただ霧に閉ざされることが多いらしいので、ぎりぎり景色を楽しめたとも言えます。


摩周湖第一展望台からの眺め、こちらはより奥まで見渡せます。
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ここはテラスが整備されているので、写真が撮りやすいのが嬉しい。
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他の湖とは違う神秘性を感じます。昔の人が「神が棲む」と思ったのもわかる気がする。

 摩周湖の外輪山を下って向かったのは「900草原」。弟子屈の市街地の南側の丘陵にあって、周囲を見渡せるという場所でした。ただ、正直言うと見えるものは寂しいかな。ここまでに巡ってきた絶景ロードを顧みると、わざわざ立ち寄るほどではないかも。


弟子屈の市街地の南にある「900草原」の展望台に来てみました。
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正直、ちょっと見えるものが寂しいかな。

 予定していたところは回ったので、宿に向かうことにしました。翌日には長距離移動があるので、前日と同じGSで三度目の給油。これでもう埼玉の自宅まで給油なしで戻れるはずです。
 再び阿寒国道で阿寒湖へと向かいましたが、残念ながらこの日は大型バスが前にいたため、のんびりペースでの走行になってしまいました。最後の宿は阿寒湖温泉の手前にあるのですが、妻が「お土産を追加したい」というリクエストをしたため、再び温泉街まで行って引き返すことに。買い物はすぐに終わったので、長居はせず宿へ向かいました。
 この日の宿は「ラビスタ阿寒川」。R241とR240の交差点付近にある一軒宿です。


温泉郷から離れたR241とR240の交点付近にありました。
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 チェックインして部屋に入ると、その広さと設備にびっくり。コーヒーはミルで豆を挽く準備がされているし、何より部屋風呂があるのがすごい。自室から川と林を見ながらのんびり湯に浸かれるなんてこの上ない贅沢です。
 ただ、このあたりはクマが出没するので、周囲の散歩はNGとのことでした。


これはすごい...この旅最高の部屋です。緑の林を見つつ部屋風呂が楽しめるとは!

 夕食が遅い時間になったので、それまでに大浴場と貸切風呂を試してみました。貸切風呂は3つあり予約は不要とのことで、空いていればいつでも入れます。我々は陶器風呂を選択。ただ、窓が開けられず短時間でのぼせてしまったので、ゆっくりできなかったのは残念でした(苦笑)。湯上りにはアイスのサービスあり。これは嬉しい気配りですね。
 食事はこの旅で初めてのコース料理。地元の食材をふんだんに使った料理は美味しかった。とはいえ内容はそう堅苦しいものではなく、カジュアルな印象を持ちました。


夕食はコース料理でした。逆になんだか新鮮? 分量もちょうどいい感じでした。


比較的カジュアルな感じ。メインディッシュと突き出しは選べました。

 また、食事の最中に野生のシカが窓外に出現し、あまりのタイミングの良さにびっくり。思わぬ来客に二人ともすっかり興奮してしまいました。


食事中、窓の外にシカを発見。このムービーで距離感がわかると思います。
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 この後は自室に引き上げて珈琲を楽しみ、部屋風呂でもう一回入浴してこの日の行動は終了。


客室でコーヒー豆を挽いて楽しみました。函館「美鈴珈琲」の豆のようです。
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 この日の走行、一般道のみ242.8km、平均燃費は19.9km/L、見どころの多い一日でした。

 7日目、いよいよ北海道を離れる日です。夕方には船の出る苫小牧に着かねばなりません。だいぶ早く目が覚めてしまったので、まずは二人そろって大浴場の露天風呂へ。それぞれ林の中でせせらぎを聴きながらじっくりと体を温めて目を覚ましました。湯上りにはもちろんアイス。もうすっかり帰りたくなくなりましたよ(笑)。


朝から露天風呂でゆったり。風呂上がりのアイスがとっても気持ちよかった。
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 部屋に帰って最後に部屋風呂をもう一度使うことに。阿寒川のせせらぎが聞こえる中で、妻と一緒に湯船に入り混浴を楽しみました。なんという贅沢で幸せな時間なのでしょうか。
 本当に来てよかった。幸福感&満足感最大です。


最後に部屋風呂で景色を見ながら二人でのんびり(写真はあくまでイメージです!)。

 朝食は7:00から。こちらもコースだったので、分量はこれまでよりセーブ気味(笑)。地元ならではの食材に舌鼓を打ちました。北海道最後の朝食も美味しかった。


朝食も前夜と同じ座席。阿寒川の流れを見ながら美味しく頂きました。


朝食は鉢数も多くて豪華でした。最後に地元産の牛乳で締めます。
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 本当はもう少しゆっくりしたいところでしたが、行動余力を残しておきたいので8:00前には出発しました。でも、この宿はいつの日かもう一度来てみたいです。
 帰路は釧路方面からになるので、R240まりも国道で南下しました。訪問地までは約60kmあるので到着までは1時間ほどの道のり。旧阿寒町からR274、r666を乗り継いで釧路市へ向かいました。


R240で釧路市方面に向けて南下、このあたりは牧場が多かった。

 目的地の手前ではツルらしきもの(タンチョウ?)が道路を横断しているのを発見。どうやら地上ではゆっくりとしか歩けないようで、接近するとクルマの方が停止せざるを得ません。こんな遭遇があるなんてびっくりしました。


タンチョウ?が道を横断しているのを目撃。かなり動きが遅いので要注意です。
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 直後に到着したのが「釧路市湿原展望台」です。ここは釧路湿原の南西側にあり、湿原を一望できる展望台があるということなので、高速に乗って釧路を発つ前に立ち寄ることにしました。


最後の訪問地、釧路湿原の展望台にやってきました。
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 展望台からは遊歩道が整備されていて、一周は約2.5km。歩くと1時間程度ということでした。今回は反時計回りに進みましたが、前半は階段や勾配が多く、かなりハード。それに対して逆側はバリアフリーの木道になっているので、比較的歩きやすいコースになっていました。


遊歩道を反時計回りに進みましたが、前半はかなりハードでした。


長い階段あり、つり橋あり。なかなかバリエーションに富んでます。
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 散策の途中、人が立ち止まっているのを発見。近づいてみると、タヌキの親子が木道の下にいることがわかりました。子供が4頭とお母さんのよう。子供はとにかく小さくてかわいらしい。草に埋もれてしまうので撮影には少々苦労しましたが、楽しかった。


タヌキの子どもの撮影に成功。お母さんが4頭の子育て中でした。

 ループの先端にあるのが「サテライト展望台」で、ここから湿原が一望できます。残念ながら視程はあまりよくなかったですのが、それでも湿原の雄大さは実感することができました。


サテライト展望台に到着。湿原を一望できる...のですが、ちょっと視程が短いかな。
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それでも記念撮影は欠かせません。雰囲気は伝わりますよね。
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サテライト展望台から先はバリアフリーの木道になっていて歩きやすかった。

 これで訪問を予定していた場所はすべてクリア。あとは帰りのフェリーに乗るべく苫小牧港へと戻っていくのみ。到着時間から逆算し、10:40に出発しました。まずは来た道を戻り、r222、R240を乗り継いで阿寒ICから道東道に乗りました。


いよいよ帰途につきます。来た道を少し戻って進路を西へ。阿寒ICから高速に乗りました。
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 終端の阿寒ICから苫小牧までは高速で250kmほど。ほとんどが対面通行区間のため、少し時間には余裕を見ていました。ただしクルマの流れは早く、順調に残り距離を減じられました。


十勝平野までは山間部を抜けていきますが、景色の変化が意外に大きかった。
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 出発から約1時間半で、十勝平野のど真ん中にある十勝平原SAに到着。ところがこの高速、常設の売店やGSなどが設置されておらず、本当に休憩するだけしかできません。


十勝平野のど真ん中で休憩です。曇天で遠くの山々は霞んで見えませんでした。
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 十勝平野を過ぎると徐々に高度が上がり、日高山脈を越える山岳区間に入っていきます。このあたりは北海道でも屈指の交通の難所。特にトマム~占冠~夕張のエリアはトンネルも多く緊張を強いられました。そういえば、これだけ長い対面通行区間って走ったことがないなあ。ただ、本州と比べると路肩の設定がゆったりして、アップダウンがなだらかな分だけ走りやすいように思います。


ここから最大の難所である日高山脈を越えていきます。
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長大トンネルが連続。対面通行区間ですが、トンネル内は明るく圧迫感は少なかった。
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 千歳に近い由仁PAで休憩しましたが、予定よりも早いペースでここまで戻ってきました。これならもう慌てる必要もないため、次の追分町ICで高速を降り、R234早来国道で苫小牧市街へ向かうように予定を変更しました。
 途中、「道の駅 あびら D51ステーション」があったので立ち寄りました。ここにはD51蒸気機関車が静態保存されており、近くで見ることができるようになっていました。妻は買い残しのお土産をいくつか購入し、二人で北海道最後のアイスを楽しみました。私は蒸気機関車の煙をイメージしたという「D51もくもくソフトコーン」をチョイス。


この旅最後のソフトクリーム? 「D51もくもくソフトコーン」が美味しかった。


D51が静態保存されていました。北海道で活躍していた車両だそうです。
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 このあたりから雨がしとしと降るようになってきたものの、空はまだ明るい。のんびりとクルマを進め、ちょうど15:00に苫小牧西港入口へ到達。無事に一周してきました。


雨が降り始める中、無事に苫小牧西港まで戻ってきました。

 事前に下調べをしておいたので、今回はそのまま乗船待ちレーンに進んで駐車。まだ乗船開始2時間前ですが、もう列はほとんど埋まっている状態でした。乗船手続きのため、車検証と乗船引換券を持ってターミナルへ入りましたが、ここでも既に多くの人が列を作り、カウンターが開くのを待っていました。15分ほど待つとオープンしたので、順番に乗船券を受け取って手続きは完了。あとは乗り込むだけです。


今回は直接乗船待ちレーンに並びました。奥に見えるのが「さんふらわあ」です。
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 幸い雨は小康状態だったので写真を撮って時間をつぶしていると、クルマの乗船時刻である17:00が迫ってきました。案内に従い妻は徒歩乗船すべくターミナルへ。私は係員の指示を待ち、乗船する列に並ぶべくクルマを進めました。ただ、実はここからの待ち時間が長く、アイドリング状態が続いたことで燃費が落ちてしまいました(悲)。
 今回はメインの車両甲板の下側、2Fへの駐車となりました。コーンで仕切られ、まるで教習所のような曲がりくねった順路を経て駐車。これで北海道におけるドライブは終了。ようやく慣れない道を走る緊張から開放された気がしました。


船首側に誘導されて乗船待ち中。今回は下層デッキへの駐車になりました。
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 2Fから客室のある6Fまで、荷物を持って階段で上がるのはさすがにしんどかった(笑)。船は往路と同じ「さんふらわあ ふらの」だったので、もう勝手は知ったるものです。
 帰路も船室は「スーペリア インサイド」です。


帰路も「スーペリア インサイド」です。ただ左右のレイアウトが往路とは逆でした。

 先に乗船するであろう妻に頼んで食券をゲットしておいてもらい、レストラン開店と同時に内部へ突入(笑)、狙い通りに窓に面した特等席を確保しました。システムを知っていて、かつ乗り込みが別だったが故にとれる連携行動です。


オープンと同時にレストランに入り、特等席をゲットしました。


この旅で最後の夕食。隣席の人との会話も弾んで楽しめました。

 夕食の際、隣に座った女性に話しかけられました。彼女はバイク旅で、やはり道東を回ってきたとのこと。かなり旅慣れている方のようで、色々と体験談を聞けて楽しいひとときでした。食事の間に船は離岸し、苫小牧を出航。さらば、北海道。
 天気が良くなかったため、デッキには出ずそのまま休むことにしました。


もちろん乗船記録になる写真も撮りました。
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到着まであと16時間30分です。おやすみなさい。

 この日の走行は334.4km(うち一般道115.3km)、平均燃費は22.8km/Lでした。

 8日目、ついに最終日です。起床はなんと3:30、もちろん目当ては日の出です。デッキに出ると曇りがちではあるものの、空の上の方には青空が見えていました。このため水平線からの日の出は見られなかったものの、雲の上から陽が差し込むところを写真に収めることができました。早起きは三文の得ですよ。


甲板へ日の出を見に行きました。さんふらわあマークとの共演です。
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水平線上に雲がありましたが、その上から太陽が出てきました。
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太陽から伸びる光が、海面上に道を作りました。

 まだまだ時間があるので、部屋に戻ってもう一眠り。まだ高速道路を走るので、寝不足で運転は避けたいところ。次に目が覚めたのは6:00過ぎ。6:30の展望浴場オープンと同時に風呂に入り、しっかり目を覚ましました。眺めは確かにいいのですが、湯煙で窓が曇って見えなくなるのがちょっと悲しいところです(笑)。


風呂に入ってさっぱり。まだ入港までは半日あります。
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 朝食は7:30から。昼食が食べられないタイミングになるので、しっかり食べておくことに。海を見ながらこの旅最後の食事をしっかり楽しみました。


今回も特等席を確保! 今回の旅でビュッフェにも相当慣れましたね(笑)。


昼食を食べるタイミングがなさそうなので、朝食はたっぷりと。
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 その後は自室で休むのとデッキで写真を撮るのを繰り返して時間を過ごしていると、船内アナウンスで大洗港到着は45分早まることが知らされました。これはありがたい。復路は往路よりも揺れも少なかったので、かなり順調な航行ができたようです。心配していた雨も降っておらず、iPhoneで天気を調べると埼玉県も大丈夫そう。
 予告通り13:00に大洗港内に入り、着岸作業が始まりました。7泊8日にわたったこの旅もいよいよ終局を迎えます。正直、名残惜しい。


大洗水族館や、大洗タワーが見えてきました。まもなく到着です。
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大洗フェリーターミナルの岸壁に戻ってきました。

 13:40ごろに車両に戻るようアナウンスがあったので、妻と二人で階段で車両甲板へ下り、車に荷物を積み込んで下船の指示を待ちます。少し時間はかかりましたが、上層への可動ランプが下りてきて動線が確保され下船開始。ランプを登って3Fに上がり、前方の車両積込口から船外へ出ました。
 さあ、家へ帰りましょう。


いよいよ旅も終わりですが、最後まで安全運転を徹底しましょう。
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係員の誘導に従って船外へ。一週間ぶりの首都圏です。
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 往路と同じく、大洗市街地を抜けてR50を経由し、大洗水戸ICから高速に乗りました。時間も早いので焦って帰る必要もないのでのんびり走行。友部JCTからは常磐道で東京方面へ。途中、美野里PAで休憩してから最後のスティントに入りました。
 つくばJCTからは圏央道内回りで西へ。さほどの混雑はなく、順調に埼玉県まで戻れました。


常磐道から圏央道を経て西へ。埼玉へ戻ってきました。
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 そのまま狭山日高ICまで走り、いつものGSで給油してから自宅へ。16:30に自宅に帰着し、無事に長旅を終えることができました。


狭山日高ICで高速を降りていつものGSで給油後、自宅へと戻りました。
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 この日の走行は166.6km(うち一般道18.7km)、平均燃費は21.2km/Lでした。

 この旅全体のまとめです。8日間の総走行距離は1,783.7km(うち一般道1,126.0km)、行程を通した平均燃費は21.2km/Lでした。


今回の行程図、5泊6日で道央・道東を巡りました。

 この旅は私にとって「北海道を自分のバイク(クルマ)でまわる」という「夢」の実現でした。おまけに天気に恵まれ、絶景を夫婦で堪能することができたのが最大の喜びです。野生動物との出会いやヘイローとの遭遇など、予想もしなかったことが色々と起こりました。また、泊まった宿は都市部を除けばどこも印象的。食事も美味しいものをたらふく食べられたし、もう文句のつけようがありません。またいつの日か、こんな旅ができるといいなあ。
 同行した妻よありがとう、お互いにお疲れさまでした。本当に楽しい一週間でした。そういえば新婚旅行に連れて行ってなかったので、この旅がその埋め合わせになったかな?
 プランを紹介して予約を取ってくれた旅行会社の東さん、どうもありがとうございました。

2023.06.10

東村山菖蒲まつり

 金曜日の帰宅時、駅で「東村山菖蒲まつり」のポスターが貼られているのを見つけました。この週末は特に予定を入れておらず、近場でもあったので妻と話をして行ってみることにしました。
 所沢で昼食をとってから西武新宿線で東村山駅へ。所沢からは一駅です。駅から会場までは徒歩20分といったところで、ルートには下のような幟が出ていて迷いませんでした。


幟に従って住宅街の中を進みます。約20分ほどでした。

 約20分ほどで会場の北山公園に到着しました。ここは狭山丘陵の東端にある八国山緑地の南側にあたり、「となりのトトロ」の舞台のモデルになったところです。


会場にやってきました。木道が整備されて見て回ることができます。
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 様々な種類の菖蒲が咲き誇っていました。会場の規模そのものは以前に行った明治神宮に比べると小さいですが、種類ははるかに多そうです。特徴的な花を撮影しながら巡っていきました。


