2022.12.31
大塚国際美術館に行ってみた
帰省してきた妹が父に「大塚美術館に行きたいので、駅まで送って欲しい」と頼んでいました。妻に聞いてみると「自分も行きたい」とのこと。そこで私が父のクルマを借り、運転して3人で行くことにしました。
7:00に自宅を出発、実家にいた妻をピックアップして徳島・鳴門へ。徳島道が車両火災で通行止めになっていたため、高松道まわりで向かうことにしました。こちらの方が15kmほど遠回りにはなってしまいますが、全線2車線なので走りやすくて制限速度も高く、早く到着できそうです。休憩なしで順調に走行した結果、開館15分前に美術館の駐車場へ到着しました。
駐車場からはシャトルバスも出ていましたが、まだ時間もあったので徒歩で美術館へ。驚いたことに既に40人ほどの行列ができており、かなりの人気ぶりです。この美術館、西洋名画約1,000点を陶板で原寸大に再現した展示が特徴。数年前の紅白歌合戦で中継の場となり知名度が上がりました。
国定公園の中にあり高さ制限があるので、山をくり抜いて作ったそうです。
ゲートを入って長いエスカレーターで内部に入ったところがホールになっています。ここで美術館の概要などを聞いてから各フロアを巡っていきます。地下3階から地上2階まで5つのフロアがあり広さは国内最大級、一回りすれば歩行距離は4kmほどになるそうです。
システィーナ・ホール。天井全体に壁画があります。
1つ上のフロアからはこんな風に見られます。
順路に沿って進めば、古代/中世/ルネサンス/バロック/近代/現代と見て回ることになる仕組みです。また、この美術館の最大の特徴は絵とともに「写真が撮れる」こと。本物では絶対にありえない名画との写真撮影が可能なことも人気の理由なようです。
聖ニコラオス・オルファノス聖堂。古代エリアです。
妻はどっちかというとこちらの方が興味深いらしい。
スクロヴェーニ礼拝堂、色彩が美しかった。
所々には撮影スポットも用意されていました。混雑はそれほどではなかったので、それほど待たずに撮影をすることができました。
こういった撮影スポットも要所要所で用意されていました。
さて、次に行きましょう。
ラファエロの「アテネの学堂」、サイズを実感できます。
こちらは有名な「ヴィーナスの誕生」ですね。
あまりにも有名なダ・ヴィンチの「モナ・リザ」。
さて、この絵は...なんだっけ?
こちらはおまけ。キャラクターの「ペガっち」だそうです。
おまけです(笑)。さすがに妹と私は遠慮しました。
さて、もうすぐ前半戦が終了です。
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」です。
昼食は館内のカフェにて。フェルメールの故郷であるオランダの伝統料理をイメージしたランチプレートがあり、こちらを頂きました。ボリュームもあって美味しかった。
「フェルメールのランチプレート」だそうです。
ここからは後半戦です。だんだんと近代に近づいてきました。
ここからはいよいよ後半です。
ムンクの「叫び」、よく話題になりますね。
(画像に触れると表示が変化します)
マハです。着衣の方は本物を見た事があります。
(画像に触れると表示が変化します)
ゴッホの「ひまわり」、これは日本で消失したものだそうです。
「民衆を導く自由の女神」フランス革命といえば必ず出る絵です。
さて、これは? 知識がないとわかりません。
こちらはゴーギャンですね。
さすがに1,000点あると、見るだけでもかなり時間がかかりました。昼食の時以外はずっと歩き詰めでしたが、それでもたっぷり4時間はかかりました。
上まで見終わりました。濃密な4時間でした。
夕暮れ前に帰着できるよう、14:00には帰途につきました。
日没までには戻りたかったので、14:00に美術館を出発。戻りは徳島道を使うことにしました。ところが前方に遅い車が度々入り、かなりのスローペースに。車列が長くなったので追越区間でもなかなか前に出られず、時間がかかりました。やっぱり高松道まわりの方が良かったか?
高知道に入ってからは順調で、なんとか日没前には戻って来られましたが、アップダウンが多い中で適切な車間を維持し続けるのが大変で、往路よりもはるかに気疲れしました。
私は美術にはとんと興味がないのですが、作品解説などを一堂に見られるわけで、なかなか面白い体験でした。
2022.12.28-12.29
年末年始帰省(往路編)
今年も帰省することにしました。ただ、実は引越先を決める前に航空券を買っており、朝1便を予約していたのですが、今の居住地からだと羽田への到着時刻に全く余裕がありません。従って羽田の近くで前泊することにしました。
仕事最終日は早く上がり、自宅で荷造りをして夕方に出発。西武新宿線の電車に乗り、予約した宿のある大田区蒲田へ向かいます。荷物を持って普通電車に乗るのは疲れるので、途中駅から西武線特急「小江戸」に乗り高田馬場駅へ。そこからJR山手線・京急本線を乗り継いで京急蒲田駅へ。ちょうど帰宅ラッシュと重なり、人の多い中で荷物を運んだので二人ともヘトヘトに。
ホテルにチェックイン後、夕食を摂ろうと近くのアーケード街へ。すると老舗らしい定食屋さんを発見、入ってみました。これが当たりでした。
京急蒲田駅西口の「あすと」アーケード内にありました。
メニューを見ると大衆的食堂ですが、600〜800円の価格の割にはボリュームがありました。ごはんも特別なお米ではなさそうですが、ふっくらと炊き上がって美味しい。私は「まぐろバター焼き」、妻は「コロッケ」定食をそれぞれ選択。味噌汁も具材が多くて手抜きなし。ここはまた別のメニューもぜひ試してみたい。
左がまぐろバター焼き、妻のがコロッケ定食。この恍惚の表情!
(画像に触れると表示が変化します)
駅のコンビニでビール&おつまみを買い、そのままホテルに戻って休みました。
翌朝は5:00起床で6:00前には宿を出ました。飛行機は7:55発なので余裕だと思っていたら、これがまた甘かった。羽田空港第1・第2ターミナル駅には6:10には着いたのですが、そこからカウンターでのチェックイン&手荷物預け入れと、その後の手荷物検査場通過に50分ほどかかりました。SFCメンバーなのでプレミアムカウンターを使えるのですが、それをもってしてもこの時間。おまけに後から来て搭乗締切時間が早い人にどんどん割り込まれるので、一向に前へ進みません。遅れる心配はなかったものの、こういうのは疲れます。
なんとか7:00にはラウンジへ到着しました。やっと一息つけました。
なんとかラウンジに到着。でもゆっくりできるのは30分ほど。
今回はバス搭乗だったので、少し早めにバスラウンジへ移動しました。出発20分前からバス乗車を開始して搭乗機へ。今回は久しぶりにプレミアムクラスへの搭乗です。予約時にこの便が国際線機材で運行されることがわかっていたため、あえて一般席ではなくこちらを選びました。
なお、今回乗った機体は、2016年に成田〜デリー便で搭乗したもの。それまで使われていたB767から切り替わって初めて乗ったので、よく覚えています。思わぬところで再会を果たしました。
久しぶりに「ゆりかご」シートへの搭乗です。
妻にもゴージャス感を味わってもらうことができました。
(画像に触れると表示が変化します)
出発は20分ほど遅れましたが、いつも通りD滑走路から南向きに離陸、すぐに右旋回して進路を西に変えました。この日はいつもよりやや北寄りのルートを飛んだようで、窓側シートに座った妻によれば富士山がすぐ直下に見られたそうです。
妻と富士山。さすがに距離がありすぎるので、両方にピントを合わせるのは無理。
朝の出発便なので、朝食が出ました。この日はサンドイッチとデニッシュ。飛行時間が短いので急いで食べないといけないのが少々辛いところです。
サンドイッチとデニッシュで朝食。空の上での食事を楽しみました。
(画像に触れると表示が変化します)
飛行機は定刻より20分遅れで高知空港に到着、狙い通り快適なフライトを楽しめました。
さあ、いよいよ冬休みの始まりです。
2022.11.25
国営武蔵丘陵森林公園「紅葉見ナイト」
引越し前後のドタバタがようやく収まってきたので、そろそろ息抜きをしたい。そこで年枠最後の有休を取得し、森林公園で行われている紅葉のライトアップイベント「紅葉見ナイト」に行ってみることにしました。駐車場の混み具合がわからないので、今回は安全を期して電車を使います。夕方に最寄駅から出発。
駅からは日没の光の中に浮かび上がる富士山が見えました。
川越市駅で東武東上線の下り列車に乗り換えます。約40分ほどで最寄駅に到着しましたが、もうすっかり辺りは暗くなっていました。ここから有料のシャトルバスに乗ってゲートへ向かいます。
森林公園駅北口からシャトルバスで公園へ向かいました。
目指す中央口ゲートまでは15分ほどで到着します。平日ならではなのでしょうが、バスの中は比較的閑散としていました。意外なことに学生が多かった。
ゲートで入場券を買い、会場の中へと入りました。
こちらがゲート。右のチケット売り場で入場券を買って中へ。
(画像に触れると表示が変化します)
ゲート前広場でもイルミネーションが行われていました。メインの会場はここから数百メートル入ったカエデ林のエリア。坂を登って奥へと進みました。
ゲート入ってすぐのエリア。ここは子供向けかな。
しばらく進むと、奥に綺麗に飾り付けられた2本の大きな木が目に入りました。その奥には赤・黄・緑の鮮やかな色合いが下からのライトに浮かび上がっています。どうやらここからがメイン会場のようです。
この先がいよいよメイン会場のようです。
カエデ林の中には遊歩道が設定されていて、三角錐形のライトで順路を示していました。大きな木の下には上向きライトが置かれ、カエデの葉を浮き上がらせています。今日はシーン撮影モードの「手持ち夜景」と「夜景ポートレート」が大活躍です。
これは美しい。もう少し色が濃ければ雰囲気がもっと出そうだが...。
(画像に触れると表示が変化します)
しばらく進むと、道から離れたところに1本見事なライトアップを発見。ちょうど周りに人がいないタイミングだったので、貸切で写真撮影を楽しみました。
少し離れたところに見事な木を発見! 貸切状態で撮影を楽しみました。
(画像に触れると表示が変化します)
さらに進むと道が分岐しました。左側を進んでいくと川を模した地面の青いイルミネーションと真っ赤な葉のコントラストが美しいゾーンがありました。これも見事です。
青色が入ると雰囲気が一変するのが不思議です。
(画像に触れると表示が変化します)
一番奥まで行くと、樹木に球形のライトアップがなされたエリアに到達。この先はイベント時間では閉鎖されているようです。ここで持参した夕食を食べ、再びゲート方面へと戻って行きました。
球形のイルミネーションが面白い。ここからゲートに戻っていきます。
戻りは来たルートとは別の道を選びましたが、ライトアップからやや離れたところを通ることになってしまいました。これはこれで写真を撮るにはいい趣きですが、やっぱりもう少し近くで楽しみたいということで、入口からもう一度内側に入ることにしました。
少し離れたところからの写真も味があります。
暗いが故にフラッシュの効果も大きくなります。
もう一度一番赤い葉の多いエリアに戻ってきました。シーズン的には終盤なので、いい色が見られる場所はかなり限られる印象。もう少し早い時期に来ればあちこちで楽しめたかもしれません。
見られる色域が増えてきましたが、ちょっと色を作りすぎかな。
セルフィーではiPhoneが大活躍します。ナイトモードが使えるのがありがたい。
おまけ。もうすぐクリスマスですね。
今年は妻の元へサンタさんは来るのでしょうか?
1時間ほどでゲートまで戻ってきました。夜の時間帯で行けるエリアは限られているので、1時間もあれば充分なようです。
最後にゲート前にて記念撮影。虹色が出せるiPhoneすごい。
ゲートを出て、再びシャトルバスに乗って森林公園駅へ。寒さも思ったほどではなかったのでよかった。混雑もほとんどなかったので、落ち着いた散策ができました。
首都圏でも紅葉シーズンはもう終わりです。
2022.10.29-10.30
米沢~会津で紅葉狩り
過去3回訪問した福島県の昭和村にある村営の宿「しらかば荘」。美味しい料理とくつろげる温泉に過剰すぎない素朴なサービスが気に入り、夫婦のお気に入りになっています。特に最初に来た時の「栗ごはん」が美味しかったが忘れられず、また行くことにしました。ただ、周囲の見どころはもうだいたい回ってしまったので、今回は少し趣向を変えて米沢から景色を楽しみつつ戻っていくことにしました。
昼食をとる予定が人気店のため、開店同時の11:00に行くことをもくろんで出発時間を逆算し、5:00に自宅を出ました。いつものGSで給油し、狭山日高ICから圏央道に乗ります。交通量は早朝だけあってやや少なめで走りやすかった。圏央道の鶴ヶ島JCT~久喜白岡JCT間は高架や盛土区間が多いので眺めがよいため、夜明けで空の色が変わっていく美しい様が見られました。
圏央道の高架道路から、空のグラデーションを楽しめました。
東北道に入ってからは順調に走行し、約200kmちょっとのところにある安積PAで朝食休憩。昼食の予定まで間隔が狭いので私は量をセーブしましたが、妻は「お腹減った」とモリモリに。おいおい、この後大丈夫か?
安積PAで朝食休憩なんですが、妻はまた何か買い物を...。
左が私、右が妻。こんな勢いで本当に大丈夫ですか?
9:00に最初の目的地へ着けるよう、少し時間調整をしてから出発。福島飯坂JCTからは東北中央道に入ります。この道は私も走るのは初めて。以前は難所の粟子峠を越える必要がありましたが、高速はこの区間を9,000m弱のトンネルでぶち抜いています。ただ対面二車線で長大トンネルなので、走行は気疲れしました。
まもなく福島盆地に降ります。ここまで順調に来れました。
ここからは初めて。東北中央道で米沢へ向かいます。
(画像に触れると表示が変化します)
米沢市街地に着いて行ったのは上杉神社です。米沢には何度か来ていますが、ここにはまだ入ったことがありませんでした。上杉神社はその名の通り、名将上杉謙信を祀った神社。10年ほど前には上杉家の家臣を主人公とした大河ドラマも作られ、知名度が上がりました。
長い参道...に見えますが、行ってみると意外に距離は短かった。
左は上杉家中興の祖である上杉鷹山。右は有名な「毘」の旗印。
大河ドラマの主人公になって知名度が格段に上がりました。
神社の敷地は外から見たのとは印象が異なり、意外にコンパクトでした。現在の建物は大正時代に焼失して再建されたものですが、重厚感が感じられます。
建物は大正期の再建ですが、重厚感がある雰囲気です。
こちらがここのご主人、上杉謙信様でございます。
鳥居から振り返る。ちょうど街の中心にあるのです。
参道の手前には博物館があり、ちょうど上杉家伝来の写真展をやっていたので覗いてみました。幕末から大正にかけての人物写真や風景写真など、140点が展示されていました。古い写真というのは独特の深みがあります。
伝国の杜(米沢市上杉博物館)で、上杉家に伝わる写真展を見てきました。
11:00前になったので、クルマで目的の店「熊文」さんへ向かいました。ところがタッチの差で駐車場が満杯になり入れず。一旦通り過ぎ、セカンドチョイスの店に向かっていたところ、妻から「あまりお腹が空いてない」と打ち上げがありました。そこで昼食を摂らずにそのまま奥会津へ向かいことにしました。
r2を進み、そのまま白布峠と越えて西吾妻スカイバレーへ。道沿いの山肌は完全に赤黄色に変わっていました。東鉢山七曲りからは道路越しに磐梯山・檜原湖を見渡せます。前年ながら雲が多く、きれいな色を楽しむことはできませんでしたが、それでも大パノラマを楽しめました。
西吾妻スカイバレーの東鉢山七曲りに到着。
(画像に触れると表示が変化します)
磐梯山と桧原湖が望める絶景ビュースポットです。
桧原湖の東側は道路工事をしているとの情報だったので、西岸側をr64で南下を選択。磐梯山がだんだんと近づいてきますが、なかなかいいポジションが見つかりませんでした。
紅葉はまずまずきれいでしたが、磐梯山をきれいに見られる場所はなく...。
桧原湖の南端からは旧磐梯山ゴールドラインで南麓側に出ました。定番の「幻の滝」「山湖台」といったビュースポットで写真を撮影しながら下っていきます。磐梯山頂の紅葉はもう終わってしまっていましたが、猪苗代湖の上空は晴れており湖面のブルーがとてもきれいに見えていました。
「幻の滝」駐車場でようやく磐梯山がきれいに見えました。
山頂部はもう紅葉が終わっています。
磐梯山ゴールドラインはさすがに景色がいい。ドライブを楽しめました。
下の方はまだまだいい色が見られます。振り返れば猪苗代湖が!
(画像に触れると表示が変化します)
県道を乗り継いでR49に出て会津若松へと向かいましたが、市内は混雑が予想されたのでr33を使って市街地を北側に迂回。そのまま会津坂下へ抜け、給油をしてからR252沼田街道に入りました。ここから只見川沿いのドライブルートです。ただ、ダンプカーに頭を抑えられた車列の中に巻き込まれてしまい、なかなかペースは上がりませんでしたが、その分のんびり周囲の風景を楽しめたので、ストレスは感じませんでした。
R252ではハイペース走行はできませんでしたが、その分景色は楽しめました。
金山町に入り、会津川口駅前からはR400でさらに山深くに入ります。20分ほど走った先が目的地の昭和村ですが、まだ宿に入るには少し時間も早かったので、喰丸小学校に行ってみました。校庭にある大銀杏が見事です。ちょうどイベントもやっていたようで、多くの人で賑わっていました。写真を撮るのは逆に難しかったですが。
小学校校庭の大銀杏、光が当たると色が全く変わります。
(画像に触れると表示が変化します)
そこから少し戻ったところに「道の駅 からむしの里しょうわ」があるので、土産物を調達しようと行ってみました。ところがここで妻が気分が悪くなり、蹲ってしまう事態に。どうやら車酔いしてしまったようです。そういえばスカイバレーやゴールドラインで180°ターンを繰り返して横Gをかけまくったので、それが効いたようです。ごめん妻よ。
とにかく横になって休みたいということだったので、クルマをそろそろと走らせて宿へ。チェックインして少し眠らせることに。幸い、2時間ほど休んで症状が改善したので、夕食を摂ることができました。
夕食は狙い通り「栗ごはん」だったので、ちょっとかわいそうなことになりましたが、それでも一通りは食べられたので良かった。今回は特に川魚の揚げ物がさっぱりしていて美味しかった。
お楽しみの夕食、今回も豪華メニューでした。
(画像に触れると表示が変化します)
妻も本調子ではないものの、山葡萄ジュースと栗ごはんを楽しめてよかった。
(画像に触れると表示が変化します)
夕食後、駐車場に出て空を見上げると満点の星空でした。三脚を持ち出して撮影トライ。今回は星空モードを持つコンデジを持参したので、失敗の心配はありません。
空は満点の星空。七時雨山荘ほどではないものの、充分楽しめます。
これだけ星が多いと、却って星座がよくわかりません(苦笑)。
この日の活動はこれにて終了、おやすみなさい。
(画像に触れると表示が変化します)
部屋に戻り、それぞれ露天風呂に入って温まってから就寝しました。ここのところイレギュラーなイベントが続いて疲れていたのか、静寂のなかですぐに寝落ちしました。
二日目の朝は5:00に起床し、それぞれ露天風呂へ。しっかり温まってからの朝食です。朝食は前回とほぼ同じメニューでしたが、バランスは良さそう。自分も妻もごはんをおかわりしてたっぷり頂きました。出発前にもう一度風呂に入り、身体をほぐしてからの出発です。
朝ごはん、妻もどうやら完全に復活したようです。
二人ともお代わりを頼んでしまいました。
今回宿泊したのは前回と同じ「特別室」です。
すっかりリピーターになってしまいました(笑)。
さあ、リフレッシュは終了です。帰りましょう。
まずは「道の駅 からむしの里しょうわ」に立ち寄りお土産を購入。ところが楽しみにしていた「やみつき甘クルミ」は売り切れ状態。美味しいのでぜひ買いたかったんですが入手できず残念です。
夕方に用事もあるので、そこから帰途につきました。R400で再び会津川口まで引き返し、R252で只見方面へ。会津塩沢では川面に映る山影の撮影を楽しみました。このあたりでも紅葉はかなり進んでいました。「紅葉のきれいなローカル線」ベスト3に選ばれたエリアだけのことはあります。
只見線の全線復旧を祝う横断幕があちこちにありました。
(画像に触れると表示が変化します)
只見川沿いの山々も紅葉が進み、川面の緑と好対照です。
只見を過ぎ、田子倉ダムに到達するといよいよ六十里越の山岳区間です。ところがあちこちで災害復旧工事のため対面通行となっており、走る車が詰まってしまう状態に。このおかげで絶好の紅葉ビューポイントには見物人が多数いて、クルマを停まることができなかったため、残念ながら写真撮影を諦めました。
楽しみだった六十里越区間は、人とクルマが多くて厳しかった。
そこでそのまま小出まで走ることに。新潟側の下りでも遅い車につっかえてしまったので、燃費走行に徹することになりました。残念ながら只見線の列車にも今回は出会えず。東北地域本社色のキハE120に出会ってみたかったんですけどね。
新潟側でもきれいな紅葉が見られました。
残念ながら只見線の列車には遭遇できませんでした...。
12:30を回ってしまいましたが、小出から関越道に乗って帰途につきました。乗ってすぐの大和PAで休憩してからは、自宅近くまで一気に走破。日曜午後の上り線の渋滞が始まる前、14:45ごろには自宅に到着しました。
小出ICから関越道に乗り、埼玉県を目指します。
まだ時間が早いこともあり渋滞なし。順調に帰れました。
さあ、秋のリフレッシュ旅はこれでお終い。この後2週間はかなりドタバタすることになるので、しっかり英気を養えました。なお、今回の総走行距離は796.7km、平均燃費は19.5km/L。前半かなり悪化したのですが、白布峠以降はずいぶんリカバリーできました。
今回のルートです。今回は高低差も結構ありました。
2022.10.15
今年はレモンイエロー
ちょうど国営昭和記念公園で「コスモスまつり」をやっていることが判ったので、4年ぶりに行ってみることにしました。今回は電車での訪問です。所沢から新宿線に乗り換え、東村山でさらに国分寺線の電車に乗って国分寺へ。中央線から青梅線に入る電車で西立川駅で降りれば、すぐに西立川ゲートです。なんとSuica/PASMOで入場できるようになっていました。
駅を出るとすぐにゲートです。Suica/PASMOで入れるようになっていました。
(画像に触れると表示が変化します)
4年前に来ているので、どこにコスモスがあるかは知っているため、最短コースを使って見て回ることに。まずは「みんなの広場」という一番広い芝生の周りにあるエリアで、白・紫・赤系のコスモスを見ていきました。前回来た時には、ここはレモンイエローの花で埋め尽くされていた気がするのですが、年によって種類が変わるのかな?
今回南側のエリアでは白・紫・赤系の花が咲いていました。
(画像に触れると表示が変化します)
今回は(夫婦とも)標準ズームや単焦点を装着したメインの一眼カメラに、望遠コンデジ。広角はiPhoneとフルレンジをカバーできる体制、離れた場所からこんな絵も撮れました。
虫も花粉をたくさんつけて花の間を飛びまわっていました。
望遠レンズだと後方がぼかしやすいので、カラフルな絵にできます。
よく見れば蝶やバッタなど、昆虫類の姿も多数見られます。望遠レンズがあれば、無理に近づかなくてもこういう虫たちの営みを観察できるのも面白い。
アオスジアゲハの姿は花の間でよく目立ちました。
(画像に触れると表示が変化します)
ちょうどこの日は箱根駅伝の予選会が園内で行われており、交通規制が行われていました。これを避けつつ北側の「花見の丘」エリアを目指したため、少し遠回りにする羽目に。しかし、ちょうど丘の裏側からアクセスすることになったので、一気に絶景が眼下に広がりました。
「花見の丘」に出てきました。今年はレモンイエローで埋め尽くされてました。
「コスモスまつり」一番の見どころです。
(画像に触れると表示が変化します)
どこを見ても黄色・黄色・黄色。その広さと量に圧倒されました。
(画像に触れると表示が変化します)
印象的なアングルを見つけて記念撮影、景色を堪能しました。
(画像に触れると表示が変化します)
今年撮影した花の写真を並べてみました。やっぱり望遠レンズがあると、肉眼で見るのとはまた違った雰囲気の絵が撮れます。
今年撮影した花の写真です。望遠レンズならではの写真が多くなりました。
「花見の丘」から少し進めば、反対側の公園入口である砂川口に到着します。ちょうど昼時になったので、お昼を食べに行くことにしました。そこで思いついたのが、昭島にあるショッピングモールにある定食屋さん。炊き立てごはんが食べられるので、二人ともが好きなお店です。頻繁に来る場所でもないので、行ってみることにしました。
公園を縦断して北側の砂川口から出ました。妻は空腹で不機嫌に...?
砂川口から最寄りの鉄道駅は西武拝島線の武蔵砂川駅。徒歩で20分ほどの距離でした。途中、川を橋で渡るのですが、これが玉川上水。話には聞いていましたが、多摩川の水を江戸に供給する全長40kmほどの人工の水路。350年以上前にこんなものが造れたというのがすごい。
玉川上水を渡り、武蔵砂川駅へと向かいます。
武蔵砂川駅から電車に乗って拝島へ。終点の拝島駅でJR青梅線に乗り換え、東京方面に一駅行けば昭島駅です。ここのモリタウンというモールの中に目指す定食店「五穀」があります。
ここはごはんを下の写真のように、一人分ずつ釜で炊いて出してくれるので、つやつやしいお米が食べられるのが嬉しい。人気も高くて店の前で順番待ちの列ができていて、店に入って着席するまで30分程度かかりました。 妻はシンプルに「五穀ごはんセット」、私は「揚げ鶏の香味ソース」を白ごはんを注文。ごはんはお互いに半分づつ交換して頂きました。やっぱり美味しかった!
