2004.12.03-12.04
東京ベイサイド、探訪
妹が旦那の出張の間に上京してきました。私はこの時期ツーリングに出かけないため週末は結構暇を持て余すので、上京目的である「TOKYO DISNEY SEA」へ付き合うことにしました。私は首都圏に来て早7年になりますが、千葉の湾岸方面って幕張のモーターショーに行くぐらいであまり馴染みがないのです。埼玉から出勤ラッシュをかきわけ、JR武蔵野線でぐるっと回って舞浜に行ってきました。
ディズニー・シーの入り口にて。こちらは妹。
同じくディズニー・シーの入り口にて。こちらは私。
私の知っているディズニー・シーの売りは「お酒が飲める」ってぐらいなのですが、ここは「海」のテーマパーク。9:15ごろ最寄りのJR舞浜駅に到着しました。そこからディズニーラインに乗り換えてディズニーリゾートを一周。目指すディズニーシー駅に到着しました。平日開場すぐの時間帯ということもあってか比較的空いていましたね。おかげでアトラクションも最大でも20分待ち。予想に反して、午前中だけでほとんど目玉の施設は行けてしまいました。
後ろは「地中海」だそうです。
アトラクションは正直何か物足りませんでした。いよいよこれから!というところで終わってしまうものが多く、すべてが中途半端に感じてしまう有り様。いささか消化不良気味でしたが、その印象が一変したのは日が暮れてから。下の写真にあるように、美しい夜景が目前に広がりました。ここは夜来るだけで十分なのかも。
ツリーや客船がきれいに見えます。
こちらは入り口方面。ここが一番夜景がきれいに見える?
その後は豪華客船の中にあるレストランで夕食。ちょっと奮発して、クリスマスのスペシャルコースにスパークリングワインをつけて、ちょっと豪華に行ってみました。食事は美味しかったし、ワインがほどよく効いてなかなか楽しかった。こういう上品な雰囲気はなかなか味わえないので新鮮。ゲストのもてなしがよくあった研究室時代を思い出しました。
食事後はもう一回りして夜景を楽しんで、19:00過ぎには舞浜を後にしました。
ちょっと早いですけど、クリスマスツリー。
翌日は妹のリクエストでお台場の「AQUA CITY」に行ってきました。私の家からだと地下鉄有楽町線で新木場経由でも行けますが、眺めを楽しむにはやはり「ゆりかもめ」でしょう。新橋駅から「ゆりかもめ」に乗って、レインボーブリッジを渡って台場駅で降ります。ところがアクアシティの開場は11:00。ちょっと早すぎたのでフジテレビ社屋で時間を潰してからアクアシティに入りました。
レインボーブリッジをバックに。東京タワーも見えています。
混むのが嫌なので、早めに昼食。入ったイタリア料理店のペペロンチーノは美味しかったな。食事の後はお買い物タイム。お買い物って結構体力使うんですね。12時間耐久ツーリングよりずっとキツイ(笑)。帰路、りんかい線で天王寺アイルへ行ってモノレールに乗り換えようと考えていた時に目に付いたのが海上バスの案内。30分で浜松町で行けると書いてあったので、思い切って乗ってみることに。
海上バスで浜松町へ移動! 後ろはお台場海浜公園です。
お台場から日の出桟橋に向かう水上バスは結構空いていました。東京ウォーターフロントの景色を眺めながら、お互いのiPodを交換してのんびり音楽鑑賞。14:30ごろにはJR浜松町駅に到着。お茶を飲んでそこで羽田へ向かう妹と別れました。どうもお疲れさまでした。
今回は色々なものが体験できて面白かったけど、足の筋肉痛に悩まされました。鍛え方が足らんのかな?
2004.11.06
エコノミー・ラン
公私共に問題山積みで気も滅入る'04年の秋。幸い、この週末は天気もそこそこ、気温も高目だったので出かけてみました。今回は秩父から群馬をかすめて長野県に出てみることにしました。
所沢からR463で飯能へ。飯能からはR299で秩父を目指します。秩父までは先週来た道と全く同じですが、今回は秩父でR140に乗り換えずにそのまま直進。志賀坂峠を越えて群馬県に入ってきました。峠は車もほとんど走っておらず、まさに貸し切り状態。峠の群馬県側は岩肌向き出しの山と、色づいた山が良いコントラスト見せていました。
険しいところです。奥の山は岩肌剥き出し。
本来なら突き当たりのT字路を西に向かうのですが、ここまでは'01年に来たことがあるので、少し東にある道の駅で休憩することにしました。「道の駅 万葉の里」で最初の休憩。ここでは駐車場に少し張り出しが設けられており、その上から渓谷の景色を楽しむことができました。体も少し冷え気味だったので、本当はそばでも食べたかったのですが、残念ながらまだ食堂は開いておらず。止むなくコーヒー1杯で体を暖めリスタートしました。
駐車場にあった展望台から群馬県側を見ています。
神流町をさらに西に進むと、上野村に入ってきます。85年の日航ジャンボ機の墜落事故があった場所です。R299をそのまま進んでも長野側には降りられるのですが、走っている車が多かったこともあって今回は側道に入って、一つ南にある峠(ぶどう峠)を越えてみることにしました。ところがこちらも問題あり。所々で改良工事を行っていたため、工事用信号でしばしば止められてしまいました。一番最初の信号の待ち時間表示は何と250秒!
3分間暇だったんで写真撮れちゃいました。
そのまま奥に進むと、道幅はどんどん狭くなって、最後は1〜1.5車線ぐらいに。もっとも険しいだけあって対向車なんてほとんどいませんでしたけど。路面があまり良くないのと、枯葉が路肩に堆積していてレコードライン踏み外すと滑りそうだったので、慎重に山を駆け上がっていきます。ただ、残念なことに道が狭いのでHYPER-VTECは全く使えませんでした。狭い山道を20kmぐらい走るとようやく群馬−長野県境のぶどう峠に到達。峠から見た長野県側の山の色は美しかった。
「ぶどう峠」から長野県側を望む。
ぶどう峠を駆け降りて、R141(佐久甲州街道)に出てきました。ここは何回も来たことがあります。今回は高速を使うつもりがなかったので、そこから南下して甲府経由で八王子に出てみることにしました。途中、山梨に入る直前の野辺山高原で一休憩。今日は雲も高くて八ケ岳の稜線がくっきりと見えました。ここは標高は1,200〜1,300mぐらいなので、空気も澄んでいるんですかね。八ケ岳も緑というよりは茶色に見えます。もう冬はすぐそこ。
野辺山高原、景色の良いところです。
そのままR141を南下して甲府に向かっていると、途中で「道の駅 南きよさと」がありましたので、そこで昼食休憩。ここにはリフト・カーがあって、山の頂上まで登れるという一風変わったところです。昼食は食堂で「鍋やきうどん」を注文してみました。あまり期待していなかったんですが、麺にコシがあって、さらに器の暖かさでホカホカになれました。ちょっと七味を入れ過ぎたかな?
久しぶりに「鍋やきうどん」を食べられました。
そのままR141を南下して、R20(甲州街道)に合流しました。そのまま甲府市内を駆け抜けて今度は神奈川県との境にある山に分け入ります。ここは普段中央道を使って通過することが多いので、実は私は初めての道なんです。勝沼を過ぎて山を少し登ったところ、笹子トンネルの手前にある「道の駅 甲斐大和」で本日最後の休憩を取りました。
さぁ、ここからが交通量が多くて大変だ!
普段高速で駆け抜けるだけだとあまり意識しないのですが、甲府から八王子までって結構距離があるんですね。道も高速コーナーとタイトコーナーが取り混ぜてあって、路面も幹線国道なだけにかなり良く、走るには非常に面白いのですが、いかんせん交通量が多いのでなかなか楽しめませんでした。それでも15:00過ぎにはなんとか八王子に到達。そこからR16に乗り換えて、横田基地をぐるっと回って入間市に入り、所沢を抜けて自宅に戻ってきました。
本日の走行、11時間で一般道のみ369.4km。消費ガソリンは14.0L。結局一回も給油しませんでした。平均燃費はなんと26.4km/L。高速使わなければこんなに伸びるんだ! 積算距離は29,180kmを突破しました。
結局、今日かかった費用ってガソリン代を入れても3,000円。本当に「エコノミー・ラン」になっちゃいました。
給油1回もなし。まさに"エコノミー・ラン"でした。
2004.10.28
オレンジ色の森を駆け抜ける。
25〜29日は初めて会社で5連休を取りました。有休ため過ぎて「しばらく来るな」と言われてしまって、嬉しいのやら悲しいのやら。とはいえ連休前半は地震やら雨やらでなかなか出かけるのもままならなかったのですが、動かないと体もなまるので一念発起、紅葉を見るという名目で近場の秩父・奥多摩に行ってきました。
9:00ごろ自宅を出発して、R463→R299→R140で所沢・飯能・秩父を抜けていよいよ山の入り口に到達。「道の駅 荒川村」にて1回目の休憩を取りました。時間は11:00ごろかな。まだ、結構ツーリングのバイクもいましたね。CBR1000RRや、CB1300SFに出会いました。
ここから山に入ります。道の駅「あらかわ」にて。
R140でさらに山へ分け入ります。R140は雁坂トンネルが開通してから、ループ橋ができて走っていて面白い道です。狭い旧道も趣があっていいんですけどね。トラックなんかに連なって山をどんどん上がっていくと、雁坂トンネルの手前で休憩所がありました。このまま走ってもまた引っ張られるだけなので、そこで一休憩することに。周りを見てみると、山はすっかり色づいていますね。気温は10℃ちょっとと、大分肌寒くなってきました。
青い空とオレンジ色の山に囲まれて。
裏山はこんな感じでした。もうすっかり秋ですね。
全長6,000mを超える雁坂トンネル(有料)を抜けると、山梨県に入ります。そこからは一気に甲府盆地に向けて下って行きます。山の入り口にある「道の駅 まきおか」で昼食。暖かい蕎麦を食べてほっと一息。甲府の近くまで出てくるとかなりポカポカいい陽気!でした。山の上と下では5℃以上温度が変わってきています。ここからは東に進路をとって、塩山を抜けて奥多摩経由で帰ることにしました。
折り返し点に到達。道の駅「まきおか」にて。
塩山にて給油を行い、再び山に分け入ります。しかし、ガソリンは本当に高くなっていますね! 半分も入れていないのに1,000円ちょっと。高値がこのまま続くと、来年はツーリングの回数を減らさざるを得ないかも...。ちょっと心配です。とはいえ私の乗るNC39は400ccの割には燃費もまずまずなので、少しは助かります。
塩山の市街地からR411(大菩薩ロード)の坂を駆け上がります。ここは路面の再舗装を行っているため、ロングコーナーで車体を深く傾けつつ快調に山を登っていきます。山を登りきった地点、柳沢峠で振り返ると西日に浮き上がって富士山が見えていました。下の写真ではちょっとはっきりしませんかね...。
柳沢峠にて。実は、奥に富士山見えてます。
拡大してみるとほら、この通り。いよいよ富士山も冬モードに入りつつありますね。
ほら、富士山の雄姿が!