様々な種類の花を見ることができました。

 人出もなかなかのもので、多くの家族連れが来ていました。写真的にはかなり暗い曇天だったのがちょっと残念です。


天気は曇りでしたが、多くの人出がありました。
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 ストロボも持参したのですが、ちょっと明るく写りすぎるようでした。花を撮るときは露出をプラス側に振ることが多いのですが、そうすると緑色が浮いてしまうので苦労しました。


今回の撮影条件はちょっと厳しかった...。

 公園の奥の方になる西武園線の線路沿いには、紫陽花も植っていました。しかも白・緑系のものが多く、落ち着いた雰囲気です。こちらの方でも撮影を楽しみました。


紫陽花もしっかり撮影しました。緑の花が印象的です。
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 紫陽花でも接写を楽しみました。こうして観察してみると面白い花ですね。


やはり花の造りが面白いです。青や紫もいいですが、緑もいい雰囲気。

 一通り見たので帰途につくことにしましたが、東村山駅までの狭い道を戻るのは気が進まなかったので、西武園駅へ向かいました。その途中で「チョコミントを食べに行こう」という話になり、店を検索したところ小手指が最寄りの店舗であることが判明。そこで西武園駅からさらに先にある多摩湖駅まで向かうことにしました。住宅街の中をさらに西へ向かいます。


住宅街の中を突っ切って多摩湖駅へ。西武園ゆうえんちの観覧車が見えてきました。
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 多摩湖駅からは山口線・レオライナーに乗って西武球場前へ向かいました。


多摩湖駅からレオライナーでベルーナドームへ。

 西武球場前駅で狭山線の電車に乗り換えて西所沢へ。ドームではちょうど試合をやっていて、歓声が球場から聞こえていました。


山口線のホームから坂を降り狭山線のホームへ。2駅走ると西所沢です。
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 西所沢で池袋線・小手指行きの電車に乗りついで、次の目的地へと向かいました。
 思わぬルートでの散歩になりましたが、歩数も稼げたので良かったかな。

2023.05.31

露に濡れる、天空のポピー

 久しぶりに有休を取得。この日は天気が悪くなければ甲府方面に出掛ける予定でしたが、朝食の際に「そういえば秩父へポピーを見に行ったのはこの時期だったね」という話になりました。妻が調べてみると「一部見頃は過ぎたが、まだ充分見られる」との情報。そこで予定を変更し、そちらに向かうことに。ただしいつもと同じルートでは楽しみがないので、今回は山越えで東側からアプローチしてみることにしました。
 8:00に自宅を出発し、川越ICから関越道で北上します。嵐山小川ICで高速を降りて西へ。R254のバイパスと旧道を乗り継いで小川町へ入り、r11で山間部に分け入りました。東秩父村からはr361に入って峠を越えると目的地の「天空のポピー」会場です。狙い通り、ちょうど開場とほぼ同時に到着。ただ、こちらの道も狭い区間があったので、行きやすさは西側から行くのと道のレベルはさほど変わりませんでした。


自宅から1時間ほどで到着、ちょうど駐車場が開いたようです。
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 入場料は500円/人。芝桜と同じくこちらも前回からは値上げされてます。今回は遊歩道を反時計回りに巡り、写真を撮っていきました。咲き方にずいぶんむらがあり、あるところでは色が全く出ないぐらいの密度でしたが、まだ蕾の状態のものも多数あり、もう少しだけ見頃は続きそうです。また、ここは雨だと開場しないらしいのですが、この日はまさに雨上がり。露に濡れたポピーを写真に収めることができたのは貴重かも。


これが「天空のポピー」です。さあ、撮影を楽しみましょう!
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一番奥まで行って振り返るとこんな感じです。


人が少ないうちに、花をバックにお互いに記念撮影。
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 もちろん、花の接写にもトライしました。梅雨に濡れる姿はこの場所ではレアなはずです。


花の接写シリーズです。今まさに咲かんとする姿はなかなかに興味深い。まるで折り畳んだ傘!?

 今回は入口に近い方が見頃で、色の密度が濃かったです。


iPhoneの超広角カメラも大活躍でした。
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これぐらいの距離の方が花畑感が出ますね。妻も上機嫌でした。
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 1時間半ほどで1周して、会場を後にしました。次は特に予定していなかったのですが、平日でまだ時間も早いので、秩父にあるそばの名店「わへいそば」に行ってみることに。30分強走ってR140とR299を乗り継いで秩父鉄道・秩父駅近くにあるお店へやってきました。


「天空のポピー」を後にして、秩父市街地へと向かいました。
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今日の昼食は名店「わへいそば」、幸い待ちの行列なし。

前回は入店待ちでずいぶん並んだ覚えがありますが、この日は空いていてすぐに席へ。それぞれくるみ汁のせいろ蕎麦と生姜入り炊き込みご飯に、私は天ぷら、妻は秩父名物三品を注文。素朴な味わいで美味しかった。


平日はセットメニューだけだそうです。ちょっと高いですが、その分ボリュームはたっぷり。


秩父名物の食材をゆっくりと楽しみました。

 この後、特に行きたいところもなかったので、このまま帰途につきました。R299で正丸峠を越えて飯能・入間へ。入間では以前よく利用していたスーパーと元自宅前にあるかきもち&あられ屋さんで買い物をしてから自宅まで戻りました。


以前の自宅前のかきもち&あられ屋さんで買い出し。これまでは徒歩30秒だったのに...。

 この日の走行、126.6km(うち一般道100.4km)、平均燃費は19.5km/Lでした。タイヤの空気圧を上げておいたのでもうちょっと良くなると思っていましたが、天空のポピーに向かう急坂で踏み込んだせいで悪化したようです。

2023.05.27

花さんぽ+コーヒー探索

 妻のEOS Kiss Mが戻って来たので、この週末は花さんぽに出かけることに。ついでに珍しいコーヒー豆を買い出しに行こうということで、東京・紀尾井町へ。8:30過ぎのゆっくりスタートで最寄駅を出発。各駅停車だったので、終点の西武新宿まで1時間以上かかりましたが、特に急ぐこともないので座ったままゆっくり移動しました。新宿からは東京メトロ・丸ノ内線で赤坂見附へ。


赤坂見附駅で電車を降り、探索開始です。

 まず向かったのは東京ガーデンテラス紀尾井町。ところが見た地図が模式化されたものだったので今ひとつ感覚がつかめず、迷ってしまいました。


間違えて反対方向へ。紀尾井坂を登ってニューオータニへ。

 どうやら反対方向に回ってしまったらしい。首都高の高架下を通って元の位置へ。


首都高の高架下にて。東京はほんとに立体的な都市です。

 もとの場所からもう一度北に向かい、途中で反対方向に入ったところで目的地を発見。近代的なビルの前には洋館が建っていました。


近代的ビルの前に洋館を発見。ここが第一の目的地です。


洋館の全景はこんな感じ。「赤坂プリンス クラシックハウス」です。

 ここは1930年に建てられ「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館」として使われてきたものをリノベーションしたものだそうです。風格が漂います。


後ろに回るとバラ園がありました。花さんぽ開始です。

 ここにきた目的は「バラ」。今月は「KIOI ROSE WEEK 2023」が開催されているという情報を見たので花さんぽにちょうどいいと思って選びました。残念ながらピークは過ぎていたようですが、それも多くの種類の花を楽しむことができました。


ピークは過ぎていましたが、多くの種類の花を楽しめました。

 イベントだけあってアート作品も多数並んでいました。規模はそれほどでもありませんが、コンクリートに囲まれた地区で華やかさがしっかり演出されていました。


アート作品も多数。天気も良かったので綺麗な色が出せました。
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 ちょっと早いですが、昼食をここで摂っていくことに。ガーデンテラス内のレストラン街で定食屋さんがあったので、入ってみることにしました。味噌汁がちょっと変わった風味でした。


ガーデンテラス2Fフロアで定食屋さんを発見。


ちょっと早いですが、ここから歩くのでしっかり腹ごしらえです。


私は唐揚げ、妻は焼魚をチョイス。味噌汁がちょっと変わった風味でした。
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 お腹を満たしたので、ここからはコーヒーを求めて移動します。再び弁慶橋を渡り、青山を目指して西方向へ歩いて行きました。


再び弁慶橋を渡り、南下して青山を目指します。
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 R246を進み、青山のホンダビル前から南に少し進み、乃木坂の近くに「Little Darling Coffee Roasters」という店がありました。ここは広い敷地を持つカフェです。


広い敷地を持つカフェ、ちょっと異国情緒があります。

 暑くなってきた中で歩いてきたので、アイスコーヒーを飲むことに。ベンチに腰掛けて紫陽花を楽しみながらさっぱりしたコーヒーを飲んで一服しました。


ベンチで紫陽花を見ながらアイスコーヒーで休憩。贅沢です。


なんだか日本じゃないみたいです。ハワイあたりのイメージ?

 次はコーヒー豆の買い出し、目指すは代官山です。青山霊園を抜けて八幡通りを南下。ほぼ最短コースを進んだのですが、意外にアップダウンがあって負荷がかかりました。
 今回やってきたのは代官山駅の近くにある「Mocha Coffee」さん。ここはその名の通り、イエメン産のコーヒー豆を主に扱っているそうです。実は我が家ではあまりモカを挽いていないので、ぜひ本格的なものを飲んでみたいと選びました。どんな味や香りなのか楽しみです。


ここが目的地の「Mocha Coffee」さん、いい雰囲気でした。
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 さすがに歩き疲れたので、少々早いですがここで行動を切り上げることにしました。近くの東急東横線・代官山駅から電車に乗車します。


代官山駅から電車に乗ります。次の駅が渋谷です。
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 次の渋谷駅で西武線直通のFライナーに乗り換え、所沢経由で自宅まで戻りました。
 いい天気で気温も上がり、ちょっと暑くはなりましたが狙い通り歩数も稼げました。満足感のある1日が過ごせました。

2023.05.07

GW帰省(復路編)

 GWも終わり、首都圏へ戻ります。飛行機は価格重視で午前中の便を選択しました。NH564は10:00発なので、おそらく15:00前には自宅に戻れるはず。今回の搭乗機は「鬼滅の刃」特別塗装機のB767-300ERでした。


「鬼滅の刃」特別塗装機でした。昨年に続き二度目の搭乗になります。

 今回もほどんどが雲上飛行でしたが、着陸直前にはディズニーランドや三番瀬、ゲートブリッジなどのランドマークが見られたそうです。


離陸時は雨、雲上飛行の後、着陸前にはちょっと景色が楽しめたようです。

 少し待てば自宅の隣駅まで行くバス(運休中で1日2本しかない)が出ることがわかったので、売店で弁当を買ってからバスに乗り、移動しながら昼食。日曜日の午後早い時間のため道も空いており、14:00過ぎには隣駅まで到着できました。楽だわこれ。もっと便数増えてくれないかな。
 さあ、明日から仕事再開です。

2023.05.04

今、最も旬な場所へ

 妹が帰省し「高知県立牧野植物園へ行きたい」とリクエストしたことから、妻と3人で行ってみることにしました。ところが連休中の上、牧野富太郎博士をモデルにした朝の連続テレビ小説が放送中とのことで、相当な混雑が予想されます。そこで色々調べた結果、高知駅前から出る観光客向けの有料周遊バス「MY遊バス」を使って行くことにしました。


今日のスタートは高知駅から。ここから周遊バスで五台山へ向かいます。
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 バスは8:00に発車。まだ早い時間帯にも関わらず、多くの人が利用していました。バスは五台山の坂道を登り、20分ほどで山頂エリアに到着。植物園の開園時間は9:00なので、まだちょっと早いタイミングです。ところが既に植物園の正門(北門)入口には長い行列ができていました。
 そこで、先に竹林寺に行ってみることにしました。


竹林寺前でバスを降り、境内へと入りました。

 「福運招き猫」は、高知市にある商家で飼われていた猫の腹に「北」という文字が現れ、福運がやってきて栄えたという言い伝えによるものだそうです。


福運よ、来い来い。

 竹林寺では「秘仏本尊文殊菩薩」の御開帳をやっていました。本来は五十年に一度のタイミングで行われるらしいのですが、今年は竹林寺開創1,300年を記念した特別公開だそうです。


竹林寺の本堂、今年が開創1,300年だそうです。
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 さて、開園少し前になったので再びバス停に戻ると、こちらも行列ができていました。ただ、竹林寺前バス停のそばにある南門は明らかに人が少ないので、こちらに並びました。
 9:00に門が開き、チケットセンターで入場券を買って中へ入りました。まずは妻が展示館で上映されている映像を見たいと言ったため、そこを目指しました。


ネモフィラの植えられている一角を発見。まだ人のいないうちに撮れて良かった。

 13分ほどの映像コンテンツを2本見て、再び園内へ。牧野博士の生涯を紹介する展示はボリュームがあり、見どころも多かった。


展示スペースの外に用意された撮影スポットにて。

 園内が混み合うことはある程度予想していたので、昼食を中のレストランで早めにとろうということにしました。ところがレストランの開く時間を読み違え、行った時にはすでに入店待ちの長いリストができていました。結局1時間ほど待つ羽目になりました。
 今回は「四万十ポークのステーキ」を頂きましたが、これがまた美味しかった。


1時間待ちでようやく入れました。四万十ポークのステーキは美味しかった!
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 腹ごしらえも終わったので、園内を順番に回っていくことに。残念ながら春の花のピークはちょっとだけ過ぎてしまっていたようで、「こんこん山」の一部だけが鮮やかな色に覆われているという印象でした。


こんこん山の上部だけが鮮やかな色に覆われていました。


数や面積は少ないのですが、様々な花が植えられていました。


せっかくのカメラ持参なので、様々な距離で撮影しました。
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 花の接写もトライしましたが、マクロレンズではないので寄れないのが少々もどかしい...。


花を主題にして撮ってみました。構図に工夫が少ないかな...。

 妹と妻はスタンプラリーにも参加。園内最後のスタンプは、博士の銅像の傍にありました。それにしてもこの銅像、ちょっと遊び心が多過ぎませんか?


牧野博士の銅像前にて。なんでキノコを持ってるの?

 最後に温室を見学し、再び北門の方へも戻ってきました。本館か展示館のカフェでお茶にしようと思ったのですが、ケーキ類が品切れ。そこで「市街地まで戻ろう」ということになりました。北門から退場し、最後のスタンプを竹林寺でゲットしてからバス停へ。ちょうど10分少々で高知駅行きのバスが出るいいタイミングでした。


正門前で案内スタッフさんに記念写真を撮ってもらいました。

 帰りのバスはほぼ満席。新緑の中、バスは五台山を駈け降り、国分川を渡って15分ほどではりまや橋まで戻って来ました。


帰りのバスはほぼ満席。それでも座って移動できてラッキーでした。

 さて牧野植物園、最後に行ったのはもう40年ほど前ではなかろうか。建物や展示も近代的になっていて、記憶の中にある施設像とはかけ離れていました。おまけにこのフィーバーぶり、こんなことはもう二度とないのではなかろうか...。

2023.05.03

今日は沖合へ

 前日に引き続き、この日も出動! 今回は義父が船を出して、土佐湾へと乗り出すことに。


浦ノ内湾を出て沖合へ向かいます。今日もすばらしい天気です。


宇佐大橋をくぐると外海です。いざ土佐湾へ。
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見る見るうちに陸地が遠去かりました。
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 ここから釣り(個人的には漁だと思うのですが...)の開始。4年前と同じく釣糸を固定して船を走らせるのですが、今回はなかなかヒットしません。


だいぶ沖合に出て来ました。そろそろ釣りの開始です。
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ずっと糸を流して船を走らせるのですが全く反応なし。でも大海原は気持ちいい。
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 ただ、昼前になってようやく当たりが来るようになりました。


当たりが来るようになりました。小さいですがカツオです。
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 かかるのはソウダガツオ。まだシイラはちょっと早いらしいとのことでした。


午後になってからは連続で当たりが来るようになりました。
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 14:00ごろに切り上げ。10尾ぐらいは釣れたのかな?


帰路はスピード感満点です。
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 こちらが今日の水揚げです。早速持ち帰って刺身や焼き魚にして頂きました。特にソウダガツオは傷みやすいので、新鮮なうちにしか調理できない料理もあるそうです。お義父さん、今日もありがとうございました。この休暇は海の幸に恵まれました。


大漁に妻も大喜び。今度は動画が上手く撮れましたね。

2023.05.02

エビでタイを釣る

 義父から「釣りに行こう!」と誘われたので行ってきました。といっても今回は「海上釣堀」だそうです。今回行くところは高知県須崎市の浦ノ内湾に浮かんでおり、対岸から船で渡ります。


海上釣堀にやって来ました。今回、妻は「動画係」で同行だそうです。
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 釣れるのはタイ、シマアジ、ハマチなどとのこと。私も竿を借りてトライ。さて...。


マイ竿を使って釣糸を垂れる義父と見守る妻。私はマイペースで。
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 なかなか動きはなかったのですが、途中からかかるようになってきました。


ようやく当たりが来ました。結構引っ張られました。
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 何尾か釣り上げて少し勝手がわかってきました。鯛もゲット!