妻は五穀ごはんを選びました。味噌汁との組み合わせは最高のようです。
私は食欲をそそる「揚げ鶏の香味ソース」を白ごはんで。
食事が済んだのがもう14:00前になったので、そのまま帰途につくことにしました。再び青梅線の電車に乗って国分寺駅へ。ここから西武国分寺線で帰るのが一番速い帰り方ですが、同じルートをたどっても面白くないので別ルートを取ることに。西武多摩湖線の電車で多摩湖駅へと向かいました。
終点の多摩湖駅で接続するのが先日初めて乗った山口線「レオライナー」。これで西武球場前まで行って、狭山線に乗り継ぎ池袋線の本線へと戻ります。
レオライナーで西武球場前へ。検札はないので運賃は最短ルートで算出されます。
(画像に触れると表示が変化します)
西武球場前駅に到着したレオライナー。のんびり走ります。
ここから狭山線の電車で2駅先の西所沢駅まで行けば、池袋線に乗り換えられます。
狭山線を走る新101系電車、レトロな雰囲気です。
西所沢駅でちょうど飯能行きの電車に接続できたので、スムーズに自宅まで戻れました。
2022.09.30-10.02
リノベーションを巡る旅
9月下旬から10月初旬は、比較的天気がよく気温もちょうどいい絶好の行楽日和になりやすい時期です。一方、コロナ禍で使えなかった航空会社のポイントが間もなく失効することから、これを使い切る旅を企画しました。空席情報を見つつ行先を検討した結果、9年ぶりに函館に行くことに決定。有休を1日つけて、2泊3日の行程です。
時間を有効に使いたいので、朝一番の便を使いました。このため5:30過ぎに自宅最寄り駅を出る最初の急行に乗り、山手線・京急線のルートで羽田空港へ。ほぼ待ち時間なしというベストタイミングで列車を乗り継ぎ、7:00過ぎには羽田へ到着。JGCカウンターでチェックインし搭乗待合室内へ。ただ、搭乗開始までの時間が少なかったため、サクララウンジの利用は断念。
今回の旅は14番ゲートから。JALで北へ飛びます。
(画像に触れると表示が変化します)
JL585はやや出発が遅くなったものの、C滑走路から北に向け離陸しました。この日は天気がよく、飛行中は眼下に日本海まで広く見渡せたようです。妻はずっとiPhoneで窓外を撮影していました。
すばらしい天気! 平日なので機内も空いていました。
(画像に触れると表示が変化します)
東京上空を上昇中。中央下は東京スカイツリーです。
2ヶ月前に行った青森平野を通過、大間崎の先は津軽海峡です。
(画像に触れると表示が変化します)
飛行機は津軽海峡を渡り終えたところで90°左旋回し、ほぼ定刻通りに函館空港に着陸。ここから市内に向けては空港連絡バスで移動します。ずっと市街地を抜けていくため、移動距離の割には少々時間がかかりました。所要時間は30分弱といったところです。
函館空港に到着。ここから連絡バスで中心市街地へ移動します。
(画像に触れると表示が変化します)
移動の起点となるJR函館駅には10:00に到着。ここの観光案内所で、まずは電車の1日乗車券を入手する予定でした。ところが函館山のロープウェーがメンテナンスで休止しており、夜景を見に登るためには「登山バス」を利用しなければならないことを窓口で案内されました。そこで電車+バスの1日乗車券の購入に変更。もし宿に直接行っていたら、情報が得られず無駄足を踏んだかもしれないので、結果的には駅に寄って良かった。
今回も旅の起点となるのはJR函館駅です。
函館駅前電停から市電に乗り、宿へと向かいました。今回の宿はベイエリアの東端で、末広町電停の少し手前にある「HakoBA 函館 by THE SHARE HOTELS」さんです。時間的にまだチェックインはできないので、フロントにスーツケースを預けてから市内観光に繰り出しました。
これが今回宿泊のホテル、リノベーションされた物件です。
十字街には坂本龍馬記念館と銅像がありました。ここから市電で移動します。
(画像に触れると表示が変化します)
まず向かったのは函館山の裏側にある「立待岬」。十字街電停から谷地頭行きの電車に乗り、終着の停留所まで移動。そこから徒歩で岬へと向かいました。電停からは1kmほどの距離ですが、ずっと登り勾配が続くので結構足にきます。ただ、坂を登りきると一気に絶景が広がります。
これがずっと登り坂なので、荷物が重いと結構つらい。
坂を登り切ると、向こうに海が見えてきました
一面に海が開けました。津軽海峡の向こうは本州です。
二人でお互いに写真を撮りつつ、岬を巡っていきました。天気は良かったのですが、視程としては向こうの本州側の山影がぎりぎり見える程度。また、結構風が強く吹いていて、津軽海峡の荒々しさも感じられました。
お約束の地碑の前で撮影、ここは函館山の裏側に当たります。
(画像に触れると表示が変化します)
函館の市街地もよく見えます。海峡をバックに記念撮影も。
(画像に触れると表示が変化します)
電停に戻り、今度は十字街電停で函館どつく行きの市電に乗り換えます。こちらも終着地まで移動し、南に向かって道路沿いに歩いて行きました。大きなお寺を過ぎたところにあるY字の分岐を海側に進むと、外国人墓地があります。今回の目的地はその中にある「カフェ モーリエ」さん。前回来た時には店が開いておらず、喫食を断念した経緯あり。実に9年ぶりの再訪です。
9年越しのリベンジ! 内部はこんな感じです。
(画像に触れると表示が変化します)
幸い窓側の席も空いていました。窓からは七重浜方面の風景が望めます。なお、このお店の名物はピロシキ。外はカリカリ、中はふんわりもちもちで美味しかった。念願が叶いました。
念願のピロシキを味わえました。カリカリもちもちで美味しかった!
(画像に触れると表示が変化します)
最後にお店を反対側から。景色がいいのがここからでもわかりますね。
来た道を途中まで戻り、次に向かったのは旧ロシア領事館。ここは凄まじい坂の途中に立っています。登るだけで息が切れるほどの急な坂道です。その一番奥には山上大神宮という神社があり、説明書きによれば坂本龍馬と武市半平太の親類が一時宮司を務めたとのこと。神社から見下ろす幸坂はまるでテレビで見るジャンプ台のようでした。
旧ロシア領事館、門扉から坂の角度がわかります。
(画像に触れると表示が変化します)
坂の一番上には山上大神宮がありました。
神社からの眺めは格別。この坂はまるでスキーのジャンプ台のようです。
幸坂を下り、再び函館どつく前電停に戻ってきました。この後は函館山に向かう計画ですが、登山バスの発車時間までにはまだまだ早い。そこで市電で反対側の終着まで行き、その近くにある足湯で疲れた足をほぐすことにしました。終点の湯の川電停まで乗車して全路線を完乗し、電停1区間分は徒歩で戻って湯の川温泉前電停そばにある足湯でリフレッシュ。
湯の川温泉前電停そばにある足湯で、疲れた足をリフレッシュさせてもらいました。
(画像に触れると表示が変化します)
10分ほど浸かって足を労わった後、市電で函館駅方面へ。本当は宿へ行ってチェックインするつもりでしたが、電車移動に予想以上の時間がかかってしまったので、途中で下車して函館駅前から登山バスに乗ることにしました。指定された乗り場で待っていると、すぐにバスが来たので乗車。我々も含めて数人が乗り込みました。バスは市街地内で乗客をピックアップしつつ、ロープウェイ山麓駅の傍を経て登山道路に入りました。なかなか狭くて急勾配の道です。途中のビューポイントではしばらく停車するなどのサービスぶり。ロープウェイとはまた違った雰囲気を楽しめました。
函館駅前から登山バスに乗り、いざ函館山へ!
16:30前に山頂に到着。まだ比較的人が少ない時間帯に到着できたのはラッキー。夜景を撮影するためのポイントを確保し、日没を待ちます。日の入り時刻は17:21、待っていると西側に真っ赤な夕日が雲の隙間から一瞬だけ見えました。
展望台に到着しました。まだ人が少ないうちに、撮影ポイントを確保します。
一眼レフで陽差しが残る市街地を撮影。ランドマークを確認しておきます。
ほんの少しだけですが、夕陽も見られました(妻撮影)。
その後はなかなか暗くならなかったのですが、辛抱強く待っていると徐々に街灯がついて、街の輪郭が浮かび上がってきました。山頂は風が強くて肌寒かったのですが、これに備えて上着やパーカーを持って来ていたので問題なし。見事な夜景をしばし楽しみました。
ようやく暗くなり、お目当ての夜景になりました。これはすばらしい!
宿泊するホテルと五稜郭タワーを拡大。手持ち夜景モードでしっかり撮影できました。
(画像に触れると表示が変化します)
さて、目的を達したので帰ろうとしたのですが、既にバスで下山する人々の長い列ができていてびっくり。下手すると1時間ぐらい待つ羽目になるかもと覚悟していましたが、ピストン輸送実施のおかげでそれほど長い時間待たずに済みました。
ものすごい行列! でも意外に早くバスに乗る順番が回ってきました。
帰路は十字街のバス停で登山バスを降車し、宿へ寄ってようやくのチェックイン。このホテルは2棟から成っていて、今回は電車通り側の「BANK棟」への宿泊でした。ここは文字通り昔は銀行として使われており、一度ホテルに改装されたものの閉鎖され、その後もう一度リノベーションにより復活したそうです。内部には以前のホテルの看板もあり、かなりオシャレ度が高い。造りがしっかりしているだけに静かで、浴室も広くて過ごしやすい客室でした。
中に昔の看板が保存されていました。客室の間取りは画一的ではないようです。
(画像に触れると表示が変化します)
そこから夕食のために再びベイエリアへ。狙いは赤レンガ倉庫街にある「はこだてビール」だったのですが、満席とのことで入れず。そこで翌日行こうと思っていた「函館ビヤホール」に行ったところ、こちらはすぐには入れました。1日歩き詰めで二人ともさすがに空腹。それぞれ好きなものを注文して食事を楽しみました。
内部はそれほど広くはありませんが、レンガ造りを生かした内装です。
注文した夕食の品々。ビールと一緒に美味しく頂きました。
お値段はちょっと高めですが、気さくに入れる雰囲気がいいです。
夕食後はホテルまで散歩しながらゆっくり戻り、1日目の行動は終了。ただ、街を移動していて気づいたのは市電の運行頻度。9年前はもっと頻繁に走っており、待ち時間はそれほどなかったような気がするのですが...出会う車両の数(種類)も少なく感じました。コロナ禍の影響なのか、それとも利用者が減って減便されたのか、ちょっと気になります。
桟橋からベイエリア&函館駅方面をバックに記念撮影。1日目は終了です。
2日目は7:00に朝食。ホテルの海側、ベイエリアに面した方にレストランがあり、洋食プレートを受け取る方式でした。この日はかなり歩くことになる予定なので、しっかり食べて備えます。
ホテルの裏側はベイエリアに麺していました。
今日は歩く距離が長くなるので、しっかり食べて備えます。
朝食は程よいボリューム。栄養バランスも良さそうです。
フロントで電車の1日乗車券を買って出発。まずは観光客が大勢繰り出す前に、元町の歴史的建造物を見て回ることにしました。二十間坂を登って、最も目立つ旧函館区公会堂と旧北海道庁函館支所へ。思っていた通り、まだほとんど人がいないうちに撮影することに成功しました。
北海道第一歩の地碑のある桟橋から今日の旅はスタート。
旧北海道庁函館支庁舎、雑貨店として使われているようです。
今回の旅の見どころである旧函館区公会堂、1910年に建ったとのこと。
公会堂の前は公園になっており、港が一望できます。
(画像に触れると表示が変化します)
そのまま東の方向に移動し、教会群の前でも撮影しました。残念ながらハリストス正教会は工事中でしたが、ヨハネ教会、元町教会は見ることができました。
函館ハリストス正教会は工事中で、残念ながらその姿は見えず。
こちらは函館聖ヨハネ教会、独特のデザインです。
カトリック元町教会、こんなに宗教施設が集中するというのも珍しい。
途中、神社があったので寄ってみました。ここは船魂神社といい、船の守護神として崇められているそうです。
途中にある坂の上には神社がありました。港町らしく、船の守護神だそうです。
有名な八幡坂からの眺めを楽しんだ後は、再び元町公園へ戻り、旧イギリス領事館内へと入ってみました。内部は有料だったので入りませんでしたが、庭の部分を見て回ることに。ここにはバラ園がありましたが、残念ながらシーズンはもう終わってしまっていました。
こちらは有名な八幡坂、とても絵になる坂道です。
(画像に触れると表示が変化します)
ペリーさんの銅像の前で、同じポーズを取る妻。
旧イギリス領事館、内部は有料ですが、庭までは無料で見学できます。
(画像に触れると表示が変化します)
庭側からの方が建物の特色をよく観察できるようです。
旧箱館区公会堂の前にある元町公園からの眺めもなかなかのものです。そこから伸びる基坂通りの石畳の坂道も異国情緒の雰囲気に溢れています。時々路面電車が横切っていくのがなんともいい風情です。
基坂通りの石畳の坂道も、異国情緒の雰囲気に溢れています。
次は電車通りから海側に一本入った道を巡っていきました。こちらの通りにも実は古い建物が結構残っていますが、観光客の姿はほとんどおらず、どちらかというと穴場的なエリアです。
こちらは相馬株式会社、現役で使われている建物です。
旧函館西警察署庁舎、今は民間の研究所だそうです。
太刀川家、明治の商家建築として文化財指定されているそうです。
建物を見ながら進んでいくと、海側に巨大な帆船があるのを発見。「箱館丸」という船で、日本で独自に作られた西洋帆船を博覧会で復元したとのこと。かなり大きい代物ですが、なんだか展示というよりは放置という感じがします。
「埠頭の目立たないところに置かれた復元船。これでは展示じゃなく放置のような?
函館どつく前より市電で再び十字街へ。そろそろ歩き疲れたので一服しようということになり、赤レンガ倉庫街へ向かいました。ところが目ぼしいカフェは閉まっており、なかなか休めそうなところが見当たりません。そこで止むを得ずコメダ珈琲店に入りました。とはいえ、ここのコメダは窓から正面に函館山を望める絶好のロケーション。まだモーニングメニューのある時間だったので、ついでに軽く腹ごしらえまでできちゃいました(笑)。
終点の函館どつく前電停から、再び市街地方面へ。
レモンスカッシュとサマージュースで小休止(笑)。
(画像に触れると表示が変化します)
次に向かったのは函館駅そばにある摩周丸記念館。青函トンネル開通により廃止された連絡船をまるまる記念館としており、100年の歴史を持つという連絡船の歴史を垣間見ることができます。
青函連絡船記念館「摩周丸」へとやってきました。
(画像に触れると表示が変化します)
船内に入ったところ、大きなシンボルマークが出迎えてくれます。
操舵室や無線室を見学して回りました。
(画像に触れると表示が変化します)
最上甲板から函館山方面をバックに記念撮影。
妻はグリーン席に座ったり、コスプレを楽しんだり(笑)。
ちょうど12:00の汽笛をすぐ傍で聴けました。係員からは「覚悟していてください(笑)」と言われましたが、なるほどすさまじい音圧でした。
摩周丸の見学後、はこだて朝市を覗きつつ再び市電に乗り、赤レンガ倉庫へと戻ってきました。この先にある西波止場でお土産をまとめて買い出し。今回は色々と買い込んでしまいました。うちの妻は買い物になるととたんに気が大きくなります...。
買い物後は赤レンガ倉庫の中で蜂蜜ソフトを賞味し、ベイエリアを散歩して時間潰し。
赤レンガ倉庫内のお店で、ゆず風味の蜂蜜ソフトを頂きました。上品な甘さです。
内部には桟橋もあり、海沿いならではの雰囲気が味わえます。
15:00を回ったので、ホテルに寄ってお土産を置き、再び出発。末広町電停から市電に乗って函館どつく前へ。ここから前日と同じく外国人墓地に向け歩いて行きました。今度の目的地は旧検疫所の建物をリノベーションした「ティーショップ夕日」さんです。ここでは日本茶を楽しみつつ沈む夕日を窓から見られるということで、妻のリクエストにより計画に組み入れました。
再び市電に乗って函館どつく前へ。終点近いので電車もガラ空きです。
「ティーショップ夕日」さんは旧検疫所の跡を使っています。
さすがに人気が高く、海に面した窓側の席は90分の時間制とのこと。まずは建物内側の席に案内されましたが、しばらくすると窓側の席が空き、そちらに移らせてもらいました。評判通り素晴らしい景色で、お茶も二杯目以降は自分で入れるスタイル。私は分量のコントロールに失敗して二杯目から苦くしてしまいましたが、それでも杯を重ねるうちに幾分慣れ、味を引き出せるようになりました。
お店の内部。まずは中の席に案内されました。
飲み方と淹れ方を丁寧に教えてもらえいましたが...なかなか難しい(苦笑)。
窓側の席が空いたので、移らせてもらえました。なるほど絶景です。
日の入りの時間が迫ってきたので、それぞれ愛用のカメラを持って店の外でスタンバイ。沈む夕日を夢中になって撮影しました。ただ、前日に函館山から見たような「燃えるような太陽」にならなかったのがちょっと残念。雲のありなしで変わってくるんでしょうか、不思議です。
夕陽が沈んでいく様を観察。前日と比べると燃えるような赤にはなりませんでした。
日没を見送ってから帰途につきました。再び函館どつく前から市電に乗り、魚市場通りへ。ここから再び「はこだてビール」に行ったのですが...またしても入れず。時間が早かったので大丈夫かと思いましたが、週末はどうやら予約しないとダメみたいです。仕方がないので、近くの海鮮居酒屋「きくよ食堂」に入り、ここで夕食にしました。ぜひ地ビールを飲みたかったので、ちょっと残念。
函館どつく前電停に戻ってきました。夕食に行きましょう。
地ビール目当てだった「はこだてビール」にはまたも入れず...残念!
近くにある海鮮居酒屋で夕食をとることにしました。
妻は野菜メイン、私は肉貝をたっぷり頂きました。
この日注文したメニュー。帆立は美味しかったけど、塩焼きで食べたかった!?
夕食後、金森赤レンガ倉庫の敷地内のライトアップを見て回りました。やっぱり海近くの夜景は映えます。iPhoneのナイトモードはやっぱりすごい。
ちょっと時期的に早いですが、まるでクリスマスツリーのようですね。
夜になるとまた雰囲気が変わります。ナイトモード付きiPhoneの威力爆発です。
最後に再び古い建物群をめぐることにしました。今度はライトアップ仕様です。移動距離を短くするため、西側の教会エリアから巡っていきました。やはり夜の雰囲気もなかなかなもの。函館港の夜景も楽しみながら、昼間に回ったルートを再びなぞって行きました。
八幡坂も夜になるとこの通り、距離感がずいぶん変わって見えます。
カトリック元町教会はかなり明るいライトアップです。
函館聖ヨハネ教会は照明の色を生かしていますね。
元町公園からの夜景、ここからでも十分美しいです。
旧函館区公会堂は鮮やかに浮かび上がっていました。
旧北海道庁函館支庁舎は落ち着きのあるライトアップです。
旧開拓使函館支庁書籍庫は、夜になると存在感が増します。
(画像に触れると表示が変化します)
古い建物が街角にある違和感を感じさせません。レールと光が収束する様も写せました。
(画像に触れると表示が変化します)
市電通りの一つ海側の通りには、こういった建物が数多く残っています。
旧函館西警察署庁舎ですが、こちらはあまり古さを感じさせません。
太刀川家です。ここは貸スペースとして使われているらしい。
最後に再び函館どつく前から市電に乗り、十字街へ。ここでライトアップされた旧丸井今井百貨店と函館市文学館を見つつ、ホテルまで戻ってきました。とにかくこの日は歩きました。後で万歩計を見るのが楽しみです。
何度も来た函館どつく前電停ですが、この旅最後の利用です。
旧丸井今井呉服店函館支店、今は「地域交流まちづくりセンター」だそうです。
函館市文学館、入口扉のワンポイント使いの緑が渋いです。
ホテルまで戻ってきました。それにしても今日はよく歩いたな〜。
最後にもう一度港の夜景を楽しんでから客室へと戻りました。
3日目も7:00に朝食を済ませ、8:00にチェックアウトしました。飛行機は昼下がりのため、午前中はまだ観光できます。まずは市電で函館駅に向かい、かさばる荷物をコインロッカーに放り込んで身軽になります。
3日目もいい天気! 旅先で好天が続くと嬉しくなります。
再び充実の朝食、この日は鶏肉でした。ちょっとずつ変わってます。
2泊お世話になった宿をチェックアウト。期待に違わずいい宿でした。
函館駅前電停から市電で五稜郭公園前に移動、ここから10分ほど歩いたところが五稜郭です。ちょうど「五稜郭タワー」の開館時間に着いたので、まずはタワーに上がってみました。
末広町電停から函館駅に荷物を預け、観光に繰り出します。
五稜郭公園前まで市電で移動し、五稜郭タワーまでやってきました。
この日もとてもいい天気。残念ながら本州の山影までは見えませんでしたが、直下の五稜郭をはじめ、360°の展望が楽しめました。函館山や市街地、立待岬、空港など、これまで巡ってきたところを一望できるのが面白い。
タワーからの景色、まずは五稜郭を見下ろします。きれいな形です。
(画像に触れると表示が変化します)
タワーからは360°見渡せます。五稜郭以外の見どころもたっぷり。
立待岬や函館山、空港まで一望できます。
(画像に触れると表示が変化します)
タワーを降りて五稜郭の中へ。端で堀を渡り、中央にある函館奉行所に入りました。
ここからは五稜郭の内部へと入ってきます。
堀にかかる木橋を渡って奉行所のある中央部へ。
(画像に触れると表示が変化します)
背後にはさっきまでいた五稜郭タワーが聳えていました。
わずか7年で姿を消した江戸幕府の行政庁舎を、元々の1/3の範囲で復元したものです。妻はその復元を紹介する映像を興味深そうに見ていました。さすが元建築関係者です。
こちらが復元された箱館奉行所(の一部)です。
(画像に触れると表示が変化します)
素材や製法にこだわって復元されたとのこと。
歴史上存在したのはわずか7年。いわば幻の建物だったんですね。
奉行所から出て、堤の上に登るとそこは格好の散歩道。桜の樹も植わっていたので、春はさぞやきれいなことでしょう。タワーや奉行所をバックに写真を撮り、公園を後にしました。
堤の上は遊歩道になっていました。散歩するには格好の場所です。
五稜郭タワーや奉行所をバックに。散歩を楽しめました。
(画像に触れると表示が変化します)
来た道を戻り、昼食のため市電で松風町へと向かいました。目指したのは函館ラーメン「鳳蘭」さんです。9年前にも来ましたが、さっぱり味のどこか懐かしい塩ラーメンが売り。肉たっぷりの大きなシューマイと一緒に頂きました。妻もスープまでじっくり味わっていました。
松風町電停近くにある「鳳蘭」さん、9年ぶりの再訪です。
(画像に触れると表示が変化します)
ここの塩ラーメンはさっぱりしていて美味しい! シューマイもボリューミィです。
(画像に触れると表示が変化します)
妻もスープの旨さを絶賛していました。
周囲を見渡すと「セイコーマート」が目に入りました。北海道の地元コンビニです。全国チェーンでは売っていないものも多いので、入ってみることに。気温も高かったことから、アイスに手を出してしまいました。私はコーヒー入りソフト、妻はきびアイスをチョイス。お互い交換してちょっと食べさせてもらいましたが、ほどよい甘さで楽しめした。
セイコーマートに吸い込まれていく妻の後姿...。
普段あまり見かけないものを買い食いしてしまいました...。
函館駅の近くでお茶でも飲もうと徒歩で向かっていた途中で、「珈琲焙煎工房 函館美鈴 大門店」を発見。地元の名店ということで入ってみました。「今日のコーヒー」はモカだったので、それを注文。濃厚な味わいで香りも深く美味しかった。少々高かったのですが、せっかくなので限定ブレンドを豆で購入してきました。こちらも飲んでみるのが楽しみです。
函館駅までの道中にコーヒーの名店を発見。せっかくなので寄ってみました。
モカは香り深くコクがあって美味しかった。自宅用に豆も購入。
(画像に触れると表示が変化します)
30分ほどの時間を残して函館駅に到着。コインロッカーから荷物を引き出し、駅前のベンチに座ってバスの到着を待ちました。13:40発の空港連絡バスで函館空港へ。移動範囲は狭かったのですが、2日半の滞在を十二分に楽しめました。
2日半の観光もいよいよ終わりです。連絡バスで空港へ移動しました。
(画像に触れると表示が変化します)
空港に到着すると、JALのチェックインカウンター前には既に長い行列ができていました。預け入れ手荷物の検査がカウンター前にあり、それが渋滞の原因のようです。JGC優先カウンターの設定もなく、行列に並ぶことになりました。このため寄り道はせずにすぐに検査場を通って搭乗待合室へと入りました。隣のスポットにはまたしてもANAの「鬼滅の刃」号がいました。
空港のチェックインカウンター前には既に長い列が。ここではステータスも役に立たず...。
(画像に触れると表示が変化します)
まもなく搭乗が始まります。帰りは15:05発のJL586便。
(画像に触れると表示が変化します)
お隣はANAの「鬼滅の刃」号でした。最近何かと縁があります。
(画像に触れると表示が変化します)
戻り便はJL586、定刻よりやや遅れて出発しました。東に向けて離陸後、すぐに進路を南へ。東北地方の中央部を縦断して首都圏へ。戻りでは太平洋側の景色が楽しめたようです。あまり見たことのない景色でとても新鮮でした。
いよいよ離陸! さようなら函館、またいつか来たい場所です。
木更津の上空で鋭く右旋回し、東京湾を横断してC滑走路にアプローチ。定刻よりもやや早めに着陸しました。こちらにはちょうど夕暮れ時の到着です。
羽田に着陸。日没前に戻ってきました。
荷物をピックアップしたところ、約25分後に最寄りターミナル駅行きの空港連絡バスが出るタイミングになりました。電車の方が早く自宅には帰り着けそうでしたが、スーツケースを抱えていることもありバスを選択。ところが乗り場がターミナルの反対側の端だったので、かなり歩く羽目になってしまいました。
バスで帰ることにしましたが、乗り場まで遠くてかなり歩く羽目になりました。
17:00過ぎに出発したバスは首都高湾岸線・中央環状線・池袋線・外環道を経由して関越道へ。バス終点の駅への到着は18:40ごろ。改札を抜けてホームに降りたところ、すぐに飯能行きの電車が来たのでそれに乗車。自宅へは19:00過ぎに到着することができました。
私は二度目の訪問でしたが、前回の心残りが解消できたり、初めての店に入れたりと充実した旅でした。妻も「楽しかった!」と喜んでくれたので、きっと思い出の上位に位置する旅になることでしょう。
2022.09.25
三度目の赤じゅうたん
昨年は人を集めないために開催されなかった日高市の「巾着田曼殊沙華まつり」。前日まで雨続きでしたが、日曜日は天気が回復したために妻が所用を済ませた午後に行ってきました。自宅最寄りの駅前で昼食をとった後、電車で高麗駅まで移動。飯能駅と高麗駅の間で臨時列車が多数運行されており、あまり待つことなく移動できました。
飯能駅で乗り換え、西武線の高麗駅にやってきました。
(画像に触れると表示が変化します)
訪れるのは三度目なので、だいたい見どころはわかっています。今年の入場料は500円で、3年前と比べるとかなり上がっていました。まあ、それだけの価値はあるとは思いますが。
西側はもうピークを過ぎていました。でも印象的な構図もあり。
(画像に触れると表示が変化します)
有料エリアに入場したのは14:00ぐらい。西側エリアの花はもうピークを過ぎてしまっており、花の色がやや紫がかってしまっていました。ただ、東側に回り込むとまだ蕾のものもあり、もう少し見られる時間はありそうです。また、ちょうど西日が差し込んできており、林の中でスポットライトのように花が浮かび上がっていました。望遠性能が高いカメラを持って来ていて正解でした。
アングルによっては「赤絨毯」の表現もできます。
日差しのあるところで記念撮影。明暗差をものともしないiPhoneすごい。
望遠レンズで花と蕾をくっきりと捉えてみました。
(画像に触れると表示が変化します)
EOSはF値の小さいレンズを使いましたが、望遠レンズの方が良かったかも。
こちらは妻の作品。川向こうの曼珠沙華が印象的。
こちらも妻の作品ですが、見事です。今回は彼女の勝ちですね。
1時間ほどかけて一回りし、東側の出口から会場を後にしました。
また来年も来られるといいなあ。
(画像に触れると表示が変化します)
2022.09.16
目的は果たすも...