そのままR411を東に向かい奥多摩方面に走り続けると、多摩川沿いの渓谷の紅葉の見事なこと。いつもなら思いっきりアクセル開けてワインディングを楽しむのですが、今日は紅葉を楽しみながらゆったりと流すことにしました。まさに、オレンジ色の森を駆け抜けるっていう感じです。
青梅に出てきたのが15:00すぎ。そろそろ日が西に傾いてきたので、いつものルートではなく圏央道に乗ってみることにしました。圏央道はまだ関越道〜中央道が全線開通しているわけではないので、なかなか使う機会がありません(注:日の出IC〜八王子JCTまでは現在工事中)。せっかくなので興味ついでに初めて乗ってみました(ハイカの使い残しがあったので)。圏央道で鶴ケ島JCTまで北上、南に転じて所沢ICまで走破。途中、三芳SAでちょっとだけ休憩して結局16:00すぎには自宅に帰り着きました。
今回のツーリングの総走行距離は264.3kmでした。
コンパクトなコースですが、走り&見どころ満載なのです。
2004.10.02
金色の大地と濃緑の川面
この3週間ほど、週末は天候が悪くて出かけられませんでしたが、この週末、土曜日だけはなんとか晴れの予報。そこで、出かけることにしました。信濃方面か会津方面かで迷いましたが、長野は気温が低く、浅間山の噴火で場所によっては路面がスリッピーになっているのを予想して、目標を会津地方に決定。いつもと同じ午前6時に出発です。でも、日の出が遅くなりました。6時ではようやく明るくなってきた、という感じです。
関越道の所沢ICより高速に乗って北上。前橋を過ぎたところの駒寄PAで休憩し、赤城高原SAで給油した以外は一気に北上。気温も関越トンネルの周辺で13℃と、寒いぐらいになってきました。秋用装備だったので震えるほどではありませんでしたが。新潟県に入って、塩沢石打SAで朝食休憩&作戦会議(といっても参加者は私一人なのだが...)を実行。今回は初めての道を走りたかったので、新潟市まで北上して東進し、猪苗代湖を目指すことにしました。
朝食中です。ご無礼。
10:30には新潟市の新潟中央JCTに到達、ここから磐越道に乗り換えます。磐越道に乗ってすぐ、海側に大きな建物を発見。新潟PAに入ってよく見てみると、Jリーグ、アルビレックス新潟のホーム、新潟スタジアム(ビッグスワン)が見えるではありませんか。周りに何もないだけに、かなり目立ってますこの施設。
「大白鳥」が後方に見えます!
平野の終わる安田ICで高速を降りて、R49で東に進路をとります。途中から阿賀野川沿いに走るこのルートは道もよくて快適。阿賀野川の川面は濃緑でゆったりと流れていました。途中、津川からR459に入り、またも喜多方へと向かいます。R459は国道といいつつも道幅の狭い山道ですが、阿賀野川沿いに走るためにタイトコーナーや峠が数多くあり、バイクで走るには面白い道でした。下の写真は福島県に入る直前の橋の上で撮っています。水量がとても豊富です。このあたりで川の名前が阿賀川に変わります。
山奥だけに、橋も貸し切り!
道幅の狭い道、アップダウンが激しくてヘアピンカーブ連続の道を60km以上走って、会津盆地に出てきました。平野に広がる田んぼは一面金色! ちょうど収穫の時期で、農家の方がコンバインで刈りに出ていました。このあたりではもうトンボが飛んでいて、本格的な秋の訪れを感じることができました。日差しは厳しいものの以前ほど暑くは感じなくなりました。ここで12:30ごろ、すでに走行距離は400kmを超えていました。
一面金色です! 後方は磐梯山
さて、喜多方といえばやっぱり昼飯はラーメンです。いつも通り駅前の丸見食堂に寄ってラーメン(きざみチャーシューメン)を注文。思い返せば、先月来たばっかりなんですけどね。食事を終えて再びバイクにまたがった時、駅の方から「ポッ!」と弾けた音が。ちょうど磐越西線を走るSLがいたみたいです。残念ながら駅舎のガラス越しに動く客車の姿が見えただけで、機関車は見えませんでした。残念。
だって好きなんだもの。
今日は午前中にかなり距離を延ばしていたのと、夕暮れが非常に早くなっていることを考慮して、ここから南下して、会津若松ICから磐越道に乗り、東北道で帰路につくことにしました。途中、本日2回目の給油を行いましたが、現金カードの使えないガススタに入ってしまってちょっと損した気分。会津若松ICから再び磐越道に乗って、東へと向かいました。下の写真は高速に乗ってすぐの磐梯山SAにて休憩時に撮ったもの。空が高くなっているのがわかりますね。季節は急速に冬へと移っていくようです。
磐梯山がこんなに大きく見えました。
その後は磐越道を東へ進み、郡山JCTから東北道に乗り換えて南下。途中、那須高原SAで休憩し、佐野SAで給油を行ってどんどん南下。外環道を経由して17:30には自宅に到着。何とか日暮れ前ぎりぎりに戻ってくることができました。気温を考えると10月いっぱいまではツーリングに出られますが、この日没の早さを考えると今年のセミロングツーリングはこれが最後になるかな?
本日の走行、11時間30分で総走行距離は736.7km、今回は最初のガソリン搭載量が不明で、燃費計算はできませんでした。これで、CB400SFの積算距離は28,300kmあまりとなり、今年の2月からの走行距離は9,900kmに。通勤を考慮すると、年10,000kmの目標を事実上達成です。やった!
今回は高速が多かった。
2004.09.11
ラーメンツアー2004 Second Edition
昨年も秋に行ったラーメンツアー、今年も行ってきました。今回は2002年の逆周りを選択、いつもよりちょっぴり早めにスタートです。天気予報で福島の気温が低いのが少し気になりましたが、夏用装備で行ってきました。5:30に出発、6:00には川口JCTから東北道に乗って北上を開始。途中、栃木県の上河内SAで休憩した後、一気に磐越道分岐を過ぎ去り、8:30ごろ安達太良SAで2回目の休憩をしました。栃木まではずっと厚い雲に覆われていましたが、白河を越えてからはようやく日が射してきました。
安達太良山は雲の中。
9:00には福島市の西にある福島飯坂ICに到達し、ここで高速を降りました。ICを出てすぐに1回目の給油。ここまでVTECで結構引っ張ったので、あまり燃費も良くありません。前回の点検から10,000km近く走っているので、エアクリーナーエレメントも相当汚れているはずなのも無関係ではないと思いますけど。
そこから進路を西にとります。R13で向かうのは米沢。途中、山形まで80kmの表示が出たので行ってみようかとも思いましたが、ラーメンの誘惑には勝てず。今回はやめました。R13はトンネルも多い幹線道路、米沢までは大型トラックに引っ張られてちょっと時間をロスしましたが、9:45には米沢駅前に到着しました。
米沢駅前にて。薄曇りちょっぴり肌寒ってな感じです。
前回来た時('02)は市内をほとんど素通りしてしまったので、今度は辺りを巡ってみました。下の写真は上杉神社の前です。米沢といえば、私はNHKの大河ドラマの影響か伊達家の本拠だったイメージが強いのですが、伊達家が仙台へ移った後は上杉家の領地となり、現在はその名残の方が強いんですね。神社前はきれいに整備されていました。信号が縦向きなのは雪国の特徴ですね。どっちかというと人はまだまばらな感じです。
上杉神社前。10:00ごろです。
次に、米沢から南に延びるR121で喜多方市を目指します。米沢〜喜多方は約50km、小一時間というところでしょうか。R121は交通量も少なく、ハイペースで走ることができました。下の写真は途中にあった「道の駅 田沢」で撮りました。今日は結構ツーリングのバイクが多かったですね。あちこちでグループに出会いました。ここからしばらく山を駆け上がって、一般道で東北最長のトンネルを抜けて山形県から再び福島県に入ります。
いよいよラーメンに向けて南下開始!
全長4,000m弱の大峠トンネルを抜けて、会津地方に出てきました。こちらの天気は晴れ。東北の国境(くにざかい)は高い山が多く、トンネル一つ抜けただけで天気ががらっと変わります。こちらの方は日差しが強いものの、ちょうどいいぐらいの温度でした。喜多方駅前では再び馬車に遭遇。2002年の時にも写真に収めています。また、会えましたね。たまには、速く走るだけでなくてこういうのもいいかもと思った次第。
また、会えたね!
11:30に喜多方駅前の「丸見食堂」で昼食をとりました。注文はいつも通り「きざみチャーシューメン」+ギョーザです。前回来たときには写真撮るのを忘れてたので、今回はしっかり撮りました。見ての通り、太くてコシのある麺が特徴です。この一品はあっさりながらも刻まれたチャーシューの味がスープに溶け込んで美味です。会社で出される「喜多方ラーメン」とはやっぱり一味違います(当たり前か...)。
これが「きざみチャーシューメン」だっ!