マダイの釣り上げに成功!
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 こちらが義父がマダイを釣った際の動画。さすが親子、いいコンビネーションです。


義父がマダイを釣りました。いいコンビネーションですね(笑)。
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 義父曰く、これでも「大漁には程遠い!」と少々残念そう。開始から4時間でタイムアップを迎えましたが、二人で10尾ほどゲットしたので、しばらく食事には困らないでしょう(笑)。


釣りアワー終了。対岸へと戻ります。 天気に恵まれて、のんびりできました。
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 お義父さん、ありがとうございました。


今日の獲物です。今夜の夕食が楽しみ(笑)。

2023.05.01

土佐湾岸ドライブ

 雨が上がり、空は快晴になりました。母に「帰省中、何が食べたいものがあるか?」と聞かれて答えたのは「鰹のタタキ!」。ならば久礼大正町市場へ新鮮なものを買いに行こうということで、ドライブが成立。妻と4人で出かけることになりました。
 高知道・伊野ICから高速に乗って高知市西部の中土佐町に向かいましたが、まだちょっと時間的には早いタイミングです。そこで絶景ポイントをリクエストしました。四万十中央ICまで行って高知方面に少しだけ戻り、r52で興津方面へと向かいました。道は整備されていて走りやすい。聞けば父は初めて、母は50数年ぶりだとか。


四万十町興津を目指して走行中。道はよく整備されていました。

 目的地は峠のトンネルを抜けたところにありました。「興津坂展望所」は眼下に興津集落と土佐湾を一望できる絶景ポイントでした。観光のメインルートから外れているので、なかなかここまで来る人はいないことでしょう。高い場所から一望できる、開放感のある展望スポットでした。


興津坂展望所からの眺め、中央の山手前が興津集落らしい。記念撮影もしました。
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とにかく開放感が溢れる展望台でした。

 さて、主目的は久礼大正町市場です。この日は平日なので、観光客も比較的少なめ。アーケードの中にある鮮魚店で、鰹の藁焼きを購入することができました。今晩はご馳走確定です(万歳)。


本日の主目的はここです。初鰹のシーズン到来です。
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田中鮮魚店で藁焼きのタタキを入手できました。今晩はご馳走だ!

 昼時になったので、市場の外にある惣菜屋さんで「かつお飯」を買い、近くで食べることに。ところがなかなかいい場所がなく、少し離れたところにあるグラウンドに併設された公園の休憩所で食事をすることに。日陰にいると爽やかで気持ちが良かった。


妻はでっかいタンポポの綿毛を見つけて大はしゃぎ。


大正市場で買ったカツオ飯で昼食です。

 帰路は私が運転を交代。まだ時間も早いので、土佐湾岸沿いに戻ることにしました。久礼の市街地からR56で高知方面へ走り、須崎市街地を過ぎたところでr23で宇佐方面へ。途中から旧横浪スカイラインのr47へ入り、絶景ドライブ開始。途中にある休憩所で停止し、展望台に上がりました。海から吹き上げてくる風が心地よかった。やっぱりこの季節は最高です。


横浪スカイラインの展望台まで上がると、水平線がはっきり見えました。


こんないいコンディションは今の時期ならではです。

 急な坂道を下ると浦ノ内湾の入口にかかる宇佐大橋に到達し、ここで再びr23に合流します。通常だと仁淀川沿いに北上してR56に戻るのが早いのですが、仁淀川河口大橋を渡りr14に入って海沿いを桂浜方面へ。途中で左に曲がり、山越えで市内へと戻りました。
 この日はとにかく海も穏やかで、快適なドライブでした。

2023.04.29

GW帰省(往路編)

 今年もGWは帰省することにしました。いつもと同じくANA利用ですが、引越しで羽田まで遠くなってしまったので朝一便は使えず、13:40発のNH565を使いました。10:00ごろ自宅を出て、特急「小江戸」号を使って高田馬場・品川で乗り継ぎ羽田へ。電車が混雑しますが、このルートが一番駅で歩く距離が短いのです。
 ANA LOUNGEでゆっくりした後に搭乗口へ向かいましたが、 搭乗機の到着遅れによって出発が遅れるとのアナウンス。もうちょっと早く言ってくれればラウンジで待機できたのに...。


65番ゲートで出発準備中のNH565、B787-8国内線仕様機です。

 出発は30分ほど遅れました。もともと連休中はいつも遅れ気味になりますが、手荷物検査が厳格化されてからますますひどくなっているような気がします。
 この日、関東地方は午後から天気が下り坂でしたが、伊豆半島の上空までは地上がよく見えたそうです。ただしその先は厚い雲に覆われ、高知は雨がやや強く降っていました。


伊豆半島までは下が見えたそうですが、そこから先、高知までは雨でした。
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 さて、いよいよGWのスタートです。

2023.04.28

昼下がりの「芝桜の丘」で花さんぽ

 仕事が早上がりできたので、午後から秩父・羊山公園の「芝桜の丘」へ行くことにしました。会社から直接JR武蔵野線・西武池袋線で所沢へ。自宅から出て来た妻と合流して飯能へ。ここから西武秩父行きの電車に乗り継ぎます。電車はこの区間では珍しく8両編成でしたが、まだ昼下がりということもあって、それほど乗車人数は多くありませんでした。
 15:00前に最寄駅となる横瀬駅に到着。前回と同じく、ここから歩いて羊山公園へ。


今日の「花さんぽ」のスタートは横瀬駅です。

 前方に武甲山の石灰石が削られた北斜面を見つつ歩いて行きました。


線路を地下道でくぐり、案内に従って入口へ向かいました。
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 所要時間は徒歩で20分ほど。入場口でチケットを買って中へと入りました。


チケットを買い、入口から入場します。入るといきなりの絶景。
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 正直言うとピークはもう過ぎた感じですが、まだぎりぎり楽しめたというところ。人も前回よりは少ないので、じっくりと見て回れました。


ピークは過ぎていますが、まだまだ楽しめるタイミングでした。


もう夕方が近い時間ですが、色がきれいに出せました。


恒例のギミック撮影も。タンポポがワンポイントになっています。
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模様もきれいに出てますが、ちょっと色の密度が低いのが残念。

 昨年と違って夕方に近い時間に来たので、光線の具合が昨年とは全く違います。ストロボを持参して良かった。武甲山は逆に順光だったので、くっきり輪郭が出たようです。


北側からは武甲山を望めます。圧倒的な存在感です。
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最後に全景を入れて記念撮影。

 前回同様、ネモフィラも咲いていました。それほど広い範囲ではないので、余計なものが写り込まないようにアングルを慎重に選びました。


ネモフィラも咲いていました。絵になります。


こんな遊び心も。にこちゃんマークとハートです。

 1時間ほど滞在して帰ることに。戻りは西側の斜面にあるきつい坂道を降り、西武秩父駅へと向かいました。


帰路の途中にある神社には趣がありました。

 ちょうど飯能行きの普通電車がやってきたので、特急Laviewではなくこれに乗って戻ることにしました。飯能で池袋行きの急行電車に乗り継ぎ、所沢へ。


西武秩父駅から普通電車に乗って帰ります。ほどよい「花さんぽ」でした。

 ちょうど夕時になったので、所沢で下車して夕食を摂ることに。いつもの「天ぷら椿」さんで天ぷら定食を食べました。今日はしっかり歩いたので、まあいいでしょう。
 そのまま航空公園駅まで歩いて新宿線の電車に乗り帰宅。ほどよい「花さんぽ」でした。

2023.04.14−04.16

長崎は今日も...

 3月で失効するマイルがあったので、使ってしまうことにしました。行き先は結婚後二度目となる長崎です。4年半前の訪問時は、落雷によるロープウェー運休により稲佐山に登れず、天候も悪かったため夜景を楽しめなかった経緯があります。さらに妻が「軍艦島へ行きたい」という希望があり、私もまだ上陸はできていなかったので、併せてダブルリベンジを狙うことに。幸いGW前の4月はローシーズンなので、特典航空券を12,000マイル/人で入手できました。
 金曜日に有休を取り、8:00前に自宅最寄り駅から西武新宿線の電車に乗って出発。最寄りの特急停車駅でレッドアロー「小江戸」号に乗り継ぎました。朝の混雑を避けて高田馬場駅まで一気に移動。ここまでは快適です。


高田馬場までは特急「小江戸」号を使って混雑知らずで移動しました。

 高田馬場からはJR山手線内回りで品川まで移動しますが、さすがにここは混雑がひどかった。以前は池袋から比較的空いている山手線外回りを使い、浜松町からモノレールを使っていましたが、引っ越し後は駅での乗り換え移動が少なく運賃が安い京急を使うことが多くなっています。品川駅からはエアポート急行に乗車し、羽田空港へは搭乗開始時間の1時間前に到着しました。手荷物をPremiumカウンターで預けてANA LOUNGEへ。久しぶりにゆっくりと過ごせました。


ラウンジでくつろぎのひととき。おつまみミックス、いくつ食べた?

 出発予定時刻の20分前から搭乗が始まり、優先搭乗を利用して機内へ。座席指定をした時点では結構空席があったのですが、実際にはほぼ満席状態だったのがちょっと意外でした。飛行機は予定通りに出発し、C滑走路から離陸。窓側に座っていた妻によれば、東海地方あたりまでは下も見られたようですが、そこから先は厚い雲が出て景色はあまり楽しめなかったそうです。


羽田の65番ゲートで出発準備中のNH664、機材はB787-8でした。


我々はスーパーフライヤーズメンバーのため、常時グループ2で搭乗できます。


いよいよ出発。珍しくC滑走路から離陸するようです。

 長崎空港到着は定刻よりわずかに遅れました。心配していた天気ですが、ごく弱い小雨というところ。この程度なら観光で動き回るのに支障はなさそうです。まずは空港連絡バスで長崎市内へ向かいますが、支払いに交通系ICカードが使えるようになっていて、いちいち乗車券を買わなくて済むようになったのは便利です。


約2時間弱で長崎空港に到着、天気はぎりぎり雨が降っていないという感じ。
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 空港から高速道路を使って走ること約30分強で市街地へ到着。新地中華街でバスを降り、最初に荷物を宿に預けることにしました。今回の宿泊先は長崎港ターミナルの近くにある「エスペリアホテル長崎」。電車通り沿いにあり、迷わず到着できました。まだ14:00でしたが、チェックインもできるということだったので、部屋に入って荷物を再構成してから出かけることに。部屋は12階で、窓からは鍋冠山や女神大橋が見えました。


これが今回のホテル、大波止と五島町の中間ぐらいの場所にありました。

 この日は郊外にある「長崎ペンギン水族館」へ行く予定でした。そこで電停2区間分先にある長崎駅前まで歩き、目的地方面へ向かう路線バスの有無を確認することに。ところが新幹線の開通で長崎駅前は4年半前とはすっかり様変わり。勝手がわからず迷っているうちに時間だけが過ぎてしまったため、思い切ってタクシー移動を決断。懐にはちょっと痛いところですが...。


長崎駅前は4年半前とは様変わりした上、まだ工事中でした。

 新しい長崎駅前のロータリーでタクシーを拾ってペンギン水族館へ。20分ほどで駐車場の入口に到着しました。時間はまだ15:00過ぎなので、閉館時間まで一通り楽しめそう。我々にとっても久しぶりの水族館です。


長崎ペンギン水族館に到着、市街地からは車で20分というところでしょうか。
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 さて、そのペンギン水族館ですが、展示の内容は思ったほどではなかったのですが、飼育されているペンギンは種類も頭数も多く、見ていて飽きません。ちょうど食事の時間で、飼育員さんが魚を配りながら歩くと多くのペンギンがそれに連れられて行進するのがなんとも可愛らしい。


EOSで撮影したペンギンたち。とにかく仕草がかわいらしい。

 ガラス越しではありますが、ここまで近寄れます。中には興味をもたずに端でじっとする個体がいたりと、ペンギンにもいろんな性格のものがいるようです。


ガラス越しですが、ここまで近寄ってくれます。


なんだか観察し合う一人と一羽...?


カメラのおかげで、毛並みの描写が以前とは段違いになりました。

 結局、閉館時間まぎわまでたっぷりと過ごしました。ここから市内へと戻りますが、事前に調べた時刻表ではバスは30分に1本。館外へ出たところでちょうどバスが走り去ってしまったことから、次便を停留所で待つことになりました。予定が詰まってはいないので、特に急ぐこともなくのんびりペースです。
 路線バスで中央橋まで戻り、中華街へ。夕食で目当ての店は「中国菜館 江山楼」、前回来た際にも入りましたが、皿うどんと炒飯が美味しかった名店です。本店は閉まっていましたが、斜め向かいにある新館が開いており「料理が出るのに少々時間がかかるかも」ということでしたが、ここは順番待ちしても行きたいところ。


新地中華街にやって来ましたが...閉まっている店が多い?
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 階下で少し待った後、呼ばれて二階に上がるとそこが広間になっていました。前回同様、太麺の皿うどんと炒飯に加え、今回は焼きビーフンも頼みましたが、これがまた美味しかった。あっという間の完食でした。


「中国菜館 江山楼」の新館2Fで夕食です。


今回の夕食は焼きビーフン、皿うどん(太麺)と炒飯でした。器には遊び心が!


あまりの美味しさに黙々と食べ続け...完食! ごちそうさまでした。

 さて、腹ごしらえも終わったところで18:30。気になるのは天気ですが、まだ本降りにはなっていなかったので、夜景を見に行ってみることにしました。路面電車の5系統に乗って終点の石橋電停まで移動し、その裏手にある斜行エレベーター「グラバースカイロード」を使って山上へ。この終点がグラバー園の北側入口になりますが、今回はここからさらに細い道を山に向かって登ります。この頃からは雨が本降りになり風も出てきましたが、ここまで来た以上今さら引き返すこともできません。傘を差しながら果てしなく続く階段を上り、ひたすら頂上を目指しました。
 頂上部が鍋冠山公園で、ここは稲佐山と並ぶ夜景スポットです。天気が悪かったこともあり、訪問者はなんと我々二人だけの貸し切り状態! しかも雨は降っていたものの視程は悪くなく、市街地から稲佐山、女神大橋まで見渡せました。これはわざわざ来た甲斐がありました。


雨の中山道を登り、鍋冠山公園展望台にやってきました。


見事な夜景! 雨でしたが充分な視程があったのが幸いでした。


屋根のあるところで、貸切で夜景を楽しめました。


暗い場所だったので、セルフィーはちょっと辛かったですね。

 写真を撮りながら20分ほど滞在しましたが、雨風がやや強くなってきたため、山を下りることにしました。来た道を戻って再び石橋停留所へ。ここから再び路面電車に乗り、新地中華街で1系統赤迫行きに乗り換えて五島町電停へ。近くにあったコンビニで買い出しをしてから宿へ帰着。1日目の行動はこれにて終了です。傘の出番はありましたが、計画していた行動は完遂できました。


今回利用した客室です。値段なりの広さでした。

 2日目は5:30起床で、朝食が6:30から。最近の私の宿選定基準は「美味しい朝食」ですが、今回も当たりでした。朝から二人ともプレートはモリモリ。妻は「朝食の紹介ポスターに出ていた皿うどんがない!」と不満を申しておりましたが...(苦笑)。


今日は長い一日になるはず。しっかり食べて備えましょう。

 さて、今回の目玉である「軍艦島上陸クルーズ」はこの日の午後だったので、午前中は特に予定を組んでいませんでした。天気はしとしと小雨模様なので、街中とはいえ歩き回るというのはちょっと大変そう。そこで前日タクシーで前を通った「長崎歴史文化博物館」に行ってみることにしました。8:30から開館しているのがありがたいところです。裏道でショートカットすることで、宿から徒歩10分ちょっとで到着しました。


長崎歴史文化博物館へやって来ました。敷地には長崎奉行所が復元されています。
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 この博物館、旧長崎奉行所の跡に建てられたそうで、その建物を復元したものが博物館に併設されています。展示内容は外国との関係やキリシタンに関するもの、伝統産業や独特の祭り、近代産業など実に様々。特に私は幕末に活躍した写真家、上野彦馬の展示が面白かった。


私は幕末の写真家、上野彦馬の展示に興味あり。同じ趣味とも言えますから。
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 妻が土産物を買っている間に、私は本日のクルーズが催行されるどうかをWebサイトで確認。どうやら出航はするようですが、雨はなかなか止んでくれません。上陸時は安全上の理由で傘が使えないため、雨が降っている場合は合羽が必要です。そこで浜町アーケードのダイソーで調達することにしました。
 その途中で、なんとも雰囲気のいい珈琲豆屋さんを発見。中はカフェが併設されているようで、メニューを見るとカレーセットが美味しそう。この後のクルーズは集合開始時間が12:00、終了予定が15:30のため、おそらくは昼食を食べる時間がありません。そこでまだ早いのですが、ここで昼食をとっておくことにし、カレー+ケーキセットを注文。このカレーが絶品でした。スパイシーですが舌に残らない辛さで、分量もちょうどいい。その後に出てきたガトーショコラに、濃厚なコーヒーがよく合いました。全くの偶然から見つけた店ですが、これはすばらしい当たりを引いた気分です。ごちそうさまでした。


全くの偶然ですが、豆に精通していそうな珈琲店を発見しました。


カレーとケーキのセットを注文、そのお味は...!