昨年の秋、義父から「国産の松茸が食べたい。入手できないか?」と言われたのを思い出しました。その時はもうシーズンも終わりだったので、出物がありませんでした。今年の状況はどうだろうと思って情報を集めると、今週初めから入荷が始まった模様。ちょうどこの日は有休が取れたので、信州上田近くの道の駅にある直売所へ買い出しに行くことにしました。販売は9:00から開始のようですが、早い人は1時間ほど前から並び始め、10分程度で完売することが多いとのこと。このため6:00に自宅を出発し、8:00過ぎには到着できるように出発しました。
碓氷方面はちょっと雲がありますが、この日は比較的良い天気で快適でした。
先週と同じく狭山日高ICから圏央道に乗り、関越道から上信越道を走って長野県に入りました。上田菅平ICで高速を降り、上田市街地を抜けてR143に入り目的地へ。ちょうど市内を通過するタイミングが通勤時間帯に重なったため、意外に時間がかかりました。それでも8:30前には目的地の「道の駅 あおき」に到着。驚いたことにすでに20人ほどの行列ができており、人気の高さが伺えます。
開店まで30分以上あるのに、もうこの行列です。
9:00から販売スタート。この日は50パックほどが入荷したそうですが、購入は一人1パックまでとの制限がつきました。妻と2人だったので、それぞれの実家向けに1パックずつ購入に成功。目的が達成できて良かった...。
あっという間に完売。でも妻の機転で目的は果たせました!
(画像に触れると表示が変化します)
が、ここでアクシデント。購入のためクルマを離れて列に並んでいる間に、駐車場でCR-Zが軽自動車にぶつけられていました。既に道の駅のスタッフの方が警察を呼んでくれていたので、そこから事故処理がスタート。相手は道の駅に農産物を納入している91歳のおばあさん。すぐに保険屋さんも来たので、この後の対応を交渉。ひとまず近くのホンダカーズまで車を運び、点検してから処置を決めることにしました。
自車のダメージですが、見た目はさほどひどくはないものの、ハンドルロックされたステアリングが回されるほどタイヤを押し込まれていました。このため自走に不安を感じたことから、自分の保険会社に連絡して搬送手段を相談したところ、JAFを呼んでもらえることに。搬送車が来るまでの間に近くのホンダカーズに連絡し、点検をしてもらえるか聞いたところ、受け入れてもらえるとの返事が得られたのは幸いでした。そこからさらに待つこと1時間、JAFが来てくれたので搬送車に同乗し、ディーラーへと向かいました。
行列に並んでいる間に事故発生。JAFが近くのディーラーまで運んでくれることに。
(画像に触れると表示が変化します)
ディーラーでダメージを確認してもらったところ、問題はあるが埼玉まで走って帰れない事はないだろうとのこと。ここで預けると受け取りが大変になるので、自走して戻って地元で修理依頼をすることに決めました。
近くのホンダカーズで点検してもらったところ、「自走は可能」との判断。
運転してみると、右にややステアリングが切れている状態で直進するという、なんとも気持ちが悪いフィーリング。この状態で高速走行するのは安全上まずいと判断し、下道でそろそろと埼玉まで戻っていくことにしました。
途中、昼をだいぶ過ぎていたので、佐久市にある「磊庵はぎわら」に寄って昼食。残念ながら名物の「水萌えそば」は1枚しか残っておらず、私は代わりに「磊庵そば」になりましたが、食べ応えのある変わらぬ美味しさでした。昂った心を落ち着かせるために(という建前で)、好物の栗のお菓子もつけました。
ドタバタ続きでお腹が減りました。「磊庵はぎわら」さんで昼食です。
「水萌えそば」は1枚だけだったので、私は磊庵そばをチョイス。
(画像に触れると表示が変化します)
昼食が終わった時点で14:00。うかうかしているとディーラーが閉まってしまうので、先を急がねばなりません。まずはR254で内山峠を越えて群馬県へ向かいますが、その途中には「コスモス街道」があり、道の両側に咲くコスモスの間を走っていきました。今がちょうど見頃です。
佐久から下仁田に向かう途中にコスモス街道があります。
数キロに渡って道の両側にコスモスが咲いており、その間を走ります。
そのままR254を進み、吉井IC付近から山側に入り、R462を経由して峠越えで埼玉県へ抜け、長瀞でR140に出ました。この先はいつものルート。お菓子処の「栗助」に寄って買い出しを行い、秩父市内を通ってR299で飯能を目指します。
武甲山が見えてきました。あと1時間ほどで帰り着けるはず。
高麗川沿いに走っているうちは順調でしたが、飯能市街地からは夕方の渋滞も発生。R463所沢入間バイパスに入った時には18:00を回って日も暮れていました。自宅に寄ると閉店に間に合わなくなる恐れがあったため、ディーラーへ直行。なんとか180kmの道のりを無事に帰って来れました。
ディーラーの営業担当者には先方の保険会社より連絡が既に入っており、車両を預けてこの日のドライブは終了。荷物を持って自宅まで徒歩で帰りました。
振り返ってみると長い一日だった...。最初の目的は果たせたものの、妻は夕方のバレエのレッスンに間に合わず。1日のスケジュールがガタガタになってしまい、げんなりです。
2022.09.10
木曽路ドライブ
クルマの6ヶ月点検も終わったので、ドライブに出かけることにしました。行き先は長野県南部の「奈良井宿」。旧中山道の宿場町で、古い建物がまるまる区画ごと残っているのが特徴。妻はこういうところが大好きです。私は以前一度だけバイクで行ったことはありますが、雨だったこともありあまりじっくりとは見られなかった覚えがあります。
準備にやや手間取り、出発は6:00を過ぎてしまいました。直前に道路情報をチェックすると、既に八王子JCT付近で中央道山梨方面に渋滞が始まったようです。また、このルートでは店が開くには早い時間に到着してしまうことがわかっていたので、遠回りして上信越道&長野道まわりで行くことにしました。
狭山日高ICから圏央道外回りに入り、鶴ヶ島JCTで関越道へ。狙い通りこちらはさほどの混雑はありませんでした。藤岡JCTから上信越道に移って進路を西へ。前方には特徴的な妙義の山々が見えてきました。そういえば、こちらに来るのは久しぶりです。
正面に妙義の山が見えてきました。あれを越えると長野です。
松井田妙義ICを過ぎると、碓氷峠近くを越える急勾配区間になります。さすがに燃費重視のECOモードでは車速を維持しつつは登れず、NORMALモードに入れて踏み込みが必要でした。この区間では視界が悪かったものの、雨量は小雨程度で、走行ペースを落とすほどではありませんでした。
特徴的な橋を渡り坂を駆け上ります。視界は悪い。
(画像に触れると表示が変化します)
長野県側に入って坂を下り、東部湯の丸SAで休憩。更埴JCTからは長野道で南下を開始し、姥捨山を越えて松本・安曇野を通過し塩尻で高速を降りました。ここからR19でさらに南へ走ります。
塩尻の市街地を過ぎると山が左右から迫って谷間を縫うように走るようになり、中央本線と並走する形となります。ただし国道の線形は比較的緩やかで道幅も広く、流れは非常に良かった。さすがに主要国道です。
木曽谷に入ってきました。道は主要道だけあって走りやすいです。
(画像に触れると表示が変化します)
塩尻から約20分ほどで、目的地である奈良井宿に到着しました。国道沿いにあった道の駅の駐車場に車を停め、大きな木製の橋を渡って宿場町側へ歩いて向かいました。
橋を渡ってメインストリートへ向かいます。
(画像に触れると表示が変化します)
さらに中央本線の踏切を渡って小径を進むと、宿場町の通りに出てきました。まだ時間も早めなこともあり、人通りもまだ少なかったため、じっくりと建物群を見ることができました。車が走っているのがちょっと興ざめのところがありますが...。また、太陽がまだ頭上に来ていないので、明暗差が大きくなって写真を撮るには厳しいコンディションでした。
こちらは通りの南側、少し上り勾配です。
こちらは北側、通りの先には中央線の駅がありました。
(画像に触れると表示が変化します)
北側は少し狭い感じですが、こちらの方が風情があります。
妻はショッピングにも熱心。気に入った櫛を買い求めていました。
(画像に触れると表示が変化します)
一通り見て回った後、開いていた甘味処に入って休憩。メニューの上位にあったぜんざいセットを注文しました。これに使われている器は蔵の中にあった古いものだそう。妻は食器の造りや絵柄に興味津々。ぜんざいは焼餅が入っており、野菜の漬物との組み合わせが絶妙でした。
甘味処でぜんざいを頂きました。
味も良かったですが食器もすごかった。
(画像に触れると表示が変化します)
昼時が近づいてきたので、この先にあるそば処を目指して出発しました。
再び橋を渡って駐車場へ。川のせせらぎが心地いい。
(画像に触れると表示が変化します)
再びR19を南に走り、木曽福島からR361で高山方面に向かいました。峠道を登る途中にそばの名店があるという話だったのですが、残念ながら開いていませんでした..。そこで、そのまま開田高原まで行き、国道沿いにある店も入ることに。
開田高原の「霧よし」さんです。繁盛していました。
「木曽馬の里」の入口にある「霧よし」さんで昼食。それぞれせいろそばと、トウモロコシとそば粉のコロッケを頼んでみました。そばは「田舎風」でコシがあり、食べ応えのある食感。コロッケもほくほくでした。食後のそば茶が美味しかった。
それぞれ「せいろそば」とコロッケ2種を一つずつ注文し、半分こしました。
そばは意外にもコシがあり、食べ応えがありました。
今日の行動はここまで。再びR361、R19で来た道を戻り、途中からR361で伊那谷へ抜けることにしました。このR361は南アルプスを権兵衛トンネルという長大隧道で抜ける豪快な道路。ただ、途中に2ヶ所待ち時間2分半の工事片側通行があり、通過するのに少々時間がかかりました。
トンネルを抜けると伊那市街地へ向けて真っ直ぐの下り坂が続きます。木曽谷と比べると空が広いですねえ。
伊那谷に出てきました。こちらは空がとても広い!
(画像に触れると表示が変化します)
伊那ICから中央道に入り帰途につきます。諏訪湖を過ぎ、標高1,000mあまりの中央道最高点を過ぎると甲府盆地に向けて長い降りが続き、ここで一気に燃費が回復します。
小淵沢・長坂からの下り坂から甲府市街地の区間では、前方に富士山が見えます。この日は頂上部だけが見えていましたが、自宅付近と比べると非常に大きく見えます。
正面には富士山の超上部が見えていました。
(画像に触れると表示が変化します)
上野原IC付近の3→2車線になるところと、神奈川県境にある小仏トンネルで渋滞につかまりました。ただ、距離にして3kmほどで、時間では10分ほどのスロー走行に留まったため、それほど大きな遅れにはなりませんでした。
八王子JCTから圏央道外回りに入って狭山日高ICで高速を降り、いつものGSで給油を行ってから17:00前には自宅へと戻りました。中央道の渋滞で帰着が遅くならずに済んだのは幸いでした。やはり山梨方面からは早めに戻るのが吉です。
今回は反時計回りに走行。景色に変化があるコースでした。
この日の走行は568.3km(うち一般道124.1km)、平均燃費は20.5km/Lでした。山岳区間をかなり走ったにしてはトータルの燃費は延びました。ただ、乗り心地から考えて、かなり空気圧が高めになっている気がします。
2022.08.21
夏休み帰省(復路編) 幸運、それとも不運?
夏休みもいよいよ終わり。帰省先でもコロナ感染者の報告が急増したことから、妻の実家や祖父母の墓参り、近所へ買い物に行った以外はほとんど自分の実家で過ごしました。その代わり「食い福」はたくさんありましたが。
帰路は夕方便のNH568を利用しました。ほぼ満席状態で予定通り離陸し羽田へ。この日は太平洋岸も雲が立ち込めており、あまり下は見られなかったようですが、前方カメラ映像で見る分には何度も雲海をくぐり抜けて面白かった。
いよいよ高知を離れます。今回は外出も最小限でゆっくりできました。
外は曇りで下は見えなかったようですが、空は美しかったとのこと。
(画像に触れると表示が変化します)
羽田空港には南側からのアプローチで、北側への大回りによるタイムロスは生じませんでした。それは良かったのですが、到着したのがサテライトのスポットで、バスでターミナルに向かう場所だったため、到着ロビーに着くまで20分以上かかりました。
到着したスポットの隣にはあの「鬼滅号」が。ターミナルにはバス移動でした。
(画像に触れると表示が変化します)
預け入れ荷物を引取り後、すぐに空港連絡バスのチケット売場に向かいました。すると20分後に出る最寄りターミナル駅へのバスが「残席2」であることを発見! すぐに購入して発券し、電車の乗り換えを回避できました。バスは航空便の利用客減少から減便されているので、もともとチケットが取りにくくなっています(実際、年始とGWでは満席と運休で利用できず)。際どいところでしたが今回はなんとか確保できました。
最寄りターミナル駅行きのバスチケット、最後の2枚を確保できました。
日曜日の夜で交通量が少ないこともあり、バスは順調に走行し定刻よりも30分早く目的地に到着。あとは自宅最寄り駅まで電車1本...というところでしたが、電車の発車案内を見ると時刻が表示されておらず、なんだか改札の向こう側の様子がおかしい。実はこの1時間半前に近くの駅で人身事故が発生し、西武池袋線は全線で止まっていたようです。運転自体は30分前再開していたものの、逆算すると運転見合わせ中に始発の池袋で滞留していた人々がここに来るタイミングであり、電車内は相当の混雑が予想されます。またダイヤの正常化手段として、下り線の運転区間を短縮し途中で折り返す列車が多数現れるはず。このため自宅最寄り駅に到達可能な飯能行きの列車本数が減ることが予想され、混雑に拍車がかかるのは必至。何よりスーツケースを抱えて満員電車には乗りたくない...。
そこで、運転が乱れていない新宿線の電車で自宅から比較的近い大きな駅まで移動し、そこからタクシーで帰ることにしました。残念ながら到着時にタクシー乗り場には車がいなかったのですが、数分待っているとやってきたので、それで自宅前まで戻りました。思わぬ出費にはなりましたが、スーツケースを引き摺って歩く距離は少なくて済んだので、これはこれで良かったかも。本来よりも30分遅れで帰着しました。
最後の最後でアクシデントに遭遇しましたが、無事に夏休み終了。明日からまた頑張ろう。
2022.08.13
夏休み帰省(往路編)
この夏も飛行機で帰省することにしました。7:55羽田発なので、逆算すると始発電車を使わないと間に合いません。4:00に起床し5:00には自宅を出ました。直前まで雨が降っていましたが、駅まで歩く10分間だけはほぼ上がった状態で、傘を持たずに済みました。駅に近づくとちょうど朝日が一瞬だけ差して、虹の足が見えていました。
妻が「虹が出てる!」と気づきました。
西武池袋線、山手線、東京モノレールと乗り継いで、7:00過ぎに羽田空港に到着。すぐにチェックインしたのですが、その時に指定していた座席とは違う位置で案内されました。どうやら直前で機材変更があったらしく、同じ機種ですがコンフィグレーションの違いで座席が変えられたようです。
60番スポットで出発準備中のNH561、B787-8での運行です。
乗ってみると、なんだか懐かしい内装。実はこの機体は近距離国際線仕様。本来なら国際線に投入されているものですが、フライト履歴を調べると最近は国内線で運用されているようです。国内線の機体だけに使用時間が偏らないようにローテーションしているのかも。
SFC効果で優先搭乗できるので、まるで貸切状態のごとき写真が撮れました。
(画像に触れると表示が変化します)
台風8号の影響で太平洋岸は風が強いらしく、羽田を離陸したNH561は通常より北寄りのルートをとって西進し、兵庫県上空から逆落としの形で瀬戸内海・四国を縦断して高知へアプローチ。それでも大きな遅れはなく到着しました。揺れも思っていたほどではありませんでした。
到着した高知も暑く、やはり台風の影響を受けているのか蒸し暑い。夕方には街がみえなくなるほどの夕立がありました。10分ほど激しく降った後に雨が上がると...見事な虹がかかりました。
市街地が見えなくなるほど激しく降った後に、見事な虹がかかりました。
(画像に触れると表示が変化します)
いよいよ夏休みスタートです。
2022.07.22-07.25
みちのくドライブ旅 2022
この時期に恒例にしていた北東北のバイクツーリング&ドライブ旅。過去2年はコロナ禍の影響で実施できませんでしたが、今年は感染が拡大傾向なものの、行動制限はかからなかったので行く決心をしました。有休を取得して3泊4日の行程とし、妻のリクエストを取り入れつつ、行ったことのない場所も織り込み計画を立てました。
出発は金曜日の6:00。狭山日高ICの近くにあるGSで満タンにしてから高速に乗りました。圏央道で東に進み、久喜白岡JCTから東北道に入って北に進路を取ります。東北道は栃木県に入ったあたりから車が空いてきました。宇都宮を過ぎたあたりで雨がポツポツと降り始めましたが、走行に支障が出るほどではありません。
栃木県に入りました。天気はまだギリギリ持っている印象。
8:00過ぎには福島県に入り、みちのくエリアへ突入。出発から2時間半、勝手知ったる安積PAで最初の休憩です。
最初の休憩は郡山の手前の安積PAにて。
本来はここで朝食の予定でしたが、自宅で軽食を取っていたこともあり、空腹を感じていなかったのでそのまま進むことにしました。福島盆地を縦断し、国見の坂を越えて宮城県に入ります。仙台エリアを過ぎたところでナビが大雨警報が出ていることを告げ、高速は一部の区間で50km/h速度規制が敷かれていました。降っている雨はさほど強くはなかったのですが、前方にパトカーが出て頭を抑えたために大きく減速。ただ、次の鶴巣SAからは通常走行に復帰したため、大きなタイムロスなく田園地帯を抜けることができました。岩手県に近づくほど雨足は強くなってきたものの、大荒れというほどの状況でもありませんでした。
岩手県に入る直前にある金成PAで二度目の休憩。この先にある平泉SICで高速を降りることにしました。平泉SIC出口交差点は珍しいラウンドアバウト式でした。
平泉に近づくと雨は弱くなりました。ここで高速を降ります。
(画像に触れると表示が変化します)
まず向かったのは毛越寺(もうつうじ)。JR平泉駅の少し西にある寺院で、平安~鎌倉時代スタイルの大きな庭園が整備されています。創建は850年と伝わっていて、以後荒廃した時期も挟みながらも奥州藤原氏、鎌倉幕府、伊達家の庇護を経て、現在は特別史跡として世界遺産に登録されているそうです。
毛越寺にやってきました。世界遺産だそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
人も少ないのでゆっくり見てまわれそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
こちらが本堂、普通のお寺とはちょっと趣きが異なるような?
(画像に触れると表示が変化します)
ここの特徴は大きな庭園があることです。
(画像に触れると表示が変化します)
庭園内には様々な建物が残っています。
人も少ないのでじっくりと散策できました。
次に向かったのは中尊寺。もちろん目当ては「金色堂」です。その前に駐車場内にある「泉橋庵」さんで昼食を摂りました。ここの名物は「わんこそば」、二人とも12杯のそばを注文。妻は食べきれるか心配なようでしたが、食べてみるとちょっと物足りないぐらいでした。ちょっとぱさぱさ感があったかな。
中尊寺の町営駐車場にあるお蕎麦屋さんで昼食にしました。
(画像に触れると表示が変化します)
初めての「わんこそば」。分量的には物足りなかった?
昼食後は中尊寺の参道を登っていきました。入口から本堂や金色堂まではそこそこ距離があって勾配もきつい。途中からは北上川の雄大な流れが一望できました。道中には寺やお堂、天満宮、神社があったりで、この山は「宗教施設のオンパレード」という印象でした。
中尊寺の参道入り口です。ここから坂を登っていきます。
参道はこんな感じ。奥まで結構距離がありました。
(画像に触れると表示が変化します)
弁慶堂など見どころ多数。茶室はお休みでした。
(画像に触れると表示が変化します)
こちらが中尊寺の本堂です。
(画像に触れると表示が変化します)
中に入ってお参りをすることができました。
(画像に触れると表示が変化します)
その周囲にも色々な建物が残っています。
(画像に触れると表示が変化します)
様々なカテゴリーの神仏や施設が一同に会しているような?
(画像に触れると表示が変化します)
ここの最大の見どころは「金色堂」ですが、その様は奥州藤原氏の栄華を体現するもの。近代になってからは覆堂の中に収められ、ガラス越しに見学するようになっていました。残念ながらここは撮影NGでしたが、妻は念願叶ってとても嬉しそうでした。
奥に見えるのが金色堂の覆堂です。内部は残念ながら撮影できません。
(画像に触れると表示が変化します)
平泉で最後に行ったのは「高館義経堂」です。伝承によれば「衣川館」の跡とされ、源義経最期の地と言われます。また、松尾芭蕉が「夏草や兵どもが夢の跡」の句を詠んだことでも有名。お堂からは北上川が間近に見られました。
お堂の入口からは北上川が一望できました。
(画像に触れると表示が変化します)
これが「義経堂」、最近大河ドラマでも描かれました。
(画像に触れると表示が変化します)
この時点で16:00を回ったので、今日の宿へ向かうことに。R4バイパスにあったGSで給油後、花巻に向けて北上しました。途中で渋滞があったのでナビでルートを検索し直し、その指示に従って西側の山の麓へ迂回。空いている県道を乗り継いで花巻南温泉郷へと向かいました。計算通り17:30前にこの日の宿に到着。
R4から県道を乗り継ぎ、花巻南温泉郷へ。
(画像に触れると表示が変化します)
「鉛温泉 藤三旅館」は古い老舗で、売りは「白猿の湯」という立って入るスタイルの風呂と、昭和16年に建てられたという川の流れに隣接した建物です。現在は河川法の影響で、ここまで川に近い建物は造れないとのことです。
本日の宿「藤三旅館」、売りは古い建物と4つある風呂です。
昭和16年に建ったという旧館の部屋をリクエストしました。
(画像に触れると表示が変化します)
窓の外はすぐ川です。向こうには滝も見えていました。
(画像に触れると表示が変化します)
風呂は「白猿の湯」以外にも3つあり、時間帯によって男女・混浴の設定がなされていました。好きなタイミングで入れないのはちょっと辛いところです。妻は「白猿の湯」にも行けたようですが、温泉嫌いのはずなのに絶賛していました。
食事は地元名物の「白金豚」のしゃぶしゃぶがメイン。肉・魚系が苦手である妻にはやや厳しいメニューでしたが、頑張って食べていました。
本日の夕食は白金豚のしゃぶしゃぶ。妻にはちょっと厳しいか?
一杯の冷えたビールとデザートでリラックス。お疲れさまでした。
夜は間近のせせらぎに包まれて眠りました。1日目の行動はこれにて終了です。この日の走行は517.5km(うち一般道80.4km)、平均燃費は19.4km/Lでした。
2日目は5:00起床。さっそく朝風呂に行き、川のすぐ近くに設置された露天風呂に浸かってきました。身体はポカポカなのに川のひんやりした風が頭に当たって気持ちのいい入浴を楽しめました。朝食は7:00から。ダイエット中でも朝ごはんをしっかり食べるのは推奨されているので、遠慮なく食べました。
朝はシンプルメニューですが、炊き立てご飯が美味でした。
この日も歩く予定なので、しっかり食べておきましょう。
宿の出発は8:30。駐車場がやや狭いので運転には細心の注意が必要でした。温泉郷からまずは花巻市街地に向かって坂を降っていきます。降りたところで北に進路を変更。
玄関も古い雰囲気が残ります。ここはぜひまた来てみたい。
盛岡に向けて北上中。雨は弱いですが、雲はまだ低い。
次の目的地は雫石町、一般道を使って北上するつもりでしたが、ナビが高速を使ったルートを提案してきたため遠回りをしてしまい、結局R4で北上する羽目になりました。このため盛岡市街地を通過することになり、若干タイムロスしてしまったようです。盛岡からはR46に入って秋田方面へ。市街地から坂を登ったところに北へ入る道があり、その途中に目指す場所がありました。「小岩井農場 まきば園」です。
R46から県道に入って高度を揚げたところに目的地がありました。
(画像に触れると表示が変化します)
今回の最初の訪問地は「小岩井農場」、私も初の訪問です。
まずは道の反対側にある歴史建造物群へ行ってみました。明治30年代に建てられたという牛舎やサイロは、実はほとんどの建物が未だに現役で稼働しています。牛の飼育は見学できるようになっていて、100年以上前に建てられたことを感じさせない、機能的な内部構造でした。
まずは道路向かいにある文化財施設から見ることにしました。
カメラ台が用意されていて記念撮影、どんどん見ていきましょう。
(画像に触れると表示が変化します)
一番手前にあったのが牝牛舎、見ての通り施設はほとんどが現役だそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
明治時代に造られたサイロ。100mを超える巨大な牛舎もありました。
(画像に触れると表示が変化します)
中央が資料館になっていて、農場の歴史を知ることができました。
ゲートに向かう帰路では、妻がホンドリスの姿を発見。野生の姿を見たのはこれが初めてです。
妻がリスが走るのを発見、樹上までその姿を追いかけました。
(画像に触れると拡大します)
駐車場に戻り、二人で農場産牛乳を使ったソフトクリームを堪能しました。まるで泡のようなふわふわ感でした。
農場産ミルクを使ったソフトクリーム、食感がふわふわでした。
(画像に触れると表示が変化します)
次は羊や馬に触れあえるという「まきば園」に入りました。敷地を反時計回りに進み、動物たちの姿を探しつつ園内を巡っていきました。
こちらにも芝生の丘に農場の看板がありました。
一番奥には羊が集まって休息中。コロナ影響でふれあいは限定的に。
園内には引退した蒸気機関車「D51」が設置されていました。以前はこれに連結された客車がホテルになっていたようですが、老朽化により閉鎖されたそうです。
引退した蒸気機関車が保存されていました。
ここで雨が降り始めてきたので、撤収することに。ただもう一つ見ていきたいものがありました。「小岩井農場の一本桜」という樹です。樹齢は約100年と言われており、天気が良ければ背景に岩木山が見られるそうです。残念ながら立ち入りはできず、道沿いの歩道から遠く樹を眺めるだけでした。
こちらが「小岩井農場の一本桜」、背景には岩手山が見えるそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
次に向かったのは「焼走り溶岩流」と呼ばれる名勝。ところがこのあたりでだんだん雨足が強くなり、標高のある現地に着いた時には外を歩くのが憚られるほどに。足元も悪くなるので降車を諦め、早めに宿に入ることにしました。
県道を乗り継いで平地へ下り、R282で少し北に進んでから東に折れ、山を登っていきます。目指す七時雨山は標高1,000mあまり。道はやや狭いものの全線舗装されており、特に走りにくくはありませんでした。山体中心のカルデラに入るとガスが出て見通しが悪かったですが、そこに「北上川最北の湧水」を示す道標が立っていました。前日見た雄大な北上川の元がこれだというのは感慨深いものがあります。
八幡平の麓を山荘に向けて走ります。山を登るとガスが出てきました。
(画像に触れると表示が変化します)
北上川最北の湧水地がここ。昨日見た川の源流です。
(画像に触れると表示が変化します)
さて、この日の宿はカルデラの中央にある「七時雨山荘」です。公式Webサイトによると「星降る山荘」とタイトルがついていました。なんでも半径7km以内には人家がなく、山に周囲を囲まれているために外の光が入って来ないため、美しい星空が見られるとの紹介でした。その言葉に惹かれてここに来ることにしていたのですが、この日は大雨警報に加えて雷・濃霧注意報も出る状況。当然「星空は無理だな」と思っていました。
ガスが出る中を砂利道をそろそろ進むと、山荘が見えてきました。
まだ少し早いですが、七時雨山荘に到着しました。
(画像に触れると表示が変化します)
今日も無事に目的地に到着できました。愛車よありがとう。
食事は満足な内容に加え、ご飯やお茶がとても美味しく感じました。おそらく使っている水がいいのでしょう。妻も食が進んだようです。
夕食はしゃぶしゃぶ。豚汁も美味しかった。水がいいのでお茶も美味しい。
食堂の様子。山荘らしくシンプルですが、心地いい空間でした。
(画像に触れると表示が変化します)
夕食後、周囲を少し散歩してみました。雨は上がっていましたが、ガルデラの内部にもガスが入り込んできたようです。この分だと星空は無理かな...。
まだガスは残っていましたが、少し明るくなったような気が...?