12:00に復路再スタートです。もちろん帰りは私の好きなコース、R252只見ライン攻めです。でも今日は途中で遅い車に引っ張られた上、地元ナンバーのツーリングのグループに前後を挟まれて走りにくかったな。私は結構安全運転だったので、それなりに流していたのを後方からちょくちょく煽られましたが、タイトコーナーを利用したVTEC加速で時々引き離してあげました。でも、バックミラーを頻繁にチェックしながら走るのは結構疲れがたまります。それでも13:10にはいつもの休憩地、只見駅前に到着。ここまで一気に80km以上走ったので、下の写真の通りぐったりモードです。
う〜、シートに座り続けてお尻が痛い。
13:30に再スタート、難所の六十里越を越えて新潟県に向かいます。田子倉ダムから福島ー新潟県境まで、防雪&路面改良工事を行っているためにしょっちゅう工事用信号で止められてしまいました。まさに、ストップ&ゴーしかも坂道発進。路面も工事の埃でスリッピーなので注意して走りました。でも、この道は一体いつになったら完成するの? 私が知ってるだけでもう5年も工事中なんだけど...。
14:45には関越道の通る小出町に出てきました。下の写真はいつも寄る「道の駅 ゆのたに」で撮ったもの。新潟県は非常に暑かった。結果的には、夏用装備で来て正解でしたね。
新潟は暑かった! でもその髪形は何?
小出から関越道でいつも通り帰路につきました。塩沢石打SAで2回目の給油を行った後、そのまま南下。途中、赤城山を下りたところの駒寄PAで休憩した後は一気に走破。最終的に所沢ICに到着したのは17:20ごろでした。
今回は風があまりなかったこともあって、高速ではHYPER-VTEC効かせまくりました。それでも比較的燃費が良かったのがちょっと意外。12時間ちょうどで総走行距離は714.8km、消費ガソリンは31L、平均燃費は23.1km/Lでした。このツーリングで積算距離は27,500kmを突破、目標の年10,000kmまで、あと1回のツーリングで到達できそう。
1周約700kmのコースです。
2004.07.23-07.25
みちのく一人旅、第2章
私の会社は7月末に3連休があります。これを利用して2年ぶりに東北に向かうことにしました。昨年は天候が悪くて断念した東北行き。幸い22日には東北・北陸も梅雨明け宣言が出され、予報も晴れマークが並んでいましたので、まさに絶好の機会です。ちなみに今年に入ってからのCB400SFの積算距離はすでに6,000kmを超えています。このまま天気が良ければ、年間10,000kmも夢じゃない?
第2章、はじまる。
6:00に出発、6:15ごろには和光北ICから外環道に乗って、川口JCTより東北道で北上を開始。さすがに平日のためか、栃木に入ってからは比較的道も空いていました。宇都宮の手前で1回休憩した後は、無理せず100km/hで巡航。栃木・福島県境にある「これよりみちのく」の表示が期待を沸き立てます。天気は白河を越えるまでは全天曇り。直射日光がないのでずいぶん楽な展開でしたが、郡山の手前ぐらいからは日が射してきました。約200km走行した安積SAで本日最初の給油。8:50ごろです。
ここまで240km。ここからは旅気分。
福島を通過すると国見の急な上り坂にさしかかります。ここはHYPER-VTECを効かせて一気に駆け上がります。今回もチェーンに油を差しておいたので、ノイズもほとんど聞こえない状態。スムーズな路面に助けられ、エンジンの軽い吹き上がりに任せて100km/h以下で走る車を楽々抜き去ります。山を越えるといよいよ仙台、写真は仙台の直前にある菅生SAにて。今年のテーマは「海」なので、今回はこの先で高速を降りて、海沿いに北を目指すことにしました。
もうすぐ仙台。実はまだ10:00過ぎです。
仙台宮城ICで東北道を降りて仙台市に入ります。やはり仙台市内は車も多く、あちこちで渋滞して走り辛かった。ここではぜひ伊達政宗の銅像を見たくて、青葉城址まで行ってみたのですが、結局場所が見つからず市内をぐるぐる回っただけ。仙台駅前では大型車に周りを囲まれて先の標識が見えなかったりで貴重な時間を浪費。やっぱり交通機関の整備された観光地に車で来るもんじゃないです。市内をR45で横断し、海沿いを北へ転じます。下の写真は仙台から塩釜を抜けたところの駅で休憩したときにとったもの。見ての通り、まだ12:00なのにもうへとへと。
人間の方がオーバーヒート気味。
名勝、松島を抜けて、石巻市に入ってきました。松島は確かに景色は良かったものの、バイクを止めるいい場所が見つからなくてそのまま素通り。だから有名どころの観光地って嫌いなんです。でも、もっと海沿いを走りたくなって、石巻からR389に乗り換え海沿いに出ることにしました。途中、「コバルトライン」という道があったので、これで北上できるだろうと思って乗ってみました。峠の上の展望台から、女川湾が一望できました。すばらしい! 奇麗な景色と楽しいコーナリング。これぞオンロードツーリングの醍醐味ですよ。
爽快&ワンダフル! 13:40ごろです。
コバルトラインは絶好のワインディング・コースでした。アップダウンやタイトコーナーがあって、車も少なくて最高。所々でVTECを効かせパンチの効いた加速を楽しみました。ところが北上しているはずなのに海が左手に見える...あれ? あわてて地図を見てみると、この道はなんと南に向かっている! 実はこの道、牡鹿半島の先端(いわゆる金華山のあるところ)に向けて走っていたのでした。我ながらなんという迂闊。これでは仙台付近で1日目が暮れてしまう? それに気づいた時には14:00過ぎてました。よくよく地図を見ていなかったことに反省。
この先が海上遭難で有名な(?)金華山。
さすがにもう一度ワインディングを走って戻る気力はなかったので、そのまま時計回りに半島を回って石巻に戻ることにしました。まるまる2時間の無駄骨になってしまいました。石巻のコンビニで遅めの昼食休憩を取り、河北で2回目の給油を行ってから再びR45に合流、宮城県北部の気仙沼を目指すことにしました。北上川は梅雨末期の長雨の影響でしょうか、茶色に濁って水量も豊富でした。下の写真は途中にあった「道の駅 津山」。この時点で16:00、あと気仙沼まで80km。結構ぎりぎりのタイミングになっちゃった。
日が傾いてきました。日暮れまでに着けるかな?
R45は幹線国道のため、道幅も比較的広く快適に走れました。おかげで流れに乗っているだけでも平均時速は高目で、17:00には残り20kmまでこぎ着けました。下の写真は「道の駅 大谷海岸」で撮ったもの。実はこの道の駅の裏には本当のJRの駅があり、その向こうは海水浴場。説明によると、なんでも日本でいちばん海水浴場に近い駅なんだそうです。なるほどね。さぁ、もう少しで目的地の気仙沼です。さて、どんなものが食べられるかな?
もうあと少しで到着...かな?
17:30には気仙沼市に到着。いつも通り、駅で宿を紹介してもらおうと思いJR気仙沼駅に向かいました。ところが...何と観光案内センターが閉まっており、しばし呆然。そういえば、今日は平日だったのでした。仕方がないので、iモードで調べて出てきた宿に電話したところ、幸い部屋の空きがありそこに泊まることにしました。電話のかかってこない携帯もたまには役に立つもんですね。本日の宿、なんとか決定、とりあえず一安心。
気仙沼の駅前です。とりあえず宿が決まってよかった。
宿にバイクを置いて、食事を摂ろうと港の方まで歩いて行ってみました。駅から港までは結構距離があり、ライディングシューズで歩くのは辛かったな。それでも港に出てみると、夕方に海から吹き上がってくる潮風が心地よかった。やっぱり私は海沿いが好き。ここは遠洋漁業の基地だっただけに、ちょっと寂れた感じがしないでもないですが...。気仙沼ならではの料理が食べられそうな店を探してみましたが、なかなかないものです。止むなく普通の夕食を駅の近くでとって、宿に戻りました。さぁ、明日はどこまで行けるかな? 第1日目の走行は給油2回で587.1km(うち高速344.5km)になりました。
やっぱり港が好き。船のペンキの匂いとかが懐かしい。
2日目のスタートは7:00。今日の目的地は青森県八戸市、R45の終点に決定しました。ここは一般道ばかりで、距離は300km程度のよう。高速と違ってVTECをあまり効かせるチャンスはないので、平均燃費が伸びることが期待できます。河北での2回目の給油からは80kmほど走っていますが、上手く走れば八戸まで無給油で行けるかも。北へ進路をとる前に、もう一度気仙沼の町を軽く流して各部をチェックしてからR45で再び北上を開始しました。ここからが本格的な海ルートです。
いよいよ本格的な海ルートに突入!
気仙沼から20kmほど走ると、いよいよ岩手県に入ります。岩手県に入るとさらに道が良くなります。幅も広くなって路面も滑らか。さらには大船渡を過ぎると三陸自動車道(ただし無料供用中)の入口がありました。これを使えば楽に北上できますが、せっかくバイクなんですからここは旧道を選択。峠を越えたところにある「道の駅 さんりく」で1回目の休憩。8:20ごろで、まだそんなに暑くはなかったです。休憩に摂る水分はお茶が一番です。
もうすでに峠越え3回、快調。
大船渡の次は鉄の街、釜石に8:50ごろ到達。釜石の私の持つイメージは「鉄」と「ラグビー」? そうおいそれとは来れない場所なので、標識があった市営の「鉄の歴史館」に立ち寄ってみました。私は仕事で鉄に縁があるので、ここは外せません...が、時間がまだ早すぎて開いていませんでした。こういうのが思いつきの旅の弱点ですね。無念、またいつかの機会に。釜石では大きな観音像が海を見下ろしていたのが印象に残っています。
鉄は工業製品の基本です!