スパイシーだが後味のいいカレーと、濃厚珈琲+甘いガトーショコラが絶品でした。
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 アーケードで合羽を調達し、いよいよ長崎港へと向かいます。ターミナル内の受付窓口で支払いと誓約書の提出を済ませ、桟橋へ。まだ乗船まで20分以上ありますが、良い席を確保しようと既に行列ができていました。この頃になってようやく雨が上がり、雲もいくぶん高くなってきました。こうなると上陸できるかはどうかは波の高さ次第だな...。


長崎港ターミナルビルで、クルーズの参加受付を済ませます。
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桟橋へ移動して乗船を待ちます。これが今回乗る遊覧船です。
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 出航20分前から乗船開始。私は過去に乗っているので、前回の経験から迷わず上層デッキの右舷側の座席を確保しました。これで今回も特等席で観察ができそうです。


いい席を確保できました。前回は波が高くて上陸できませんでしたが...リベンジなるか?

 クルーズ船は13:00に出航し、長崎港を港外へ向かって移動を開始。正面には海上自衛隊のこんごう級護衛艦2隻に加え、艤装中の新型もがみ級フリゲート護衛艦の姿もありました。港外へ出ると徐々に船の揺れも大きくなってきましたが、前回に比べると動揺は少なかったかな。伊王島、高島を通過し、約40分で目的地である端島(軍艦島)に接近してきました。いよいよ観察開始です。


長崎港から端島まで。こんごう型護衛艦2隻と新型フリゲートが見られました。


いよいよ端島に到着。このぐらいの動揺ならば...?
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 ここで船からアナウンスがあり、上陸条件である波の高さは最新情報で54cmということで、上陸許可の基準である50cmをわずかにオーバー。接岸を断念するということで、今回も上陸はできないことになりました。うーん残念。ここで上陸クルーズから周遊クルーズに変更され、島のまわりを2周することに。近くから見ると、10年前よりもさらに風化が進み、かなり崩落している部分も増えてきているのがわかりました。


残念、今回も上陸ならず。その代わりにフルサイズEOSでたっぷり撮影できました。

 島をまわり、クルーズ船は帰途につきました。戻りも見どころ満載で、三菱造船所の香焼工場やグラバー園、前日に登った鍋冠山公園の展望台などを海上から見られました。


今回も上陸はできず、帰途につくことに。さよなら軍艦島。
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戻りは三菱重工香焼工場や、グラバー園などが見られました。

 15:00に帰港し、上陸できなかったことによるクルーズ料金の一部払戻しを受けて今回のクルーズは終了しました。運航会社からは使用期限なしの20%引きクーポンを頂きました。また機会があればぜひ使いたいところです。


2時間半のクルーズは無事に終了し、帰港しました。

 さて、次はいよいよ稲佐山からの夜景ですが、まだ時間が早いということで、めがね橋の近くにある喫茶店でコーヒーを飲むことにしました。「南蛮茶屋」さんには三度目の訪問ですが、ここの南蛮茶「ストロング」が美味しい。店も隠れ家的な雰囲気で私は好きです。クルーズで身体が冷えていたので、暖かいコーヒーでほっと一息つけました。


「南蛮茶屋」さんには私は三度目の訪問になります。


南蛮茶「ストロング」をじっくりと味わいました。

 せっかくなので眼鏡橋も行っておきました。雨のせいで川の流れが強かったため、きれいな「めがね」を見ることはできませんでした。


向こうに見えるのが「めがね橋」です。


この日は雨のせいで流れが強く、きれいな「めがね」にはなりませんでした。

 昼食が早かったことと、稲佐山では食事ができる場所がそうないだろうという判断で、このあたりで早めの夕食をとってから行くことに。「共楽園」さんは中島川沿いにあるちゃんぽん&皿うどんのお店で、地元の人が通う名店との評判です。開店と同時に入り、私はちゃんぽん、妻は細麺の皿うどんを注文。それぞれに地元の味を堪能しました。


夕食は少し早めに「地元の味」で摂ることにしました。


私はちゃんぽん、妻は細麺の皿うどんを選択しました。


野菜たっぷりでボリューミー。味もあっさりしていました。
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 再び浜町アーケードを抜け、観光通電停から1系統の路面電車に乗って長崎駅方面へ。宝町電停で下車し、長崎ロープウェーの山麓駅を目指しました。距離は約1kmほどなので、15分ほどで到着します。駅の窓口で往復乗車券を買い、ゴンドラへ乗り込みました。約5分ほどで山頂駅に到着します。


宝町電停から約1kmほど歩いてロープウェーの山麓駅へ。


ロープウェーからは長崎港が見えるようになってきました。

 山頂駅から少し南に行くとテレビ塔があり、その隣に大きな展望台があります。さっそく上に登り、360°のパノラマを楽しみました。まだ日が残っているので、外海側や天草灘方面に加え。先ほど行った端島まで見渡すことができました。ちょっと早めに来て正解でした。


まだ明るいので、360°パノラマを楽しめました。
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 そこから市街地に面した場所を陣取り、撮影しながら暗くなるのを待ちました。時間が経つにつれて様々なところで灯りがつき、徐々に港を囲むように街の形が浮かび上がってきます。札幌や神戸と違い、市街地までの距離が短いのがここの特徴です。少々寒くはありましたが、評判の夜景を堪能しました。


だんだん暗くなっていくにつれ、港の形が浮かび上がって来ました。美しい。


展望台には多くの人が集いました。充分堪能したので帰途につくことに。
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 20:00ごろに再びロープウェーに乗って下山。帰りは夜景を見ながらの乗車です。


ロープウェーの山頂駅からハートマークを発見、これどこだ?
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下りのロープウェーからムービーを撮ってみました。

 再び宝町電停まで歩き、そこから路面電車で大波止電停へ。別のコンビニでおつまみを買って宿まで戻りました。端島への上陸はできなかったものの、それ以外は全て目的を達成できました。2日目の行動はこれで終了です。


文明堂総本店前で下車。今日も盛りだくさんの内容でした。
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 3日目は帰るだけです。朝食は前日と同じで6:30。残念ながらこの日も皿うどんはなく...妻は少々おかんむり。私はちょっと肉系に偏ってしまいました。


妻は紹介写真にあった皿うどんがなかったのに、少々おかんむり...?

 出発は8:30前。ホテルをチェックアウトし、大波止電停から赤迫行きの路面電車でバスターミナルがある茂里町まで移動しました。実は新地中華街などからでも乗れるのですが、座席予約制ではないため満席だと乗れない場合があるそうで、できるだけ始発となるココウォーク茂里からの乗車を薦められていたためです。バスターミナルは広くて機能的でした。


電車でココウォーク茂里へやって来ました。


バスターミナルは新しくて機能的。ここから空港連絡バスに乗ります。
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ここが始発なので問題なく座席を確保しました。結局、満席にはなりませんでしたが。

 8:45の空港連絡バスに乗り、長崎空港へ移動。出発時間の1時間半前に空港に到着しました。カウンターで手荷物を預け、二階にあるカード会社のラウンジで休憩。搭乗開始30分前に保安検査場を通過して搭乗待合室へ。すると正面に「キヤノン長崎」の宣伝ブースがあり、製品群が展示されていました。そうか、我が新しい愛機もここが故郷かもしれないのか...。


ここがキヤノン製カメラの故郷。我が愛機もそうなのかな?

 案内時刻よりも少し遅れて搭乗が始まりました。今回も前方座席だったので、出入りは少し楽ではありますが、単通路機はとにかく混み合います。


出発準備中の羽田行きNH663。後方には「NAGASAKI」の花文字が。
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優先搭乗で乗り込み、ようやく一息つけました。さあ、帰りましょう。


隣には妻と初デートの時に乗った思い出の機体が! 思わぬ再会でした。

 飛行機は少しの遅れで離陸。有明海を横断し、大分市上空を通過して豊後水道を渡って四国へ。ちょうど四国の中央を横断していくルートでした。妻によれば松山市や徳島市、大阪市がきれいに見えていたとのこと。紀伊半島を横断して海に出て、眼下に浜名湖を見ながら東進すると、富士山の姿が見えてきました。少し霞み気味ではあったものの、冠雪した姿がしっかり見えていました。伊豆半島を横断し、眼下に伊豆大島を見ながら飛行機は房総半島へ。時間調整のためか、ジグザグに飛行しながら滑走路の延長線上にアプローチ。それでもほぼ定刻通りにA滑走路へ着陸しました。


戻りはずっと眼下の景色を眺められたそうです。よかったね。

 預けた手荷物をピックアップしたところ、最寄りターミナル駅行きのバス発車まであと3分! 幸いそのバス乗り場に近いところの到着口だったので、券売機までダッシュして乗車券を購入し、そのまま走ってバスに飛び乗りました。良かった、これで40分早く帰ることができます。まさにぎりぎりのタイミングでした。
 日曜日の昼過ぎということもあって道は空いていて、バスは首都高から関越道に入るいつものルートで走行し、順調に所沢まで戻って来れました。ここから新宿線の電車に乗り、15:00前には自宅最寄り駅まで到着。今回の旅はこれで終わりです。


昼食を摂らなかったので、まだ早い時間に戻ってこられました。
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 今回の旅の主目的は2つ、稲佐山からの夜景と軍艦島上陸でした。前者は達成できたものの、後者はまたしても上陸成らず。ただ、その分だけじっくり船上から観察ができ、妻もそれなりに満足はしてくれたようで、これはこれで良かったのかも。美味しい食事にもありつけたし、楽しい旅になりました。

2023.04.08

お花見シリーズ最終回、今シーズンの締めくくり

 土曜日はあまり天気がよくない予報でしたが、長野方面はかろうじて晴れるらしい。調べてみるとちょうど桜が満開とのことなので、行ってみることにしました。最初は松本あたりを考えていましたが、戻ってくる頃に日が暮れて雨になりそうなので、もう少し近場に目的地を修正。佐久にある花見スポットへ行ってみることにしました。
 7:00前に自宅を出発し、関越道・川越ICから高速に乗りました。いつもなら結構混んでいる時間帯なのですが、天気があまり良くないせいか車の数は比較的少なく、走りやすかったです。


順調に北上して群馬県へ突入、向こうに浅間山が見え始めました。

 順調に北上し、藤岡JCTからは上信越道へ入ります。ここからは登り勾配がきついうえにアップダウンが多くなるので、バッテリーアシストを効果的に使って一定速で走行。燃費の悪化を抑えながら走りました。甘楽PAでお手洗い休憩。


手前のごつごつしたのが妙義山、その向こうが浅間山です。

 久しぶりに碓氷バイパスを走ってみたくなったので、松井田妙義ICで高速を降りてR18へ。旧料金所付近では車が数珠繋ぎになっていましたが、登坂車線のある区間に入ってからは先頭に出てSPORTモード発動。久しぶりに回転を上げて走れました。やっぱり長い時間横Gを受けながらタイヤグリップを感じつつ高速コーナーを回るのは楽しいです。
 軽井沢町に入ると警察車両があちこちに配置されていてなんだかものものしい。来週G7の外相会談が行われるらしく、その警備がもう始まっているようです。
 R18をそのまま西に進み、途中からr9に入って佐久市街地へ。そこからはr138で街外れを南下しました。今日の訪問地は佐久市の南東にある「龍岡城五稜郭」、日本に二つある五稜郭(もう一つは言わずと知れた函館)のもう一方です。比較的早い時間に到着できたので、難なく駐車場にクルマを停められました。


目的地に到着しました。早い到着のおかげで難なく駐車場に入れました。

 駐車場から歩いていくと見事な桜が現れました。ちょうど満開ですが、花びらがそろそろ散り始めるタイミングでしょうか。


見事な桜の樹、まさに今が満開状態です。


妻に桜をバックに撮ってもらいました。面白い構図です。

 その先に城壁が現れました。その向こうには水路があり、城内へと入る橋がかかっています。堀沿いの内側に桜が並んで植わっていて、見事な咲きぶりを見せてくれています。


石垣の上に並木ができています。これは期待できそう。


堀にかかる橋の上から撮影、重なる並木が美しい。


ソメイヨシノだけではなく、山桜も植わっていました。

 城内に入ると、そこは何と小学校の敷地になっていました。文化財と一体化した学校って素敵ですねえ。ただ、あとで調べると昨年度をもって廃校になったらしい。残念ですね。


入ったところは校庭、文化財である御台所も残っています。
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校庭の北側はまるでタンポポ畑でした。


何やらカメラを持って怪しげな動きをするカケミズ...?


その答えはこの写真、里山の春を表現してみました。


緑とピンクのコントラストが美しい。黄色い花がワンポイントです。

 敷地の中には神社あり、記念植樹ありと見どころたくさん。桜も色々な種類があって見飽きませんでした。足元にはタンポポがたくさん咲いていて、妻は大喜びでした。


やはり桜の咲いている神社と鳥居は絵になりますね。


狛犬を桜をバックに浮き上がらせてみました。


橋をバックに記念撮影しました。いい雰囲気です。


橋上から見ると、桜の密度が一層増しました。
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堀の上に垂れ下がる桜の枝。水面には花筏ができ始めています。


それぞれに記念写真を撮りあいました。


ソメイヨシノや山桜を接写。ストロボのおかげで明るさも自由自在です。
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人も少ないので思い切り構図を選べるのが嬉しいところです。


並木のある土手の上は、まるで桜のトンネルでした。


やはり何層にも重なる絵は賑やかで、コントラストが大きいところは印象的に写ります。


五稜郭の端部は鋭角なのでこんな絵が撮れます。入口には高遠の桜も。
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 1時間半ほど一通りまわり、次の目的地へ。次は佐久市の東部にある「茨城牧場長野支場」です。こちらは牧場の敷地や道沿いに桜が見られるとのことで、行ってみました。しかし駐車場はすでに結構混雑していたことから降車を断念。走っているクルマの中から風景を眺めるだけにしました。


牧場の桜並木を見にやってきました。
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クルマを停められなかったので、車内から桜並木を見て楽しみました。

 さて、そろそろ昼時です。ここに来たからには必ず行きたいのが「磊庵・はぎわら」。最初に来てからもう15年以上は経ちますかね。ここの「水萌えそば」が名物なので、今回も訪ねることに。数量限定なので、開店のタイミングを狙って入りました。「水萌えそば」「手挽きそば」のセットと、栗菓子の「初恋月」を注文。久しぶりにユニークな味を楽しみました。


佐久に来たら必ず寄るのが「磊庵・はぎわら」さんです。


水萌えそばと手挽きそばのセットを注文しました。食べられるのはここだけ。


栗菓子の「初恋月」、栗が半分入っています。ここのオリジナルだそうです。

 食事が終わった段階でまだ正午を回ったばかり。通常ならもう一ヶ所ぐらい観光してもいいようなタイミングですが、自宅付近が夕方から雨の予報だったので、ここから戻ることにしました。とはいえ高速代を節約したいので、できるだけ下道を使って帰ります。まずはR254で内山峠を越えて群馬県へ。ここは大きな標高差があるので、極力ブレーキを使わないようにして燃費を伸ばします。こんにゃくで有名な下仁田からr45に入り、南牧村を縦断して上野村へと向かいました。
 道の駅「上野」で小休憩。この向かい側の山の上にすばらしい枝垂れ桜を発見したので、近くまで寄って観察しました。周囲の花と相まって見事な情景を見せてくれていました。風が吹き込むと桜吹雪が舞っていい雰囲気でした。


道の駅から見事な枝垂れ桜を発見しました。


近くまで寄れました。屋根に落ちていた花びらが舞う桜吹雪がすごかった!