(画像に触れると表示が変化します)
でもさすがにまだ雲は多い。これでは星が見られずとも仕方ないですね。
(画像に触れると表示が変化します)
実はこの日は偶然にも月に一度行われている近くの天文台の台長を招いて、天体観測イベントを行う日だったそうです。雨の場合は星空講座を聞かせてもらえるとのことで、参加を勧められました。すると講座を開始する時点では頭上に星空が出ており、観測ができることを告げられました。このチャンスを逃す手はないということで、参加者全員で外に出て星空観察を開始。先ほどまで雨とガスに閉ざされていたのが嘘のようで、奇跡を信じたくなりました。
カメラ持参で、細空観察会に参加しました。
著名な星や天の川、スターリンク衛星の軌跡まで解説して頂きました。それにしても天の川を肉眼ではっきりと見たのは初めてのこと。持参した一眼レフでも撮影してみましたが、ピント合わせが不充分(なにぶん暗闇なので...)で残念な出来栄えでしたが、それを補ってあまりある体験をすることができました。すばらしい一夜になりました。
ピント合わせに失敗しましたが、これだけ写りました。天の川がはっきり見えました。
(画像に触れると表示が変化します)
この日の走行は一般道ばかりで140.3km、平均燃費は18.2km/Lでした。
3日目は5:30起床。朝風呂に入ってシャキッとしてから、朝の散歩に出かけました。宿の周囲の平原には朝露が出てしっとりとしていました。草原から吹いてくる風が心地よかった。
宿の全景、手前の建物はサウナだそうです。
取付道路の入口まで散歩しました。天気も回復しそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
7:30からの朝食では再び美味しいご飯を堪能。
朝食は山荘らしくシンプル。ともかくお茶が美味しかった。
今日も歩く予定があるので、ご飯もお代わりをしてしっかり食べておきます。
出発前、近くに有名な一本桜があるという看板を見つけたので、オーナーに場所を聞いてみたところ、徒歩5分ほどとの情報。せっかくなので行ってみることにしました。一度道に迷ってしまい、発見にてこずったものの、なるほど立派な桜の樹が植わっていました。この樹に花がつくのは5月のGW明けの頃とのこと。ぜひそれも見てみたいところです。
田代平の一本桜だそうです。咲くのは5月のGW明けの頃とのこと。
出発前に寄り道をしたことで出発が少し遅くなってしまったので、時間を稼ぐために高速を使ってワープすることにしました。安代ICから東北道に乗り青森方向へ。東北道の山岳区間をぬって走り、秋田県に入った小坂JCTで秋田道へ移ります。
七時雨山を降り、高速に乗って大館市へと向かいました。
(画像に触れると表示が変化します)
大館北iCで高速を降りJR大館駅へと向かいました。 この隣には「秋田犬の里」という交流施設ができており、ここに寄っていく計画でした。
JR大館駅前にある「秋田犬の里」に到着、ここは「ハチ公」の故郷です。
(画像に触れると表示が変化します)
ただ、建物は大きくきれいなものの、展示や秋田犬への触れ合いも極めて限定されたものだったので、ちょっと期待外れだったかも...?
今日の当番は「杏子」ちゃん。ただ、ふれあいと言ってもガラス越しです。
(画像に触れると表示が変化します)
展示は色々ありましたが...ちょっと期待ハズレだったかな...。
(画像に触れると表示が変化します)
その隣には以前に渋谷駅に展示されていた東急車両「青ガエル」が展示されていました。「忠犬ハチ公」つながりというわけです。
以前に渋谷駅に置いてあった「青ガエル」が設置されていました。
(画像に触れると表示が変化します)
次に向かったのは青森県黒石市。R7で約1時間ちょっとの道のりです。途中で3度目になる給油を行ってから、名所である「中町こみせ通り」の近くにある駐車場に入りました。この周囲の道は狭い上に一方通行だらけで非常に走りにくかった。駐車場の前には大正時代に建てられた消防署が現役で稼働していました。
青森平野を北上して黒石市へと入りました。
(画像に触れると表示が変化します)
いきなり古い建物がお出迎え! 大正時代に建ったそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
「こみせ」とは、商店街の通りにあるひさしのこと。写真のように建物のそばの通路がひさしで覆われており、雨や雪を避けて歩けるようになっています。建物も古いものが多数残っており、クルマがなければまるでタイムスリップしたかのようです。
こみせ通りには古い建物が区画ごと残っていました。
表通りのひさしの部分に特徴があるのです。
(画像に触れると表示が変化します)
ひさしの下はこんな感じ。雨雪を凌いで歩くことができます。
この通りの端にある「すずのや」さんで昼食にしました。ここは「黒石つゆ焼きそば」の有名なお店です。「焼きそば」「つゆ焼きそば」の両方が楽しめるという人気の「化け焼きそば」を注文。最初は焼きそばのまま食べ、半分ぐらいになったところでつゆと天かすを入れて味を変えて楽しめる仕組み。麺は比較的太く食べ応えがありました。ただ北国だけあり、味付けはかなり濃厚。正直、自分にはちょっと濃すぎると感じました。
こみせ通りの出口の角にある食堂「すずのや」さんです。
「焼きそば」と「つゆ焼きそば」が両方楽しめる「化け焼きそば」を注文しました。
最初は焼きそばとして食べ、半分食べたところで「つゆ」を投入します。
(画像に触れると表示が変化します)
昼食後はクルマに戻り青森方面へ。県道を北上してR7に再び合流し、北上を続けました。約1時間ほどで青森市街地に到達。ここで向かうのは「三内丸山遺跡」です。妻が前回来た時に「行きたかった」と言っていたので、たっぷり時間を取っての訪問です。ところが意外なことに駐車場は既に満車状態。なんとかやや離れた位置にある臨時駐車場に入り、施設の中へ。
三内丸山遺跡にやってきました。私は13年ぶり二度目の来訪です。
(画像に触れると表示が変化します)
普段は入場料が要るのですが、この日は無料開放されていました。また、中では子供向けのイベントをやっており、多くの小さい子供連れが歩いていました。なるほど、これで駐車場がいっぱいだったのか。
我々の目当ては遺跡の方なので、順番に見て回りました。妻は復元された建物や、実際に立っていた柱の跡などに興味津々。縄文文化を体験して楽しめたようです。
こちらは復元住居群、内部も見つつ回っていきました。
他の人が写らないアングルを探すのがなかなか難しかった(笑)。
こちらは高床式の建物です。色んなタイプがあります。
こちらは半地下になっていました。とにかく長さがあります。
内部はかなり広いです。縄文版「長屋」でしょうかね。
特徴的な6本の柱を持つ高層建築です。
これが実際の柱があった痕。ドームで覆われて保存されていました。
最後に全景です。イベントで騒々しかったのがちょっと残念でした。
一通り回った後、妻は特別に設置されたとおぼしきコーナーへ。実際に土器を触らせてもらい感動したとのこと。めったにない体験ができて、満面の笑顔です。
体験コーナーで土偶や土器を持たせてもらって大喜びの妻でした。
(画像に触れると表示が変化します)
まだ少し早いのですが、宿に向かうことにしました。今回宿泊したのは4年前と同じく「ホテルJALシティ青森」。ここは青森駅にも近く、朝食が美味しいのが選んだ決め手です。マイルも貯まりますし(笑)。
二度目の利用となる「ホテルJALシティ青森」、駅に近くて便利です。
(画像に触れると表示が変化します)
部屋で少し休んでから、青森駅へ買い物と夕食に出かけました。青森駅は建て替え中で旧駅舎は完全に姿を消しており、以前の終着駅感はなくなってしまっていました。その隣にある商業施設、ラビナ青森でお土産の買い出しをしましたが、ここでも妻は大暴走。色々と買い込んで荷物が膨れ上がりました。完全に財布の紐がゆるんでる...?
青森のご当地グルメは海産物が多く、なかなか妻向きのメニューは見つかりません。ただ、あまりお腹も空いていなかったので、同じフロアにあるキリンビール直営のレストランで夕食にしました。マイスターが丁寧に注いでくれたビールは絶品でした。
夕食後、ホテルに荷物を置いて桟橋へ散歩に出かけました。三角形の建物が特徴的な物産館「アスパム」の周りにはねぶた制作のためのテントができており、中では次週のねぶた祭りに向けて準備が最終段階を迎えていました。祭りも一度見てみたいものです。
アスパムの裏手では作業テントの中でねぶたが製作中でした。
(画像に触れると表示が変化します)
桟橋でちょうど日没を迎えました。旅もいよいよ終盤です。アスパムとベイブリッジがライトアップされるのを待ってみましたが、19:30を過ぎても照明は点きませんでした。おそらく節電中の対応なんでしょう。
青森港に出てきました。まもなく日没を迎えます。
(画像に触れると表示が変化します)
旅の最後に記念撮影、今回もはるばるやって来ました。
陽が落ちて夜景になってきましたが、ライトアップはされませんでした。
帰路、別のねぶたも見物できました。こちらは色使いがきれいです。
(画像に触れると表示が変化します)
再び宿に戻り、これにて3日目の行動は終了。あとは無事に帰るだけです。この日の走行は171.0km(うち一般道102.4km)、平均燃費は21.4km/Lでした。
4日目は少し早く4:30に目が覚めました。この日は宿泊客が多く、レストランは普段より30分早い6:00に開くとのことだったので、いの一番で朝食を食べに行きました。バイキング形式ですが品数は期待通り多く、それぞれに好きなものでしっかりと朝食を摂れました。
バイキングなのでそれぞれ好きなものを食べられます。ここの朝食は種類が多く美味しい。
帰路はずっと高速走行なので、ここでしっかり食べておきます。
ホテル出発は計画よりもやや早い7:00。この日は平日なので、通勤ラッシュが始まる前に市街地を出ることに。大通りをまっすぐ南下して環状道路に出て、東北道終点の青森ICから高速に入線しました。ここから自宅までは700kmあまり。さあ、長い高速走行の始まりです。
いよいよ自宅に向けて出発です。予定より30分早い展開です。
東北道の終点ICから入線、自宅までは約700kmです。
(画像に触れると表示が変化します)
ほとんど貸切の高速道路を、クルーズコントロールを使い一定速走行。
特に急いで帰る必要はないので、本線ではクルーズコントロールを使ってのんびり走行。緑豊かな青森平野を走り抜け、1時間ほどで秋田県に入ったところにある花輪SAで最初の休憩。まだ前回の給油からさほど走ってはいなかったものの、GSがセルフ式だったことから、ここで給油していくことにしました。これで高速を降りるまで無給油で行けるはずです。
東北道は工事のためあちこちで車線規制をしており、渋滞には至らなかったもののやや走りにくい状態でした。天気予報では岩手県で雨の予想でしたが、実際にはほとんど降らなかったので、大きく減速する必要はありませんでした。
あちこちでこのような1車線規制が引かれており、走りづらかった。
盛岡平野に向けて坂を降っています。このエリアは雨の予報でした。
二度目の休憩は岩手県南部の前沢SA、ここを過ぎると宮城県に入ります。
雨にはほとんど遭わず、宮城県の手前にある前沢SAに到達しました。
仙台の手前にある東北道中間地点(340kmポスト)には11:00ごろ到達。ここまで4時間弱のペースなので、かなり順調に来ていると言えます。流れも良かったので2時間半ほど走り続け、宮城県はそのままスルーしました。
出発から4時間で、東北道中間点を通過。順調です。
次に止まったのは郡山を過ぎたところにある安積PA。ちょうど12:30を回ったので昼食にしようと思っていましたが、二人ともあまりお腹が空いていなかったので、食事はとらないことにしました。代わりにソフトクリームで水分補給です(笑)。
郡山手前の安積PAまで戻ってきました。ここはもう日帰りドライブ圏内です。
残りは200kmあまり。このあたりからは交通量も増えるので、緊張する時間が増えてきます。白河を過ぎると関東地方へ戻ります。さすがに疲労感も出てきたので、残り100kmになった宇都宮近郊の大谷PAで最後の休憩を取りました。さて、いよいよ今回の旅も最終フェーズに突入です。
宇都宮近郊の大谷PAまで戻りました。あと100kmですが、燃料もかなり減りました。
埼玉県に入るとさすがに交通量が増え、制限速度を下回るペースで走る時間も長くなりました。久喜白岡JCTで圏央道に乗り換えて西に転じます。圏央道はトラックだらけでペースが悪く我慢の走行が続き、かなり気疲れしました。
久喜白岡JCTで東北道から圏央道へ。
15:30ごろに出発ICである狭山日高ICで高速を降り、出発時に給油したGSで満タン戻し。帰路は予想よりも燃費が延びなかったので、燃料残量は思ったより減っていました。
出発ICまで戻ってきました。出発から8時間半です。
翌日の朝食のパンを買って帰りたいという妻の希望があったので、いつも使っているスーパーに寄ってから自宅に戻りました。最終的な自宅到着時間は16:00。青森のホテル出発からちょうど9時間での帰着です。この日の走行は709.1km(うち一般道17.2km)、平均燃費は19.1km/Lでした。
この旅における総走行距離は1,538.3km(うち一般道340.3km)、トータルの平均燃費は19.3km/L。3泊4日としては距離は控えめになりました。15年前はバイクで2,000kmを走っても平気だったんですが(笑)、さすがに身体的にも集中力的にも衰えを感じざるを得ません。GPSログは4日目の青森市街でデータ飛びが発生していたものの、ほぼ全行程で取得できました。
今回のルーティングはほぼ東北道沿いの場所を巡った事になります。
さてこの旅、何と言っても印象的だったのは七時雨山荘の星空です。直前まで大雨で諦めかけていただけに、劇的な展開もあって最高の思い出になりました。今回の北東北旅行も楽しかった!
2022.07.02-07.03
祈りと知・味・宿の濃密旅
これまで貯めてきたマイルの失効が始まるので、その前に1往復分を利用することにしました。しかし著名な観光地はすでに特典航空券の空席なし。となると狙いは幹線です。そこで4年ぶりに福岡便を選びました。旅の目的地としては、まだ行ったことのない太宰府天満宮に決定。一泊二日の旅としてはちょうどいい行程ではないでしょうか。幸い往路は昼前の便、復路は昼下がりの便に空席がありました。滞在24時間ちょっとの旅、スタートです。
自宅を9:00に出ても飛行機には充分間に合いますが、家にいても暑いので、早めに行って空港ラウンジで涼もうということになり8:00前には出発しました。西武池袋線・JR山手線・京急線を乗り継ぎ羽田空港へ。プレミアムクラスの奥にある手荷物検査場もガラガラで、スムーズに中へ入れました。ラウンジも混雑はなく、窓側の席でゆったり過ごせました。なお、我々が羽田空港に着いた時点で西武池袋線は人身事故で止まったらしい。危ないところでした。
ANA LOUNGEで涼ませてもらいました。ビール飲んでも良かったかも?
今回の機材は久しぶりのB787。何度も乗った駐在時代がすっかり懐かしくなりました。
ゲートで出発準備中のNH251、B787-8での運航でした。
いよいよ出発です。6年前に搭乗した機体との再会でした。
この日の航路上の天気はまずまずで、妻は写真と動画をたっぷり撮影できたようです。福岡便は太平洋ベルト地帯にある大都市部(名古屋・京阪神・広島)をたくさん通過する魅力があります。
羽田で空弁を買い、機上で頂きました。
(画像に触れると表示が変化します)
通過する最初の大都市圏、名古屋上空を通過中。
大阪上空を通過中、中央を流れているのは淀川です。
淡路島の形がはっきりとわかります。
岡山上空です。中央やや右に瀬戸大橋が見えています。
広島上空を通過中。中央やや右が宮島です。
関門海峡上空に差し掛かりました。向こう側が九州です。
搭乗便NH251はほぼ定刻に福岡空港に着陸しました。
福岡空港に着陸。午後から雨の予報でしたが、これなら傘要らずかも?
ここから電車で太宰府に移動します。まずは地下鉄で天神まで行き、階上にある西鉄大牟田線の駅へ。改札を通ったところで特急列車がちょうどホームに入ってきたのでこれに乗り、二日市駅で太宰府行きの列車に乗り換えます。そこから目的地最寄りの駅まではわずか2駅、14:30には太宰府駅に到着しました。駅舎のデザインもそれらしいです。
空港から約1時間で太宰府駅に到着しました。
駅舎のデザインは天満宮を模したデザインになっていました。
駅ロータリーの先がすぐ参道になっていました。鳥居をいくつかくぐった突き当たりが天満宮への入口です。思っていたよりは規模が小さい印象でした。
参道の様子。駅前から延びており、距離はさほどでもありません。
(画像に触れると表示が変化します)
天満宮の入口までやってきました。さあ、行ってみましょう。
(画像に触れると表示が変化します)
内部は池を橋で越えていく形になっていて、その向こうに大きな門が見えてきました。なお、途中にはちょうど七夕の飾り付けが行われていました。
池を橋で越え、本殿へと向かって行きました。
(画像に触れると表示が変化します)
途中には風鈴のトンネルが出迎えてくれました。
ちょうど七夕の直前で、多くの短冊が賑やかに吊るされていました。
楼門をくぐって本殿のある境内に入ります。
本殿へと入り、お参りを済ませてきました。ここは学問の神様なので、家内安全と一緒に仕事が前進するようにもお願いしてきました。これで今回の旅での最大目的はさっそく達成です。
本殿です。思っていたよりもコンパクトな印象を受けました。
参拝の列に並び、家内安全と仕事の前進をお願いしてきました。
こちらにも風鈴が並び、涼しい音を奏でていました。
(画像に触れると表示が変化します)
こちらは境内にある御神牛。菅原道真公が牛と縁が深かったことから、「神の使い」として信仰の対象になったとのこと。自分が病んでいるのと同じ部分を撫でると病気が治り、頭を撫でると知恵を授かるそうです。その奥の宝物殿にも入ってみました。こちらは現在放送中の大河ドラマに登場する人物の書簡などもあり、なかなか興味深かった。
知恵を授かることはできるでしょうか?
(画像に触れると表示が変化します)
宝物殿にも立ち寄りました。点数は少ないものの、興味深いものもありました。
さすがに暑くなってきたので、参道の途中にある甘味処でモンブランを頂きました。作るところを見せてくれる趣向で、マロンクリームを流し込む様子を妻は夢中で撮影していました。味の方もなかなかで、クリームの奥にある固いシャーベットがひんやりして美味しかった。
参道の途中にある甘味処に立ち寄りました。妻は出来上がる様を撮影中。
(画像に触れると表示が変化します)
こちらが「金糸栗のモンブラン」、涼しい口当たりでした。
次に、参道の途中に案内が出ていた九州国立博物館に向かってみました。入口かと思って近づくと、建屋の中は長いエスカレーターになっていて、さらにその奥には長いムービングロードがありました。その先には巨大な建造物が! さすが国、やることが派手だな。
長いトンネルを抜けると...巨大建造物が!
(画像に触れると表示が変化します)
妻が入館料を出してくれると言うので、閉館までの残り時間は少なかったものの、展示を見てきました。妻はこの茶碗がどうしても見たかったようです。
「油滴天目」という南宋時代の茶碗だそうです。
閉館時間を迎えたため、再び天満宮に向かってきた道を戻りました。再び太宰府駅から電車で福岡市街地を目指します。
再び西鉄線に乗って福岡方面へ戻ります。
(画像に触れると表示が変化します)
夕食のために目をつけていたお店が18:00開店という事前情報だったので、直接向かってみることにしました。最寄りの駅は西鉄の薬院駅。そこから歩いてちょうど18:00にお店に着いたのですが、「19時から営業します」の貼り紙。仕方がないので、先に宿にチェックインしてくることに。宿は薬院駅のすぐ近くだったので、荷物を置いてから再度出かけました。
この日の夕食に選んだのは「お茶漬けダイニング Wan」さん。福岡のお茶漬けといえば鯛茶漬けが有名ですが、ここでは葉わさびとか梅など、肉魚を含まないメニューがチョイスできるので、妻の好みにも応えられます。枝豆や冷奴、サラダなどを一通り楽しんでから、本命のお茶漬けを注文しました。少量わさびを足すと味がピリッと締まって美味しい。調べてきてよかった。
こちらが「お茶漬けダイニング Wan」さん、天神からはちょっと距離があります。
シーザーサラダとだし巻き玉子、今夜はヘルシー路線で行きますよ。
(画像に触れると表示が変化します)
長く歩いた後の冷たいビールとさっぱり目の食事は最高です。
私は鯛茶漬け、妻は葉わさびに梅のトッピング付き。これが美味しかった。
(画像に触れると表示が変化します)
ちょうど1時間ほど夕食を楽しみましたが、店を出たところで驚いたことにまだ空にオレンジ色が残っていました。さすがに関東に比べるとかなり夕暮れが遅いです。
酔い覚ましに天神まで歩き、宿まで戻りました。ちょっと迷って思い切り遠回りになってしまい、ちょっと失敗。福岡の道は縦横に加えて斜めの道が多く、方向感覚が掴みづらい。
1日目の行動はこれで終了です。
2日目は5:30起床。今回選んだ宿は「クインテッサホテル福岡天神南」。見ての通り部屋も広くて過ごしやすかった。天井にある遊び心も素敵でした。
室内はなかなか広く、天井にある遊び心も楽しいです。
(画像に触れると表示が変化します)
この宿を選んだのは朝食の評判が極めて良いこと。ビュッフェ形式で80種類の品目から朝食を選べます。ここでしっかりと朝ごはんを頂きました。噂に違わぬ品数と味に、妻も見ての通り大喜び。今後の福岡に来る時の定宿はここにしよう。
朝食の美味しさで定評があるそうです。確かにその通りでした。
デザイン性も高く、目で見る方も楽しめます。
こちらがホテルの全景、最寄駅から徒歩3分ほどです。
7:40ごろに宿を出発しました。まず目指したのは大濠公園。朝のニュースでよく映るところです。この日の飛行機は14:10発(前日来た便の折り返し)なので、活動時間は午前中いっぱい。薬院駅から地下鉄七隈線に乗り、六本松駅まで移動しました。この路線、秋には博多駅まで延伸されるそうで、車両も新しくきれいなものでした。
地下鉄七隈線で六本松駅まで移動しました。
(画像に触れると表示が変化します)
六本松駅から北に10分ほど歩くと、大濠公園の南端に出ます。池を中心にした周回路が整備されていて、多くのランナーが走っていました。やや時雨気味だったので、松の陰を歩けるように池の中央を横断する道を北に向けて渡ってみました。島をつないでいる複数の橋は、いずれも昭和2年にかけられたものだそうです。
大濠公園に出てきました。よくテレビで映りますが、来たのは初めてです。
池の中央を横断する道には古い橋がかかっています。
(画像に触れると表示が変化します)
それぞれ昭和二年竣工だそうです。
物見堂があったので立ち寄ってみました。
周囲はビルに囲まれていますが、涼しい風が吹いていました。
北側にある橋は結構長い。ランナーは池の周囲を回るので、落ち着いて歩けます。
(画像に触れると表示が変化します)
朝早めの時間とはいえ既に蒸し暑かったのですが、この島嶼部は周囲から涼しい風が吹き込んできて気持ち良かった。意外に心地よい散策を楽しめました。
南側の入り口には日本庭園があり、9:00には開くとのことだったので、池の周回路を時計回りに進んで再び戻っていきました。ちょうど開場したため寄って行くことに。
南側にある日本庭園へ立ち寄ってみました。
(画像に触れると表示が変化します)
園内にも池があり、それを回ることができました。私は水の流れをスローシャッターで撮影しつつ涼しい場所を探して移動していきましたが、妻はチョウトンボの撮影に夢中になっていました。
内部は通常の庭園でした。茶室があり、この日はイベントが予定されていたようです。
ひとまわりしたところで、今度は向かいにある福岡市美術館に行ってみました。ここで妻が夢中になったのは焼き物のコレクション。九州各地の産地から集まった中世から近世の作品群は、数も多くて圧巻でした。また、二階には近代アートの作品が数多く展示されていましたが...正直私にはその良さは分かりませんでした(苦笑)。
美術館にも入ってみましたが...私は現代アートには今一つ馴染めません。
11:00に近くなったので、昼食のために魚市場である長浜に向かいました。ここでの目的は長浜ラーメン。「元祖長浜屋」というお店が評判が高そうだったので行ってみました。ところがまだ開いておらず、店の前に出された案内も「いつ開くのか」がはっきりしないものだったので、今回は入るのを断念。博多駅に戻って昼食にすることにしました。
はるばる来たのに...いつ開くかはっきりしなかったので、入店を断念。
地下鉄空港線の赤坂駅まで移動し、再び地下鉄で博多駅へ。到着した時にはすでに11:45近くになっており、混雑を心配しました。人の大きな流れを避けつつ地下街で昼食が摂れるところを探していたところ、地下街の外れに庶民的なラーメン屋さんを発見し、入ってみました。実はここ、グルメ漫画にも掲載された名店だったようです。冷やし中華がなんとも美味しそうだったので、二人ともこれを注文。コシのある細麺に、さっぱりしたごまだれが美味しい。これは当たりだったかも。
地下街の外れにあるラーメン屋さん、正直あまり期待していなかったのですが...。
冷やし中華が美味しかった! 細麺にごまだれがよく馴染みます。
(画像に触れると表示が変化します)
さて、飛行機の出発時刻まであと2時間になったので、名店街でお土産を買ってから空港へ向かうことにしました。30分ほどのうちに必要なものを買い揃え、再び地下鉄に乗って福岡空港へ。すぐにプレミアムカウンター内の手荷物検査場を通ってANA LOUNGEへ。ここのラウンジは展望がよく、目の前に(他社ですが)飛行機が間近に見られる大迫力。
エントランスを入るといきなり目の前に飛行機が! 席には博多人形が飾られていました。
(画像に触れると表示が変化します)
ここまで歩き詰めだったので、冷たい飲み物を頂きながら足を休めました。そうこうしていると自分達の搭乗機が東京から到着。時間を見計らって搭乗口へ移動しました。
我々が乗る機体が東京から到着、タイミングを見計らって搭乗口へ。
フライトは時間的には順調でしたが、台風の外側をまわる雲の影響で揺れ通しでした。海上に出るまでは雲に覆われてあまり下も見られなかったそうです。
いよいよ福岡空港から出発、さらば九州。
(画像に触れると表示が変化します)
最後は東京湾を反時計方向にぐるりと回って北側からアプローチしたにも関わらず、定刻より早く到着しました。ファイナルアプローチではまた東京の上空からの景色を楽しめたそうです。
東京上空に戻ってきました。後方に写っているのは荒川です。
新宿上空を通過中。ここで降りれれば楽なんですが(笑)。
中央やや左が渋谷、右が代々木体育館です。
大井の新幹線車両基地、ドクターイエローがいたそうです。
羽田に着陸しました。旅もいよいよ終わりです。
いつものようにバスで最寄りターミナル駅まで戻ろうとしたのですが、次の便までなんと2時間。どうやら利用者の少ない時期は減便して運行しているようです。仕方がないので前日やってきたルートを逆に辿って帰ることにしました。幸い乗り継ぎはスムーズで、羽田空港、品川、池袋ともほとんど待ち時間なしで移動できました。最終的に自宅には18:00には帰り着けました。
さて今回の旅、滞在25時間という限られた時間でしたが、かなり濃密な内容でした。お参りに知、味、宿となかなか充実していました。かなり歩き回る羽目にはなりましたが、運動ができたと思えば納得できる。短いながらも充実した旅になりました。
2022.06.26
耐えられない暑さ! 近所で涼もう
前日から気温が一気に上昇! まだ6月だというのに、最高気温が30℃を超えてきました。おかげで夜は寝苦しく、エアコンを使ってようやく眠れるという具合です。タイマーが切れた途端に目は覚めてしまいましたが。
そうなると涼しいところに行きたくなります。前夜色々と調べて、居住地の少し北にある越生町に「黒山三滝」なる名勝があるらしく、道も険しくなさそうなので行ってみることに。6:30ごろに自宅を出発し、45分ほどで到着しました。
まずはオブジェがお出迎え。妻はこういうの大好きです。
まだ朝が早いこともあり、滝への入口にある駐車場に難なくクルマを停められました。ここから滝までは徒歩で約15分とのことです。ご覧の通り道は整備されており勾配もきつくないので、散策気分で進むことができます。
川沿いに進んでいきます。流れの中には魚の姿も見られました。
(画像に触れると表示が変化します)
しばらく進むと橋があり、その先には滝の姿が見えていました。これが「天狗滝」といい、落差は約20mあって3つの中では最も大きい。
一番奥が「天狗滝」、岩の階段で接近できるようです。
(画像に触れると表示が変化します)
奥まで登っていくと、滝壺の近くまで入ることができました。ただ、紹介写真で写っていたよりも水量が少なく、飛沫がかかるほどではありませんでした。
滝壺の近くまでは寄れましたが...ちょっとまだ距離がありました。
その手前には上に登る道があり、九十九折れで一気に高度を稼ぎます。すると天狗滝の上部に抜けることができました。こうしてみると高度差を実感できます。
滝の上部に出てきました。高低差を実感できます。
そのまま山を回り込むと、その先に滝が見えてきました。
「男滝」「女滝」が見えてきました。
こちらが「男滝」「女滝」という二段になった滝で、落差はそれぞれ10m、5m。ただし2つの距離が非常に近いので、瀑布の音はかなりの迫力を感じました。
二段になった滝です。手前が「女滝」、奥が「男滝」。
(画像に触れると表示が変化します)
これらを3つあわせて「三滝」だそうです。なるほど。
こちらは水の流れにかなり近づくことができました。ただし足場はあまり良くはないので、滑らないように注意が必要です。
女滝の滝壺に降りてみました。
こちらは男滝、見ての通り水量が豊富。水浴びしたい。
(画像に触れると表示が変化します)
実は今回、減光フィルターと三脚を持参していたのですが、カメラを三脚に固定するマウントを忘れるという痛恨のミス。せっかく観光客の少ない時間帯に行ったのに...。とはいえせっかくの機会なので手持ちでスローシャッターを試してみました。なんとか見られる写真にはなったかな?