次なる目標となる地は宮古市です。R45はリアス式海岸の比較的高いところを走っているため、非常に海側の眺めが良いのがこの道路の特徴です。だいたい1時間ごとに道の駅やドライブインで休憩を取るのですが、その度に展望台が設けられており、眺望を楽しむことができます。下の写真は9:30ごろ、四十八坂展望台にて。見ての通り非常に入り組んだ海岸線が一望できます。さて、だんだん日差しがきつくなってきたぞ...。
浪板海岸の景色です。こういうのがあちこちにあります。
10:30には宮古市に到着しました。ここで立ち寄ったのが浄土ヶ浜。幕末、日本最初の近代海戦である宮古湾海戦の舞台となった地です。R45から少し海側に入ると駐車場があり、徒歩で海岸近くに行くことができました。エメラルドグリーンの海&松の深いグリーンと白い岩肌が絶妙のコントラストを見せています。本当にすばらしい景色でした。松島のように妙に観光地化されたところより、こういう所の方が私は好みです。来て良かった。
すばらしい景色に、疲れも忘れてしばし見とれます。
宮古市を過ぎての次なる目標は岩手県久慈市。ここまで来るとR45は車も少なく、60〜70km/hで快適に走れました。2日目だけでも越えた峠は数知れず。しかも、ほとんどの峠に登坂車線があるので遅い車に引っ張られることもなく思いきり走れるのが嬉しい。登りではVTEC発動で、どんどん遅い車をかわして快調に走ります。海岸沿いとは言え、深い谷や高い山を越えなければならないのがR45の特色です。
13:00ごろ、途中にあった「道の駅 のだ」で昼食をとりました。地元産の豚肉の焼肉定食は美味でした。久慈市を通過していよいよ青森県に入ります。結局、当初の目的地である八戸に到着したのは14:00。ちょっと考えていた予定より早かったですかね。
そこで目的地を変更し、2年前と同じく青森まで足を延ばすことを決意。八戸市の外れで3回目の給油を行いました。前回給油から360km以上走って12リッターしか入らず、燃費もやはり相当伸びているものと思われます。八戸を過ぎるとR45はR4に合流しますが、さすがに一桁国道、道は広くて走りやすかった。下の写真はR4沿いの七戸町にある「道の駅 しちのへ」にて15:30ごろ撮影。ここで職場へのお土産をゲット! そのまま行ってもまた早くなりすぎると思い、R394で前回行けなかった八甲田山を経由して青森へ行くことにしました。
早すぎる展開に再度予定変更、八甲田山へ向かいます。
R394は森の中を抜ける道でした。タイトコーナーや10%勾配の坂など、バイクで走るのにもってこいの道です。30分ぐらい山を駆け上がっていくと、目前に八甲田山の山並みが現れます。その山麓は高原になっていて、その裾野に沿って走っていきます。ちょっと日光に似ている感じかな。でも日光と違ってハイカーが少ないので、走りながら思いっきり自然を楽しむことができます。途中、雪中行軍遭難者の銅像を見てきました。新田次郎の小説「八甲田山 死の彷徨」と映画「八甲田山」で有名ですよね。もっとも実話なんですが。
白樺の森。その向こうには...。
後藤伍長の像。明治時代末期の実話です。
いよいよ2日目も16:30、夕暮れが近づいてきました。十和田や奥入瀬へ向かうことも考えましたが、山の中で日が暮れるリスクを考慮して市街地に出ることに決めました。R103にて今日の最終目的地、青森市街を目指します。2日間みっちり楽しんだ一般道のワインディングもこれで終わりかな。今回の旅では一体いくつ峠を越え、何台の車を抜いたのやら...? トリップメーターを見るとここまで950km。よくぞここまで来たもんだ。
八甲田山をバックに。ここまでトータルで950km。
青森市街に入って、一昨年泊まった宿に行って聞いてみたところ、部屋に空きがあるとのこと。またお世話になることにしました。地下の駐車場にバイクを休めて青森駅に徒歩で向かい、しんまち商店街にあるこれまた2年前ホタテを食べた店に行ってみました。これが今日の夕食、ホタテのバター焼き定食です。美味しそうでしょ。ホタテの身が貝の上に乗っているのです。ちなみにこの店の女の子がまた可愛いんです。そういえば、青森で街行く女性は綺麗な人が多かったような...。東北は美人が多いっていうの、信じたくなった(笑)。
これが食べたかったんです! ホタテ&バター。
食事を終えて、夕涼みついでに港の公園に行ってみると、ねぶたが製作中でした。そういえば、先日NHKの朝のニュースでも製作中の模様が紹介されていたなぁ。スケジュールを見ると、来週がねぶた祭り本番なんですね。下の写真、前に置いてある車と比べてみるとわかると思いますが、実物はとにかく大きい! 機会があれば、闇に浮き上がるねぶたというのも、一度見てみたいものです。
すごい迫力です。通称「ねぶたテント」の中で製作中。
結局、第2日目の走行は給油1回で一般道のみで389.6km、通算では976.7kmとなりました。明日は一昨年と同じく東北道で帰るだけになりました。また早朝に出て、川口JCT周辺で日曜夕方の渋滞が始まる前に到着したいな。この後は宿に戻っていつも通りAsahi オフタイムで一杯やって、PowerBook G4でデジカメ写真を整理して寝ました。アジアカップ、日本vsタイのサッカーの試合を観る元気はさすがになかったな...。
よくここまで来ました。明日は折り返しです。
第3日目です。前回より少し遅め、6:30に宿を出発しました。この日はひたすら高速走行です。前回来たときにはまだ建設中だった青森道の青森中央ICより青森道に乗りました。青森JCTで東北道の本線と合流し、いよいよ南下を開始します。相変わらず始点付近の高速は貸し切り状態。100km/h、6速6,500r/minを維持してただひたすらに走り続けました。今回は80〜100km毎に休憩を取り、コンスタントに走りきることを念頭において走行。1回目の休憩は花輪SAにて、7:45ごろです。
花輪SAにて。このあたりの空気はひんやりして気持よかった。
秋田県をちょっぴりかすめて、岩手県に入りますが、この区間は本当に長いです。走っても走っても景色は変わらず。途中、岩手山SAにて本日最初、通算4回目の給油を行いました。高速に入ってから燃料残量計の減りがちょっと早いのが心配。やっぱり温度が高いのと、空気抵抗にかなり食われてしまっているのかな? SAでは背後に岩手山の美しい姿を見ることができました。東北の山は関東近辺のものと違って、非常に姿が美しい山が多いですね。8:30ごろです。
ちょっと見にくいけど、後ろは岩手山です。
次に止ったのは、岩手県の花巻を少し過ぎた前沢SAです。ここはくしくも2年前も立ち寄ったところ。もうすぐ宮城県に戻ってきます。特に宮城から北側で言えることですが、緑が本当に綺麗でした。このあたりまではまだ車も少なく、快適に走ることができました。時間は9:40ごろ。東北道は所々に現在の気温を表示している表示板がありますが、軒並み30℃を超えていました。これでは走ってても全然涼しくない!
岩手県ももうすぐ終わりです。
それでも11:00過ぎには東北道の中間点(340kmポスト)を通過しました。ここまで4時間ちょっとで、順調に南下を続けてきました。往路、高速を降りた仙台宮城ICを過ぎて、泉PAにて休憩。ところがこのPAは涼を取れるところがなく、止った分だけエンジンの熱気で暑くなってしまった...。エンジンやらラジエターからの熱気で、フレームまで結構な熱を持っていました。
それでも帰りの行程の半分を終了。
そのまま走り続けて、いよいよ関東に戻ってきました。関東に近づくと遅い車も増えて、HYPER-VTECを使って抜く機会も増えてきました。燃費悪くなるから、本当はあんまりやりたくないんですけどね。13:20ごろ、ついに白河を越えて福島県から栃木県に入り、関東地方に戻ってきました。さよなら、みちのく。楽しい思い出をありがとう。
那須高原SAに戻ってきました。帰路の3/4を走破、あともう少しです。
朝の天気予報では宇都宮近辺で天候が不安定で、雷雨もありうるとのことでした。そこで磐越道〜常磐道への迂回も考えたのですが、比較的遠くまで見渡せたのでそのまま東北道で南下。幸い都賀近辺でぱらぱらと雨粒が落ちただけで、降られずに済みました。良かった。
その後は渋滞もなく、順調に川口JCTまで到達。外環道に乗り換えて和光北ICまで西に向かって走り、高速を降りて16:00には自宅に到着。結局、走行時間は前回より30分ぐらい短かったかな。
第3日目の走行は709.4km(うち高速は695.6km)、トータルで1,686.1km(うち一般道646km)に及び、消費ガソリンは73.1Lで平均燃費は23.1km/Lになりました。これまでのツーリングの実績から考えると、やはり一般道区間でかなり稼げたようですが、最高記録の更新には至りませんでした。
帰宅時のトリップ表示。1,000+686.1kmでした。
今回の旅は疲れたけど、見どころ&走り所満載で前回のみちのく一人旅'02以上に楽しかったです。デジカメも初めて128MBのメモリースティックをほとんど全部使い切ったし、このWebサイトに書けるネタも数多く得られたといえます。本当のところ、できれば4〜5日かけて行ければいいんですが、そこは自称忙しい(?)サラリーマン、今のところはこれが精一杯です。またみちのくへ行ける日を夢見つつ、東北ツーリング第2章、終了です。
帰ってきました。お疲れさま、CB400SF-HV。
今回の行程図。残るは、日本海側と山越えです。
2004.07.03-07.04
能登一周の旅、空と海はどこまでも青かった。
チェーン交換を終えて、週末の天気予報は晴れ。そこで一泊旅行を敢行しました。行先は能登半島を選択しました。実際、CB400SFに乗り換えて、ほとんど日帰りで行けるところは行き尽くした感があります(ただし伊豆・銚子方面を除く)。そこで、一泊することによって行動範囲をさらに広げてやろうというのが今回の企画です。
土曜日の午前6時に自宅を出発し、いつも通り所沢ICから関越道に乗りました。まずは長岡を目指して順調に北上し、関越トンネルを抜けて日本海側へ。8:30ごろには北陸道に出る直前の越後川口SAに到着しました。そこで発見したのは七夕飾り。そういえば、もうすぐ七夕ですね。
そういえば、もうすぐ七夕です。
長岡JCTから、北陸道に乗り換えて進路を西に転じます。柏崎を過ぎると北陸道はずっと日本海に沿って走って行きます。この日の天気は遠くに雲が見えるもののほぼ快晴、無風。海は蒼く輝いて絶好のコンディション。気温も25℃近辺で、メッシュのジャケットを着て走っていてちょうどいいぐらいです。走行300km弱、米山SAで最初の給油を行いました。ここまでは赤城山の登りでHYPER-VTECを長時間使ったためか、あまり燃費は良くありませんでした。時間は9:15ごろです。
最初の給油。VTEC効かせたのであまり燃費良くない。
車の少ない北陸道をそのまま西に向かって走ります。上越・糸魚川を超えると北陸道最大の難所、親不知に差しかかります。土地がないため、海の上にせり出した北陸道を100km/hで順調に駆け抜けます。路面の良いところではエンジン振動もほとんど感じないほどで、まさに路面の上を滑っているよう。チェーン交換の効果は絶大でした。下の写真は富山県に入った越中境PAにて。もうすぐ一旦海とはお別れです。時間は10:30ごろ。