横には花壇があり、色の共演がみられました。


その下の蕎麦処の駐車場にある桜も見事でした。


これで今シーズンの桜の花見もいよいよ終わりです。

 いつもなら神流川に沿って進むところですが、この日はR299で志賀坂峠を越えて埼玉県に入ることにしました。この区間は狭道のためいつもなら避けるところですが、時間を考えて最短ルートを取ることにしたのです。対向車もほとんど来なかったので、ハイペースでこの区間を走り抜けました。
 小鹿野町を横断して丘を越えると秩父市街地。ここからはもう勝手知ったる道になります。正丸峠を越え、高麗川沿いに走って飯能へ。山間部を出たところからr15で日高を経由して狭山市へ抜け、自宅まで戻って来ました。帰着は17:00前で、幸いにも雨は降っていませんでした。


ケヤキ並木を見ると埼玉県に戻って来たことを実感します。
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 今シーズン最後の桜をじっくりと楽しめました。ロングドライブの間もあちこちで見事に咲く桜を見られて良かった。思い返せば今年は2月末の河津桜から、1ヶ月半ほどお花見を楽しむことができました。また来年の開花を楽しみにして1年間を過ごしましょう。


帰りは5時間ほどかかりましたが、混雑はなく順調に戻ってこれました。

 この日の走行は343.3km(うち一般道248.4km)、平均燃費は20.8km/Lでした。

2023.04.01

今年も熊谷桜堤

 そろそろ首都圏では桜の見頃が過ぎようとしています。それでも北部の方ならまだ楽しめるかもしれないということで、昨年も行った熊谷桜堤に行ってみることにしました。
 6:00過ぎに自宅を出発。バスでJR川越駅に向かい、そこから川越線で大宮へ。昨年は池袋に出て湘南新宿ラインに乗り換えていたので、大幅に移動時間が短くなりました。大宮駅で高崎線の電車に乗り換え、熊谷で下車。ちょうど8:00に到着。
 駅からまっすぐ南に5分ほど歩けば桜堤です。まだ早いだけあって、それほど人出も多くなく、ゆっくりと見られそう。ここの特徴は菜の花と大きな樹の桜の共演です。天気もほぼ快晴で、すばらしい花見日和です。


今年もやって来ました。まだ人も少なく、じっくり見られそうです。
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 朝の時間帯は東の比較的低い位置から陽が当たっているので、東側へ行ってから折り返してくることにしました。まずは堤の下側から見上げる形になります。距離の差を活かして印象的な絵が撮れないか、二人で撮影しながら巡っていきました。このタイミングでは東に構図を取ると逆光になりますが、ストロボを持参していたので問題なし。これがあると撮影の自由度がずっと上がります。


まずは堤の下から、桜と菜の花を見上げてみました。


土手を使い、距離差を活かした撮影が楽しめます。


こういう撮り方ができる場所は、なかなかありません。

 妻のお気に入りはタンポポ。見つけては接写を試していました。


妻はタンポポがお気に入りです。さすがEOS、花びらの描写がすばらしい。
(画像に触れると表示が変化します)

 東端からは堤の上を西に向けて歩いて行きました。こちらは順光になるので、色は鮮やかに出るようになります。時々堤を降りて菜の花に近寄り、桜と一緒の撮影を楽しみました。


道があるので、菜の花エリアに近寄った写真も撮れます。


今度は堤の上を西へ向かって歩いて行きました。


こういう賑やかな写真も撮れます。また、ホワイトバランスを調整してピンクを強調。
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 せっかくなのでスナップ写真も色々と撮ってみました。下の写真ですが、実は蜘蛛の糸で宙に浮いている花びらを動体追尾で撮ったものです。まるで花びらが舞っているように見えます。


スナップ撮影も楽しい。後で思い出を振り返る助けにもなります。


舞う花びら? ハイキー表現も試してみました。
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 熊谷駅に通じる道を過ぎ、西側エリアに入ると人の数も増えてきました。さらに北風が吹くと花びらが吹雪のように舞って美しい風景が出現。見頃のピークはちょっと過ぎていますが、時期の終わりならではの楽しみ方です。花に囲まれた写真もここなら難なく撮れます。


花に埋もれた写真もお互い撮り合いました。

 道はやがて荒川大橋に突き当たります。せっかくなので、土手の全景を収めようと橋の中央部まで歩いてみました。近くだけではなく、少し離れたところから見るのもきれいです。
 ここで気づいたのですが、実はこの大橋から西側にも桜の並木と菜の花が続いていることに気づきました。時間もまだ早いので、さらにそちらの方に進んでみることにしました。


荒川大橋より。ずっと続く桜並木が壮観です。

 実はここからが凄かった。人の数は激減した上、菜の花の密度がすごく上がりました。桜の枝が菜の花のところまで降りていて、同じ高さで写真が撮れるのがすばらしい。二人で思う存分撮影を楽しみました。妻はこの時点でカメラのバッテリーを切らしてしまったようですが...。


桜に思い切り近寄れる場所を発見しました。


こちらは正真正銘の「花吹雪」です。


西側は菜の花と桜の密度がすごいことに今回気づきました。
(画像に触れると表示が変化します)

 さらに西へと進んで行くと、菜の花は少なくなりましたが、土手上の遊歩道はまだまだ続いています。これはいい雰囲気です。


桜並木はまだまだ続きます。もう2kmぐらいは歩いてるはずなんですが...。


まだまだ続く。なんと、人もいなくなってきました。

 時計を見ると、なんと11:00を回っていました。さすがにお腹が空いてきたので店を探そうということになりましたが、周囲は住宅街で何もなさそう。スマホで検索した喫茶店へと向かったのですが、既に営業を止めてしまったようで空振り。熊谷まで歩いて戻るにしても、1時間以上はたっぷりかかりそうで、ちょっと辛い。幸い近くに秩父鉄道の駅があったのでそこに向かい、電車で熊谷駅に戻ることにしました。


電車の運行頻度は低いのですが、15分ほどでやってきました。

 幸い15分ほどで電車がやってきたので、それに乗車。熊谷駅まで戻りました。


3駅もどり、熊谷の中心市街地へと戻って来ました。

 昼食は熊谷駅から徒歩5分ほどのお蕎麦屋さんにて。どうやら老舗らしく、評判もいいようです。今回はそばを頂きましたが、細麺と太麺のうどんがあるようで、そちらも美味しそう。来年はぜひ試してみよう。


駅から徒歩5分ほどの場所にある「木村屋」さんにやってきました。


今回は二人ともそばにしましたが、うどんも食べてみたい。


今回のメニュー、天ぷらはさくさくで、蕎麦はさっぱりしていました。
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 熊谷で他に観光するあてもなかったので、ここから戻ることに。湘南新宿ラインの特別快速に乗って池袋まで戻り、西武線に乗り換えて帰途につきました。


熊谷駅から湘南新宿ラインの電車で帰途につきました。

 また新しい発見がありました。来年からは荒川大橋の西を中心に据えて見て回ることにしよう。

2023.03.20

【特別編】結婚5周年記念 東京さくら名所めぐり

 この日が我々の結婚記念日で、今年は5周年の節目になります。振り返れば早いものです。
 せっかくなので思い出に残ることをしようと色々アイデアを出した結果、「スカイツリーからの夜景を見に行こう」ということになり、ついでに咲き始めた桜を見て回ることに。幸いこの日は前日に引き続いていい天気。これは嬉しい。


通勤時間を外して、都心方面へ向かいました。天気に恵まれて良かった。

 通勤ラッシュを避けるため、8:30を過ぎてから出発しました。最寄り駅から西武新宿線に乗り、途中で特急「小江戸」に乗り換えて高田馬場へ。そこから東京メトロ東西線で飯田橋で下車しました。JR飯田橋駅の反対側が外堀公園です。今日はここから散策のスタートです。
 駅の西口で早速ビル群の中できれいに咲く桜の樹を発見。これは幸先良い。夢中になって撮影していると、妻の手の平に可愛らしい桜の花びらがふわり。今日は何かいいことありそうです。


いきなり満開の桜の樹を発見、近くで楽しめるのがすばらしい。
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ビルの谷間から差し込む光が、まるでスポットライトのようです。


妻の手のひらにかわいい花びらがふわリ。今日はいいことあるかも。

 電車が行き交う上にある堤を西に向かってぶらぶら歩いて行きました。朝のうちなのでほとんどが日陰ではありましたが、咲いてる樹もちらほらあって楽しめました。もう少し経てば対岸の桜にも色がついてくるのでしょうが、少々早かった感じです。


江戸城の外濠に沿って歩いて行きました。下は中央&総武線です。


ところどころで桜の花も楽しめました。


まだ三分咲きといったところですが、もうすぐ満開になりそうです。
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 市ヶ谷からは靖国通りを東に向かって歩きました。この通りには背の高い桜の樹が多い。靖国神社の壁が続く歩道はいい雰囲気です。


靖国通りに出てきました。ここは背の高い桜の木が多いです。


靖国神社の塀に沿って歩く。入口付近には大きな枝垂れ桜が見られました。
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 神社の境内に入ると、日当たりのいい場所にある桜は見事な花をつけていました。


靖国神社の境内に入ってきました。ここは日当たりのいい木がよく咲いていました。
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 そのまま門をくぐり参道へ。ここの鳥居はとにかく大きい。最初に来たときはその巨大さに驚いた記憶があります。


門を出て九段下方面に進みます。昔、鳥居の大きさに驚いた記憶があります。
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九段下の坂から。気温も散歩にちょうどいいぐらいまで上がってきました。

 九段下へと向かう鳥居をくぐり、靖国通りを渡って千鳥ヶ淵へ。濠の外側の遊歩道を歩いて行くことにしました。ここの状況は三分咲きといったところでしょうか。多くの人が行き交ってはいましたが、平日ということもありそれほどの混雑感ではなかったです。写真を撮りつつ歩いて行きました。この日は寒すぎず暑すぎずで、歩いていてちょうどいい感じでした。


北の丸公園の入口から、内堀に沿って歩いて行くことにしました。
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堀の水面をバックに、桜を印象的に撮ってみました。


土手側には菜の花も咲いていて、春を感じさせる風景です。


ちょっと違う種類の桜かな? ある木ではスズメが花を咥えては投げ落としていました。
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 さらに千鳥ヶ淵緑道を進んでいきます。このあたりもまだ三分咲きといったところでした。


千鳥ヶ淵緑道をさらに南へ、半蔵門へと向かいました。
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こちらは半蔵堀です。緑が春の陽光に照らされてきれいでした。

 半蔵門の少し先で、満開状態の桜を発見。国立劇場前の樹がすばらしい状況で、写真を撮っている人が多数いました。我々も負けじとカメラとiPhoneで撮影を楽しみました。


国立劇場前の桜が見事に咲いていました。これはすごい。
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ここで見たのが、この日一番の桜でした。日当たりも良く最高でした。

 そろそろ昼時です。このあたりで食事というのも難しそうなので、二人で話し合って久しぶりに銀座の「おきゃく」に行ってみることにしました。永田町駅から東京メトロ有楽町線に乗り、有楽町駅で電車を降りました。コロナ禍になってから行ったことがなかったので、場所をほとんど忘れていたのはご愛敬。


3年以上ぶりかな? 銀座の「おきゃく」にやってきました。

 幸い満席ではなく、すぐに座席に案内されました。私は「かつおのたたき御膳」、妻は「土佐野菜の田舎寿し」をチョイス。久しぶりのたたきは美味しかった。ご飯も香り米でいい匂い。たたきについた生ニンニクとの組み合わせが食欲を誘います。妻は私の「お代わり」権を使って白いごはんを食べてました(苦笑)。


私はかつおのたたき、妻は野菜の田舎寿司をチョイス。お米がおいしかった。

 階下のアンテナショップ「まるごと高知」を覗いた後は、銀座駅から東京メトロ銀座線に乗り、浅草方面へと向かいました。終点の浅草駅で地上に出て吾妻橋へ行くと、もう東京スカイツリーは眼前です。ただし、今日のメインイベントである夜景を見られるまではまだまだ時間があるので、隅田川沿いの遊歩道を散策してみることにしました。


浅草から隅田川沿いに出てきました。背後には東京スカイツリー。


まずは隅田川沿いの遊歩道を歩いてみることに。川に吹く風がとても心地いい。


駒形橋です。このあたりは橋のデザインが色々あって面白い。

 まずは下流側の厩橋まで行き、そこから橋を渡って東岸を北上。水面の輝きがきれいでした。桜も所々咲いていますが、ここもまだ花見には早い感じ。咲いている樹を見つけては近づいて花を愛でることを繰り返しました。スカイツリーにもかなり近づいて来ました。


厩橋上より上流側を見る。ここから遡っていくことにしました。


橋の袂には見事な桜が咲いていました。


東岸側の遊歩道を歩いていくと、桜まつりの準備がされていました。
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夕方が近づき、そろそろ日差しに黄色がかかってきました。

 X字の形で有名な桜橋まで来たところで「そろそろお茶でも飲もう」ということになり、スカイツリータウンへと向かいました。ビル群の間から真上に見上げる塔は迫力満点でした。


川沿いからスカイツリーに向けて歩く。見上げるとすごい迫力です。
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 スカイツリータウンにやってきたものの、中は人、人、人...。あまりの密度に、中にいるだけでも疲れてしまいそう。とはいえ歩き詰めでさすがに疲れてきたので、どこかで甘いものでも食べようということになり、京都辻利の店で「スカイツリーソフト」を食べることに。アイスが冷たくて美味しかった。ちょっぴり復活しました。


スカイツリーソフトを食べました。ほうじ茶味がコーヒー風で美味しかったな。


スカイツリーの近くで見つけた背の低い桜、なんの種類だろう?

 ただ、まだまだ展望台入場の予約時間には早い。そこで一駅だけ電車に乗って浅草へ戻り、夕暮れの中でスカイツリーを眺めてみようということにしました。とうきょうスカイツリー駅から電車に乗り、再び隅田川を渡って浅草駅へ。そこで日暮れを待つことにしました。


再び隅田川沿いに戻ってきました。日も傾いてきましたね。

 18:00を回るとようやくライトが点灯し、それが写真にも写るようになってきました。ライトの点灯パターンを読み、狙いの色合いで写真に収めて楽しみました。我々の一番人気は「レインボー」パターンでした。


そろそろ電飾の点灯が写真に写るようになってきました。
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レインボーカラーの点灯パターンが我々のお気に入りです。
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 そろそろ入場時間が近づいたので、徒歩で再びスカイツリーへ向かうことにしました。途中の源森橋は有名なスカイツリーの写真スポット。定番の写真が撮れました。


すみだリバーウォークを通って、再び戻っていくことにしました。
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写真を撮りながらスカイツリーへと向かいました。
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真下からツリーを見上げる。すごい迫力でした。

 19:00からの入場だったので15分前にはチケットカウンターに並びましたが、実はここからが長かったのです。事前に予約したチケットの引き換えまでに約20分を要し、さらに展望台に上がるまでに10分以上。列に並んでから30分ほどかかって350m展望台までたどり着きました。
 この日は雲もほとんどなく、遠くまで見渡せました。特に東京湾景の美しさは絶景でした。都心方向には東京タワーが赤く浮かび上がっており、ひときわ目立っていました。


展望台にやってきました。すばらしい夜景です。こちらは千葉方面。


中央に見えるのが東京タワー。赤い色が一際きれいです。


隅田川にかかる橋もきれいにライトアップされていました。


こちらは今まで歩き回っていた隅田川沿い。意外に距離があったようです。

 ただ、閉館までの時間の余裕がなくなってきそうだったので、すぐに最上部の展望回廊に上がることにしました。しかしながらここも大渋滞。ここでも並ぶ羽目になりましたが、3~4回のエレベーター待ちで乗り込むことができました。いざ、展望回廊へ。


最上階へ向かうエレベーターシャフト内、まるでSFのようです。

 展望回廊もかなりの混雑でした。また、手すりの間隔が短いために写真は撮りにくかったです。最高位置の「ソラカラポイント」でこの日最後の記念撮影を行いました。


並びに並んで、展望回廊まで上がってきました。


すばらしいの一言です。来て良かった...。


隅田川と荒川方面です。首都高を走る車のライトが美しい。


最高点「ソラカラポイント」で記念撮影をしました。

 順路に従って進み、終端にあるエレベーターで下に降り、さらに展望台の下層より別のエレベーターで地上へと戻りました。


最後に「ガラス床」から下を見るのが定番です。
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地上へ戻ってきました。楽しいイベントも終局です。さあ、帰りましょう。

 これ以上いると帰りが遅くなるのと、さすがに疲れが出てきたので引き揚げることに。隣接する押上駅から東京メトロ半蔵門線に乗り、大手町で丸ノ内線に乗り換えて池袋駅へ。早く戻りたいので、東武東上線で川越市駅まで行き、本川越駅から西武新宿線の電車に乗って帰ってきました。それでも自宅到着は22:00を回ってしまいました。やっぱり遠いですね。
 今日は振り返れば盛りだくさんの一日になりました。万歩計によれば、この日の歩数は33,000歩を超えており、距離に換算すると20km以上歩いたことになるようです。かなり疲れましたが、いい思い出になりました。  
 妻よ5年間どうもありがとう、これからもよろしくね。

2023.03.19

行きはよいよい、帰りはハード

 クルマが手元に戻ってきたので、久しぶりにドライブに出掛けることにしました。行き先は近すぎず遠すぎずということで、日光東照宮を選択。妻が以前行きたがっていたのもありますが、実は私も首都圏生活20年超でまだ中に入ったことがなかったためです。世界遺産でもあるので、やっぱり一度は行っておくべきでしょう。
 日曜日でもあり駐車場が相当混むと予想したため、拝観時間に合わせて7:00前に出発。それでもまだ少し早いのと、クルマのエンジンにオイルをしっかり循環させたいとの思惑から、少々遠回り。関越道で北上し、高崎JCTから北関東道で東進。この日は快晴で、雪をかぶった浅間山がきれいに見えていました。