減光フィルターで流れを「溶かして」見ました。ちょいブレはやむなし。
たっぷりと涼むことができたので、帰途につくことにしました。最後に川辺に降りて水を触ってみると...狙い通り冷たい! やっぱり山の水辺は天然のクーラー効果絶大です。
なお、この川は三滝川というそうです。これが越辺川に流れこみ入間川と合流、さらに新河岸川と一緒になり、最後は荒川になって東京湾へ流れていくのです。
最後に水の冷たさを実感してアクティビティ終了。
ちょうど1時間の滞在で、適度のドライブを楽しめました。この日の走行は一般道ばかり65.1km、平均燃費は19.4km/Lでした。
2022.06.18
花づくしのつもりが...少し早かった?
週末は土曜日がくもり、日曜日が雨の予報。先週はクルマを使っていなかったこともあり、今週はドライブに出かけることに。調べてみると埼玉県幸手市・権現堂堤の「あじさい祭り」が始まっているのと、行田市の古代蓮が咲き始めたということで、この2ヶ所をめぐるルートを選びました。
まず、あじさい祭りの駐車場が開くのが8:30ということなので、それに合わせて約1時間前に自宅を出発しました。幸手までは圏央道1本で行けます。8:30ぴったりに到着しましたが、すでに駐車場は4割ほど埋まっている状態でした。
難なく駐車スペースは確保。向こうに見える土手にあじさいが咲いています。
ここは4年前に来ているので、広さや見どころはわかっています。ただ、前回に比べるとまだ咲いている数が少ないかな。どうやら完全な見頃に対しては1週間ほど早かったようです。
土手は白いあじさいで埋まっていましたが...前回よりは少ない?
(画像に触れると表示が変化します)
早速撮影開始。そういえば、前回はまだEOS Kiss Mは買ってませんでしたね。
(画像に触れると表示が変化します)
一方、土手の河川敷側は色彩こそ豊かなのですが、まだまばらな印象です。
まだ緑の方が多く見えますね...やっぱり訪問が早過ぎたようです。
見方を変えれば、咲く前の花と咲いた後の花を両方楽しめるので、絵になる花を写真に収めつつ遊歩道を巡っていきました。
こうしてみると、いろんな形状と色彩が楽しめます。
一通り回ったところで、妻は出店のテントに向かって一直線に突き進んで行きました。やっぱり「花より団子」なんだそうです。私はダイエット中なので手を出さず...。
やっぱり「花より団子」なんだそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
最後に公園名の石碑の前で撮影。ちょうど1時間ほど滞在しました。
約1時間ほど滞在しました。次、行きましょう。
権現堂堤から行田市の「古代蓮の里」まで、ナビによれば約40分ほどの道のり。特に混雑したところもなく、加須市を抜けて10:20ごろに到着しました。
「古代蓮の里」に到着。後方に見えるのが展望タワーです。
駐車場横には世界の蓮を集めた花壇。が、まだほとんど咲いていません。
(画像に触れると表示が変化します)
まずは展望タワーに上がってみました。この隣の敷地では毎年「田んぼアート」が行われているようです。今年のテーマはサッカーアニメ「アオアシ」の登場人物だそうです。ところがまだ田植えから1週間しか経っておらず、見ての通りまだ何もかも茶色の状態。見るには早過ぎです。
展望タワーからは田んぼアートを一望。反対側が公園の全景です。
(画像に触れると表示が変化します)
タワーを降り、資料室をみて回ってから古代蓮の咲く池に向かいました。
古代蓮の咲く大きな池が2つありますが、まだ咲いている花の数は少ない。
今はちょうど開花時期が始まったところ。花は1年に4日しか咲かないそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
遊歩道から花までの距離があるので、人物と撮るのは難しいです。
(画像に触れると表示が変化します)
茎の中心から空気が出てきて、葉上の水がブクブク泡立っていました。
ハスの咲く池の奥には、さらに水鳥のいる池があり、その周囲を歩くことができます。駐車場からは最も遠いところなので人も少なく、落ち着いた雰囲気です。
木立の中を散策。池の向こうにはタワーが見えています。
(画像に触れると表示が変化します)
赤とんぼや睡蓮なども楽しめました。
(画像に触れると表示が変化します)
ちょうど昼時になったので、食堂でうどんを食べてからもう一度資料館へ。20分毎に上映される「古代蓮の四季」という映像を楽しんできました。
資料室にあるはすの種類を紹介する展示。超広角ならではです。
さて、この時点で13:00。まっすぐ帰れば1時間半ほどですが、まだ距離的には走り足りていないこともあって、遠回りをすることにしました。ここから西に向かい、秩父に寄って「栗助」というお菓子を本店で買って帰ろうという作戦です。
行田から西に向かい、 県道と国道を乗り継ぎR140へ。今日は長瀞を経由せず寄居皆野有料道路を使ってショートカット。ここは通行料金の支払いにSuicaが使えるので楽です。おかげで料金所で前走車2台を抜くことに成功。妻はF1にかけて「ピットストップで抜いた!」と大喜び(?)。
再びR140と合流するICから、少し秩父方面に走った所が今回の最終目的地です。ここでお気に入りの栗のお菓子を大量購入。もはや二人ともダイエットのことなど頭から吹き飛びました。
お菓子処「栗助」の本店、二人で暴走し大人買いしました!
(画像に触れると表示が変化します)
その後はR140、R299を使って自宅へ。横瀬町からは遅いペースの車に前方を遮られてペースが上がらず、また飯能市街地で渋滞に遭遇したため、到着は16:15ごろになりました。もうちょっと速いペースで流れていれば燃費も向上したと思うのですが。
本日のルート。埼玉県北部をぐるっとひとまわりしました。
本日の走行は178.8km(うち一般道133.8km)、平均燃費は19.5km/Lでした。
今回は「花づくし」を目論みましたが、ちょっとタイミングが早かったようです。ただ混雑する局面はほとんどなかったので、落ち着いて花を楽しむことはできたので、その点は良かった。
2022.06.11
東京で緑に包まれる
先週はクルマ三昧のお出かけだったので、今週はカラダを動かすことを心がけるようにしました。しかし、自宅周辺ではもうあまり行き先は残っていません。そこで電車を使って少々遠方まで足を延ばしてみることに。最初の目的地は東京・世田谷区の「等々力渓谷」、以前テレビ番組で紹介されていた場所です。ひょっとすると野鳥の姿が捉えられるかも?
等々力に行くには、西武池袋線から地下鉄副都心線を経て東急東横線に行くのが乗り換えが最小限になります。小手指からは快速急行「Fライナー」に乗り東京方面へ。始発に近いので楽々座席に座ることができました。
小手指駅でFライナーに乗り、都心へと向かいました。
東横線の自由が丘駅で乗り換え、そこから3駅で最寄りの東急大井線・等々力駅に到着します。小手指からの所要時間は1時間少々。優等列車を使えば意外に近いです。
約1時間で、最寄りの等々力駅に到着しました。
駅から徒歩1分で「等々力渓谷公園」の入り口へ。写真にある「ゴルフ橋」のところから渓谷に降りられます。
等々力渓谷は駅から徒歩1分。橋の手前から渓谷に降りられました。
(画像に触れると表示が変化します)
いきなり狭い遊歩道になりますが、背の高い樹々に覆われ、せせらぎも相まって確かに渓谷感があります。都心にこんなところが残っているなんてすごい。
とても東京23区内にあるとは思えません。夏はさぞ涼しかろう。
(画像に触れると表示が変化します)
環状8号線の橋をくぐると水辺に降りられるようになっています。ゴルフ橋のところではあまり水はきれいには見えませんでしたが、ここまで来ると透明な水に変わっていました。この間に多くの湧水があり、水質が改善されているのだそうです。
少し先に行っただけで、水の透明度が一気に上がりました。湧水のおかげ?
(画像に触れると表示が変化します)
一番南には日本書院と庭園があり、そこで無料のお茶休憩。それほど見るべきものはありませんでしたが、散歩のついでに寄るのにちょうどいい。
日本書院と庭園がありました。無料のお茶でちょっと一息入れさせてもらいました。
(画像に触れると表示が変化します)
川の反対側の台地の上には等々力不動尊がありました。その境内の中央に「輪抜様」が設置されているのを発見。この辺りでの回り方ってどうなんでしょう?
橋で川の反対側に上がり、階段を登っていくと...。
等々力不動尊がありました。中央には輪抜様が!
(画像に触れると表示が変化します)
妻はこれが大好き。回り放題?を楽しんでいました。
その後は植生を楽しみつつ駅へと戻っていきました。
鳥はほとんど見られませんでしたが、雰囲気はしっかり楽しめました。
駅に着いた時点で11:00前だったので、帰途につくには早すぎます。まだ歩きが充分ではない気もしたので、散策が出来そうな場所ということで、次の目的地は明治神宮にしました。再び東急大井線・東横線を使い、副都心線の明治神宮前(原宿)駅で電車を降車。でもホームから最寄りの出口まではかなり距離がありました。下手すると一駅分ぐらいはあったような...?
南参道入口には「花菖蒲」の案内がありました。これは楽しみ。さて実は私、首都圏には20年以上住んでいますが、ここに入ったのは初めてです。
明治神宮にやって来ました。今は花菖蒲が咲いているようです。
(画像に触れると表示が変化します)
南参道の途中に「明治神宮御苑」の入口がありました。入苑料は500円。
参道の途中から入ることができました。
しばらく進むと、蓮の花が咲いている池に出ました。ただ、道からは距離があるので、望遠レンズを持つカメラが必須でした。足元にはスッポンが!
「南池」というそうです。蓮の花が咲いていましたが...ちょっと遠い。
望遠レンズを持っていればこの通り大きく捉えられます。
(画像に触れると表示が変化します)
水面に映る姿と、遠近感を使って立体感を出してみました。
何か向かってくると思ったら、カメ? いや、スッポンだ!
さらに奥へ行ったところで、緑の中に白や紫の鮮やかな色が見えてきました。これが先ほど案内が出ていた花菖蒲です。印象的な花を撮影しながら前方に進んでいきました。
花菖蒲田とのこと。大勢の人が花を楽しんでいました。
(画像に触れると表示が変化します)
色とりどりの花。上品なれど、とてもカラフルです。
(画像に触れると表示が変化します)
色の変化を楽しめるのがいいです。緑にも映えています。
(画像に触れると表示が変化します)
花を拡大して楽しめるのも写真ファンの特権です。
(画像に触れると表示が変化します)
中央部は穴が空いてるように見えますが、水が湛えられています。
参道に出てきました。どうやら正参道入口の大鳥居をショートカットしてしまったようです。ちょっと残念なことをしました。出てきた先を直角に折れた先が本殿になっていました。
参道に戻って来ました。その先を直角に曲がると本殿が見えてきました。
(画像に触れると表示が変化します)
隣県とはいえはるばるやって来たので、参拝していくことに。さすがに参拝者数が日本一というだけあって、空間の広がりがすごいです。
鳥居をくぐって、いよいよ本殿へ。
中は...広い! 両側のクスノキの大きさがすごい。
(画像に触れると表示が変化します)
しっかりお参りをしてきました。さて...さすがにお腹が空きました。
帰りは北参道の方から出ることに。この時点で12:30なので、このまま新宿に歩いて向かえばちょうど混雑の時間を少しずらせるはずです。あとは「何を食べるか」なんですが、妻と話し合った結果久しぶりに「中村屋」のカレーを食べることに。これだけ歩いたんだから、減量中ではありますがまあいいでしょう(笑)。
帰りは北参道から。こちらは人の流れは少なく落ち着いた風情です。
入口にやってきました。後方には代々木のビルが見えています。
山手線のガードをくぐり、明治通りを進んで高島屋のところから地下に入りました。新宿三丁目駅を過ぎたところで西に転じ、しばらく行ったところの地下にあるのが直営レストラン&カフェの「マンナ」。残念ながらまだ入店待ちの行列がありましたが、待ち時間が15分程度と案内されていたのでそのまま並びました。
中村屋直営のレストラン&カフェ「マンナ」、行列でしたが待つことにしました。
私はビーフの「ベンゴールカレー」、妻は「野菜カレー」で、それぞれサラダとのセットを注文。ドリンクは「インドティー」にしました。たっぷり歩いたのですっかり空腹だったことも手伝い、美味しく頂きました。ただ、正直なところお米の質がいまひとつ...できれば、自宅で炊き立てのご飯と一緒に食べたいなあ、と思ったのは私だけ?
朝から歩き詰めだったので、さすがに二人とも空腹になりました。
ベンゴールカレーと野菜カレー、じっくりと煮込まれたルゥは絶品です。
(画像に触れると表示が変化します)
夕方から天気が崩れる予報だったので、ここで行動を終了することに。その前に翌日朝のパンを買おうと小田急百貨店地下のパン屋さんに行ってみたのですが、残念ながら閉店していました。ここのマカダミアウォルナッツが好きだったんですが...。
そのまま西武新宿駅に向かい、そこから西武新宿線に乗って帰途につきました。所沢駅で池袋線に乗り換え、寄り道せず帰宅。
この日は東京23区内の緑をしっかり堪能できました。狙い通りかなりの距離を歩くことができたのも良かった。
2022.06.04-06.05
2年半ぶりの福島
例年だと梅雨の入りまでもう少し。今のうちに初夏の風情を楽しんでおきたいところです。行先を色々と考えていたところで思い出したのが福島県の奥会津にある昭和温泉。2018年秋、2019年春と2度訪れましたが、食事が美味しくてのんびりできたので、夫婦でお気に入りの宿です。木曜日に宿泊サイトでこの週末の状況を試しに見てみたところ...「残り1部屋」。以前に比べると費用はかなり高くなっていましたが、2年間行けなかったことを考えると、これはもう行くしかない! 即座に妻の同意を取りそのまま予約しました。
土曜日の6:00に自宅を出発。泊りがけなのでゆっくりスタートでも問題ありません。狭山日高ICから圏央道で東に向かい、久喜白岡JCTで東北道に移って北上を開始。
今日はいい天気が期待できそう。クルマの走りも快調です。
それほどの混雑はなく、8:30ごろには福島県境手前の那須高原SAに到着。ここのベーカリーでパンを買って朝食にしました。テラス席に陣取りましたが、吹いてくる風がとても清々しかった。
SAのベーカリーでパンを買って朝食です。
まず目指すのは「磐梯吾妻スカイライン」。2018年秋に行こうとしたものの、火山活動の影響で道が閉鎖されていたので、そのリベンジです。あの荒涼とした景色は四国にはないものなので、ぜひ妻にも見せてあげたい。
福島西ICで東北道を出て、R115で猪苗代方面へ。正面には浄土平が見えてきました。途中で北に折れてスカイラインの入口へ。麓の温泉街を抜けると、急勾配のワインディングロードになります。
一般道に降りると正面に浄土平が見えました。ワインディングロードに突入!
(画像に触れると表示が変化します)
実はこの道、最近無料開放され一般県道になったようで、以前来た際にあった料金所も撤去されていました。通行料は二輪車でもかなり高額だった覚えがあるので、これは素直にうれしい。林の中をどんどん高度を上げ、木々が開けた場所が展望台になっていたので停車。そこからは福島盆地を一望することができました。
展望台からは福島盆地が一望できました。
(画像に触れると表示が変化します)
さらに奥へ進むと標高1,500mを超え、草木の生えない荒涼としたエリアに出ます。ここが浄土平で「日本離れした光景」として紹介される場所です。道に近いところでも火山性ガスが噴出しており、硫黄の匂いがきついので駐停車は禁止されています。最後の九十九折れを登ると浄土平レストハウスに到着。ここも駐車場は無料で開放されていました。
浄土平レストハウスの駐車場、背後には硫黄の噴出が見られました。
(画像に触れると表示が変化します)
レストハウスから、道を挟んだ反対側には吾妻小富士があります。木製の階段で上まで登れるようになっていたので、登ってみることにしました。高度が上がってくると見えるものが変わってくる変化が面白い。
木製の階段が整備されていて、峰まで容易に登ることができます。
ただ、結構な段数があります。振り返ると箱庭のような風景が!
(画像に触れると表示が変化します)
吾妻小富士は古い火口跡で、そのまわりを1周できるようになっています。書かれていたお勧めに従って、時計まわりに峰を回っていくことにしました。登山靴までは不要ですが、砂利石で滑りやすいので歩行には注意が必要です。
峰に上がってきました。ここから火口周りを一周してみます。
(画像に触れると表示が変化します)
荒涼とした大地を進んでいきます。旅の雰囲気が出てます(笑)。
1周回るのに登り降り含めて約45分ほど。対岸の硫黄の噴出が見られたり、福島市内の遠望や雪渓など、色々な景色が見られます。雲にも近くて、まるで手が届きそうです。
先ほどまで走ってきた道が眼下に望めました。
(画像に触れると表示が変化します)
雲にだいぶ近づいてきました。ここからまだ登ります。
(画像に触れると表示が変化します)
後方には雪渓多数。登山道にも残っていたようです。
ここからも福島市が一望できます。雲が本当に近い!
(画像に触れると表示が変化します)
溶岩地帯を抜けると降りに移行します。足元注意。
一周の所要時間は約30分といったところ。最後にレストハウスの全体像を捉えました。
(画像に触れると表示が変化します)
下に降りてきました。ドライブが目的でもここは行った方がいいです。
11:00にレストハウス駐車場を出発し、猪苗代方面に向けて坂を降っていきました。勾配は急がつくほどではないものの、距離が長くタイトコーナーも多いのでパドルシフトを使い、4~5速でエンジンブレーキを積極的に使って慎重に走行。
その先はR115に合流します。西へと進路を取ると正面には頂上部に雪が残った磐梯山の姿が見えてきました。2年半ぶりに見る雄姿です。
正面に会津磐梯山の姿が見えてきました。これを左へ回り込みます。
(画像に触れると表示が変化します)
さて、今晩の夕食がとてもボリューミーなのは過去2回の宿泊で判っているので、昼食はできるだけ軽くしておきたい。そこでいつもの喜多方には行かず、会津若松市内で有名な蕎麦屋さんに行ってみることに。途中、r7沿いにある磐梯山の展望スポットで田園風景を楽しみました。
ビューポイントから磐梯山を望む。雲がちょっとだけ山頂にかかって惜しい!
(画像に触れると表示が変化します)
反対側は見事な田園風景。ちょうど田植えが終わったところのようです。
「道の駅 ばんだい」を過ぎたところで幹線国道であるR49に出て市街地へ。目当てのお店は道の狭い旧市街の真ん中にありました。そういえば以前この隣にある食事処にソースかつ丼を食べに来た覚えが...(笑)。でも今は揚げ物を回避中なので、思い出に浸るだけにしました(苦笑)。今回選んだお店は「桐屋・権現亭」さんです。
会津若松市の「桐屋・権現亭」にやって来ました。
ここを選んだのは事前にWebで調べた時に、3種類のそばを食べ比べできそうだったから。狙い通り個性的なそばを楽しめました。また、わさびを自分で摺り下ろして使うのですが、香りが柔らかくほのかな上、全く鼻にツンときません。このため非常に食べやすかった。ただ一方で、お値段は少々張りました(笑)。
こだわりそば三種盛り「そば三昧」を頂きました。
生わさびをつけて食べると美味しい。そばは3種類とも個性がありました。
食事が終わった段階で13:30でしたが、宿まではまだ80kmほどあるので、寄り道はせずそのまま向かうことに。途中、会津坂下町で給油をしましたが、ハーフタンクで4,000円弱とガソリン高騰を意識させられました。
R49を走行中。前方の雪山は飯豊山地です。
再スタート後はR252沼田街道へ入り、只見川を遡っていきます。ただ、そこの情報版に出ていたのが「魚沼方面通り抜け不可」の文字。後で調べたのですが、まだ県境である六十里越の冬季閉鎖が終わっていないようです。もう6月だというのに、こんなことは初めて。翌日は新潟方面に抜けて帰ろうと思っていたので、翌日の計画変更が必要になりました。
只見川を渡り、昭和村を目指します。
柳津町を過ぎたところで、初めて走るr23に入りました。これまでは金山町からR400で昭和村に向かっていましたが、まだ時間に余裕があることもあり、こちらを使うことに。所々狭路はあったものの、大半が1.8~2車線幅だったため、それほど難儀しませんでした。この道は20km少々でR401に接続し、すぐにR400に出ます。
r23は国道よりは狭いですが、比較的走りやすかった。
この近くにあるのが以前も来たことのある旧喰丸小学校。中に入ってみましたが、今回は残念ながらイベントは行われていませんでした。でもこの木造校舎、風情があって好きです。我々夫婦の出身小学校も、4年生の時までは木造校舎だったので、懐かしさもあります。
旧喰丸小学校、懐かしい雰囲気です。銀杏も大きい!
2回目ですがじっくり見学できました。銀杏の根元にはタンポポが一輪。
(画像に触れると表示が変化します)
その先にあるのが「道の駅 からむしの里しょうわ」。ここの軒下にはツバメが巣を作っており、非常に近くでその姿を観察することができました。望遠レンズでなくてもこの写りです。
この道の駅の軒下にはいつもツバメが巣を作ってます。
(画像に触れると表示が変化します)
16:00前に目的地に到着。宿の名前は「昭和温泉 しらかば荘」、村営の宿です。周囲にはほとんど何もないのですが、それだけに喧騒から離れて落ち着けます。「残り1部屋」というからには満室を覚悟していたのですが、食堂や靴箱の状況、お客さんの数を見るに、どうやら受入数を少なくして営業しているようです。
「しらかば荘」に到着しました。3回目の宿泊になります。
非常に落ち着きのある内装で、私は好きです。
なお、今回の部屋は一番広い「特別室」。見ての通りとても広く、くつろぐことができました。特にベッドサイドにあった「人をダメダメにする」ソファーの気持ちいいことと言ったら...。
期待以上の部屋の広さです。さすがは特別室。
反対側はこんな感じ。私は人をダメダメにするソファーに文字通りハマりました。
(画像に触れると表示が変化します)
妻は「鳥を探しに行く!」といって散策に出かけていきましたが、私は運転続きでクタクタだったので、すぐに風呂に入ってのんびりさせてもらいました。
さてお楽しみの夕食です。今回のメインメニューは会津豚のしゃぶしゃぶ。その他に山菜や湯葉、刺身に揚げ物のコースでした。肉魚がダメな妻もがんばってよく食べていました。最後は鶏ごぼうの炊き込みご飯とお吸い物でトドメ。以前の反省から生ビールを後半に持って来ましたが、それでも最後は厳しかった。デザートは「甘いものは別腹」と豪語する妻に任せました(笑)。
いよいよお楽しみの夕食です。さて、今回は完全攻略できるのか?
(画像に触れると表示が変化します)
今日も一日おつかれさまでした。乾杯!
今回は肉・魚系も多く、妻には少し厳しかったかも...?
寝る前にもう一度風呂に入って休みました。そういえば、久しぶりに手足を伸ばして風呂に入れたように思えます。
2日目は5:00起床でしたが、4:30には目が覚めました。妻は朝も散策に行くと言って出かけていきました。私はやっぱり朝風呂の方がいいということで、浴室を独り占めしてしっかり手足を伸ばしておきました。部屋でくつろいでいると、妻が「雨が来たので引き揚げた」と戻ってきましたが、彼女の足が冷え切っていたため、朝食前にもう一度風呂に行くことを提案。それぞれ温まってきました。
朝食は7:30から。見ての通り彩り豊かで素朴ながら美味しい。妻はご飯と味噌汁をおかわりできてご機嫌でした。この笑顔、はるばる連れてきた甲斐があったというものです。
二人とも減量中ですが、朝なら食べても大丈夫だよね?