富山県にやって来ました。遠くに見えるのは日本海です。
さらに西に進み、富山を過ぎると小矢部砺波JCTに差しかかりました。今回は能登を目指すので、ここで北陸道から能越道に乗り換えます。終点の高岡北ICで高速を降りるとちょうど12:00。お腹も減ってきたので、近くの氷見漁港にある「道の駅 氷見」に寄って昼食を取ることにしました。今日の昼食は氷見うどん。素朴な味わいですが、コシがあまりないのでちょっと私の好みではありません...。その代わり景色は絶景です。すばらしい。
今日の昼食、氷見うどん。あまりコシがなかった...。
富山湾の懐にて。ここまで約450km走破してます。
氷見から北上し、R160で七尾市に向かいます。海沿いの道は格好のドライブ・コース。遅い車に引っ掛からなければ爽快なんですが、この日はしょっちゅう遅い車に引っ掛かってストレスがたまりました。ただし道は良いので、潮風を受けながらの流しを存分に楽しめます。奥能登の玄関、七尾を過ぎてからはR249に入って、2度目の給油を行った後に北上を開始しました。しばらく行くと異様な構造物が海に立っていました。これは「ボラ待ちやぐら」というそうで、用途はその名の通り。現在は観光用として数基が残っているだけなんだそうです。ちなみにこれは宮本 輝の小説「朝の歓び」のファースト・シーンに登場する舞台でもあります。
後ろにあるのが「ボラ待ちやぐら」です。
ここまで来たら、先っぽまで行ってやる。
ボラ待ちやぐらを過ぎると、道は半島の先端へと向かうため、東へと向きを変えます。日暮れまで時間がまだあったので、半島の先端の岬まで行ってみることにしました。ただし珠洲市に入ってからは観光道路ではなく、生活道路そのもの。狭い路地のような道を抜けると、恋路海岸やら軍艦島やら、いろいろと物珍しいものが沢山で見るのも楽しめました。16:00には先端の禄剛埼に到達しましたが、灯台には徒歩でしか行けなかったので、灯台に行くのは断念。
往復徒歩15分はもったいない...。
能登半島の北側の海岸沿いの道は、断崖絶壁あり、砂浜あり、起伏ありで車も少なく、最高のワインディングロードでした。夕暮れの黄色に染まりつつ、くねった道を走り抜けます。ただし路面はあまり良くないので、注意して走る必要がありました。17:00には輪島に到着。輪島ぐらいの町であれば、泊まれるところもあるだろうということで、宿泊は最初から輪島に決めていたのですが、実は17歳の時に一度来たことのある街でもあります。「道の駅 輪島」にある市の観光案内所で民宿を紹介してもらって宿を決定。びっくりしたのは輪島駅が廃線になっており、道の駅に変化していたこと。
宿は民宿の「新雪」さん。温泉付きで食事が美味しかった。蟹や鯛など海の幸に大満足でした。一休憩して食事の後、宿のご主人が車で駅まで送ってくれました。駅前で「御陣乗太鼓」の実演があるということでしたので、見学してきました。太鼓の音を間近で実際に聞いてみると、すごい迫力でした。
最終的に土曜日の走行は11時間、688.0kmでした。
今はもう廃線になって、「道の駅」になってしまった輪島駅。
駅前で「御陣乗太鼓」の実演、迫力ありました。
きれいに整備された市内、でもやっぱり寂れてるような気も...。
日曜日の朝は7:00に宿を出発しました。輪島からR249でさらに西に向かいます。西側も海沿いに走るワインディングでした。早朝で車も少なく、昨日とは打って変わって快調に走れました。これなら燃費も伸びそう。60〜70km/hで順調に走り続けることができました。下の写真は1時間ほど走ったところで現れた「機具岩」。できればぼんやり岩を眺めていたいところなんですが、先は長いので煙草1本休憩のみで再び走り始めました。
走り始めて1時間、ちょっと休憩中。
さらにR249で金沢を目指して南下していると、羽咋にて「千里浜」の表示が出てきました。実は、今回のツーリングのテーマの一つは、「CB400SFで砂浜を走る!」でした。「千里浜なぎさドライブウェイ」は、ご覧のように砂浜を車で走る事ができるのですが、これはれっきとした国道なのです。8kmにもおよぶ砂浜は見通しもよく圧巻! バイザーを開けて走ると、気分爽快です! 時間は8:30ごろ。まだ人気も割と少なかったのもあって、珍しい砂上走行を堪能しました。でもあまりやりすぎると錆びるかな?
砂上の国道? 潮風が心地よい。来て良かった。
千里浜を過ぎて、金沢に向けてさらに南下します。金沢付近では道路も整備され、快調に走れました。金沢近辺では北陸新幹線の高架の建設が進んでいましたね。どうやら本気で造るみたい(おいおい)。金沢市内で3度目の給油を行い、金沢東ICから北陸道に乗って今度は富山方面に走り始めました。ところが私のツーリングのポリシーは「往復で同じルートを使わない」ことなので、帰りは高山経由で松本に出ることに決めました。ここからは海と別れて山岳ルートにモードチェンジ。
海ルート終了。ここからは山岳ルートになります。
昨日北上を開始した小矢部砺波JCTから、今度は南下を開始します。今回チョイスしたルート、東海北陸道は富山〜名古屋を結ぶ高速で、今のところほとんど対面通行の上、まだ一部区間が未完成。このため北側暫定終点の白川郷ICまで行って、一般道で高山を目指すことにしました。この区間は長い登りのトンネルが続くところ。しかし、トンネル区間で電飾キラキラのハーレー軍団に引っ張られてしまい、予定の時間をオーバー! ピンチ! 白川郷にてすでに11:00になってしまいました。
終点の白川郷ICでも渋滞。それなりの速度で走ってよ!
白川郷では合掌造りの建物をいくつか横目に見ながら、険しい山道を走ります。白川郷からR360という国道とは名ばかりの、対向するのも困難な道幅の峠道を越えて行きます。きつい登りにタイトコーナー、ここはバイクの本領発揮です。でも、もうすぐ日曜の12:00だというのに、埼玉県人が岐阜県のこんなところ走ってていいのか?と自分でも思ってしまいました。
天生中滝。峠越えの道路沿いにありました。涼しげでしょ。
天生峠の険しい道をなんとか通過して、R41に出てきました。ここは1年前にも来たところです。時間はすでに12:30ごろ。この日は朝食をしっかり摂っていたので、あまりお腹も空いていなかったので「道の駅 アルプ飛騨古川」にてパン食だけで軽く休憩。次はR158で、乗鞍・上高地ルートを通り抜け長野県松本市を目指すことにしました。さすがにここから東海北陸道&中央道でぐるっと廻るには時間が無さすぎました。安房峠道路のトンネルを抜けると長野県です。さよなら中部地方。
道の駅「アルプ飛騨古川」で休憩中。さよなら中部地方。
長野県の松本に到着したのは予想より早く、14:30ごろでした。でもやっぱりこの区間でも大型バスに引っ張られて、ストレス溜め気味...。松本に出てきたところで今回の行程で最後の給油を行いました。前回の給油から200km以上走っているのに、燃料計の残量指示はかなり多い量を表示していました。やっぱり60km/hぐらいで定速走行すると、燃費も伸びるようです。ここからの帰りは松本ICから長野道に乗って諏訪まで南下、中央道で帰ることにしました。これが実は大外れ!
お馴染み、諏訪湖SAにて、今日の渋滞は?
いつものように小仏トンネルで渋滞。渋滞の長さは15kmまで達していました。結果的に国立府中ICを降りた時にはもう17:30を回っていました。そこから府中・小金井・小平・東久留米・清瀬を抜けて自宅付近に戻ってきたのは19:00過ぎ。それでもまだ明るかったのは、夏至を過ぎたばっかりだったから? 行きつけのトンカツ屋さんで夕食をとり、20:00ちょうどにツーリング終了。あぁ、さすがに疲れた。
今回は埼玉から群馬・新潟・富山・石川・岐阜・長野・山梨・神奈川・東京をまたいでぐるっと1周してきました。今回の旅での消費ガソリンは54.8L、通算24時間で総走行距離は1,238.4km(うち高速697.9km)。最終的な平均燃費は22.6km/L。今回は長丁場のため、追い越しの時以外は極力VTECを使わないように心掛けたせいか、数値的にはまずまずでした。
今回の行程図。いつもより横長です。
2004.06.05
見慣れたフレーズが書かれた謎の看板
昨日に引き続きCB400SFで連続ツーリングに出掛けました。今日はさすがに寝坊せず、6時には出発。関越道で群馬県の沼田ICまで北上しました。赤城の長い登りではVTECを効かせて一気に駆け上がります。沼田からはR120で日光を目指すことにしました。途中、小さな県道に入ってワインティングを楽しみましたが、日陰はまだ寒いぐらいでした。下の写真は途中にあった「旅の駅 花咲の湯」です。まだ早朝なので当然開いていません。
まだ早朝なので当然開いていません。
さらにR120で東へ向かいます。奥日光の丸沼高原を抜けて、中禅寺湖へ。さすがに休日のためか、ハイカー・観光バスでいっぱいでしたね。こんな有名どころは休みになんて来るもんじゃないです。標高差400m以上ある不動坂を一気に駆け降りて、次に足尾銅山跡を目指すことにしました。R122に乗り換えて南下。その途中、足尾の町の手前でなんか見たことのある文字が書かれた看板が。まさしく「!」。戻って見てみると...。
思わず止ってしまいました(笑)。
こういうことですか...「掛水ロマン」だそうです。
要するに、銅山の迎賓館だったんですね。大正時代の浪漫漂う施設で、一般公開もしているそうです。今回は入館料払うのがうっとおしくて正門まで。さらには足尾の駅前は「掛水」という地名なんだそうです。ちなみに、高知の山奥とはなんの関係もないはず(笑)。
寄り道もしてみました。国道から少し分け入って、銅山の精錬所跡を見てきました。先日、「NHKスペシャル」で紹介されていたところです。精錬所跡までは道を運搬する引き込み線が残っていました。廃棄された精錬所跡は生々しく、歴史を感じましたね。その奥にはその番組でメインテーマだった山並み。精錬所から出る亜硫酸ガスで枯れ果てた山並み。緑がうっすらと覆っている感じですが、周囲の山と比べると確かに岩肌が目立って、荒れた印象でした。
足尾銅山の精錬所跡。歴史を感じますね。遠景は「失われた森」。
そこからさらに南下、北関東道の伊勢崎ICから再び高速に乗りました。新しい高速は路面もスムーズで走りやすいですね。まだ15kmぐらいしか開通していませんが、これが全線つながるとルート選択の幅がきっと広がるはず。下の写真は関越道寄居PAにて。今日はここで食事を摂りました。日差しがきつく、気温もどんどん上昇。日陰に入ると人もバイクもホッとします。
日陰に入るとホッとする。
今日の走行は前日650km以上走っていることもあり、体調を考えてかなり早めに切り上げました。それでも積算走行距離は23,200kmを突破。今年2月中旬で18,500kmでしたから、これまでに5,000kmぐらい走りこんでおり、これまでにないペースで距離が延びています。
本日の走行距離は7時間30分、383.5kmでした。昨日からの走行を合わせるとこの2日で1050.8km走り、消費ガソリンは46.1L、燃費は22.8km/Lでした。高速でVTECを結構使ったせいか、あまり良くないですね。
今回はかなり小回りですが、見どころは満載でした。
2004.06.04
峠のトンネルを抜けると...!