関越道で北上開始、鶴ヶ島で渋滞しましたが、それ以外は順調でした。


雨上がりのいい天気で、浅間山も赤城山もきれいに見えていました。
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 岩舟JCTからは東北道に乗って北上。宇都宮ICから日光道に入り、再び西へと転じます。最寄りの日光ICで有料道路を降り、東照宮の東隣にある大駐車場へとクルマを乗り入れました。オープンする直前ですが、もう8割方埋まっていたので、いい頃合いでした。
 駐車場から脇道を通って参道へ。たまたま仮殿が公開されていたので、こちらも見学しました。


いよいよ入口の神橋までやってきました。狙い通り9:00直前です。


駐車場から階段を通って山道へ出ます。


たまたま仮殿が公開されていたので、見学しました。

 五重塔の近くにあるチケットカウンターで拝観券を購入し、中へと入りました。


ここから見学開始です。さて、どんな雰囲気なんでしょう。


入口には五重塔があり、その隣にチケットカウンターがありました。

 それにしてもすごい人出でした。さすが世界的な観光地といったところでしょうか。久しぶりに人の混雑の中に入ったので、ちょっとクラクラするほどでしたが、人の流れに乗ってゆっくりと見て回りました。


「見ざる、聞かざる、言わざる」で有名なところです。
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この上が本殿になりますね。それにしても木々の大きさが半端ない。


いよいよ金がふんだんに盛られた建物が見えてきました。
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人が多いので記念撮影のチャンスは一瞬しかありません。


平和な中で眠ることができる猫、ということらしい。


こちらが墓所。後年、ここまで人に囲まれるとは本人は夢にも思わなかったでしょうね。


とにかく建物の装飾が豪華なのに圧倒されました。


中には人気のない建物も? 落ち着いて撮影できるのはありがたい。

 あれよあれよという間に2時間半。人が多くて時間がかかるとはいえ、あっという間に時間が過ぎ去りました。一通り見て回ったので、夕方の渋滞が始まる前に帰途につくことにしました。


宝物館にも入ってみました。その中の喫茶店で一休憩。


黒糖入りのミルクコーヒーが美味しかった。

 あれよあれよという間に2時間半。人が多くて時間がかかるとはいえ、あっという間に時間が過ぎ去りました。一通り見て回ったので、夕方の渋滞が始まる前に帰途につくことにしました。


最後に記念撮影してから帰途へ。昼になると駐車場待ちの列がすさまじいです。
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 R122を西に進み、足尾から大間々経由で関越道方面に出ることに。いろは坂の入口では、正面に雪が残った男体山が圧倒的な威圧感で聳え立っていました。まだ金精道路は冬季通行止めなので、今日はここから南へ向かいます。


正面は雲に覆われた男体山。まだ群馬には抜けられないので、ここは左折します。

 途中、草木ダムの近くでお蕎麦屋さん「喜龍苑」を発見し昼食にしました。古民家の店構えで内部はなかなかの雰囲気です。この日は暑くなってきたので、ざるそば+茸ごはんを選択。そばは瑞々しくて美味しかった。妻は「自由にお持ち帰りください」と書かれたお皿をゲットしてご満悦でした。


足尾を過ぎたところでお蕎麦屋さんを発見、入ってみました。


中は古民家でした。この手の建物が好きな妻は大はしゃぎです。


素朴な炊き込みご飯と蕎麦。瑞々しくて美味しかった。

 食事後、再び走行を開始。ちょっとでも費用を抑えたいので、できるだけ高速に乗るのを遅らせようと南下していきました。ところが東松山付近で関越道に近づいたところで高速が大渋滞しているのを発見。そこでR254に出て、下道で戻っていきました。街外れで川越北環状線に乗り換えましたが、こちらも大渋滞。仕方がないので、日高に向かうr15で少し西側に迂回。混雑に遭遇しながらも17:00前には戻ってきました。
 結局、下道だけで戻ってきましたが、ログを見たら200分運転しっぱなしになっていました。どこかで一回休憩を入れるべきでしたね。最後はさすがにクラクラしてました。本日の走行、332.7km(うち一般道149km)でした。


後半はなかなかハードな行程になりました。

2023.03.12

高尾でハイキング!?

 この週末もポカポカ陽気でした。外出しないともったいないということで、ウォーキングも兼ねて鳥花探しに出かけることに。前日の夜に東京都の花スポットを紹介するWebサイトを見ていて、目をつけたのが「多摩森林科学園」。八王子にある国の施設ですが、一般にも公開されているとのこと。目玉は「サクラ保存林」で、日本各地の桜の遺伝子を保存するため、各地から集められた樹が植えられているそうです。
 自宅最寄り駅を出発し、西武新宿線・国分寺線を乗り継ぎ、国分寺駅へ。ここからJR中央線に乗り換えて西へ。終着駅が目的地最寄りの高尾駅です。約1時間半弱で到着しました。駅舎には趣きがあります。


八王子の高尾駅までやってきました。

 駅北口からまっすぐ進むと、すぐにややきつい坂にかかります。ここを登り切ったところが多摩森林科学園です。門の前までは徒歩約10分ほどで到着しました。電車の乗り継ぎが思っていたよりスムーズで、開園時間よりもちょっぴり早く着いてしまいました。


国の研究施設ですが、一般に公開されています。


後方が「森の科学館」、その奥が保存林や樹木園です。

 入場料は300円。入口で入場券を買い園内へ。サクラ保存林へは第2樹木園を抜けて向かいます。ここはムササビが繁殖をしている場所で、所々に樹洞や巣箱があり、現在も子育てをしているとのこと。ただし夜行性なので、昼間はめったに見られることはないそうです。


園内の雰囲気はこんな感じ。ハイキングにはちょうどいい。

 樹木園を抜けると谷間に出ました。ここからがサクラ保存林なのですが...正直に言ってまだ色は乏しいですねえ。


谷間を登ってきましたが...色合いにはまだ乏しい。

 谷のV字の底をどんどん登っていくと、咲いている樹もちらほら見えてきました。多くの種類が植わっているため、見頃が少しずつずれるそうで、ここの見頃は4月中旬なんだそうです。花目当てで来るには早すぎました。


それでも所々で咲いている桜がありました。近くに寄れないので望遠カメラにて。
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 上の方まで登ると視界が開けてきました。なかなか運動量を稼げた感じです。斜面がかなりきついので、花になかなか近寄れないのもちょっと残念。幸い望遠コンデジを持参したので、印象的な絵は何枚かは撮れました。


だいぶ高いところまで登ってきました。桜が咲く時期が楽しみな場所です。
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葉の緑とピンクとの組み合わせが美しい。


望遠コンデジを持ってきてよかった。


しかもF値の小さいカメラなので、印象的に撮れます。


数は少ないものの、近くまで寄れる樹もありました。


河津桜はもうそろそろ終わりの時期です。

 鳥の方はヤマガラなど、比較的見る機会の多い種類しか見当たらず、こちらもちょっと期待外れでした。第3樹木林の中も通ってみたのですが、高い樹の上の方で鳴き声が聞こえるだけで、姿はほとんど見つけられませんでした。


ヒマラヤ杉など、大きな樹も多数ありました。
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木立の中を通り抜ける森林浴が楽しめます。


スポットライトを浴びる椿、コントラストの大きい絵になります。

 ぐるっと一周まわり、最後に入口にある「森の科学館」に寄ってみました。ここは桜の情報に加えて園内の動植物についての紹介がありました。中でもムササビの観察記録はなかなか興味深かった。実際に姿を見てみたいものです。


最後に桜とムササビの展示を見て勉強しました。

 ここで13:00近くになったので引き揚げることにしました。高尾駅に戻り、電車で東京方面へ。昼食は炊き立てご飯が食べたいねという話になり、近くのショッピングモールにある定食屋に行くことにしたので、立川で青梅線に乗り換えて昭島へ。モリタウン内の「五穀」で遅い昼食です。ただ、以前にあったシンプルな定食メニューがなくなっていて、肉魚ダメな妻はちょっと選択が難しくなったのが残念。彼女が食べられないものは私がありがたく頂きました...。


いつもの定食屋さんで食事。あれ、メニュー変わった?

 時間もまだ早いため、ここから自宅まで帰るのに別ルートを選択。まずは青梅線で隣の拝島まで行き、そこから八高線で川越まで帰ることにしました。気掛かりは地方交通線扱いの八高線の運転頻度ですが、中央線の電車の遅れで八高線の川越行き列車が接続待ちをしてくれたため、予定より30分早い列車に乗り継ぐことができました。この時間帯の運転頻度は30分に1本だったので、非常に幸運でした。
 電車は福生・瑞穂を縦断し、入間・飯能を横切って日高市の高麗川駅へ。この区間は入間の茶畑や高架橋で渡る入間川など景色の見どころも多い。普段とは違った車窓を楽しみました。
 川越駅には15:30ごろに到着。駅ビルで朝食用のパンを買い、クレアモールを歩いて本川越駅へ。そこから電車に乗って自宅最寄り駅まで戻ってきました。最後に近くの公園で満開のモクレンを見てこの日の行動は終了です。


近所の公園にあったモクレンの花、これは迫力あります。


満開状態のモクレンで撮影を楽しみ、この日の行動は終了です。

 ただ、疲れた割にはあんまり歩数は伸びていませんでした。結構坂道を歩いたのでエネルギーは使ったはずなのですが、歩数としては稼げなかったようです。思い返せばなんだか当て外れが多かった1日でした。
 来週からはいよいよ花見の時期に突入です。さて、どこに行こうかな。

2023.02.25

花見@伊豆

 伊豆の河津町まで、一足早い花見に行ってきました。
 ここで咲く河津桜は1月末から3月初めまで楽しめる早咲きの桜です。ソメイヨシノよりもピンク色の濃い花が特徴で、河津川の河口から堤防沿いに桜並木があります。私はこの時期としては15年ぶりの再訪ですが、学生時代にここで部活の夏合宿を行ったことがあり、実はいささか馴染みのある場所でもあります。
 6:15に自宅を出発、所沢駅、池袋駅を経由して東京駅へ。ここから特急「踊り子」で伊豆半島の先端部へと向かいます。電車は久しぶりのE257系。以前は中央線で「あずさ」「かいじ」として活躍していましたが、新型導入に伴い改造の上こちらに転属してきたそうです。カラーリングも一新され、ずいぶんと印象が変わりました。


特急「踊り子」で伊豆半島南部に向かいます。
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E257系は久しぶり。車内は開放的な雰囲気でした。

 JR東海道〜伊東・伊豆急行線 「踊り子53号 伊豆急下田行き」 東京 8:00 → 河津 10:27

 東京駅を出てから、前日に買っておいたパン類で朝食。列車は東京都内を出ると横浜や小田原で停車し、熱海からは伊東線に入って伊豆半島を南下します。このあたりからオーシャンビューなのですが、残念ながら山側の座席しか取れなかったので、そちらは楽しめず。


発車後、前日に買っていたサンドイッチで朝食をとりました。

 上り列車の遅れを受け、河津駅には定刻よりも若干遅れて到着しました。驚いたことにほとんどの乗客がここで下車。ということは目当てはみな同じということですね。ホームから改札口に降りるところでも大渋滞でした。


目的地の河津に到着。出口はかなり混雑していました。
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 最初に駅の出口から道を渡り、線路沿いに川に向かって進んでいきます。この通りでは土手に植わった桜と、歩道沿いにある菜の花との色のコントラストが見事でした。


駅から線路沿いに川を目指します。
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桜と菜の花のコントラストがきれいです。
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 道はすぐに河津川に突き当たります。まずは川沿いの遊歩道を河口側へと向かってみることにしました。この区間は歩道の両側に桜があって、距離は短いながらも桜のトンネルになっていました。人通りも多く賑やかな雰囲気です。


桜のトンネルが見られました。久々に見る活気ある風景です。
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まさに満開でした。河津桜は1ヶ月以上楽しめるそうです。

 少し離れた場所から見てみようと、河口からは対岸側を上流に向けて歩いて行きました。ちょっと距離をおいて見るのもまたいいものですねえ。


少し離れたところから見ても、ピンク色の密度がすごいです。
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 先ほど突き当たったところから、さらに上流側へと行くと出店が増えて、花見の雰囲気が出てきました。所々河原に降りられるところがあって、人々が思い思いに景色を楽しんでいました。我々もそれぞれに見つけたものをスナップ撮影しながら、人の流れに乗って歩いて行きました。


電車から見るのもきれいでしょうね。


天気がよかったので、光が当たって花の色が鮮やかです。


光を上手く使えないか、トライを繰り返しました。

 この桜並木は約3kmほど続いています。上流の方では出店もなくなり、歩いている人の数もかなり減って、のんびりと観察することができました。それにしてもすごい色の密度です。


まだまだ桜並木は続きます。


撮影を楽しみつつ上流へと進んで行きました。


河原からも並木を見ることができます。まさにピンクのベルトです。


下から見上げるのも絵になります。


並木の間から山の中腹で咲いている遠くの桜を狙ってみました。


かなり上流へと来ました。この先から山間部になります。

 途中、30年前に合宿で訪れた弓道場を発見。懐かしさが蘇りました。


30年前にお世話になった弓道場を発見! 懐かしい...。

 そろそろ昼食をと思ったのですが、どこのお店も満席だったり売り切れだったりで、なかなか腹ごしらえができるところは見つからず。そこで桜餅を買って堤防に座って食べることに。美味しかったんですが、桜餅は冷蔵していたらしく、とても冷たかったのが残念。見た目が良かっただけにトラウマになりそう(苦笑)。


見た目は美味しそうでしたが...冷たかったのでした(悲)。

 午後になると徐々に光が陰ってきたことから、花の写真映りが往路とはまた違った雰囲気になりました。明るい時だけがいいわけというわけでもありません。


光が陰ってきたので、色の出方も少し変わってきました。
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 河津駅まで戻ってきたのですが、まだ帰りの列車まで1時間半ほどありました。そこで時間潰しも兼ね、もう一度上流側まで行ってみることに。そこで発見したのが河津桜の原木と言われる樹です。絶景はここから始まったんですね。


河津桜の原木を発見しました。民家の中にあるんですね。
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 できれば高台から川沿いの並木を眺められるところまで行きたかったのですが、時間が足りなくなりそうだったので断念。再び川沿いに出て、駅の方向へと戻っていきました。


再び桜並木の方に出て、駅へと戻って行きました。
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陽が傾いてきて、色が一層濃く見えるようになってきました。

 再び河口まで一通り歩き、駅へと戻りました。混雑を避けるため、少し早めに改札を抜けてホームに上がり、電車を待つことに。午後は曇りがちになりましたが、心配していた強い風も吹かず、ちょうどいい花見日和でした。


最後にもう一度色のコントラストを楽しみました。


駅へと戻ってきました。これから埼玉まで帰ります。
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ホームに上がって列車を待ちます。電車は定刻より少し遅れて入線してきました。
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 伊豆急行線・JR伊東〜東海道線 「踊り子19号 池袋行き」 河津 16:14 → 池袋 19:05

 戻りは海側の座席が確保できていたのでオーシャンビューです。妻は大喜びでした。窓からは伊豆大島、新島、神津島や、伊豆半島の海岸線が車窓から楽しめました。ただ、小田原のあたりで日没を迎えたので、あとは特に楽しめる景色はありませんでした。


戻りはオーシャンビュー。妻は感動していました。

 伊東からJR線に入り、熱海から東海道線に乗ると列車のスピードが上がります。帰りは横浜から湘南新宿ラインに入り、武蔵小杉・渋谷・新宿を経由して池袋へ。これなら直接に西武線へ乗り換えられるので、我々にとって便利な列車でした。
 ちょうど池袋線の急行に乗り継げたので、19:30過ぎには所沢まで戻ることができました。ここで夕食を摂ってから自宅まで戻ることに。グランエミオ所沢内にある「京都一休」にて食事にしました。今日はとにかく歩いたので、おまけで一品追加です(笑)。
 夕食後、再び電車に乗って自宅へ。20:30ごろに最寄り駅に到着しました。よく歩いてくたびれましたが、花見日和の濃密ないい一日でした。楽しかった。


20:30ごろ最寄駅に到着。この日も24,000歩以上歩いていました。

2023.02.24

カメラがらみの横浜デート

 横浜に行ってきました。目的は3年ぶりにリアル開催となった国内最大のカメラ見本市「CP+」です。2020年に妻と「行ってみよう」と話をしていたら、コロナ禍により直前で中止となり、その後ずっとオンライン開催のみになっていました。新機種や話題の新商品を手に取れる機会だし、最小の電車乗り換えで行ける環境に住んでいるので、やっぱり実際に参加したい。今年は23日から4日間開催でしたが、そのうち3日は土日祝で相当混みそうだったので、金曜日に有休を取得して行くことにしたのです。
 8:00に自宅を出発して電車に乗り、所沢駅で元町・中華街直通の電車に乗り換えて目的地最寄りのみなとみらい駅へ。ちょうど会場オープンの直前に到着しました。驚いたのは既に多くの人々が会場へ向かっており、入場ゲートに並ぶ人々で長い列ができていたこと。ただし入場処置はスムーズで、ほぼ立ち止まることなしに中へと入れました。なお、会場はパシフィコ横浜です。私は学生の時に学会で来て以来、何と28年ぶりの訪問です。