久しぶりの本格的朝食、とにかくご飯が美味しいのです。
出発は8:30。特に戻って用事があるわけではないですが、夕方には渋滞が予想されるのと天気が崩れる予報だったので、ダラダラせずに帰途につくことに。ただ、同じ道を走っても面白くないので、若干遠回りしつつ戻るルート選択にしました。まずはR400で会津川口を目指し只見川に出ます。ここは集落を抜ける際に狭い場所もありますが、概ね快走路です。
いよいよ出発、ここはやっぱりまた来たい宿です。
出発前にタイヤチェック、今日も安全運転で行きましょう。
まずはR400で会津川口を目指します。比較的走りやすい。
(画像に触れると表示が変化します)
沼田街道R252も変化がありました。以前は本名ダムの堰堤上をクランク上に横切って狭いスノーシェッドに入る道が、トンネルでショートカットするルートになっていました。試しに旧ルートの方に入ってみましたが、閉鎖されており通り抜けはできず。また、2011年の豪雨で流失したJR只見線の只見川第6橋梁が復活しているのが見えました。
本名ダムの堰堤はR252の旧道です。
只見川第6橋梁が復活していました!
再び走行を開始し、会津大塩に出てきました。ここはまもなく公開される映画「峠」の主人公、河井継之助の終焉の地。残念ながら時間が早く、資料館はまだ開いていませんでした。目前の只見川は滝ダムの水が溜まり、静かな水面に山々が写り込みます。新緑の緑とあいまってとても美しい。ここは川霧が出やすいところでもあります。
まもなく会津大塩、正面には蒲生岳が見えて来ました。
(画像に触れると表示が変化します)
ここは下流に滝ダムがあり、流れがとても緩やかです。
(画像に触れると表示が変化します)
案内板を見つけた妻が「近くにビューポイントがある」と言ってきました。まだ時間にも余裕があるので行ってみることに。橋で対岸に渡って坂を少し上がったところに神社があり、その境内から只見川越しの蒲生岳が望めました。「会津のマッターホルン」と呼ばれている山です。
「十島ビューポイント」の案内、何が見えるのかな?
只見川越しに蒲生岳が見えました。でもインパクトには欠ける?
(画像に触れると表示が変化します)
再び国道に戻り只見に向かって進みます。只見線の不通区間である会津川口〜只見間の復旧も進んでいるようで、今年秋に全線での運転再開が予定されているようです。また列車から只見川の風景をじっくりと眺めてみたい。ただ、車両が国鉄時代製造のキハ40(冷房非装備!)からキハE120に更新されているので、以前のように窓から入る風を楽しみながらというわけにはいかないかも?
寄岩橋を走行中、向こうには只見川第8橋梁があります。
叶津の跨線橋です。まもなくここに列車が戻ってくるようです。
(画像に触れると表示が変化します)
只見駅が今回の旅の最遠点、ここからが本当の帰路になります。R289で南下し、栃木県の那須まで一般道で戻ることにしました。R289は伊南川沿いに谷あいを抜けていくコース。道も整備されていて解放感があります。
只見駅前にて。向こうに見えるのは六十里越の山です。
伊南川沿いに南下を開始、リバーサイド・ドライブが続きます。
(画像に触れると表示が変化します)
このままR289でも会津街道に出られますが、この道はあまり面白みがないため、その一つ南にあるR352で向かうことにしました。さらに川沿いの走行を続けていると、南郷村を抜けて南会津町に入ったところで、妻が突然「停まって! 環水平アークが出ている」と叫びました。すぐに停車できるスペースを探してストップ。かなり色の濃いアークでした。
ホントだ! アークが見える。ふとさらに上を見ると...!
ところが、さらに上空を見上げてびっくり。1ヶ月前に高知で見た「日暈(ヘイロー)」が出ていたのです。まさかと思いました。妻は水面に映る姿を撮りたいと狙っていましたが、ちょうど山岳地域に入るところだったので、そのチャンスはありませんでした。
またしても日暈(ヘイロー)でした。1ヶ月のうちに二度目の遭遇!
さて、しばらく走るとR352に出ます。ここを西に向かえば尾瀬ですが、今回はここから山越えをして田島町へ出ることにしました。途中にあった「道の駅 番屋」でちょっと休憩した後、峠越えにかかります。意外に交通量が多く、狭い道を飛ばすクルマが多いのにちょっと驚きました。降りはかなりの急勾配だったので、パドルシフトを駆使してブレーキングを最小限にして前車を追走。日光と会津を結ぶ主要街道であるR121に出てきました。
そのままR121を南下して栃木県に入り、再びR400で山越えをして那須へと出ました。その先にある西那須野塩原ICから東北道に乗り、これで今回の一般道走行は終了です。結構いいペースで長い時間走ったので、平均燃費も回復できました。
まだ時間も早かったため、少し遠回りをすることに。岩舟JCTから北関東道を経由して、本来帰路に予定していた関越道に出ることにしたのです。途中、太田強戸PAでひと休憩。そこで食べたコーヒーソフトは美味しかった。
朝しっかり食べたので、昼食は不要。代わりにコーヒーソフトでクールダウンしました。
ここまで来れば自宅まであと100kmもありません。高崎JCTで関越道に合流して南下。鶴ヶ島JCTで圏央道に入り、狭山日高ICで高速を降りました。ICの近くで給油して満タンに戻した後、市街地で買い物をしてから15:00過ぎに自宅に帰着。今回も無事に帰って来られました。
この旅の走行距離は2日間で807.9km(うち一般道343.1km)。平均燃費は19.5km/Lでした。前半の磐梯吾妻スカイラインの登りで相当悪化しましたが、浄土平からの降りと只見川・伊南川沿いの走行でかなり戻すことができました。
総走行距離は800kmを超えました。標高差も大きい旅でした。
さて、2年半ぶりの会津と宿泊を伴う旅行。新たなルートの開通や有料道路の無償化、災害で寸断された鉄道の復旧など、多くの変化に気づきました。また、新たなビューポイントの発見や、日暈のような思わぬ現象まで、意外な発見が連続して面白い旅になりました。その一方で、ガソリン代を含む旅行費用は高騰。ちょっと実施のインターバルは見直さざるを得ないかも...。
2022.05.29
東京湾景を満喫
この日は気温が上がりましたが、いい天気になりました。この時期はクルマで出かけるのに一番いい季節です。行き先は海が見たくなったので、千葉県の鋸山にしました。まだ今なら雪の残る富士山が見えるはずです。6:00に自宅を出発。
関越道・所沢ICから都心方向へ向かい、大泉JCTで外環道へ。距離で考えると首都高経由でアクアラインを使うのが最も短いのですが、渋滞が発生しやすいことや通行料が高いため、今回は千葉経由で行くことにしました。外環道をそのまま進み、京葉JCTで京葉道路へ。途中、宮野木JCT~貝塚IC付近で渋滞がありましたが、10分程度のノロノロ運転で済みました。館山道に入ってからは交通量も減ったのでペースアップ。まだ施設が開くには早いタイミングだったので、市原SAで休憩して時間を調整しました。
市原SAでコーヒー休憩、時間の余裕は心の余裕につながります。
そのまま館山道を南下、富津金谷ICで高速を降りました。ICからR127に出る取付道路からは、東京湾がきれいに見えていました。今日は眺望が期待できそうです。
高速を降りて沿岸を走る国道へ出ます。
(画像に触れると表示が変化します)
狙い通り8:40に「鋸山ロープウェー」山麓駅に到着しました。まだ駐車場も空いていて、駅のすぐそばに停められたのはラッキーでした。ただ、既に多くの人が運行開始を待っており、かなり人気があるようです。運賃は往復で一人950円です。
クルマでも上がれますが、今回はロープウェーを使うことにしました。
(画像に触れると表示が変化します)
幸い、ロープウェーの第1便に乗り込むことができました。定員は40名で満員のスタートでした。距離は700m弱、高低差は200mあまり。
ゴンドラは定員40名、最後に乗り込むことに。
約4分ほどで山頂駅に到着しました。ゴンドラには最後に乗り込んだので、最初に出られてその後の展開が楽になりました。
山頂駅の屋上が展望台になっており、そこからは360°の眺望が楽しめました。さすがに東京は霞んでほとんど見えませんでしたが、富津岬やアクアラインの風の塔、横浜のランドマークタワー、三浦半島や伊豆大島、そして富士山が望めました。これはすごい。
山頂は標高329m、東京湾を一望できます。
(画像に触れると表示が変化します)
こちらは対岸の久里浜港です。
横浜の中心市街地、一際高いのがランドマークタワーです。
(画像に触れると拡大します)
富津岬とその根本にある火力発電所のようです。
こちらは南の方向、砂浜もあって南国の雰囲気です。
麓にある金谷の集落、左の突き出た部分からフェリーが出ています。
東京湾越しの富士山、ギリギリ雪のある姿が見られました。
奥に進むと「日本寺」という寺院の入口に出ました。この山頂部周辺は一帯が全て寺の境内になっており、様々な観光名所に行くにも拝観料700円が必要とのこと。ちなみに創建は725年と伝わっているそうです。
ここで拝観料を払って中へと入ります。
眺望をひとしきり楽しんだ後は、順路を奥へ進みました。この山は古い石切場で、所々に岩の造形や加工跡を見ることができます。この途中の壁は「ラピュタ」に出てくる空中城の雰囲気に似ていると評判だそうです。
「ラピュタ」の舞台にそっくりとの評判ですが...どうだろ?
その先は足元の悪い石段が続き、想像以上に体力を使いました。登り切って開けたところで見えたものは...あれは何だ!?
あれは「地獄のぞき」という断崖絶壁。これはすごい場所だ。
ここは「地獄のぞき」という名所。岩のオーバーハングの先端部まで行けるようです。その先端に行くのに結構な行列ができていました。
妻に先端まで行ってもらい、手を振ってもらいました。
(画像に触れると表示が変化します)
その先にも展望台があり、北側の景色も楽しめました。
北側は房総半島の豊かな緑が見渡せました。
(画像に触れると表示が変化します)
そこから裏手に続く階段で降りていくと、途中に観音像があったり岩をくり抜いたトンネルがあったりと見どころが色々とありました。また、林の中なので日差しが届かず、とてもひんやりしていて気持ちよかったです。
あちこちに石像が置かれていました。
通路にある石のトンネルも面白い造形です。
階段を降りきったところにあったのが大仏。「薬師瑠璃光如来」という名前で高さは30m以上。石仏としては国内最大だそうです。江戸時代に一度崩壊したものを近年復元したとのこと。カメラだと今ひとつ巨大感が伝わりにくいのですが。
日本で最も大きい大仏、鎌倉の2倍あるそうです。
そこから山頂駅に戻るには、長い階段を登っていかねばなりませんでした。途中にある護摩窟などを見つつ上がっていきましたが、さすがに足が笑い始めました。
長い階段を登っていくのはハード、見学と休憩を兼ねて寄っていきました。
(画像に触れると表示が変化します)
再びロープウェー山頂駅に戻ってきたので、構内にある石切資料館などを見て、帰りのゴンドラを待つことに。普段は15分間隔らしいのですが、この日は観光客が多いせいか5~10分間隔の臨時便も出ていたようです。
このゴンドラはなかなか格好いいです。スイス製とのこと。
(画像に触れると表示が変化します)
もう一度山頂駅の資料や眺めをじっくり見て帰途につくことに。
(画像に触れると表示が変化します)
戻りは最初に乗り込めたので、前方に陣取り撮影しながら眺めの変化を楽しみました。最後に駅舎を撮影してロープウェーを後にしました。
昭和の懐かしい風情がちょっと残ってます。
帰りは特等席で撮影を楽しみました。
(画像に触れると表示が変化します)
最後に山麓駅の全景を撮影し、ロープウェーを後にしました。
(画像に触れると表示が変化します)
この時点で11:20。道が混み始める前に帰り着きたかったので、これで行動を終えることに。帰りはこの先にある東京湾フェリーを使うことにしました。船に乗っている間はドライバーとしては休息できるので楽チン。ちょっとした旅気分も味わえます。
フェリーで東京湾を横断してみることにしました。
(画像に触れると表示が変化します)
近くのコンビニで昼食を買い、駐車場の堤防で食べているとその先に面白いものを発見しました。これはいつぞやの...!
おや、これはいつぞやの...?
やっぱり。あちこちに設置されているんですね。
出航時刻の20分ほど前に対岸からの船が着岸しました。クルマは自転車・バイクが乗り込んだ後で乗船開始。そういえば、このクルマでフェリーに乗るのは初めてだったので、乗船時は少々緊張しました。
いよいよ乗船します。このクルマでフェリーに乗るのは初めてでした。
我がCR-Zがフロントローに並びました(!?)。
乗船してからは一番上のデッキに上がり、東京湾の景色を楽しみました。屋根のあるところに陣取れたので、海上の涼しい風を感じつつ撮影を楽しめました。
最上甲板に出てきました。せっかくなので眺めを楽しみましょう。
後方には今まで登っていた鋸山の姿が。なるほど名前の通りかも。
フェリーに乗るのは鹿児島以来かな。旅気分が盛り上がります。
久里浜に向かって航行中。途中でもう一隻とすれ違います。
(画像に触れると表示が変化します)
対岸の久里浜港までは約40分。着岸の少し前にクルマに戻って出発準備。一番先頭の列だったのでスムーズに出られました。
まもなくゲートが開きます。おかげさまでちょっと休めました。
帰路は横浜横須賀道路から保土ヶ谷バイパス、東名高速を経由して圏央道に出ることに。途中で事故渋滞もありましたが、あまり時間のロスはなく厚木までやってきました。ここから北上します。
今日は快晴です。空がとても広く感じた1日でした。
圏央道も概ね順調だったのですが、青梅の手前にあるトンネル内で、私の走行位置から数百メートル先でバイク事故が発生。このため急減速での停車を余儀なくされました。私が通りかかった時には転倒車両は既に走行車線の路肩に向かって移動させられているところで、たまたま追越車線にいた私のクルマは比較的早く現場を通過できました。ただ、破片をタイヤに拾ってないかはちょっと心配。
入間ICで高速を降り、15:00過ぎに自宅に帰着。狙い通り、夕方になる前に戻ってこれました。
東京湾を中心に、ずいぶん大回りました。
本日の走行は280.4km(うち一般道31.1km)、平均燃費は19.6km/Lでした。普段あまり走らない道を使った濃密な行程でした。
2022.05.22
入間川で午後の散策
日曜日の午前中、私はクルマを走らせる、妻はバレエのレッスンと別行動でした。ただ、昼食を済ませると心地いい風が吹き込んできて、なんとも気持ちいい。昼寝をすれば最高ですが、二人ともダイエット中のため、それは見送り。代わりに近所に散歩に出かけることにしました。ちょうど前日、地元の博物館で入間川沿いの史跡をめぐる散策コースを紹介した冊子をもらっていたので、それを見て2時間程度でまわれるコースを捜索。いつものようにカメラ片手に出かけました。まずは西武池袋線・元加治駅から散策のスタートです。
最初の場所は「円照寺」。鎌倉時代の板碑が見つかっているので、相当古くからあることは間違いないようです。内部には蓮が浮かぶ池があり、花も咲いていました。どうやら紫陽花の開花も始まったようです。
円照寺、創建時期ははっきりしないようです。
(画像に触れると表示が変化します)
境内には池があり、蓮の歯が浮いていました。
蓮の花も咲いていたのに加え、紫陽花も咲き始めていました。
(画像に触れると表示が変化します)
次はその裏手にある入間川沿いにある大ケヤキ。確かに大きくて幹が太い。根元は二股になっていました。
とにかく大きいケヤキ、根の部分が二股に。どうしてこうなった?
(画像に触れると表示が変化します)
そのまま住宅沿いに上流側に進んでいくと、「猿田彦神社」に到達。ただ、由来や歴史など詳しい説明は見当たりませんでした。
何も由来を示すものがないので、なんとも微妙なランドマークです。
さらに川沿いに進んでいくと、河原に近いところに広場があり、運動公園になっていました。そこで少し上流側に小さな橋を発見。人専用で梁は木製、欄干はなく中央部に渡る方向を分ける仕切りの鎖だけがありました。これはまぎれもない「沈下橋」です。橋上ではせせらぎの音に加え、涼しい風が吹いていて気持ちいい。これはいい場所が見つかりました。
少し上流に沈下橋(?)を発見! 行ってみましょう。
木製の橋というのがまた趣があります。
橋上は涼しい風が吹いていて爽快でした。
さらに上流側に進むと新しい車橋と、その隣に橋台の跡が残っている場所に出ました。傍には案内板があり、過去にはここが鎌倉街道の一部で、渡し舟があったことが書かれていました。また、橋の上からはJR八高線の高い橋がかかっているのが見えました。
橋の並ぶ姿は壮観です。向こうが八高線の入間川橋梁、電車が渡って行きました。
(画像に触れると表示が変化します)
先ほどの鉄橋をくぐり、反対側から橋を見上げてみました。昭和5年に建設された「入間川橋梁」で、水面からの高さは15mとのこと。なかなかの迫力です。
入間川橋梁をくぐってさらに西へ。
河原に近いところから橋を見上げました。大迫力です。
橋からさらに西へ行くと桜並木が現れました。さらに川に降りられるようになっており、釣りをしている人の姿も見られました。ここは秋には曼殊沙華が見られるようです。
桜並木の下も歩道になっていました。秋にもう一度来てみましょう。
入間川と成木川の合流点からは川を離れ、住宅街の中を抜けていきました。所々に昭和を感じさせる看板や店舗跡が見られて面白かった。最後に入間川をもう一度渡り、飯能駅へ出たところで散策は終了です。
そろそろこのコースの終点。飯能駅へと向かい散策終了です。
約2時間程度の散策でしたが、6~7kmぐらい歩いたかな。最後の方は暑かったぐらいです。
2022.05.15
見頃を逸した...
帰省の影響でクルマを長く動かしていなかったので、今週は出かけることにしました。行き先は栃木県の「あしかがフラワーパーク」にしました。ここは藤で有名。妻が以前に「藤を見たい」と言っていたこともあり、距離的にもちょうどいいということで選びました。
まずは近所のコメダ珈琲店で腹ごしらえ。妻よ、ちょっと食べ過ぎじゃないかい?
モーニング×2は食べ過ぎではないでしょうか...?
(画像に触れると表示が変化します)
いつものように狭山日高ICから圏央道に入り東へ。日曜の朝なので比較的空いていました。久喜白岡JCTからは東北道で北上し、佐野藤岡ICで高速を降ります。R50で西に進み、途中でJR両毛線沿いに走るr67に入り、しばらく走ると到着です。この日の開園時間の1時間後に到着したのですが、既に正門ゲートに近い駐車場は満杯だったようで、西ゲートに近いところに誘導されました。ただ、正門までは徒歩5分ほどなので、さほど不便ではありません。それでは行ってみましょう。
やってきましたフラワーパーク、花をテーマにした公園です。
(画像に触れると表示が変化します)
まずはともかく「藤」ということで、地図を見ながら「白藤のトンネル」を目指しましたが...ご覧の通りの状態。見頃は例年5月上旬から中旬と案内されていたので大丈夫だと思ったんですが、遅かったようです。かろうじて花が一房だけ残っていました。
「白藤のトンネル」のはずだったのですが...。
かろうじて一房だけ残っていました!
最大の見ものである「大藤」(樹齢160年)も、花はすっかり終わってしまっていました。ただ、この広がりはすごいです。今度は咲いてる時にぜひ来たい。
園のシンボルの大藤だそうです。とても大きい!
(画像に触れると表示が変化します)
こちらもいくらかは「夢の跡」が残っていました。
唯一まだ見られたのが「きばな藤」。欧州原産で、黄色い花が特徴です。でも「和」の雰囲気ではないので、ちょっと求めてるものとは違うかも。
こちらはまだ咲いていましたが、「和」の風情はありません。
(画像に触れると表示が変化します)
池の周りはとにかくカラフルに彩られていました。特に鮮やかな青・紫の花は、普段見慣れないだけに一段と目を惹きます。
池の周りはとてもカラフルでした。
鮮やかな青い花は、とかく目を惹きつけます。
その他、見頃を迎えていたのはバラです。さまざまな色、種類のバラが咲いていました。アーチやトンネルなど、歩道に彩りを添えるように手入れをされています。壁一面に咲いた花は圧巻でした。
橋の向こうにあるのはバラの門です。
見事なバラの壁です。アーチも多数ありました。
(画像に触れると表示が変化します)
バラの館、超広角レンズが大活躍です。
この日は比較的ひんやりしていましたが、「藤アイス」を頂いてみました。
「藤アイス」で休憩です。なるほどほんのり香りました。
この公園ですが、敷地はあまり広くはなく、2時間ほどで全てをまわることができました。夜はライトアップもされるようなので、今度来る時は別の時間帯にしよう、と二人で話をしました。JRの駅からも徒歩数分なので、電車で来ることもできます。
他にも色々な花が楽しめました、妻もご機嫌です。
11:00にゲートから退出して帰途につきましたが、まだ時間も早いので、帰りは下道でのんびり戻って行くことにしました。まずはr20で東松山方面へまっすぐ南下します。こうしてみると関東平野は広いですねえ。
自宅を目指し広い平野を南下していきました。
(画像に触れると表示が変化します)
利根川を渡ると埼玉県に入ります。大きな堰の上が道路になっていました。昨日まで雨がちだったので水量も多いです。
利根川大堰を渡ると埼玉県です。この日は水量も多かった。
(画像に触れると表示が変化します)
行田のさきたま古墳公園の近くでr66に入り、市街地を抜けるとR17に出てきます。ここを少し高崎側に戻り、引き続きr66で南下を続けました。荒川を渡ると東松山市に入ります。
荒川を渡ると東松山です。ここからは知っている道が続きます。
東松山で居住地まで続くR407に合流。ここからほぼ片側2車線の国道で南下していきます。坂戸市街地や日高付近で混雑を予想していましたが、車はスムーズに流れていて、ほとんどタイムロスはありませんでした。
狭山日高ICを過ぎ、入間市でR16に入りました。妻が資料を返却するために博物館に寄って欲しいというので、そのまま向かうことにしたのです。13:30に目的地に到着。
さすがに2時間半運転しっぱなしだったので、少し休憩したかったことから、併設のレストランでお茶を飲んでいくことに。メニューはさすがお茶どころ、といったところでしょうか。
運転が長くなったので、茶処で休んでいくことにしました。
(画像に触れると表示が変化します)
「抹茶セット」を頂きました。さすが茶どころです。
甘いお菓子と苦めのお茶で一息つけました。さあ、帰りましょう。
自宅到着は14:30。クルマの方は高速・郊外路・市街地としっかり走り込めました。本日の走行は162.0km(うち一般道94.6km)、平均燃費は19.1km/Lでした。
2022.05.08
3年ぶりのGW帰省(復路編)
GWの連休もこの日で最後。今年の休みは天気に恵まれ、滞在中はまとまった雨は降らず、存分に楽しめました。さて、帰路は15:55発のNH568です。目論見通りなら自宅には20:00過ぎには帰れるはずです。さよなら高知。
本日の搭乗機が羽田から到着しました。
いよいよ離陸。さよなら高知、また次の帰省を楽しみにしてます。
(画像に触れると表示が変化します)
残念ながら東に進むほど雲が厚くなり、地上の様子はあまり楽しめなかったようです。
残念ながらすぐに雲上飛行になってしまいました。
ただ、今回は珍しく房総半島を縦断し、C滑走路に北側からアプローチ。東京都心上空を飛行したので、特徴的なランドマークを上空から眺めることができました。写真は妻の作品です。
池袋の上空、ここで降りれたら帰るの楽なのに(笑)。
東京スカイツリーと東京タワーの揃い踏みです。
レインボーブリッジです。まもなく着陸です。
遠回りをした分、定刻より到着は遅れました。幸い荷物をピックアップした時点で、最寄りターミナル駅までのリムジンバス発車まで20分というタイミングで、空席もぎりぎりあったのでこれで帰ることにしました。
日曜日だけに渋滞もなく、バス到着先の駅で夕食を摂り、20:30前には自宅に到着しました。
2022.05.07
歴史ロマン探訪「梼原村編」
この日は両親と3人で西北部の梼原村に行ってきました。ここも歴史ロマン溢れる場所。といっても前2回とは異なり、表舞台になるのは幕末のころです。坂本龍馬脱藩の地として有名な他、多くの志士を輩出した地で、最近は「雲の上の町」として売り出し中です。
8:00に出発、伊野ICから高知道に乗り、須崎中央ICまでワープ。そこからR197で大洲・宇和島方面に走ります。道は整備されており交通量も少ないことから快調ドライブ。
梼原に向けてはまず布施ヶ坂を登らねばなりません。かつては九十九折れが続く難所でしたが、今はすっかり快走路。とはいえ勾配はきついので、小排気量車にはなかなか厳しい場所です。
坂を登り切ったところにある「道の駅 布施ヶ坂」で休憩。展望台からは茶畑が見えていました。
地元の名産品が揃う道の駅です。
かなり高度を上げてきました。正面には茶畑。
布施ヶ坂から少し下り、津野町の市街地を抜けて峠をもうひとつ越えると目的地の梼原です。まずは役場が駐車場として解放されていたので、そこに車を置いて街中を巡ることにしました。役場には「空中アート」として、くじらの絵が浮かび上がっていました。今ひとつ見づらいかな?