この週末は梅雨入り前の貴重な晴れ間になりそうですね。梅雨でツーリングに行けなくなる前に、距離を延ばしておこうと思って出撃しました。金曜日有休を取って平日ツーリングです。ところが寝過ごして(といっても6時起きなのですが)出発が大幅に遅れました。それでも7時半には所沢ICから関越道に乗って北上。行先は思いつくままに...。藤岡JCTから上信越道に乗り換えて一路長野を目指します。下の写真は軽井沢を過ぎた佐久PAにて。今日はほんとにいい天気。関越道からはこの時期としては珍しく富士山も見えましたよ。
ここからいよいよ信濃攻め。
佐久からさらに西進しました。上信越道は上田菅平〜更埴JCTまでは暫定片側一車線ですが、トンネルはすべてでき上がっており、まもなく二車線化されるようです。その区間は工事車両が多く、50km/h規制が敷かれていましたが順調に流れていました。下の写真は長野を過ぎたところにあるハイウェイオアシス小布施にて撮影。この時点ですでに気温は27℃! ほとんど夏です。
もうすぐ高速を降ります。
少し山に分け入った信濃町ICで高速を降りて、戸隠高原を目指すことにしました。森の中を快適に駆け抜けました...と言いたいところですが、道が狭く、路面が悪くて走るだけで必死でしたね。平日だけあって車も少なかったのがせめてもの救いでしたけど。ところで、戸隠といえば忍者です。集落の雰囲気もなんとなく秘境めいていました。戸隠を下ってきたところでお腹が減ってきたので、鬼無里村のそば屋に入ってもりそばを注文。コシがあって、素朴ですがなかなか美味しかった。
これが今日の昼食です。
青が光り輝いています。
途中、R406に合流。国道とは名ばかりの狭いタイトコーナーを抜けてさらに西に進みます。上り坂は結構きつく、低めのギアで引っ張ってコーナリング。今回も出発前にチェーンに油を差しておいたので、滑らかにコーナーを回れます。急勾配の坂を上りきったところにトンネルがあり、それを抜けると目前に後立山連峰の山並みが間近に現れました。手を伸ばせば届きそう!
本日の会心の1枚! 後立山連峰が目の前に現れました。
峠を降りるとジャンプ台で有名な白馬に出てきました。ここから北へ向かい日本海に出るか、南に向かい松本に出るかで悩みましたが、今回は北を選択。R147で糸魚川を目指して北上を開始しました。1時間ほど走ったでしょうか、目の前に堤防が現れ、その向こうは日本海。糸魚川からR8で少し東に行ったところで、海に出てみました。潮の香りが心地いい。
またまた日本海に出てきました。今日の海の色は青でした。
雲一つない空の下、何を想う...。
しばらく東に向かって走ったところで、時間はすでに14:00。そろそろ戻り始めないと、日暮れまでに自宅まで戻れません。能生ICから北陸道に乗って、帰路につきました。海沿いにある名立谷浜SAで海を見ながらもう一度休憩。ここからは東に上越市を見ることができます。ここで帰り方は2つ、上越JCTから上信越道を使って関越道に出るか、長岡JCTから関越道で帰るかです。長岡までは何回も行っているので、今回は上越JCTから上信越道で南下することにしました。
もうすぐ海とはお別れ。
上越から南下をはじめて、長野を目指します。上信越道の上越〜信州中野までは対面通行がほとんどですが、エスケープゾーンも広い上、車が少なく快適に走れました。更埴JCTから東進を開始。今回は行きも帰りもほとんど同じルートになってしまいました。
千曲川さかきPAにて、陽が西に傾いてきました。
順調に来た道を戻ってきました。下の写真は軽井沢を過ぎた横川SA。後ろに見えるのは岩剥き出しで独特の姿を見せる妙義山です。ここまで戻ってくれば、家まであと100kmちょっと。
もうすぐ関越と合流です。
藤岡JCTから関越道に乗り換えて南下。ところが東松山から先で工事+事故で渋滞12km。本当は東松山で降りようと思ったんですが、IC出口も渋滞していたので止むなくそのまま高速に乗り続けました。驚いたのは渋滞でほとんど動けない状態にもかかわらず、東松山ICを閉鎖していなかったこと。ただでさえ渋滞なのに、そこにさらに合流させるもんだからもう目茶苦茶です。いーかげんにしろよ、道路公団。
それでも18:00過ぎには所沢ICに到着。本日の走行距離は11時間で667.3kmでした。
今回の行程図。珍しく行きと帰りがかなり重複。
2004.05.15
緑の回廊へ
GWを挟んで一ヶ月ご無沙汰だったツーリング。天気予報では直前になって晴れの予報に変わったので、出掛けることにしました。この10日間仕事やその他でいろいろあって、ちょっと気も滅入り気味。何もかも忘れるぐらい集中してみたかったので、ワインディング中心のちょっと遠目のツーリングにしてみました。現実逃避モードとも言いますが。
6:00に出発、関越道に所沢ICから入って北上します。渋川伊香保ICで高速を降りて、伊香保温泉経由で榛名湖へ向かいました。伊香保から榛名湖への道は以前CR-Vで来たこともありますが、ヘアピンカーブが連続する面白いコースです。路面があんまり良くないのが難点。でも早朝で車も少なくそこそこ楽しめました。ヘアピンの立ち上がりで回転数をキープできていれば車体が起きた瞬間VTECで加速できて、メリハリ効かせて走れます。
榛名湖から脇道に入って、R406で北上します。あんまり期待してなかったんですが、このR406はかなり楽しかった。特に須賀尾峠は高速ヘアピンの連続で面白かったです。追いついた車もすぐに譲ってくれたし。下の写真は草津にかなり近づいた観光センターで休憩したときのもの。釜飯食べたかったけど、時間が早すぎて食べられず。残念。
草津の近くで休憩中。天気もいいでしょ。
そこから温泉で有名な草津の市街地に入ってきました。さすがに観光バスが多く、ここではちょっと引っ掛かってしまいました。せっかく有名所に来たんだから写真を撮ろうと思ったのですが、結局ランドマークを見つけられず。しようがないので「草津町の"草津"交差点」で写真に収めました。ちょっと無理がありますかね?
恋の病は草津の湯でも直らない?
草津から西に進み、志賀草津道路(R292)に入りました。前回来たときにはまだ積雪通行止めだったところです。観光バスに連なって白根山を上っていきます。普通ならストレスがたまりますが、下のような絶景。スピードなんて出さなくてもこの景色だけでもう気分爽快です。あぁ、来て良かった。乗鞍に行ったときはガスでなにも見えませんでしたが、この日はいい天気で、下界の様子がはっきりわかりますね。こういうの見ると普段悩んでいることが、すごくちっぽけなことに思えてしまうのも不思議。それで何か解決するかといわれるとそれはないんだけど...。
白根山の中腹から草津方面を望む。
まだところどころ雪が残っていますね。標高もかなり高くなっています。
白根山を越えて、長野県側に入ります。本当は湯釜を見ておきたかったんですが、駐車場でお金を取られるのに嫌気が差して素通りしてしまいました。長野県側に入ると、今度は北アルプスの山並みが正面に現れます。下の写真は標高2,100mのところから、北アルプスを見ているところです。立山・黒部も一度行ってみたい。気温は10℃強、ちょっと肌寒かったかな。
北アルプスの山並み、絶景です。
山を下っていくと、山の緑がどんどん深くなってきます。下りも澄んだ空気を味わいながら、ゆっくり山を降りて来ました。前回引き返したところを過ぎて、長野県中野市に降りてきました。この道はオリンピック開催のため整備され、途中から拡幅されて非常に走りやすくなっています。この時点で11:00。もう満足なだけ走ったけど、ここからどうするかな?
長野県側に降りてきたところ。ここまで充分楽しめました。
まだ折り返し時間まで余裕があったので、R292でそのまま新潟県上越市を目指すことにしました。こちらもあまり期待していなかったのですが、細かいコーナーの連続する楽しい道でした。拡幅がまだ終わっていないので、所々狭いままの部分があってちょっと緊張しましたけど。路面は全般的に滑らかで走りやすかったです。直江津で日本海に出て、そこからはR8で柏崎へ向けて東に走り始めました。下の写真は柏崎の手前にある柿崎というところで、海岸に出て撮りました。R8は整備が行き届いており走りやすく、ハイペースで走れるので好きです。
日本海です! ちょっと風が出てきました。
柏崎に到着したときは14:00。今回驚いたのは、ここまで360km走破してまだ給油せずに済んでいたこと。ここまでの燃費はざっと計算して何と26km/Lを超えている。なんか凄くない?