1時間半かけてみなとみらい駅にやって来ました。


会場はパシフィコ横浜です。私は27年半ぶりの来訪。
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 入って真っ先に向かったのは、我々もユーザーであるキヤノンブース。早速ハンズオンコーナーに入ってみました。ここでは発売前の新製品「EOS R8」「EOS R50」を使い、BMXを素材にAF性能を体感するという趣向。私は最新機に替えたばかりだったので試しませんでしたが、妻はEOS R50に興味津々のようでした。この後、すぐにコーナーへの入場が2~3時間待ちになったので、最初に行って正解でした。


キヤノンブースでハンズオン、妻は最新モデルに興味津々。
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 続けてシグマやケンコー・トキナーなどカメラ関連ではおなじみのメーカーや、我々も馴染み深いVixenのブースを回ったりしました。意外なところではNASを展開しているのSynologyもブースを出していて、画像管理のソリューションをアピールしていました。環境は持っているので、今度ぜひ使ってみよう。ただ、見ていると色々欲しくなってしまうんですよね。予算ができるまで当面レンズやアクセサリの購入検討は我慢です。
 最後に整理券をもらっていたキヤノンの「MR」体験に参加していました。ゴーグルを被り周囲が見える中で、仮想現実のダンサーが目の前でパフォーマンスをするというもの。私はVRも初体験だったので驚きました。世の中ここまで来てるんですねえ...。


MRを体感しました。言葉ではなかなか説明し難いですが...。
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 2時間ほどでだいたい興味があるところは見終わったので会場を後にし、会議場の裏手から海沿いに散策してみることに。正面にはベイブリッジが見える絶好のロケーションです。


コンベンションホールの裏手はこんな感じです。
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 少し離れて振り返ってみると、みなとみらい21地区の高層ビル群が背景になります。


海沿いに赤レンガ倉庫を目指しました。


みなとみらいの高層ビル群をバックに撮影を楽しめました。

 昼食を食べられそうな場所を探しつつ山下公園の方に向かったものの、どこも混雑していました。もちろん赤レンガ倉庫の中にも飲食店はあったのですが、どこも行列状態。観光地ですからしょうがありませんね。


赤レンガ倉庫に来ました。重厚感のある建物です。


背後にあるのが横浜税関と神奈川県庁です。神戸を思い出します。

 横浜税関と神奈川県庁がある交差点から一つ裏手の通りに入ったところ、港で働く人々のための施設と思しき建物を発見。その1Fに小さなレストランがあったので入ってみました。中は1980年代を思わせる雰囲気です。スパゲッティしかないとのことでしたが、お腹も空いていたのでここで昼食にしました。見た目の通りで、昭和を感じさせる味でした。


小さなレストランに入ってみました。スパゲッティ美味しかった。
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 昼食後、山下公園を散策してみました。ベイブリッジと氷川丸をバックに、カメラ片手にのんびりとスナップ撮影を楽しみました。


山下公園にやって来ました。向こうはベイブリッジです。


公園から見たベイブリッジと氷川丸。夜景も見てみたい。
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 氷川丸では飛び交うカモメを題材に、新しいカメラのAFと連写を試してみました。後で画像をチェックすると、驚異の連写性能とピントヒット率です。書き込みの速いUHS-II対応SDカードを使えば、すごいショットが撮れそう。ポテンシャルを感じました。


氷川丸に近づいてみると、カモメが鈴なりに並んでました。

 その先にあるのが「ガンダムファクトリー」、通称「動く実物大ガンダム」です。中には入らず外から鑑賞しましたが、お台場と違って周りに何もないので、なかなかに大きく感じます。顔の部分はビル6階相当らしいです。


向こうはガンダムファクトリー、実物大で手足が動くらしいです。
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 さらに写真を撮りつつ散策を続けます。次に向かったのは「港の見える丘公園」。思っていたよりも高低差があり、階段を昇って行ったところに展望台がありました。そこからは横浜港が一望可能。これはさぞ夜景がきれいなことでしょう。


階段を登って「港の見える丘公園」を目指します。


横浜港が一望できました。やっぱり夜景が見てみたい。


それほど移動していないのに、ベイブリッジの見え方も変わりました。


入口側に出ました。今日の散策はこれで終わりです。

 この時点でまだ15:00前でしたが、山下公園を巡っていたころから時折ポツポツと雨粒が感じられるようになったため、これで散策終了を決定。公園の麓にある元町・中華街駅から電車に乗ることにしました。ちょうど西武池袋線直通・小手指行きのFライナーがやってきたので、これに乗車することに。始発からの電車一本で所沢まで戻ることができました。
 とはいえ、夕食にはまだちょっと早い時間帯です。プロぺ商店街にある喫茶「ペルレ」でフレッシュジュースを堪能してから、「天ぷら 椿」で夕食をとって帰りました。


フレッシュジュースでリフレッシュ。妻よ、飲み過ぎではないかい(笑)?


夕食は二人とも天ぷら定食。今日もよく歩きました。

 ぎりぎり傘を使わずに行動できたのは幸運でした。イベントに加え、「港町の神戸住まい」という共通の体験を持つ我々にとっては「どこか懐かしい」散策になりました。

2023.02.19

早春ハイキング

 この日は気温が上がり、3月下旬並みの気温になるとの予想。天気もそう悪くなさそうなので、前夜にお出掛けを決めました。行き先は長瀞にある宝登山(ほどさん)、西武鉄道のCFで紹介されていたところです。
 8:00に自宅をクルマで出発、川越ICから関越道で北上しました。日曜日なので比較的空いていて走りやすかった。花園ICで高速を降りますが、直前で妻が虹の片足を発見。でもこれは薄すぎて写真ではわかりませんね...。


関越道で深谷まで行き、荒川沿いに長瀞まで行きます。

 花園ICからはR140で秩父方面へ。有料バイパスの皆野寄居道路は使わず、旧道に入って途中から荒川沿いに走ります。9:00には目的地である宝登山ロープウェーの駐車場にやってきました。


9:00に登り口に到着。面白い雲が出ています。


早速梅がお出迎え。上の梅園はどんな具合だろう?

 ロープウェーで山頂に行くこともできますが、前日にあまり歩いていなかったこともあり、徒歩で山頂まで行くことにしました。距離は約3kmといったところで、時間にして約1時間弱。勾配は比較的なだらかなので、そうきついわけではありません。


なだらかな道を登ってきます。きつくはありません。


ここは格好のハイキングコースのようです。

 登って行ったところの日陰では、先日の雪がまだ残っていました。そこから見た風景ですが、けっこう登ってきたことが分かります。


おっと、まだ雪が残っている。足元注意です。


開けたところに出ました。結構高いところまで登ってきました。
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 さらに進むと、宝登山神社奥院への参道が現れました。登り続けた後でのこの階段はなかなかハードです。


最後の階段はなかなかハードでした。もう一息です。

 まずは奥院でお参り。ここはもともと「火止山」と呼ばれていたそうで、その名が転じて今の名になったそう。その由来から「家族安全」祈願につながり、特に火の禍から逃れられると言われているそうです。戸建てに移ったので、このご利益を受けられるとありがたい。


奥院の鳥居が見えてきました。その奥には狛犬が。
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奥院にお参りし、家内安全を祈ってきました。
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 その裏手には山頂を示す標識が立っていました。訪れる人が入れ代わり立ち代わりで写真に収めていました。


頂上にやってきました。標高は約500m。

 山頂の南西側からは秩父市街地が見渡せました。いい眺めです。ちょうど霧が少し出ていて、幻想的な風景でした。その向こうには雪が残った武甲山が聳えていました。これは格好いい。


南斜面からはロウバイ越しに秩父市街が望めます。


霧に覆われた市街地の向こうには、武甲山が聳えていました。

 西斜面が「ロウバイ園」になっており、蝋梅の樹が数多く植えられていました。マスクをしていても香りがわかるほどです。ただ、日の当たる角度がちょうど良くなく、残念ながら花の印象的な写真は撮れませんでしたが、規模がわかるように二人で色々工夫をして撮影をしてみました。


見事なロウバイ園です。本数は3,000本とのこと。
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まさに今が見頃です。甘い香りも漂っていました。


光の加減で接写は厳しく、2枚目のようにふんわり撮った方が良かった。
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 ロウバイ園のさらに下は梅園になっていましたが、こちらはまだ咲き始めといったところで、花の数も少ない。色についてはバリエーションを楽しめましたが、写真映えするにはまだちょっと早すぎました。


梅園にやってきました。まだちょっと寂しいかな...。


それでも色のバリエーションは少し楽しめました。
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 ロープウェイの山頂駅で休憩。戻りは乗ることを考えていましたが、妻から「また歩いて降ろう」と提案があり、そのまま元の登山道に向けて下っていきました。


ロープウェイの山頂駅です。ここから降りるつもりでしたが...。
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妻は日付入りのところで必ず写真を所望します。
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 道がわかっていることもあるのでしょうが、さすがに帰りは早かった。途中の分岐で神社への道に入り、宝登山神社の本殿へ。ここもお参りに来る人で賑わっていました。お参りを行い、CFの中で紹介されていた神社の装飾を観察しました。


こちらが神社の本殿入口、立派な鳥居です。


この上が本殿のようです。落ち着きがあります。


こちらが本殿。CFにあったきらびやかな彫刻を観察しました。
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 ここで雨が降り始めたので、撮影は店じまいです。駐車場まで戻り、宝登山を後にしました。
 この時点でまだ昼前でした。昼食をどこで摂るか悩んでいたのですが、そこで思いついたのが秩父の菓子処「栗助」。R140沿いに本店があるのですが、確かこの中に併設のレストランがあったはず...ということで、行ってみることにしました。もし開いてなくても、栗おこわを買って、どこかの道の駅で食べるのもありだと思っていました。
 幸い店舗内のレストラン「栗久」は開いていたので、そこで栗を使った定食「欅」を頂きました。妻は大好きな栗三昧で満足できたようです。秩父名物「みそポテト」もついていて、ちょっとした旅気分も味わえました。


秩父の近くにあるお菓子屋さんの本店にやってきました。


幸い、店舗内のレストランが開いていたので入ってみました。


栗ざんまいのメニューに妻も大喜びでした。

 昼食後、R140をさらに南下し、秩父市街地からR299に入って飯能方面へ。期待通りそれほど混雑もなく、順調に飯能まで戻ってきました。いつもなら日高から狭山へ抜けますが、前方を大型トラックに遮られそうだったので、ナビの指示に従いr15を川越方向へ直進。工業団地の北側からアプローチしました。R16をまたぐのに少々時間がかかりましたが、14:30前には自宅に戻ってくることができました。
 この日の走行は116.5km、平均燃費は20.7km/Lでした。

2023.02.17

秩父NAKED夜さんぽ

 西武鉄道の駅で気になるポスターを発見しました。「秩父NAKED夜さんぽ」というイベントで、秩父神社の周辺でライトアップを行うとのこと。この週末までとの案内だったので、仕事を少し早上がりして行ってみることにしました。
 16:00前に会社を出て、JR武蔵野線の電車でまずは所沢方面へ。秋津にて乗り換えたところ、直前に人身事故が発生しており、ダイヤの大幅な乱れが予想されるとのこと。幸い、私が乗る予定の電車は既に事故のあった地点を通過しており、少々の遅れはあったものの無事にやってきました。妻と所沢駅で合流、飯能駅へ。


所沢駅にて。妻は新しいカメラバッグで初出動です。

 飯能駅で西武秩父行きの普通電車に乗り換えます。平日だけあって、電車は空いていました。


平日なので電車も空いていました。おかげでのんびりできました。

 西武秩父駅には18:00過ぎに到着。まずは「西武秩父駅前温泉 祭の湯」のフードコートで腹ごしらえ。それぞれの定番メニューでお腹を満たします。さて、行きましょうか。


それぞれに好きなものを食べて、いざ会場へ。


駅前温泉の前でもイルミネーションが行われていました。
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 西武秩父駅から秩父鉄道御花畑駅を経由し、番場通りへ。ここは古い市街地で、古い建物がいくつも残っています。特に角に建つ昔の煙草店は最近ホテルにリノベーションされたようで、多くの人が足を止めてその風情を楽しんでいました。


昔の煙草店がリノベーションされてホテルになっているそうです。

 番場通りの途中には、以前入ったことのある「昭和の喫茶店」もある他、老舗の鰻料理店があったりとなかなか楽しい。ただしクルマ通りが多く、気をつけないと危ないのがちょっと難点です。


ここのケーキとコーヒーが美味しかった。昭和が香る喫茶店です。

 番場通りの突き当りが秩父神社です。内部はライトアップされていました。昼間とはまた違った雰囲気です。カメラが夜間撮影に強くなったので、色がきれいに出せたのが嬉しい。小物も含めてスナップ撮影を二人で楽しみました。


番場通りを北上すると、秩父神社が見えてきます。


神社の入口まで来ました。参道もライトアップされています。
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門をくぐって本殿へと入ります。


うわ、なんと美しい。昼間と違って色の豊富さが際立ちます。


振り返ると門の周りの木々も浮かび上がっていました。


落ち着いたライトアップだったので、静かに楽しめました。

 神社の道向かいではイルミネーションが設置されていましたが、特にテーマがあるわけでもなさそうです。


神社の向かいの広場でもイルミネーションが行われていました。


フルサイズカメラになって暗いところでも明るく撮れるようになったのが嬉しい。
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 思っていたよりもこじんまりとしたイベントでした。平日の夜ならこんなものなのかな? 特に時間をかけて楽しむべきものが他には見当たらなかったので、19:30前の特急に乗るべく番場通りを戻っていきました。
 西武秩父駅前に戻ったところで特急券をオンラインで購入し、残った時間で駅前広場にあるイルミネーションを楽しみました。昨年の方が形はきれいだったかな? 灯りが少なかったので、高感度に強いカメラでも顔がはっきり写らなかったのはちょっと残念。やっぱり外付けのストロボは必需品のようです。


イベント用の提灯を背景に、今回のポスターです。


西武秩父駅から特急に乗って所沢へと戻ることにしました。
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 西武秩父・池袋線 「ちちぶ19号 池袋行き」 西武秩父 19:24 → 所沢 20:24

 復路はラビューに乗って所沢まで戻ります。さすがは特急、所要時間は短い。あっという間に山間部を抜けて市街地へと戻ってきました。飯能駅ではスイッチバックで進行方向が変わり、線径の良い区間になるとスピードも上がります。所沢駅で下車し、新宿線の電車に乗り換えます。ちょうど遅れてきた電車にいいタイミングで乗り継げました。
 自宅には21:00前に到着。意外に早く戻って来れました。イベントとしてはこじんまりすぎて、ちょっと不完全燃焼だったかな...。

2023.02.12

東京庭園巡り、第2部は一足早い「花見」!?

 この日の天気予報では気温が16℃まで上がるとの予測でした。ちょうど朝のニュースで新宿御苑のフクジュソウが花をつけていることが紹介されたので、散策に行ってみることに。急遽お出掛けが決定しました。
 自宅を9:30前に出発し、まずは最寄駅から電車で所沢へと向かいました。ここで東京メトロ副都心線直通のFライナーに乗り換え新宿三丁目駅へ。幸い座席に座ることができ、のんびり移動することができました。新宿三丁目駅では丸ノ内線に乗り継ぎ、新宿御苑前駅で下車。通りを渡ってしばらく歩くと、飲食店の前でチューリップがきれいに咲いているのを発見、幸先良い出会いです。今日はいい散歩になりそうです。


きれいなチューリップに遭遇、これは幸先いいや。

 そのまま塀沿いに進むと、新宿御苑の大木戸門が見えてきます。ここから中へ入ります。入場料は500円で、交通系ICカードが使えました。


東側から入ってみることに。花も期待できそうです。入場料は500円。
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 まず目に入ったのは温室。せっかくなので中に入ってみることにしました。ここは小笠原の植物などが見られます。高湿度のためにカメラはレンズが曇ってしまうので、ここはiPhoneだけで楽しみました。花の鮮やかな色と葉の緑のコントラストがとても美しい。


まずは温室内へ。カメラには厳しい環境です。


鮮やかな花の色と深い緑のコントラストが楽しめました。


遊歩道沿いに進みます。所要時間は10分ぐらいでしょうか。
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 温室を出た後はギャラリーに立ち寄り、どこでどんな花が見られるかを確認。敷地を時計回りに回って行くことにしました。まずは日本庭園、この灯篭も大きいですねえ。さて下の写真、妻が写っていますが、どこでしょう?


東南方向にある日本庭園。芝生の色がまだ冬色ですね。


さて、妻は一体どこにいるでしょう?