現役場は隈研吾氏のデザインです。
役場の右半分は「空中アート」として「くじらの絵」が浮かび上がっていました。
街中の大通りはよく整備されており、散歩するには絶好のコンディション。「まちの駅 ゆすはら」は木を活かした建物になっています。こちらも隈研吾氏設計による建築物です。
こちらは「まちの駅 ゆすはら」、物産館+宿泊施設です。
街外れには神社がありました。「三嶋神社」といい、そこに渡るために木製の屋根付き橋がかかっています。神幸橋というそうで、橋の中央部には腰掛けも用意されていて、せせらぎの中を神社に渡っていくようになっています。
こちらが神幸橋、屋根付きとは珍しいです。
(画像に触れると表示が変化します)
橋を渡ると鳥居と本殿が見えてきました。ここも坂本龍馬脱藩の道の一部だそうです。
橋を渡り終えたところで鳥居と本殿が見えてきました。
お参り後に観察してみました。凝った彫刻が目をひきます。
三嶋神社から少し山側に登ると、大きな建物が見えてきました。これも隈研吾氏の設計で、図書館だそうです。「雲の上の図書館」という名前で、内部はこれまた木を強調した造り。
雲の上の図書館、内部も木を大胆に露出させた造りになっています。
(画像に触れると表示が変化します)
神社の近くにある自家焙煎珈琲の喫茶店でブレイク。豆の種類も豊富で、丁寧な淹れ方ですっきりとした味わいが楽しめました。
そこから一旦役場に戻り、今度はその先の「ゆすはら座」に行ってみました。木造りの芝居小屋を移築復元したもので、現在は公民館として利用されているようです。復元されたものとはいえ、古い雰囲気はよく再現されていると言えるでしょう。
正面の姿、イベントがない時は中へ入れるそうです。
和洋折衷の雰囲気がある芝居小屋です。
(画像に触れると表示が変化します)
2階の桟敷席にも上がることができます。舞台まで意外に近い。
さらにその上に藁葺き屋根の建物が見えたので行ってみました。ここは吉村虎太郎らこの地の庄屋跡に、旧掛橋和泉邸を移築したそうです。掛橋和泉は尊王志士に資金援助を行い、それが親族に露見した際に責めを受け、苦悩の末に自ら命を絶った人物とのことでした。内部も自由に見学可能。
江戸末期の暮らしぶりを垣間見ることができる空間です。
(画像に触れると表示が変化します)
ここでちょうど昼時になったので、街の入口のそば・うどん屋さんで昼食を摂りました。
土佐藩出身の志士はこの梼原村を通って脱藩をしていったそうです。この地にゆかりのある6人に加え、坂本龍馬、沢村惣之丞を加えた8人の銅像が、街外れに建立されていました。
梼原出身の6名に、坂本龍馬、沢村惣之丞を加えた8人です。
ここで運転を父から交代しました。帰路では新しい道で通らなくなってしまった国道沿いにある「神在居の千枚田」の展望台に寄ってみました。なるほど正面に棚田が見えましたが、まだ季節的にはちょっと早かったですね。美しい緑色は見られず、ちょっと残念でした。
神在居の千枚田、故司馬遼太郎氏が絶賛したとのことですが...。
ちょっと見せ方に工夫がいるかもしれませんね。
その後はR197を須崎まで戻り、r23で浦ノ内湾沿いに宇佐に出て、後は海岸沿いに実家まで戻ってきました。
両親に聞くと、梼原には用事もなく街中を散策する機会は意外にもなかったそうで、ちょっと新鮮だったと言っていました。高速のおかげで高知からちょうど2時間程度で着けるようになり、見どころも増えてきたので、観光地としての魅力も出てきそうです。
2022.05.04
歴史ロマン探訪「聖神社編」
前日に引き続き、妻と義姉と3人で出掛けてきました。当初は行先に四国カルストを考えていたのですが、工事で交通規制がかかっているらしい。そんな時に義姉から「土佐の投入堂」という提案があり、調べてみると面白そうなので、賛成して同道することになりました。正式には「聖神社」といい、断崖絶壁に建つ神社だそうです。
行き方は前日と同じ。R33で越知町まで進み、r18で坂折川沿いに分け入ります。そこからの距離は約18kmです。
今日も「かわの駅」からスタート、テントの数が増えてます。
桐見ダムを過ぎると、川は渓谷の様相になってきます。途中2ヶ所ほど分岐がありますが、小さいながらも案内板が設置されており、迷うほどではありませんでした。
高知市内から休憩込みで、約1時間半で入口まで到着。駐車場は5台ほどが停まれるスペースがありました。さあ、本日の山歩き開始です。
ここから徒歩で聖神社へと向かいます。
目的地までは2つのルートが案内されていますが、片方はかなり長くきつい坂が続くとのことだったので、最初に聖神社へ向かうことに。杉林の中の細い山道を登っていきました。道幅は見ての通りかなり狭いです。
杉林の中を進んでいきます。道はかなり狭い。
(画像に触れると表示が変化します)
歩道の横は沢になっていて、水の流れ下る音が心地よい。樹が生い茂り薄暗い中で、巨岩がごろごろ転がっていて迫力があります。
大きな岩で迫力があります。
道が大きく抉られている部分には、木でできた橋がかかっていました。まだ道のりは長いですが、秘境感が盛り上がってきました。
木でできた階段橋を渡って先に進みます。
橋を渡って斜面を回り込むと、いきなり鳥居が現れました。
いきなり見えると、ちょっとドキッとします。
いよいよここからが本番? 先へと進みましょう。
ここからさらに勾配がきつくなりました。九十九折りの道で高度を一気に上げると、上の方に何か人工物を発見。橋だ! ちょっと寄って見ていくことにしました。
上の方に吊り橋が見えてきました。かなりの高低差です。
この橋、建設用足場で組まれた吊り橋になっていました。「同時に乗るのは3人以下で」との注意書きあり。上から見下ろすとなるほどの迫力。この沢は水量が多く、ちょっとした滝のようになっていました。水がとても冷たかった。
吊り橋を渡る義姉、結構揺れる橋です。
これが吊り橋の全景、できればかずら橋にして欲しかった?
吊り橋の入口には手掘りのトンネルがありました。説明によれば、もともとはマンガンを採掘した痕跡だそうです。こんなところまで開発するんですねえ。
手彫りのトンネル、マンガン鉱石を採掘した跡だとか。
寄り道を終え、本来の道に戻ります。勾配はさらに厳しくなり、岩場に出てきたところで鎖が現れました。ルートを示すのと同時に、これを伝って登りなさいということのようです。
鎖の貼られた岩場が続きます。結構ハードです。
(画像に触れると表示が変化します)
さらに道は奥へと続くのですが...木でできた梯子をクリアして進まねばなりません。確かにこれは前日より秘境感が濃い。梯子を登り切って見上げた先には!
木の梯子を伝って進み、上を見上げた先には!
(画像に触れると表示が変化します)
お堂に到着しました。なるほど断崖の真ん中が少し抉れており、その中に社がすっぽりと入ってしまっているようです。なお、「ご自由にご参拝ください」との案内が書かれており、中に入ることもできました。
中に入って参拝もできました。最後にお堂の脇で記念写真。
(画像に触れると表示が変化します)
来た道を再び戻ります。こういうのは登るより降る方が難しい。幸い岩場で足をかけられるところが多数あるため、鎖をつかんで体を安定させつつスムーズに降りられました。
案内地図によれば、先ほどの吊り橋を進めばお堂の全体像が見られる絶景ポイントへ行けるようだったので、再びトンネルと橋を渡って反対岸へと渡りました。
もう一度トンネルを抜けて吊り橋を渡ったものの...。
(画像に触れると表示が変化します)
ところが、渡った先では道が見つけられず、前進を断念。再び分岐のあった鳥居まで戻ることにしました。帰りは道の傍にある植物も楽しみながら戻っていきました。横倉山を筆頭にこの地域は珍しい植物の宝庫でもあります。
帰りは珍しい植物を見ながらの行程になりました。
(画像に触れると表示が変化します)
これは面白い! 陽が透けて美しいグリーンが見られました。
鳥居の分岐から対岸側へのルートを探したのですが、ここでも道を見つけることができませんでした。こうなると、もう車道から登り直すしかありません。だらだらときつい登りが続くということだったので、避けたかったのですが致し方ない。もう一度がんばりましょう。
最初から沢の左岸を登っていきますが、噂通りかなりきつい坂でした。山の斜面に段差をつけただけのような細い道を登りますが、途中でさすがに足が上がらなくなってきました。足元は杉の落ち葉から落葉樹の葉に変わって滑りやすくなり、また地面が見えないので慎重に進まないと転落しそうでした。勾配がゆるくなって少し進んで先に、少しだけ樹木の開けた場所があり、そこから見た景色は...絶景でした! 確かに鳥取の有名な「投入堂」みたいです。これは厳しい道のりを耐えただけのことはありました。
あれが聖神社、なるほど「土佐の投入堂」と呼ばれるだけのことはある。
(画像に触れると表示が変化します)
記念撮影、つらい道のりもこれで一気に報われました。
そこから再び駐車場へと戻っていきましたが、行きと帰りでは厳しさが違うせいか、見えるものも違ってきます(笑)。マイナスイオンいっぱいで癒されます。
森の中はマイナスイオンでいっぱい。音と空気に癒されました。
今回は昼食を買ってこなかった(確かに食べられるようなところはなかった)ので、少し高知市側に戻った日高村にあるレストランで食事をとり、再び浦ノ内へと向かいました。義父の船にツバメが巣を作ってしまったということで、それを見せてもらうのが目的。何もこんな移動するところに作らなくても...ねえ。
ツバメを追い出すわけにもいかず...義父の方は困ってました。
次に向かったのはいの町の仁淀川河川敷。ここは名産の土佐和紙にちなんで、紙の鯉のぼりを川で泳がせるイベントを毎年行なっています。
いの町の仁淀川河川敷にやってきました。
一番全体が見やすいのはR33が走る仁淀川橋の上からということで、川の中央から眺めてみることにしました。
髪のこいのぼりは橋の上から見るのがベストです。
端の方にいる人の大きさとの対比で、全体の広さがわかります。ただ、以前はもっと規模が大きかったと妻が言っていました。
橋の上からの「髪のこいのぼり」全景、端の人の大きさと見比べてください。
(画像に触れると表示が変化します)
妻曰く、以前はもっと規模が大きかった印象があるとのことでした。
なお、この仁淀川橋(2代目)は1930年に完成。竣工から90年あまりが経過し、補修を重ねつつ使われてきています。現在も現役国道ではありますが、下流側に市街地を迂回するバイパスが完成したことから、交通量はこれまでより減っていくことでしょう。
仁淀川橋は90年を越えて現役。現在は大規模修繕中です。
川原で涼んでいると、下流にかかる鉄道橋を観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」がゆっくりと渡っていきました。流れの中央では停車するというサービスぶりです。キハ185系気動車の改造車のようです。
観光列車が橋を渡っていきました。橋中央で停車するというサービスぶりです。
これで本日の行程は終了。2日連続で、自然の中をとにかく歩きました。
2022.05.03
歴史ロマン探訪「横倉山編」
今年の連休中、四国はずっといい天気のようです。そこでこの日は義姉がクルマを出してくれるということで、妻と3人で高知県中西部、仁淀川沿いにある越知町にある横倉山に出掛けてきました。
R33で松山方面へ走り、越知町市街地を抜けたところにある休憩施設「スノーピーク かわの駅おち」で昼食のおにぎりを購入。そこからGoogle Mapの指示に従って横倉山に向かったのですが...えらく細い道に誘導されてしまいました。改めて本来の侵入口に行ってみると、どうやら災害通行止めになっており、迂回路を案内されたようです。ただ、ちょっと狭すぎる道だったので、遠回りですが道が良さそうな別の迂回路に進みました。桐見ダムを過ぎたところから坂を登り、最も上にある駐車場を目指しました。
越知町・横倉山にやって来ました。
一番下にある第1駐車場からは市街地と仁淀川の流れが楽しめました。
こちらは越知町の市街地、左を流れるのが仁淀川です。
ぎりぎり仁淀川の流れも見ることができました。
そこからしばらく進むと、最も奥にある第3駐車場に到着、ここからは山歩きです。
ここから安徳天皇陵墓まで、徒歩で向かいます。
まず見えてきたのは杉原神社。写真の狛犬の像に注目。明治時代に設置されたもののようで趣きがあります。また、前の広場には周囲が5mを超える大杉が2本並んで立っており、ここが神秘的な場所であることを指し示しているようでした。
杉原神社、立派な夫婦杉がありました。
台座に明治と刻まれた狛犬。杉は下から見上げると迫力満点です。
(画像に触れると表示が変化します)
さて、先に進みましょう。神社にあったのは下の案内板です。菊の御紋の下に書かれたのは「安徳天皇陵墓参考地」とあります。ここは壇ノ浦で敗れた平氏が安徳天皇と共に落ち延び、その終焉の地となったという伝説があるのです。先の菊の御紋は、宮内庁が管轄していることを示しています。
菊の御紋章は、ここが宮内庁の管轄であることを示しています。
しばらく進むと「横倉宮」と書かれた鳥居が現れました。その先には階段が続いています。どんどん登っていきます。
横倉宮の入口です。ここからまだまだ登ります。
(画像に触れると表示が変化します)
すぐに安徳天皇を祭神とした横倉宮に到着しました。横から見てみると岩場の上に建物が延びていて立体的な形状になっています。
横倉宮、横から見ると立体的な造りになっていました。
その裏側には「馬鹿だめし」という岩場があり、上に登ることができました。断崖絶壁の頂上部にあたり、ここに来るものは「馬鹿者」とされ、それを試すという意味でこの名前になったそうです。ちょうど横倉宮の真裏になります。
横倉宮の裏手の岩場の上です。実はここ、後で外から見られます。
(画像に触れると表示が変化します)
さらに奥へと進むと、立派な積み石の階段が現れました。ここを登ったところが安徳天皇陵墓参考地になります。
いきなり道の雰囲気が変わりました。立派な造りの石段です。
階段をしばらく登っていくと、鳥居が見えてきました。どうやらあそこが目的地のようです。
あれが陵墓? 山上に平坦な土地があるようです。
そこは塀に囲われており、とても静かな佇まいでした。ただ妻と義姉曰く、「昔はもっと人を寄せ付けない雰囲気があった」と言っていました。実際に雰囲気が変わったのか、それとも人の意識の方が変化したのか...?
これが「安徳天皇陵墓参考地」の正体。雰囲気があるような、ないような...?
横道を進むと、途中の休憩所に出てきたため、ここで買ってきたおにぎりで昼食。自然の中で食べるご飯は美味しいですねえ。
食事後はさらに奥へと進みました。次に行ったのは「畝傍山眺望所」なる場所。樹木が少しだけ開けた空間があり、外を見渡せるようになっていました。
少しだけ開けた場所があり、眺望地となっていました。
そこからは向かいに馬鹿だめしの下にある断崖絶壁が望め、さらに真下には桐見ダムの堰堤がきれいに見えていました。
これが「馬鹿だめし」の下の部分、すごい絶壁です。
下方には来る時に通った桐見ダムの堰堤が見えていました。
再びルートに戻り、さらに奥へ。だんだん道が細くなってきて、登りの勾配もきつくなってきましたが、その先で視界がひらけました。そこにあったのは住吉神社なのですが...見るべきものなし? ところが、足元を見ると...ここは修験道の行場だったそうです。
神社といっても何もない? でも足下には思いがけないものが!
(画像に触れると表示が変化します)
次に待ち受けていたのは厳しい岩場。これを登って急な下り坂を進むと、緑の深い場所に出てきました。ここが「空池」というエリアです。案内が見つからずわからなかったのですが、窪地に石灰岩が大きな群落になっていて、「天然の庭園」と言われているそうです。なるほど、割れた石の断面を見ると白い。この山、上の方は石灰岩なんですね。
今までで最も厳しい岩場の登りです。それを越えた先には独特の空間がありました。
(画像に触れると表示が変化します)
岩の断面を見るとなるほど石灰岩です。不思議な空間でした。
(画像に触れると表示が変化します)
帰路、さらに「平家の穴」という案内を見つけたので行ってみました。かなり急な九十九折りの細い道を下っていくと、小さな神社に出ました。「岩屋神社」というようです。先ほど見た断崖絶壁の途中にある凹みにある狭いスペースですが、見上げてもすごい迫力です。
断崖の中ほどの高さに神社がありました。
神社から上を見上げると...目が回ってしまいそうです。
ただ、「平家の穴」はここからさらに50m下とのこと。ほぼ垂直に降りることになり、かなりハードな行程が予想されるので、今回行くのは断念しました。
そのままクルマに戻り、来た道を下りました。途中の桐見ダムに寄ってみると展望台があり、そこからは先ほどまでいた断崖や眺望所を下から見上げることができました。それにしても、この距離にしてあの高さ、すごい落差です。
桐見ダムの展望台から横倉山を望みました。
右の部分が断崖絶壁です。距離はそうないのに、ものすごい落差です。
(画像に触れると表示が変化します)
おやつは隣の佐川町で。昔の街道沿いにある古民家カフェでケーキとコーヒーで一服。内部は広くて風通しもいい、なかなか立派な建物でした。
佐川町の古民家カフェで、コーヒーとケーキを楽しみました。
(画像に触れると表示が変化します)
近くには観光案内所ができており、その内部には昔の客車が復元されて展示されていました。こういうのは楽しいです。
昔の客車が復元されて展示されていました。
(画像に触れると表示が変化します)
最後に旧青山文庫にて記念撮影。ここは高知県で最も古いの木造の洋館で、私設図書館や警察署分署を経て、現在の場所に移築されたとのこと。佐川の旧国道沿いの通りは大正から昭和初期にかけての古い雰囲気が残っていて、散策にはお薦めです。
旧青山文庫にて。こういう古い建物は味があります。
その後は浦ノ内・宇佐を経由して戻ってきました。
横倉山の歴史ロマン探訪、楽しかったです。
2022.04.30
3年ぶりのGW帰省(往路編)
3年ぶりに何の宣言も出ていないGWです。この時期は新緑がきれいで、帰省するには一番いい季節なので楽しみにしていました。
今回は貯まったマイルをコインに交換した原資で航空券を購入したため、少しでも安い便を探した結果、朝イチ(羽田7:55発)の便となりました。ただ、こうなると最寄駅からは始発列車に乗らないと間に合いません。5時前に自宅を出発し、山手線・モノレールを乗り継いで羽田空港第2ターミナルには7:10前に到着しました。
搭乗手続きで行列も覚悟していましたが、幸いにもまだ早い時間ということもあって、そう大きな混雑はありませんでした。そのためラウンジで15分ほど休憩できたのは幸いでした。
搭乗口が一番遠いので、案内時刻より少し早めに行ったのですが、ちょうどGroup 2の搭乗が始まったところ。待ち時間なくそのまま乗り込めました。なお、今回の搭乗機は「鬼滅の刃」特別塗装のB767でした。子供さんは大喜びでしょうね。
朝一便で高知へ! 今日は上空からの景色も楽しめそうです。
B767は2列シートがあるので、気兼ねせず過ごせます。
荷物の搭載に時間を要したということで、出発は定刻の10分遅れとなりました。D滑走路から離陸しましたが、いつもならすぐ右旋回するところが、房総半島の奥まで東進したため、いつもとは違う景色が見られたようです。
房総半島上空より東京湾越しに富士山、今が一番絵になります。
(画像に触れると表示が変化します)
所々雲はありましたが、概ね景色を楽しめたそうです。
この日はとてもいい天気。飛行機は太平洋岸に沿って進み、富士山をはじめ、南アルプス、中央アルプスなど次々に雪が残る峰々を遠くに見ることができたようです。
飛行機は結局15分遅れで到着。また、正月の時は着陸後に搭乗ゾーンごとの降機案内がなされていましたが、この対応は撤廃されたようで、特に指示はありませんでした。
高知に到着! 陽射しが強いのに驚きました。
さあ、休みの間は青空を思い切り楽しみます。
2022.04.22
羊山公園・芝桜の丘
この日は有給休暇。朝に用事はあったものの、特に出かけようとは思っていませんでした。しかし朝のニュースで秩父・羊山公園の「芝桜の丘」が見頃を迎えてきたことが紹介されました。そういえば西武線沿線に住み始めてもう5年目になりますが、このイベントにはまだ行ったことがない。天気の回復も早かったことから行くことを思い立ちました。
夫婦とも用事を早めに済ませ、そのまま駅から西武線の電車に乗って秩父方面へ。ちょうど西武秩父行きの普通列車に乗り継ぐことができました。
飯能駅からボックスシートの列車に乗って秩父方面へ向かいます。
目的地の横瀬駅には11:30に到着。会場はここから徒歩20分とのことです。案内に従って田舎道を歩いて行くと、細い坂道に差し掛かりました。この日はとても暑く、マスクをして坂を登って行くのはなかなか厳しいものがありました。
横瀬駅で電車を降り、徒歩で会場へと向かいました。
(画像に触れると表示が変化します)
案内通り、約20分で会場入口に到着しました。入場料は一人300円です。
坂を登ったところにある入口に到着。ここで入場料を払って中に入ります。
入ってすぐ、鮮やかな色が目に入りました。単色ではなく様々な色の芝桜がデザイン性を持って植えられており、見応えがありました。「丘」といいつつも中央部が凹んだ地形のため、両側の高いところから見下ろすことができるのがいいです。
ゲートを入ってすぐ鮮やかな色が目に入りました。
(画像に触れると表示が変化します)
写真を撮りつつ反時計回りに見て回りました。平日であるおかげかまで人出も少ないようで、ほとんど混雑なく移動できたのは良かった。
天気も良いので鮮やかに見えます。ただし、まだ密度の低い部分もあるようです。
(画像に触れると表示が変化します)
ちょっとギミックめいた撮影も楽しみました。
この日はiPhoneの超広角レンズや、セルフィー撮影の出番もたくさんありました。
超広角レンズで広々と。もちろん記念のセルフィーも(笑)。
(画像に触れると表示が変化します)
反対側から見下ろすと向こうにはランドマークである武甲山の勇姿が。石灰石の採取で山体は無惨なことになってはいますが、距離が近いだけあってまさに「聳え立つ」ような迫力があります。
芝桜の向こうには武甲山が聳え立ちます。
(画像に触れると表示が変化します)
周辺部には比較的小さな花壇が整備され、ネモフィラやチューリップも植えられていました。芝桜とは色合いが違うので、いいアクセントになっていました。
周辺には花壇が整備され、ネモフィラやチューリップが違う色合いを見せていました。
(画像に触れると表示が変化します)
妻が夕方用事があるため、無駄に長居はせずに帰途につくことにしました。今度は反対側の斜面を降りて西武秩父駅方面に向かいます。坂は非常にきつく、こちらから登っていたら大変でした。電車で行く場合は横瀬駅からアプローチすることをお薦めします。
細い急な坂道を秩父市街地方面に向かって降りて行きました。
こちらも約20分で西武秩父駅まで到達しました。早速隣りのフードコートで昼食を摂り、いつも買う栗のお菓子を購入。
駅のフードコートで昼食を摂り、目当てのお菓子を購入。
(画像に触れると表示が変化します)
次の電車は特急Laview。そのすぐ後には普通列車も続くようです。調べてみると特急を使えばちょうど妻のリクエスト通りの時間に自宅まで戻ることができそう。そこで特急券を買ってLaviewに乗り込みました。
今日はLaviewを使って帰ることにしました。
(画像に触れると表示が変化します)
列車は順調に運行され、14:10には普通電車に乗り継ぐ入間市駅に到着しました。
まもなく入間市駅です。やっぱり新しい電車は静かでいいですね。
駆け足になりましたが、まだ行ったことのなかったイベントに混雑なしで行けて良かったです。
2022.04.16
北アルプスの麓で、桜&チューリップ
久しぶりの長距離ドライブに行ってきました。行先は長野県の「国営アルプスあづみの公園」、自然の中でウォーキングを楽しもうという主旨です。ちょうど時期的にチューリップが見頃を迎えるとのことで、写真を撮る方も楽しみです。
距離を考えると中央道を使いたいのですが、相模湖までが渋滞しやすいため、5:30前に自宅を出て混雑が始める前に山梨県へと入ることにしました。入間ICから圏央道に乗り、八王子JCTから中央道へ入ります。まだ流れは良かったので、スムーズに甲府へと到達できました。ここまでは時雨気味でしたが、甲府盆地に入ると雨は上がりました。遠くに陽が差し込んできれいです。
甲府盆地に降りてきました。遠くには日差しがかかっています。
双葉SA付近では前方に虹の足を発見。残念ながら完全な形までは見えませんでしたが、旅の始まりに一部でも見られるとは幸先が良いです。
中央やや下に虹が出ています。もう少し日差しが欲しいところです。
甲府を過ぎれば交通量が減るので、ナビに表示される目的地までの時間の確度が上がります。諏訪への坂を登り切った八ヶ岳PAで最初の休憩を取りましたが、標高が1,000m程度あることから少々肌寒く感じました。とはいえまだ時間も早いので、次の諏訪湖SAでも景色を眺めてみようとストップ。駐車場から諏訪湖の風景を楽しみました。ここではまだ天気は回復しきってはいません。
SAの展望台から諏訪湖を眺めます。面白いものもありました。
(画像に触れると表示が変化します)
岡谷JCTから長野道に入り、北へと進路を変えます。名古屋方面からの車が合流してくるため、少々交通量は増えましたが、これまでに比べて線形が良いので走りやすい。松本盆地に入ったあたりで陽も差してきたきたのとまだ時間が早いので、目的地直前の梓川SAでも止まりました。駐車場隣接の展望台からは梓川の流れが見られましたが、北アルプスはまだ雲の中です。
梓川SAの展望台から。遠方に雪山がちょっとだけ見えていました。
次の安曇野ICで高速を降り、アルプスの西斜面に向けて走ります。途中にあった「道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里」で最後の時間調整を行いましたが、駐車場隣で咲く菜の花が見事でした。鯉のぼりも風になびいて気持ちよさそうです。ここは寄って正解でした。
駐車場の隣に菜の花畑。その上空には鯉のぼりが上がっていました。
(画像に触れると表示が変化します)
アングルを選べばこの通り! すごい密度です。
公園の開園時間に合わせて出発し、10分ほど走ると目的地です。駐車場は分散して4カ所ほどありましたが、中央ゲートに一番近い位置にクルマを停めて園内へと入りました。案内によればちょうどこの日からチューリップ祭りが始まるとのこと。
公園の入口にやってきました。このエリアは約100haあるそうです。
(画像に触れると表示が変化します)
園内に入ったところが展望テラスになっていした。そこからは田園風景が見通せました。少々作られた感は強いですが、雰囲気は悪くありません。それでは行ってみましょう。
まずは田園風景が見られます。ちょっと「作られた感」が強いかも?
まずはチューリップが植えられているエリアを目指しました。様々な色のチューリップが植えられていましたが、全体的にはまだ6分咲きといった印象。ただし周囲には葉桜になりつつも桜の花が残っていて、絶妙なコラボレーションになっていました。この組み合わせは今週まででしょうね。いいタイミングで来たかもしれません。
色とりどりのチューリップが植わっていました。
様々な種類があるようです。人気投票も行われていました。
チューリップの周辺には桜がまだ残っていました。
(画像に触れると表示が変化します)
園内にはアート・オブジェクトも数点置かれており、子供連れに人気でした。妻もこういうのが好きなので「こんな風に写真を撮って」とリクエスト多発。はいはい、お任せあれ。
アート・オブジェクトも置かれていました。人が増える前に撮っておきましょう。
(画像に触れると表示が変化します)
今回一番写真愛好家に人気だったのがここです。桜の下に色とろどりのチューリップ。葉の緑とあいまって、とってもカラフルでした。
この色の組み合わせはなかなか撮れません。この日一番の見どころでした。
(画像に触れると表示が変化します)
次に、園内の渓流(烏川)沿いの小径を遡ってみました。水の流れる音の下、足元に小さな花やぜんまいを発見。ただ、景色的にはあまり見どころはなかったです。せっかくの渓流展望台も枝に覆われて写真の出来栄えははいま一つです。せめてNDフィルターを持って来ていれば、流れを溶かした撮影も楽しめたのですが。
渓流の音が聞こえてきました。扇状地を形成する烏川です。
足元には形状が特徴的なぜんまい。春を感じさせます。
渓流を眺められる展望台もありましたが、正直景色はいまひとつ。
(画像に触れると表示が変化します)
これで園内を1周しましたが、まだ残っている部分があることに気づいたので、再びチューリップのある方へ戻っていきました。さらに奥に進むと見事な桜の樹を発見。
見事な桜です。地面が少し凹んでいて、花がちょうどいい位置で見られます。
(画像に触れると表示が変化します)
花びらが落ちて、まるで道が絨毯のようになっていました。
(画像に触れると表示が変化します)
この先には「穂高口」という別の入口もあるのですが、残念ながらその奥には見るべきものはありませんでした。どうも「ひたち海浜公園」とか「昭和記念公園」と比べると、内容は大味な気がする...。
最後にもう一度鯉のぼりを見てから中央口へと戻りました。
たくさん上げられた鯉のぼり。もうちょっと風が欲しいところです。
(画像に触れると表示が変化します)
ちょうど昼時になったので、園内にあるレストラン「あづみの亭」で昼食にしました。あまりメニューの種類は豊富というほどではありませんでしたが、「安曇野の野菜たっぷりシチュー」が美味しそう。この手の施設にしてはリーズナブルに見えたので、2人ともそれを注文しました。シチューは甘めでしたが、冷えた身体が温まりました。バゲットを浸けて食べても美味しかった。
昼食は園内のレストランにて。野菜たっぷりのシチューを頂きました。
(画像に触れると表示が変化します)
昼食が終わって時間は12:30。実はここから白馬・糸魚川を経由して日本海側の桜を見に行くことを考えていましたが、CR-Zのナビによれば日本海への到着時間が16:30になる予測が出ました。さすがにこれだと帰りが遅くなりすぎてしまうので、今回は断念。下道を使いつつ埼玉方面へ戻っていくことにしました。
公園から市街地方面へと戻っていきます。
このころになると晴れ間も大きく広がり、遠くには北アルプスがまるで雪の壁のようにそびえているのが見えました。時間があればそばまで行きたかったんですが、それはまた今度の機会に。例年ですと6月上旬までは山頂部に雪も残ってますから、まだチャンスはあることでしょう。
犀川にかかる橋の上からは北アルプスが見えましたが、今回は行くのを断念。
(画像に触れると表示が変化します)
市内を縦断する犀川を渡り主要国道のR19に出て、松本方向へ南進。途中にR254の分岐があったので、これを使って上田方面に出ることにしました。以前は「三才山トンネル有料道路」だったのですが、1年半前に無料開放されたようです。トンネルを挟んだ長く急勾配の峠道を超え、上田側の平地に出てきたところで給油ストップしました。
そこからのクルマの流れは順調で、山の間にある平地を縫うように走り、比較的早い時間のうちに佐久まで戻ってきました。斜め左には特徴的な浅間山の姿が見えてきました。
佐久まで戻ってきました。浅間山が見えています。意外に雪は少ない?