給油後、柏崎ICから北陸道に乗って帰路につきました。長岡JCTから関越道に乗り換えて南下を開始。下の写真は越後川口SAにて撮っています。ここは信濃川のすぐそばで、展望台からは川の流れを見ることができました。とてもいい眺めですね。
信濃川をバックに。きれいな所です。
越後川口を出発してしばらくすると、南風がきつくなってきました。向かい風なので安定が悪くなるって事はないのですが、アクセルを開けても速度が上がらない! ほぼ平坦なところで、100km/h巡航するだけで4バルブが作動するなんてのは初めて。それでも関越トンネルと抜けると風は嘘のように収まり、赤城高原SAにて本日最後の休憩。アツアツのコロッケが甘くて美味しかった。
18:00に所沢ICに到着。インター出口では渋滞していましたが、バイクには関係なし。本日の走行距離は12時間で619.5km(うち高速355km)。積算距離では22,100kmを突破。ガソリン消費量は26.7L。最終的な燃費は23.2km/L。最近全体的にツーリング時の燃費が延びています。関越道の向かい風がなく、VTECの使用を控えられていればもっと良くなっていたかも...?
今回の行程図。行って来いってな感じです。
2004.05.03
讃岐うどんツアー!
今年のGWは伯父一家と二家族で讃岐うどんツアーに出かけることになりました。掛水家の'03 ACCORDと伯父さんの'99 TORNEO2台に分乗し、いざ香川に向けて出発! 9:00スタートで高知道を使って徳島道の井川池田ICまで一気に走り抜けます。この日はGWということもあってか、結構車が多かった。現在対面通行の高知自動車道は高知から川之江東JCTまで全線で拡幅工事中。全線二車線になるのはいつの日か?
バックミラーに映る伯父の駆るTORNEOの雄姿。
今回はなぜか愛犬セイディも同行です。私の親父はこと車に関しては潔癖症なので、後部座席にバスタオルを敷き詰めた上で、大型のキャリーを乗せてのドライヴです。彼専用のキャリーは横にのぞき穴のある特別仕様(?)。いつも走行中にはここから頭を出して前を見つめているそうです。でもなんか車酔いで吐きそうになってたぞ。
その姿、なんか情けなくないか?
さて、高速を降りてからはR32の猪ノ鼻峠を越えて香川県へ。財田町から東進してうどん屋2軒をハシゴします。1軒目「長田うどん」は釜揚げうどん、2軒目「小縣家」はしょうゆうどん。特に2軒目はうどんにおろし大根と生姜・ネギ・しょうゆをかけて食べるもので、非常においしかった。うどんツアーは汁のないものを選んで巡らないと、すぐにお腹いっぱいになってしまいます。やっぱりうどんは讃岐に限るのを改めて実感。満足・満腹。
国営の「まんのう公園」にて。
腹ごしらえの後は、近くにある「国営讃岐まんのう公園」へ向かいました。ここはペットを連れて入れるということで、犬を遊ばせるには格好の場所。私は初めてでしたが、遠くに瀬戸内海を望める公園はきれいに整備されており、散歩するにはいいところでした。咲いている花も青・黄・赤と色とりどり。さすが国営、金遣いが半端ではありません。この日は曇天にもかかわらず、広い芝生のある公園は家族連れでいっぱいでした。
今回のツアー参加者。あれ、1匹いない?
新緑が美しい季節です。服もグリーンにしてみました。
私の祖母です。赤い花をバックに撮影、きれいに撮れました。
その後はR32で高知市まで戻ってきました。高速を使うとけっこうドライブも味気ないのですが、R32は峠越え(猪ノ鼻峠・根曳峠)や渓谷(大歩危・小歩危)を抜けていくだけに、ドライブ的にはこちらの方がずっと面白い道です。バイクで走れると楽しさ倍増なんですけどね...。
高知に近づくと雨が激しくなっていましたが、17:00過ぎには帰着。なんとかぎりぎり天気は持ちました。お手軽ですが、楽しかったネ。
2004.04.17
今日の昼食は豚汁です。
先週に引き続き美味い昼食ツアー第2弾は、信越方面に出撃。とくに当てはなかったのですが、行けばそれなりのものはあるでしょってことで、またまた6:00に出発しました。
所沢ICより関越道に乗って、そのまま北上。今日も気温は高く、一気に軽井沢手前の上信越道横川SAまで走り抜きました。そこでいつも通り休憩した後、軽井沢を越えて佐久方面へ。前回来たときはまだ軽井沢から先が対面通行でしたが、昨年末に上田菅平ICまで二車線化され、これまで渋滞続きだった碓氷軽井沢IC付近が快調に走り抜けられました。更埴JCTで長野自動車道と合流して北上し、信州中野ICにて高速を降ります。そこからR292で群馬県草津を目指してみました。ガイドではここは人気のドライブルートとのこと。途中まで行きましたが、ループ橋なんかもあってなかなか面白そうな道ですね。特にきつい上り坂でのヘアピンカーブはトラクションをかけながら寝かし込んで急旋回。ところがまだ白根山の峠が積雪通行止めだったので山越えを断念しました。残念。次回に期待です。
仕方がないので来た道を引き返し、R117で千曲川沿いに北上してみることにしました。川沿いは風がやや強いものの、日差しが強く新緑が輝いて美しい風景でした。ところが新潟県境に差しかかるといきなり雲が厚くなり、泣きそうな天気に。幸い雨には見舞われなかったものの、雪国の天気はわからないものです。新潟県境では道の駅「信越さかえ」にてちょっと早めの昼食をとりました。信濃川の渓谷を眺めながらの豚汁定食は誠に美味でした。
豚汁定食で腹ごしらえ。道の駅「信越さかえ」にて。
小千谷を目指してそのまま北上を続け、十日町にて六日町方面(東方向)に舵を切りました。山越えのR253は距離は短いですが、小さなRが多くてバイクで走るのは楽しい。途中遅い車に引っ掛かって楽しさはスポイルされましたが、それでも何とかR17に出てきました。ここから関越道に乗って帰るのがいちばん楽なのですが、この時まだ13:00ごろ、ちょっと物足りないので一般道で三国峠を越えて関東平野に戻ることにしました。下の写真は越後湯沢付近。まだ山頂には雪が残っていますね。見た目ほど天気は悪くなかったですが、太平洋側と比べるとちょっと暗いですよね。湯沢でもまだ山頂には雪が残っていました。
スキー場は閉鎖されていますが、まだ雪が残っています。
R17三国峠は幹線道路のため路面が良く、また並走する高速道があるので比較的交通量が少ないためか、快調に走れました。特に湯沢側登りのヘアピンカーブはまさしくバイクの本領が発揮できるところです。残念ながら峠越えのトンネル付近でトラックに引っ掛かってしまい、下り坂ではかなりフラストレーションがたまってしまいました。トンネルを抜けた途端に青空の出迎え。しかも気温はうなぎ登りで暑いくらいでした。下の写真は伊香保に近づいたところにあった道の駅「こもち」にて。やはり太平洋側は明るいですね。
太平洋側は明るい! 道の駅「こもち」にて。
おまけの一枚。ブルーの車体が輝く季節になりました。走れCB!
その後は渋川伊香保ICから関越道に乗り、自宅まで戻ってきました。16:00には自宅に到着。本日の走行距離は10時間で543.5km。使用ガソリン22.15L。燃費は24.5km/Lまで延ばせました。やはり一般道で60〜70km/hぐらいで走り続けるのがいちばん燃費も良くなるみたい。今回のツーリングで積算21,400kmに。GW前の遠出は、これが最後かな。
今回の行程図。今日は一般道区間が多め。
2004.04.10
ラーメンツアー2004
今回は喜多方ラーメンを食べに会津へ向かうことに。ただ、今回がこれまでのツーリングと異なるのは同行者がいること。同行者は新しく職場に加わったY君です。Y君は新車のCB1300 Super Fourをこの度購入したので、距離延ばしに誘ったところ「行く」との返事。6:00に近くの私鉄の駅で待ち合わせて出発することにしました。彼は元神戸で働いていた関西人のため、共通の話題も多いのです。
出発は給油が必要だったので若干遅れ、7:00前にようやく外環道に乗れました。川口JCTから東北道に乗り換えて北上、佐野SAで休憩した後一気に那須高原SAまで駆け上がりました。この日は気温も既に15度を超え、風もほぼ無風状態で絶好のコンディション。宇都宮を越えてからはほとんど4バルブ作動で走り続け、久しぶりに高音を長時間聞けました。下の写真は那須高原SA、ご覧のように雲一つない快晴の天気です。
車とお揃いのヘルメットが自慢だそうです。
さぁ、これからが本番です。
安積SAで給油のため再ストップ。ところが出発の遅れがたたって、この時点で10:30になってしまっていたので予定を変更することにしました。郡山JCTから磐越道に乗り換えて会津若松ICで降り、喜多方を目指すことに。郡山JCTから磐越道に乗り換えた途端に、風が変わって強い向かい風に。また燃費落ちる...。下の写真は雪を頂く磐梯山を見るために、磐梯山SAで休憩して雪山をバックに撮影。
Y君の雄姿。後方の山が会津磐梯山です。
雪山をバックに。兄貴分の1300はやっぱり迫力ありますね。
12時には目的の喜多方駅前に到着、いつも通り丸見食堂にて「きざみチャーシューメン」を食べて腹ごしらえ。相変わらず美味かった。そこからまた只見を目指して今度は南西方向に向かいます。奥会津、只見川沿いはまだ山に雪が残っていました。ただ計算外だったのが、新潟県境の六十里越が積雪で通行止めになっていたこと。とにかく只見まで走って、そこで帰りのルートを模索することにして走り続けました。相変わらずR252は車も少なく、コーナーもバラエティに富んでいて走っていて面白い。タイヤを替えてから信頼感が増し、ハイペースで楽しく走れました。今まで苦手だったタイトコーナーも克服。
さて、只見でiモードを使って交通情報を調べたところ、R289〜R121〜R400のルートを使えば通行止め区間を回避して南会津郡から脱出できることを発見。直ちに南下を開始、18:00には東北道の西那須野塩原ICへ出てきました。そこからは順調に南下。夕食は蓮田SAにて摂り、20:00には外環道和光北ICへ到着。20:30ごろツーリング終了。
今回の走行距離、653.7km、予定よりちょっと少なくなりましたが、今年に入ってからの走行距離は既に2,000kmを突破し総走行距離は20,800kmに到達。今年はかなり好調に距離が延びています。4月21日で丸3年になるので、年平均7,000kmに乗せることができるかも。
今回の行程図。×印は積雪通行止めでした。
2004.03.27
風に乗って高原を駆ける。
さて、4月になると私のCB400SF(NC39)も丸3年が経過したことになります。天気もいいと聞いていたので出かけることに。今回のターゲットはいわきと郡山の間、東北道と常磐道に挟まれた阿武隈高地です。いつも通りに早朝6時に出発しました。出かける前、駐車場の近くで朝日の照り返しを受ける桜を発見。赤く輝く桜もまたオツなものでしょ?