 さすがにまだ花は少ないものの、スイセンがあちこちで鮮やかな白色を見せていました。数は少ないものの黄色いものも見られました。


スイセンが咲いていました。白色が映えてとても美しい。
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 さらに進んで行くと整形式庭園に出ます。今はまだ裸の状態ですが、花壇の左右できれいに整列したプラタナスの並木がとても絵になります。


プラタナスの並木、季節によっては絵になるんでしょうねえ。

 その向こうには風景式庭園があり、広々とした芝生がありました。背景には新宿の高層ビル群がそびえ、独特の雰囲気です。


都会の中にあることを意識するアングルです。

 芝生を突っ切って日本庭園へ。だんだん人も増えてきました。休憩所を過ぎて歩いて行くと、前方になんだかか鮮やかな色が。近寄ってみると...寒桜でした! ほとんど満開状態、これはすごい。この日は春の陽気だったので、1.5ヶ月前倒して花見を楽しむことができました。


カンザクラがほとんど満開でした! これはすごい。


最新のミラーレスカメラで撮影しました。花も写りもすばらしい。
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 さて、桜を見て興奮したものの、そもそもの目当てはフクジュソウです。探すのですがなかなか見当たりません。そうこうしているうちに、温室まで一周してしまいました。いったいどこで咲いてるんだ?


皇室用に整備された休憩所趾。背後はこんなに広々としていました。
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 そこで西側の新宿門の方へ進んでみると、遊歩道の脇にひっそり咲いているのをようやく発見。なんだか扱いが小さいなあ。でも近づいてよく見ると、すごく美しい黄色。桜ももちろんいいですが、足元で小さく咲くこちらの方が、春の息吹をより強く感じさせます。


ようやく「本命」を発見、フクジュソウです。可憐ですね。
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 そういえば、桜の前で二人の写真を撮ってなかったことに気づいたので、再び日本庭園へ。時間が経過するに伴って人の数も増えていました。一番花が多かった場所を選んでツーショットを撮影。とっさの思いつきでしたが、来てよかったなあ。


だんだんと人も増えてきました。これはみんな写真を撮りたいよね。


危うく二人での記念撮影を忘れるところでした(笑)。

 13:00をまわったので、昼食のために新宿へ向かうことにしました。新宿門から退出して甲州街道沿いに歩いて新宿駅南口から東口方面へ。


帰りは新宿門から。甲州街道沿いに歩いて駅南口へ向かいます。
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 駅から地下に入ってメトロ通路に出て、やってきたのは中村屋ビル。先週断念したインドカリーを食べていくことにしたのです。相変わらずの行列でしたが進度は早く、10~15分ほどの待ち時間でレストランの店内へ入ることができました。


中村屋ビルの地下にあるレストラン、相変わらず人気ですねえ。

 妻は野菜カリー、私はベンゴールカリーを頂きました。よく歩いたこともあってか、とても美味しく感じました。トドメはインドティー(いわゆるチャイ)です。


私は牛肉入り、妻は野菜カリーを頂きました。じっくり煮込まれて美味しい。
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仕上げは「インドティー」、いわゆる「チャイ」です。

 せっかく新宿まで出てきたので、ビックカメラ新宿西口店に寄ってカメラアクセサリーを探索。妻は今使っているものよりも少し大きいカメラバッグを見つけ、購入していました。
 戻りは西武新宿駅から。ちょうど特急「小江戸」号が出るタイミングだったので、iPhoneから電子チケットを買って乗車しました。これでのんびり帰れます。
 
 西武新宿線 「小江戸19号 本川越行き」 西武新宿 14:40 → 狭山市 15:17
 
 西武新宿線は速達列車である急行でも停車駅が多く、本川越までかなり時間がかかるのですが、特急であれば時間が大きく短縮できます。ただし特急料金を考えると、都心からの帰りに毎回使うというのは躊躇してしまいます。


今回は特急を使って駅をすっ飛ばして帰宅しました。
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 最終的に自宅には15:30過ぎに帰着。このころになると曇ってきたので、ちょうどいい時間に帰って来れました。歩数も結構稼げたようです。
 さて、思いつきから都心まで出かけてみましたが、思わぬ桜との遭遇に心躍りました。本命のソメイヨシノが見頃になるまではあと1ヶ月半ほど。楽しみです。

2023.02.04

東京庭園巡り+α

 この週末もいい天気。せっかくなので出掛けることにしました。とはいえクルマでは路面凍結が怖いので山間部には行きづらい。花の季節にもまだまだ早いので見どころはあまりない。そこで庭園を散策することにしました。やや範囲を広げて候補を探してみたところ、東京の文京区・北区あたりが歩いて巡るにはちょうど良さそうなので、行ってみることに。
 目的地の開園時間から逆算し、8:00過ぎに自宅を出発。西武新宿線の電車で所沢まで行き、池袋線に乗り換えます。所沢駅では特別塗装の電車に出会いました。


所沢駅で特別塗装車「西武鉄道創立110周年記念トレイン」に遭遇!

 池袋線の急行電車で池袋駅へ行き、JR山手線に乗り換えて駒込駅へ。そこで電車を降りて最初の目的地「六義園」へ向かいました。ここは江戸時代に幕府重臣の柳澤吉保が作ったとされ、江戸の二大庭園の一つとされています。明治には三菱の岩崎家の所有となりましたが、後に東京市(当時)に寄贈されて一般の人が入れるようになったそうです。


駒込駅から徒歩約10分といったところにありました。
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 庭園は中央に池があり、その周囲に築山などが配置されています。公園の周囲はビルに囲まれているものの、内部は東京とは思えない佇まい。池を巡る形で時計回りに散策を楽しみました。花はさすがにまだ早かったですが、梅が少しだけ咲いていました。


内門をくぐって庭園内へ。きれいな花が出迎えてくれました。
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これは岩崎家が建造したものらしい。風流ですね。


咲き始めた梅の木を発見! 春の息吹を感じました。


こちらが花の様子、蕾と花の共存が見られました。
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小高い丘からは池を中心に全景が見られました。
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最後にビルが写らないアングルから。東京とは思えませんね。

 次は本郷通りを北上して「旧古河庭園」へと向かいました。ここは庭園の上に洋館があり、周囲に植えられたバラが見事だとのこと。残念ながら季節が合っていませんが、見頃の頃にはまた来てみたいものです。


次にやってきたのは北区の「旧古河庭園」、ここの名物は洋館です。
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 庭園は比較的コンパクトなサイズですが、様々な灯篭が設置されていて面白い。また、池にはカワセミの姿もありました。


規模は小さいですが庭園の要素は揃っています。


園内には様々な灯籠がありますが、これには驚きました。


池でカワセミの姿を発見。ここなら落ち着いて狩りができますね。


こちらが庭園から見た洋館。バラの季節に来てみたい。


人が途切れた瞬間を狙って記念撮影に成功しました。

 さらに通りを北上すると、飛鳥山公園に出てきました。ここは渋沢家ゆかりの場所のようです。公園は残念ながら広い範囲で工事中で、ゆっくりできる雰囲気ではなかったのでそのままスルー。花壇に咲く花をスナップしながらが精一杯の散策でした。


そのまま北上して飛鳥山公園までやって来ました。


丘の上にある児童公園には引退したSLが保存されていました。


花壇にはキンギョソウの姿がありました。カラフルで綺麗です。


そのうちの一輪を印象的に撮影してみました。使い勝手のいいレンズです。

 新宿で買い物をする予定があったので、JR王子駅前からは都電荒川線、通称「東京さくらトラム」で早稲田方面に向かいました。利用客は想像していたよりも多く、車内はかなりの混雑。またカーブが多く、なかなか立って乗るのはつらいところ。でも地方の路面電車とは雰囲気がずいぶん異なっていて、見る車両がすべて低床式の電車に置き換わっているなど、さすがお金持ちの東京都と言ったところでしょうか。


都電で王子から雑司ヶ谷まで移動、東京がお金持ちなのを実感しました。

 鬼子母神前電停で都電を降り、鬼子母神の参道をちらっと見てから東京メトロ副都心線の雑司ヶ谷駅から地下鉄に乗りました。


鬼子母神前の欅並木をちょっとだけ見物しました。

 新宿三丁目で降りて昼食を目当てしていた店に行きましたが、かなりの順番待ち状態だったので入店を断念。その後西口を経由し南口まで行ったものの、どこにも入れず。これはまいった。
 そこで所沢まで戻ることにして、先に買い物をすることに。高島屋タイムズスクエア内のハンズで少し小さめのコーヒーサーバーを買い、地下の食品コーナーで朝食用のパンを買ってから再び地下鉄に乗車。所沢を目指しました。
 所沢に着いたのはもう15:00、ここでようやくの昼食です。さすがにお腹が空いたので、二人ともがっつりの食事になりました。ようやく生き返りました。


ようやく昼食にありつけました。二人とも「がっつり」行っちゃいました。

 まだ時間に余裕があったので、先週も行った航空公園にロウバイを見に行くことに。所沢駅から徒歩で公園へ向かい、16:30前ごろにロウバイ園に到着しました。先週よりも花の数が増えていて、7分咲きといったところでしょうか。日没直前で光の具合は厳しかったのですが、なんとかぎりぎり撮影には成功しました。


先週に続いて所沢航空記念公園の蝋梅園へ。
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かなり花の数が増えました。でもちょっと撮影条件が厳しかった...。
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たくさん咲いた花をバックに記念撮影しました。

 また、公園の中央部にある梅が咲き始めていました。ただし、こちらが見ごろになるのはまだまだ先のようです。


こちらは芝生エリアの近くの梅、咲き始めていました。


まだ「美人ちゃん」は少なかった。見頃はもう少し先のようです。

 記念館の近くに展示してある輸送機(ダグラスC-47)の近くには、早咲きで知られる河津桜が植えられていました。それがまさに開花が始まったタイミングでした。


展示されている輸送機の傍に、河津桜が植わっていました。よく見ると...!


まさに咲き始めのタイミングでした。今月下旬には見ごろになるかな?
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 日が暮れてきたので、最後に航空公園駅へ行き、改札前の喫茶店でコーヒータイム。


航空公園駅のカフェにて休憩、それにしても今日はよく歩きました。

 妻は夜に近くで取材があるというのでここで解散。私は一足先に自宅へ戻りました。結果的に、今日はよく歩きました。戻って活動計の歩数を確認したところ、なんと30,000歩をオーバー。思っていたよりもハードな1日でした。

2023.01.27

あしがくぼの氷柱2023

 今年も「あしがくぼの氷柱」を見に行ってきました。妻がメディアの取材として行くというので、カメラマンとして同行することに。昼間も見られますが夜のライトアップもあり、こちらの方が断然おすすめです。土日と祝日の夜には整理券が必要ですが、平日は不要で狙い目です。そこで金曜日の夕方に仕事を早上がりして行くことにしました。
 妻は自宅から、私は職場から直接向かうことにして所沢駅で合流。17:33飯能駅発の普通列車に乗り継ぎ、会場の芦ヶ久保へと向かいました。最寄り駅への到着は18:12、すっかり陽は暮れており、西にわずかに濃紺の色が残るぐらいの時間でした。
 駅からは徒歩10分で会場へ到着します。驚いたのは人の少なさで、過去2回はかなりの人出があったのですが、今回はガラガラ。おかげでじっくりと見つつ、写真も撮ることができました。暗い場所なのでこれまでは一眼レフ+明るいレンズを持参していましたが、今回は事情により望遠コンデジでの撮影になりました。ただ、望遠だけに今までにない写真が撮れたのは面白かった。色々ギミックを狙いました。


今年もやって来ました! 「あしがくぼの氷柱2023」です。
(画像に触れると表示が変化します)

 この1週間の冷え込みで、一旦溶けた氷柱も再結氷したらしく、つららのような形もあちこちで見られました。ただ、以前は遊歩道のすぐ傍まで氷柱があったのですが、今回はそこまで接近できるものは少なく、なんだか規模が少し小さくなったようです。3度目なのでさすがに感動が薄れたのか? また、ライトアップ以外の照明が少なかったので、iPhoneのナイトモードでもポートレートが上手く撮れず。撮影には厳しい条件でした。


遠くの造形を望遠レンズで切り取りました。


遊歩道の周りは明るいので問題なし。望遠を活かした撮影も試しました。
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枝から垂れ下がるつららがきれいに並んでいます。


人が少ないのでフラッシュも使えました。
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今回の訪問では、これが一番カラフルでした。


山を回り込むと山肌に接近できました。


上空には薄雲の向こうに月が見えていました。幻想的です。

 これまでの経験から、1周するのにだいたい1時間ぐらいを見込んでいたのですが、今回は40分ぐらいで回れました。さすがにお腹も空いてきたので、帰路の途中で夕食をとることに。再び芦ヶ久保駅へと戻り、上り電車で所沢へ。それほど待ち時間はなかったのですが、飯能で電車を乗り継いで所沢に着いた時にはもう21:00前でした。


さすがにお腹が空いたので、電車で所沢へと戻ります。

 妻に夕食を奢ってもらえる約束だったので、グランエミオ所沢内にある「EBISU BAR」にで夕食。ラストオーダーまで30分という慌ただしいタイミングでしたが、幾つかの料理とビールでお腹を満たしてから帰りました。


ようやくの夕食、二人とも無言で(笑)食が進みました。

 歩数も稼げたので、その点でも良かったです。


最寄駅についたのは22:00前、夕方からの楽しいひとときでした。

2023.01.09

年末年始帰省(復路編)

 今年はゆっくり休めました。休暇もこの日で終わりなので首都圏に戻ります。前日にアクシデントがあって、最悪の場合は帰京を遅らせなければならない可能性もありましたが、幸い大事にはならず予定通り戻ることにしました。
 義父に空港まで送ってもらい(ありがとうございます!)チェックイン。搭乗便は10:10発のNH564で、機材は久しぶりのB737-800でした。


ANAのB737は久しぶりです。

 満席でしたが、ほぼ定刻通りの出発。東海道エリアは快晴で視程が良く、窓側に座った妻曰く遠くまで見えたようです。飛行中、iPadの「Flightradar24」で状況を観察していたところ、飛行高度は8,800mぐらいでいつもより低め。この影響もあってか、富士山がとてもきれいに見えたとのこと。


低い高度から富士山がよく見えたそうです。

 伊豆半島に差し掛かったところで機長からアナウンスがあり、羽田からの指示でショートカットするので到着が早まるとの案内がありました。その話の通り房総半島を大回りせず、東京湾の上空を北上してファイナルアプローチ。A滑走路に定刻より15分早く着陸しました。
 滑走路からスポットまでのタキシング中、再び機長からアナウンス。実はこの便が定年退職前の最後のフライトだったそうです。挨拶の終わりに客室から自然に拍手が起こりました。こういうのはいいですね。安全運航お疲れさまでした。
 飛行機は71番スポットに到着しましたが、なぜかボーディングブリッジを使わずバスでの降機になりました。きっと次便が出発する前に引退セレモニーをやるのでしょう。ひょっとすると先のショートカット指示も、その時間を捻出できるように配慮したのかも?
 手荷物をピックアップし到着ロビーを出た時には、最寄りターミナル駅行のバスは残念ながら出たばかり。次の発車まで1時間あったので、少し早いですが空港で食事を摂ることに。第2旅客ターミナル内のお蕎麦屋さんでそばを食べ、少し待ってからバス乗り場に移動。12:35発のバスで目的地へと向かいました。最速のルートにはなりませんが、駅で大きな荷物を抱えて上下移動しなくて済むのがありがたい。


空港でちょっと早めの昼食にしてからバスで帰ることにしました。

 祝日の昼間ということもあり、高速道路の渋滞もなくこちらも定刻より早めの到着になりました。そのまま電車に乗り換えて自宅の最寄り駅へ。最終的には14:30過ぎに自宅到着。やっぱり転居前と比べると、羽田からの距離は遠く感じます。

2023.01.01

高知城を楽しんできた

 初詣や挨拶回りを済ませた後、午後から妻と妹と3人で高知市街へ散歩に繰り出しました。
 まず向かったのは高知城。元旦は普段は入館料が必要な天守閣が無料開放されていたため、上がってみることにしました。ここに来るのは25年前に神戸時代の友人を連れてきて以来だなあ。


高知城の天守閣まで上がってみることにしました。

 天守閣から見る高知市街地は昔と比べて高層の建物が増えて様変わりしていました。


東側、中心市街地が広がっています。大きな建物が増えました。


こちらは官公庁が多い南側、向こうに見えるのが筆山です。


こちらは西側、高層のマンションが増えましたね。


こちらは北側、古い住宅地が広がります。


天守閣で記念撮影、まるで天下を取った気分!?
(画像に触れると表示が変化します)

 高知城を降り、喫茶店を探して帯屋町を歩いてみましたが、なかなか開いている店がありません。はりまや橋のそばにある店に入りましたが、ここのケーキが結構美味しかった。モーニングも充実しているようなので、また来てみたい。


ゆずのシフォンケーキがなかなかイケました。

 戻りも高知城を経由し、そのまま徒歩で実家まで戻りました。往復で6kmほどでしょうか。運動量が減る年末年始、歩数も稼げてちょうどいい運動になりました。


はりまや橋近くは開いている店も少なく、人通りも少なかったです。


中心市街地の証であるアーケードもこの通り。