R254沿いで佐久南IC入口にある「道の駅 ヘルシーテラス佐久南」で休憩。夕食も込みで地元の食材を物色したのですが、妻はこのドライブ中に完全に暴走。「お土産」と称して次から次へと物品を購入していました。そんなに買って大丈夫か?
この時点でまだ15:00だったので、ここから高速で帰るとまだ少し早い。そこで行けるところまで下道で帰っていこうということにしました。そのままR254を進み、内山峠を越えて群馬へと抜けます。このルートでは正面に荒船山の雄姿が迫力満点で見られます。
内山峠を越えて群馬県へ。荒船山の山肌は大迫力です。
(画像に触れると表示が変化します)
下仁田、富岡、吉井とR254の旧道を走り、田園地帯に出てきたところで右に折れ、神川町経由で秩父方面に出てショートカットすることを選択。これなら秩父市街地以外は混雑しているところを避けられるので、R254よりはスムーズに帰りつけるはずです。
関東平野まで戻ってきました。さすがに平地が広いです。
神川から峠を越えると名勝の長瀞。ここからR140で荒川沿いに南下して秩父市街地に入ります。17:30には「道の駅 ちちぶ」に到着しました。まもなく日没を迎えそうですが、ここまで来ればもう普段の行動範囲内です。
秩父市街地まで戻ってきました。後方は武甲山です。
(画像に触れると表示が変化します)
仕上げはいつものR299です。勝手知ったる道ではありますが、気をつけて帰りましょう。
R299で飯能に抜けて帰ります。自宅まではあと40kmほど。
ところが、飯能の市街地に入る手前10km付近の東吾野駅近くで謎の渋滞が発生していました。その間に日没を迎え、山の向こうから満月が上がってくるのが見えました。そういえば今日はピンク・ムーンでした。
渋滞中、正面の山の向こうから満月が登ってきました!
そのままじわじわと進んでいくと、渋滞の原因はオレンジ色の軽ワゴン車がガードレールに突っ込んで大破し、レッカー車に載せる作業を行っていたためと判明。おかげで20分ぐらいはタイムロスしたでしょうか。渋滞を抜けた時にはすっかり暗くなっていました。事故の規模を考えると、迂回路なしで通行止めになってなかっただけ、まだツキもあったとも思えます。
すっかり日が暮れて、ナイトドライブになりました。
その後は順調に流れ、R299~R463バイパスを経由して自宅まで一気に戻れました。出発からちょうど14時間で自宅に帰着。10時間近く運転していたことになります。
無事に帰着も、結局安曇野から下道だけで帰ってきました。
本日の走行は447.4km(うち一般道243.1km)、平均燃費は19.7km/Lでした。結局のところ、安曇野からずっと下道で帰ってきました。久しぶりの長距離に加え、運転していた時間も長くなったのでさすがに疲れました。
行き帰りで別ルートを使ったので、ドライブ自体は楽しかった。
2022.04.02
菜の花と桜の共演!
金曜日の夜、天気予報を見ると気温は低めですが天気は良さそう。そこで土曜日の朝は早起きして、初めての場所に桜見物に出掛けることにしました。今回は「埼玉県の桜」で検索すると必ず上位に来る「熊谷桜堤」です。荒川の堤防沿いに続く桜並木に加え、その土手に咲く菜の花とのコントラストがすばらしいらしい。ぜひ行ってみたいと思いました。
まずは7時前の電車で出発し池袋へ。そこでJRの湘南新宿ラインの列車に乗れば乗換1回で行けます。幸い座席に座りっぱなしで行くことができました。
池袋から湘南新宿ラインの列車に乗り、高崎方面へと向かいました。
目的地最寄りの駅は熊谷駅、池袋からは約1時間の乗車です。ここは在来線に加え、上越新幹線と秩父鉄道が乗り入れています。規模の大きいターミナル駅です。
熊谷駅にやってきました。ここから徒歩で荒川へ向かいます。
(画像に触れると表示が変化します)
徒歩5分ほどで「熊谷桜堤」の碑のあるところに出てきました。堤防沿いの道路には出店もあって賑やかになりそうです。では行ってみましょう。
「さくら名所100選」だそうです。裏には出店も並んでいました。
(画像に触れると表示が変化します)
堤防の上に上がってみると...すごい! 左右を見渡すと青い空の下、桜の白色と土手にある菜の花の黄色がまるで帯のように続いていました。情報によればこの並木は約2kmほどあるそうです。
堤防の上からも下からでも絶景。色んな角度で楽しめます。
(画像に触れると表示が変化します)
これだけ奥行きがある風景だと、写真を撮るのも楽しい。遠近効果とボケを使って、様々な表現ができそうです。ただ、どこにピントを合わせるべきかは相当迷いましたが...。
人の流れの合間をぬって、チャンスを逃さず撮影しました。
(画像に触れると表示が変化します)
横で奥行き、横で広さを表現。色々な表現を試せました。
(画像に触れると表示が変化します)
堤防の外側にも菜の花が咲いており、そちらの方が桜の白との対比がより際立ちます。
堤防の外側にも菜の花が咲いていました。
(画像に触れると表示が変化します)
より近い位置で桜と菜の花を合わせて見ることができるのです。
(画像に触れると表示が変化します)
人出は多いのでタイミングは難しいですが、アングルの自由度が高いので、より印象的な写真を狙って撮影を試すこともできました。
空が白っぽく写ってしまったのがちょっと残念...。
こちらは今回の私の自信作です。さて、主役はどっち?
(画像に触れると表示が変化します)
最初に東側に向かい、端から今度は西に向けて歩いて行きました。熊谷大橋がその西端にあたるようです(実際はもう少し先まで続いていました)。
荒川の看板前にて。ここが見どころの西端のようです。
振り返ってみるとこの通り。どこまでも続いているように見えます。
戻りは堤防の下側を歩いて行きました。周囲は住宅地ですが、車両が一方通行になっていたので歩きやすかった。いい雰囲気でした。
桜堤の散策もこれにて終了。すばらしい景色でした。
(画像に触れると表示が変化します)
さて、次は秩父鉄道に乗って秩父へ向かうことにしました。目的はお気に入りの栗のお菓子を買うことです。11:05の普通列車に乗車。秩父鉄道は先月からIC乗車券に対応したため、Suica/PASMOで乗れるようになりました。
秩父鉄道のラッピング列車で秩父へと向かいます。
(画像に触れると表示が変化します)
列車は荒川沿いにのんびり走り、名勝である長瀞を抜けて西武秩父線との乗換駅である御花畑駅までやってきました。ここまでの所要時間は約1時間というところです。
御花畑駅では、観光列車であるSL「パレオエクスプレス」が走っているところに遭遇しました。
御花畑~西武秩父駅間にある踏切で、パレオエクスプレスを撮影!
(画像に触れると表示が変化します)
秩父の桜はそろそろピークでしょうか?
昼食はいつもの「西武秩父駅前温泉 祭りの湯」のフードコートにて。好きなものをそれぞれ食べられるのでありがたい。
食事はいつものフードコートで。食べ終えたらお菓子を買いに行きます。
(画像に触れると表示が変化します)
隣の土産物コーナーで、目的のお菓子を購入。3つしか残っておらず、わざわざ来たのに危ないところでした(笑)。
ここから西武秩父線で帰途につきます。本当ならLaviewに乗って帰りたいところですが、その前に出る普通列車とさほど到着時間が変わらなさそう。進行方向後ろ向きに座るのが妻は苦手なこともあり、13:07発の鈍行でのんびり帰ることにしました。
発車準備中のLaview。これで帰ってもいいんですが...。
(画像に触れると表示が変化します)
進行方向後ろ向きに座るのが妻は苦手なので、普通列車を選択。
(画像に触れると表示が変化します)
約1時間弱で池袋駅行き列車との乗換駅である飯能に到着。実はこの時点でまだ14:00前。このまま帰っても早すぎるので、途中で降りて入間川遊歩道を歩いてみることにしました。次の元加治駅で下車します。
元加治駅で下車、ここは比較的閑静な駅です。
駅前のお寺にも立派な桜がありました。
入間川にかかる橋からは、廃線跡である旧入間川橋梁が見られます。ちょうど向こう側の現橋を特急列車Laviewが走っていきました。
旧入間川橋梁です。向こう側の新橋をLaviewが通過していきました。
(画像に触れると表示が変化します)
土手に出て堤防上の遊歩道に入ります。ちょうど先ほど見た橋をくぐる形です。妻は抜群のタイミングに遭遇、頭上を通過するLaviewの撮影に成功。こんなアングルの写真はなかなかありません。
妻が抜群のタイミングでLaviewの撮影に成功!
(画像に触れると表示が変化します)
西武線の橋梁をくぐると、桜並木が始まります。距離は約300mほどですが、遊歩道の幅が狭いので花の密度が非常に高く見えます。
入間川沿いに堤防の上の並木道を歩きます。
(画像に触れると表示が変化します)
距離は300mほどなので、すぐに終点に到達します。
(画像に触れると表示が変化します)
近くには入間市の文化施設「アミーゴ」があり、そこにも寄ってみました。巨大な鯉のぼりが出迎えてくれました。
文化施設「アミーゴ」では巨大な鯉のぼりがお出迎え。
ここの庭にも大きな桜の樹がありました。最後にここの桜の前で記念撮影をして、今日のお花見紀行は終了です。
ここが本日最後の花見の樹です。
(画像に触れると表示が変化します)
それぞれ記念撮影して今年のお花見は終了です。
近くの西武線仏子駅から帰途につきました。移動盛りだくさんのお花見でしたが、印象に残る風景があちこちで見られてよかった。久しぶりに列車旅の気分も味わえたし、楽しかったです。
2022.03.27
所沢・東川の桜並木
週末は気温が一気に急上昇。午前中は妻に所用があったので、昼食ついでに午後から桜見物に出かけてきました。所沢市にある東川の桜並木に行くのは3年連続。西武池袋線、JR武蔵野線を乗り継いで東所沢駅から散策スタートです。
東所沢駅で電車を降り、北側にある東川へと向かいます。
徒歩5分ほどで川に出てきました。まずは橋の上から下流側を眺めてみると...少し早めの感はありましたが、見事な咲きぶりです。
川の両岸に桜が上っていて、川面を覆っています。
細かく枝を見ると4分から7分咲きといったところでしょうか。それでも樹によっては花の密度が濃いところもあり、なかなかの見応えです。
さっそく写真を撮り始めました。花はまだ新しく、どうやら一気に開いたようです。
(画像に触れると表示が変化します)
向こうに見えるのは新名所の「ところざわサクラタウン」です。
(画像に触れると表示が変化します)
途中、川辺に降りられるところがあったので、水面近くから頭上を仰ぎ見るアングルを試してみることにしました。まるで桜でできたトンネルのようです。奥行きもあるので写真映えします。
川辺に降りて、水面近くから頭上を仰いでみると...!
まるで桜でできたトンネルのようです。奥行きもあってすばらしい。
ところざわサクラタウンの裏手を通り過ぎると、市街地まで続く遊歩道が現れます。ここはおがくずが撒かれていて歩きやすい。しばらく進むと、黄色い絨毯が出現しました。
ここから市街地まで遊歩道が続きます。途中で黄色い絨毯が出現しました。
(画像に触れると表示が変化します)
その正体は菜の花、陽が差していなかったのですが、それでも色鮮やかできれいでした。
川沿いの菜の花畑、ちょっと曇っていたのが残念でした。
(画像に触れると表示が変化します)
さらに進むと土手が広がります。気温が高いこともあり、多くの子供が川原に降りて水遊びをしていました。写真を撮るなら朝方の人が少ない時間帯を狙うべきかなあ。
河原に降りられますが、人が多かったのでそのままスルーしました。
(画像に触れると表示が変化します)
この辺りからはソメイヨシノの中にピンク色の濃い河津桜がに混じり、ファインダーの中に映る色のバリエーションが増えてきました。
河津桜のピンクはソメイヨシノの中ではひときわ目立ちます。
(画像に触れると表示が変化します)
この辺りから住宅街に突入です。草木を植えている家もあるので、見みられる植物の種類がどんどん増えてきました。
この辺りから住宅街になります。
遊歩道もどんどん賑やかに。ボリュームもあります。
白にピンクに黄色、春カラーが捉えられました。
足元を見ると、菜の花やたんぽぽもあちこちで咲いています。望遠レンズ搭載のカメラで拡大して見ると、普段とは全く違って見えるのが不思議です。
少し離れたところから望遠レンズでボカして撮影してみました。
(画像に触れると表示が変化します)
かなり市街地の中心部に近づいてきました。遊歩道の終点からは提灯も掲げられており、花見気分を盛り上げてくれます。このあたりは地面にライトもセットされていたので、おそらく夜はライトアップされているのでしょう。
街の中心部に近づいてくると、提灯が飾られていました。
(画像に触れると表示が変化します)
航空公園の近くまで戻ってきました。ここは住宅地のど真ん中ですが、立派な桜の樹が多く「並木道」であることを強く感じます。所沢は戦災にあっていないせいか狭い道が多いのですが、それがこういう風情を生み出しているとも言えそうです。
もうすぐ航空公園です。まもなく散策は終了。
(画像に触れると表示が変化します)
この後、買い物をしながら所沢駅まで戻り、電車で帰途につきました。
今年はこの後まだ寒の戻りもあるようなので、来週末もまだ楽しめるかもしれませんね。
2022.03.12
春風に吹かれて、名所巡り
前日から気温が上がり、心地良くなってきました。特に出かける予定はなかったのですが、この陽気で外出しないというのはさすがにもったいない。妻にも促され外出することにしました。
行き先は埼玉県の東側、草加市と越谷市にしました。以前テレビで紹介されていた松原と、小さいながらも梅林の公園があるということで選択。西武線から秋津で武蔵野線に乗り換え、さらに南越谷で東武線に乗り換えます。獨協大学前駅で下車し、約1時間半で「草加松原」にやってきました。
ここが駅からの通りと松原の交点にある歩道橋です。
草加松原は旧日光街道の一部で、綾瀬川沿いに約1.5km連なる松並木です。以前には多くの樹が枯れてしまったそうですが、地元の人の努力で景観を復活させたとのことです。
歩道橋とそこからの眺め、奥行きがあってなかなか壮観です。
(画像に触れると表示が変化します)
松原は遊歩道として整備されていて、散歩するには非常に気持ちのいい場所でした。気温も上がってきたので、日陰を歩くのがちょうどいいぐらい。この環境は地元の人が羨ましい。
まっすぐ続く松原。遊歩道の幅も広くて気持ちいい。
振り返ったところ。水辺でもあるので、雰囲気的に落ち着きます。
途中にかかる橋の上から。奥には外環道が見えています。
対岸にある公園で、花が咲いている桜を発見しました。色から見ると河津桜のような? それほど大きくはありませんが、見事な咲きぶりでした。
桜の花の下で。写真の出来は妻の方が上でした(笑)。
(画像に触れると表示が変化します)
見事な咲きぶりです。蜜を求めてメジロが群がってきました。
(画像に触れると表示が変化します)
一眼レフで絞りを開けて、花の先端を捉えました。
再び駅に戻り、気になっていたイタリアンレストランで昼食にしました。ここは自家製のパスタを出しているそうです。妻はピザ、私は桜エビとキャベツのパスタを頼んでみました。なるほどもちもちで美味しかった。人の出入りが多かったので、人気店なのかもしれません。ここはまたぜひ来てみたいお店です。
駅にあった店でイタリアンの昼食を楽しみました。
妻はピザをまるまる1枚、私はパスタを味わいました。美味しかった。
(画像に触れると表示が変化します)
食事を終えたところで13:30ごろ。まだ帰途につくのは早いタイミングなので、もう少し足を伸ばしてみることにしました。再び電車に乗り、北へ数駅移動。北越谷駅で下車し、住宅街を抜けたところから川沿いに目的地へと向かいました。約20分ほど歩いたところが目的地です。
駅から川沿いに梅林公園に向かいました。
(画像に触れると表示が変化します)
今回向かったのは越谷梅林公園です。規模はさほど大きくありませんが、なるほど多くの樹が植えられており、花の匂いが濃く漂ってきました。
堤防の上から梅林公園の敷地へと降りていきます。
(画像に触れると表示が変化します)
園内は遊歩道沿いに大小様々な梅の樹が植えられていました。ちょうど満開に近い状況の樹が多くて見応えがありました。ただ、色は白が多かったので、カラフルを表現できるアングルが少なかったのが残念なところでした。
見ての通り花の密度がすばらしい。妻は構図取りが上手です。
(画像に触れると表示が変化します)
私はもう少し花との対比をはっきりさせてみました。
おまけ。花見のいい予行演習になりました。
しばらく梅の樹の下で敷物をひいて休んでから、往路と同じルートで帰途につきました。後で見たところこの日の最高気温は東京で20℃を超えたらしい。歩いてすっかり汗をかいてしまいました。
この暖かさはしばらく続くようなので、来週には桜も咲き始めることでしょう。花見のちょうどいい予行演習になりました。
2022.02.26
初春のプチ遠足
この週末は気温が3月下旬並みまで上がるとのこと。天気も良さそうなので散歩に出かけることにしました。飯能市の美杉台という団地にある公園が、とても見晴らしが良いとの評判です。ただ、駐車場の台数が少ないとの情報だったので、電車とバスを乗り継いで行くことにしました。
飯能駅まで電車で行き、南口から出ている路線バスに乗り込みます。運行頻度が高い路線で、待ち時間はせいぜい10〜12分ほど。走行距離はたいしたものではありませんが、登り勾配はそれなりにあったので、駅から歩くのはちょっときついかも。
このバスの終点(わずか7停留所目!)でバスを降りると、その北側に丘が見えていました。ここが目的地の「あさひ山展望公園」です。
バス事業所の裏手にあるのが「あさひ山展望公園」です。
(画像に触れると表示が変化します)
さっそく階段を上っていきました。階段は踊り場が比較的短い間隔であるので、それほどきつくはありませんでした。頂上部へはこの階段を使うのが最短ルートですが、勾配の緩いスロープも用意されているので、車椅子などでも登ることは可能なようです。これをジョギングルートとして使っている人もいました。
階段を頂上部に向かって登っていきます。
(画像に触れると表示が変化します)
私は一足早く到着、妻が登ってくるのを待ちます。
(画像に触れると表示が変化します)
頂上部からの眺めは…すばらしい! 270°ぐらいは視界が開けており、さいたま新都心から所沢の市街地、東京スカイツリーや富士山まで見渡せました。これはすごい。
ただ惜しむらくは、東京方向が加治丘陵で遮られていて、いまひとつ都心部の展望が良くない点でしょうか。でも駅から近場で、これだけの景色が見られるというのは羨ましいところです。
ランドマークの方向を示してくれています。こちらはスカイツリー。
(画像に触れると表示が変化します)
方向から見て、所沢の高層ビル群のようです。
こちらはさいたま新都心、アリーナも見えています。
もちろん富士山も見えていました。写真だと小さいのですが、肉眼だと結構大きく見えました。
白く見えているのが富士山です。
妻は「富士山載せ」にチャレンジ。600mmの最大望遠だとこんな感じです。
(画像に触れると表示が変化します)
なお、頂上は広場になっていて、その中央には日時計が設置されていました。
頂上部はちょっとした広場になっています。中央には日時計が設置。
(画像に触れると表示が変化します)
展望をじっくり楽しんだので、駅に向けて戻っていくことにしました。距離的には大したことがないことが分かっていたので、徒歩で坂を下っていきました。さらに運動公園の中をショートカットしたおかげで、意外に早く駅まで到着。
昼食は以前来たことのある喫茶店にて。飯能駅の北口を出てすぐのところにあります。いかにも「昭和」の雰囲気が残る店構えで、懐かしさを感じる「喫茶店のナポリタン」を頂きました。ここはコーヒーの香りも絶品です。
飯能駅北口出てすぐのところにある「コーヒー苑」さんです。
二人で相談し、気になった「喫茶店のナポリタン」を注文してみました。
これにスープとコーヒー付きです、美味しかった。
(画像に触れると表示が変化します)
予報通り、この日は風も穏やかでポカポカ陽気。薄手のジャンパーだけでも寒さを感じることはありませんでした。そこそこ歩くこともできたので、ちょっとした「春の遠足」になりました。
2022.02.19
残雪残る秩父路
クルマを芦ヶ久保まで走らせてきました。途中まではいつもの冬のドライブという趣きでしたが、埼玉県南部と秩父地方を隔てる正丸峠のトンネルを抜けた途端に一気に雪化粧に変化。この道は交通量が多いこともあって路面は完全に乾いており、特にスリップなどの危険は感じませんでしたが。風が強くて気温が上がっていないので、山肌には先日積もったものがそのまま残っているようです。
芦ヶ久保駅にて、斜面はすっかり雪化粧です。
特に北斜面には雪が残っています。これでは簡単に溶けまい。
路面の状況は良好、快適なドライブでした。
気温が低く前走車のブレーキに付き合わされたこともあり、燃費も全く伸びませんでした。この日は1往復で20.2km/Lが精一杯でした。
クルマはまもなく12ヶ月点検を迎えます。それが終わったらドライブの足も少し伸ばしていきたいところです。
2022.01.22
3年ぶり「あしがくぼの氷柱」
以前に訪れた「あしがくぼの氷柱」。一昨年は暖冬の影響で結氷せず、昨年はコロナ禍の影響で実施されませんでした。今年は気温が適度に下がっており、3年ぶりに開催されています。妻が取材で行くことになったので、私も写真アシスタント(!?)として同道してきました。
やはりライトアップが見どころなので、夕方に自宅を出て西武線普通電車で会場最寄りの芦ヶ久保駅へ向かいました。
芦ヶ久保駅へ到着、ここから会場までは徒歩10〜15分ほどです。
会場へ向かう道。木屑が撒かれていて滑らないよう配慮されています。
今回はコロナ禍の影響で、ライトアップの時間帯は予約制になっています。それでも大勢の人が見物に訪れていました。まだ空は明るかったのですが、この後急激に暗さが増していきました。
入口にて。ここから氷柱の間を抜け、谷間に向かいます。
順路の造りは前回と変わっていないようです。
左側の山に螺旋状に順路が設けられています。振り返るとこんな感じ。
(画像に触れると表示が変化します)
いきなりのクライマックス! 超広角レンズが大活躍です。
(画像に触れると表示が変化します)
多くの人がスマートフォンや一眼カメラで夢中になって撮影していました。
谷底の展望台から、山の斜面に沿って高度を上げていくと、展望台の人々と谷間の氷柱群を見渡せるようになります。やはり何か対比するものがあると、写真にもスケール感が出てきます。
手前の展望台にいる人と比べると、氷柱群の大きさがわかります。
(画像に触れると表示が変化します)
一番高い展望台から。今年は氷柱のボリューム感が増してます。
約1時間で順路をまわりました。ちょうど18:00を過ぎたところで、西武秩父駅まで行って夕食を摂ることに。数分で西武秩父行きの電車が来たので、移動開始。
夕食のため、下り電車で西武秩父駅を目指します。
西武秩父駅までは2駅なので、数分で到着します。電車からも見えましたが、駅にある施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」には大きなイルミネーションが設置されていました。これは大きい!
「西武秩父駅前温泉 祭の湯」前には巨大なイルミネーションが!
(画像に触れると表示が変化します)
「祭の湯」にあるフードコートで夕食にしました。ここは好きなものを券売機で買い求め、空いている席で食べるスタイル。妻はくるみだれのそば、私はわらじかつをそれぞれ堪能しました。
好きなものをそれぞれ選んで食べられるので、こういうスタイルは楽ですね。
食事後、少し時間があったので、みやげものを見て回りました。ただし意外に早く列車がホームに入っていたので、気温も下がってきたこともあり、少し早めですが乗車して発車を待ちました。
特急Laview「ちちぶ」号で帰途につきます。
(画像に触れると表示が変化します)
自宅最寄駅まで行く普通電車に乗り継ぐまで、1時間弱の乗車です。特急「ちちぶ」は飯能駅でスイッチバックするので、今回の行程の大半が座席と進行方向が逆になります。本当は座席を回転させたかったところですが、アナウンスで「コロナ対応のため、座席は向かい合わせにしないで」との案内。このため乗り心地は今ひとつでした。
「小さな旅」もこれで終わり、近場でしたが充分に楽しめました。
21:00前には自宅に戻れました。距離にして40kmぐらいの移動範囲ですが、特急列車にも乗ってちょっとした旅行気分が味わえました。
2022.01.05
2年ぶり帰省(復路)
年末年始休暇もこの日で終了です。夕方の便で首都圏へと戻りました。帰省中はずっと好天続きでしたが、残念ながらこの日から天気は下り坂。それでも天気が崩れきる前に高知を離れることができました。
搭乗便NH568は16:00出発でしたが、空港に到着する前に羽田からの機材到着遅れにより15分遅延のアナウンスがありました。しかし折り返しの準備でがんばったのか、結局は10分遅れで搭乗が始まりました。さよなら2年ぶりの高知。
16:00発のNH568で高知を離れました。
帰路はほとんどが雲上飛行。所々揺れの大きいところもあり、飲み物サービスが行き渡らなかった人もいたようです。Flightradar 24で航路をチェックしてみたところ、房総半島まで回り込まずに東京湾上空をロングベースしたらしく、滑走路直前で大きく左旋回してA滑走路に着陸。
さよなら高知。上空で夕暮れを迎えました。
(画像に触れると表示が変化します)
ただ、やはり降機に時間がかかり、手荷物受取所を出たのが最寄りターミナル駅行バスの出る15分前。ぎりぎり間に合うかと思いましたが、既に直後の便は満席になっており乗車できず。そこで次善の策として、西武池袋線の別の駅行きのバスに乗ることに。こちらは無事に確保できました。
帰宅時間帯だけに渋滞を懸念していましたが、幸い混雑もなく定刻よりもかなり早く駅に到着。ここで軽く夕食を摂ってから自宅に戻ることにしました。あとは電車1本、食事後にホームに上がったところでちょうど最寄り駅まで到達する電車も来たので、そこからはスムーズに帰れました。自宅到着は20:30。
やっぱり帰省は首都圏内の移動が疲れます...。