日の出で赤く輝く桜。
和光北ICから外環に乗り、川口JCTで東北道に乗り換えて北上します。気温は6℃とあまり高くはないものの、ここらでは日差しが暖かいのであまり苦にはならなかったです。栃木県に入ったところで小休止。ここにも桜がありました。そこそこ咲いてきてますが、まだ満開と呼べるほどでもありません。時間は7時半頃です。行楽に向かう車でSAは結構込んでいました。学校は春休みでしょうし、家族連れが目立っていました。
満開にはまだ遠いけど。
ここからさらに北上、しかし風がきつくなってきました。また気象庁の予報に騙されたかな? 西の風7mなので、東北道の栃木〜福島区間は横風注意の表示。ま、走行にはさほど支障ないですが、体感的には結構寒いと感じます。下の写真はこっちに来るといつも寄る那須高原SAです。暖かいホットコーヒーがとってもありがたい。さて、最近ガリガリというチェーンノイズが加速時に聞こえていたので、出発前にドライブチェーンに潤滑剤を塗っておいたのですが、これが効果絶大。気になっていたチェーンノイズが消えて、まさに滑るような走行が続きます。
チェーンノイズが減って快適な走行。
「これよりみちのく」の表示を過ぎて、郡山JCT(磐越道分岐)に近づいてくると、雪山が現れてきました。この分だとまだまだ山は寒そうです。毎年恒例の喜多方ラーメンと六十里越えはまだまだ先になりそう。このあたりが最も風が強く、寒さのピークでした。地図を見て磐越道船引三春ICまで行くことに決定。三春といえば「滝桜」。まだちょっと見に行くには早すぎる。三春は伊達政宗の正室、愛(めご)の故郷ですね。
まだまだ「春」は遠いです。この辺りは。
三春船引ICで高速を降りて、一般道に入りました。今回選んだR349は所々狭い区間があるものの、全体的にはアップダウンとコーナーが多く、また走っている車が非常に少なかったのでハイペースで走れました。久しぶりにバイクの楽しみを満喫できて、良かった。やはりタイヤに踏ん張りが利くと思い通りのラインをトレースできるので面白い。ただしタイトコーナーが多かったのであまりVTECは使いませんでした。このコースはぜひまた走ってみたいな。下の写真はワインディングを抜けて一息ついた古殿の「おふくろの里」にて撮りました。
楽しいひとときにご満悦の私。
本当は温泉にでも入って体を暖めたかったんですが、道に迷ったこともあって結局温泉のあるところにはたどり着けずじまい。止むを得ずそのまま南下し続けて茨城県に入ってきました。R349、道はいいのですが結構距離はありましたね。走り続けて腹も減ったので、ここらで昼食を摂ることに。ちょうど道の駅「みさと」があったので、そこで天ぷら蕎麦を注文。蕎麦なのに歯応えがあってなかなか美味でしたよ。冷えていた体も温まって復活。
くわえ煙草で失礼!
その後は常陸太田まで南下し、日立南太田から常磐道・外環道を使って戻ってきました。帰りは気温も上がり、風も止んで快適な高速走行でした。東京に近づくほど周辺の太陽に輝く新緑が鮮やかで、眩しいくらい。いよいよ春になってきたことが実感できました。16時には三郷JCTに到着、外環道に乗り換えて和光北ICまで一気に走破しました。
本日の走行距離、10時間30分で551.6km。今回はあまりVTECを使わなかったので燃費も結構伸びているはず。また、このツーリングでめでたくCB400SFは積算20,000kmを突破しました。
祝! 3年で20,000km突破!!
今回の行程図。何といっても阿武隈高地縦断が楽しかった。
2004.03.13
まだ肩慣らし? 常磐道往復。
第2回のツーリングは常磐道を選択しました。といっても見たいものがあるわけでなし。ただ走りに行っただけになってしまいました。
和光北ICから外環道に乗って東に向かい、常磐道に乗り換えます。三郷JCTでは渋滞6km。そろそろと進んでいったら、渋滞の原因は合流前に1車線に絞っているところで発生していました。これなら渋滞して当たり前。常磐道は空いていましたが途中まで霧が発生しており、遠景は全く見えず。太陽も姿が見えず、肌寒い走行になってしまいました。それでも土浦を過ぎる前ぐらいから晴れてきて、快調に走行。iPodの奏でる今回のBGMは玉置 成実の「Eternal Voice」、ダンスポップの曲は高速走行時にハマります。下の写真は福島県に入る直前の中郷SAで撮影。
常磐道中郷SAにて。海沿いは風が強かった。
何も計画を立てずに走っていたので、SAで情報収集。福島県に入ったところで海岸近くに出られることがわかったので、いわき勿来ICで常磐道を降りました。とりあえず海岸沿いを選んで走っていると、断崖の上の灯台を発見。塩屋埼灯台です。残念ながら災害復旧工事中?で側には近づけず。
太平洋を東に望む。
塩屋埼灯台です。残念ながら工事中で上がれず。
そのまま北上しているとそろそろ折り返し時間に近づいてしまいました。特に腹も減っていなかったので、13時をもって北上を停止し、山側に舵を切ります。しばらく行くと常磐道四倉ICに当たったので、そこから上り線に乗ってしまいました。南下するのに向かい風で、アップダウンもあって110km/hで走っているとHYPER-VTECが作動。燃費落ちるなぁ...。走っていると路面から白い粉が巻き上げられているのが見えました。路面融雪剤(正体は塩!)? さすが東北の道路です。これじゃあ錆びちゃうけどね。下の写真は40分ぐらい南下した日立中央PA。
風さえなければもうちょっと粘れたんだけど。
その後はただひたすらに走り続けて、結局16時には自宅付近まで戻ってきていました。一体何しに行ったんだか? まぁ距離が稼げたんで良しとするかな。本日の走行距離、8時間で462.8km。今回も最初のガソリン搭載量が不明のため、燃費計算はできず。積算距離は19,460kmに到達しました。ここまで丸3年。通勤では年1,500kmぐらいの走行なので、年5,000kmはツーリングに出かけている計算です。
今回は行きも帰りも同じ...
2004.02.28
ひと足早く、「春」を探して
タイヤも交換して、すっかり気分一新。本格的なツーリングシーズンに突入する前に、肩慣らしで出かけてきました。今回の目的地は南房総。花と海を求めての旅です。いつも通り、今回の朝5時に起床し、6時には出発。
首都高5号線から入って東京都心を目指します。7時だというのに、池袋線から環状線に入る竹橋JCTはもう渋滞。環状線内回りから浜崎橋を経て、レインボーブリッジを渡って台場で湾岸線に出たときにはもう日もすっかり高くなっていました。羽田まで南下し、浮島JCTから東京湾アクアラインに入ります。トンネルの中ではわざと2速落としてVTEC作動。久しぶりにまとまった時間4バルブで走りました。トンネルの狭い空間にこだまする排気音。10kmほどトンネルを走ると、地上に出てきます。下の写真は「海ほたる」の1F駐輪場です。
東京湾の"ど真ん中"にて。
海ほたるで朝食を摂った後、展望台に上がってみました。天気はまずまずでしたが、この日も東京や横浜は霞んでしまって何も見えず。冬の寒い朝や、夜景は美しいんでしょうけどね。事前の天気予報とはちょっと違って若干風がありました。日差しは当たっていると暖かいのですが、風はまだ冬、やっぱり冷たかった。冬装備+αだったので震えるほどではありませんでしたが。
ところで、海ほたるの住所は神奈川? 千葉?
袖ケ浦でアクアラインを降りて、R127で東京湾の東岸に沿ってひたすら南下します。西に横浜や横須賀を見ながら、ワインディングの道を駆け抜けます。東京湾には大小の船が浮かんでいて、のどかな風景を見せていました。道も空いていて、快調に南下。館山市を抜けて、10時ごろには房総半島先端の太平洋沿いの「房総フラワーライン」に出てきました。東京湾の内海と違って海の色がやや黒いかんじ。黒潮のせい?
海です。この海は黒潮で故郷につながってます。
潮風を浴びながら、のんびりと海岸沿いの道を流します。モーターのように滑らかに回る直4の鼓動に身を任せて、とにかく気持ちいい。さて、このフラワーロード、走っていると所々に黄色い絨毯が見えます。これが今回のもう一つの目的、菜の花です。見てください、この鮮やかな黄色! 途中にあった道の駅「ローズマリー公園」に寄り道して色を楽しんできました。
見つけた! 一足先の「春」。
顔もほころぶ? あと1ヶ月もすれば、「本番」ですかね。
タイヤの皮むきもできました。青と黄色のコントラストが奇麗でしょ。
その後は水族館で有名な鴨川を抜けて、勝浦からR297に乗り換え北上しました。山を一気に駆け登るところではヘアピンカーブがあり、タイヤの皮むきを意識して少し深めに寝かし込み。山に囲まれた高原を抜けると、市原に出てきます。千葉からはR16で柏まで行って、常磐道を経由し外環道で和光北まで戻ってきました。R16は柏付近で大渋滞。10km進むのに1時間もかかってしまいました。やれやれ。
今回は海・山・都市と揃った充実の"ミニ?"ツーリングでした。本日の走行距離、11時間で361.8km。最初のガソリン搭載量が不明のため、燃費計算はできず。
今回の行程図。半分は海、1/4は山、残りは市街地。