2003.10.04

日本海には浪漫がある?

 今週末はどの天気予報も「絶好の行楽日和となるでしょう。」と言っていましたので、これは行くしかないでしょう。土曜日の朝、地図を色々見て今回は'02年春ツーリングの逆回転バージョンを選択しました。日本海には忘れかけた浪漫があるに違いない?
 午前5時起床、6時出発はいつも通り。最寄りの所沢ICから関越道に乗って、ただひたすらに北上。天気はちょっと期待外れの曇り。気温は10〜13℃とやや低め。秋用装備で出かけたものの、関越トンネル付近はちょっと肌寒かった。伊香保からの上り坂はもちろん1速落としてVTEC作動。気持ち良いくらいに突き抜ける。高回転エンジンの楽しさを満喫。燃費は悪化するんだけど...。
 8時を回ると日が射してきて、ようやく気温も上向きに。下の写真は新潟県小出近くのPAにて。もうすぐ、お目当ての日本海です。


さぁ、ここからが本番だ!

 このまま一気に長岡JCT を通過、関越道から北陸道の西行きに入ります。さすが北陸道、車は少なめで走りやすい。柏崎ICまでひたすら走り続けました。9:30には柏崎に到達。
 そこからはR8で日本海に沿って糸魚川を目指します。柏崎市街を抜けると、目の前は黒い海、日本海。この日は風が少ないのに波は高くて、波飛沫が結構上がってました。さすがに太平洋とはちょっと雰囲気が違いますね。R8は道もいいので快調に走れます。時々大型車に引っ掛かるのが残念。下の写真は直江津のちょっと西にある小さな漁港で休憩したときのもの。下の写真では波飛沫が写っています。ちょっぴりダイナミックです。


直江津のちょっと西にある漁港にて。港は大好き。


ちょっぴりダイナミック?

 さらに日本海に沿って西に進みます。工事片側通行なんかで予定よりちょっと遅れ気味。それでもヒスイの里、糸魚川に着いたのは11:30ごろ。でも下の写真のようにちょっと雲行きが怪しい。これが「絶好の行楽日和」なのか? 肌寒いしちょっと時雨れてるぞ。


糸魚川。宮本 輝の「月光の東」の一舞台でもあります。

 糸魚川からR148で白馬・信濃大町を経由して長野県松本市を目指します。姫川に沿って南下、北アルプスを右手に見ながら、山に分け入っていきます。白馬の辺りで時雨れに遭遇した以外は、肌寒いものの特に問題はなし。スノーシェッドのある区間では楽しく走れたものの、途中のタイトコーナーのところで観光バスに追いついてしまい、その後20kmも引っ張られるという悪夢。ううっ、なんてこったい。
 13:00には信濃大町に到着。黒部ダムの玄関口ですね。特に目的があって来ているわけではないのですが、お約束の駅前休憩の様子。バイクだと駐車場探さなくてすむので便利です。ここまで来てようやく気温も上がり、走りやすくなってきました。再び走り始める前に、タイヤチェックをしていて気がついたのは、タイヤがキリマンジャロの様に摩耗していること。この1年は高速道に乗った距離が非常に長いため、あまりサイドを使っていないということかな?


初めての街は駅を探すといろんな情報がGetできます。

 あとはひたすら南下あるのみ。大町から再びR148で松本へ。工事やらなんやらで思いきり時間がかかって、結局着いたのは14:00ごろになってしまいました。松本は何度も来たことがあるので、特に何処にも寄らずにそのまま長野道松本ICから高速に乗りました。ここからだと南下して中央道に出るか、北上して上信越道経由で関越道に出るかの2つのルートがあります。今日は中央道を選択。
 30kmほど走ると、岡谷JCTにさしかかって中央道に出ます。ここから少し行ったところが諏訪湖SA。8月の同窓会の帰りに寄ったところです。今回も給油のためにここで休憩しました。偶然前回来たのとほぼ同じ時間、14:30ごろです。


あの時はこの先が渋滞してて辛かった...。今回は?

 幸い今日は渋滞もなく17:00すぎには八王子を通過。途中でiPodのバッテリが切れたのは計算外だったけど。いつも通り国立府中で降りて北上。ただ今回は小金井街道をまっすぐ北上したために、JR中央線・西武新宿線・西武池袋線の踏切りのところで混んでいて、ラジエターファンも回りっぱなし。自宅に帰り着いたのは19:00で、2時間もかかってしまいました。いつもの裏道で帰れば良かったと思って、ちょっと後悔。
 本日の走行距離、13時間で681.1km、うち高速は452km。これで今年の最低目標ラインの年間5,000kmはなんとかクリア。使用ガソリン28.8L、平均燃費は23.6km/Lと、やっぱりいつもと同じくらい。高速道で結構VTEC使ったのに、意外に伸びた?

2003.09.06

ラーメン食べたいっ!

 金曜日の夜、ふと思ったこと。「ラーメン食べたいっ!」。なぜなら私、普段ラーメン食べる機会がないのです。食生活をほとんど会社の食堂の定食で済ませているため、めったに麺類を食べることがないのです。
 となるとやっぱり本場に行かねば!というわけで、神戸からまだ2週間経ってないのに南東北に出撃を決定。目的はまたもや喜多方ラーメン!! 朝5時に起床し、6時には出発しました。


行くぞ、ラーメンツアー2003。

 和光北ICから外環道経由で東北道に乗りました。今回はルートをちょっと工夫して、福島県二本松市まで北上、そこから西進して裏磐梯を抜けて喜多方へ向かうことにしました。早朝なので空いてるかなと思いきや、結構車は多かった。いつも通り上河内SAで休憩しました。事故渋滞もあってちょっと予定より遅れ気味。天気はあまり良くなかったですね。


いよいよ東北へ突入です。

 が、そこからがちょっと予定外。那須と白河の間でまたもや事故渋滞。今回は完全に止まってしまいましたので、高速道路上でパチリ。バイクに乗らない人はわからないでしょうけど、視界はこんな感じです。セダンの車に乗った場合と比べると、結構アイポイントは高いんですよ。この渋滞の先ですが、横倒しになったトラックと前後がペシャンコのベンツ、後ろが潰れたライトバンなど4台がからんだ事故だったようです。どんなぶつかり方すればあんなに散らかるんだろ?


ま、焦る必要はないので、おとなしく待ってます。

 白河を抜けると福島県です。磐越道分岐の手前で高速上での最後の休憩。ちょうど通り雨がきそうだったので、安積SAでちょっと小休止しました。暫くすると雨も上がったので、そこから二本松を目指します。二本松といえば伊達政宗の物語には必ず登場するところですよね。二本松で東北道を降りて、R459経由R115で裏磐梯(五色沼)を目指しました。ここからは一般道の山道が続きます。下の写真はR459と151の交差点にある「道の駅つちゆ」で撮ったものです。天気が悪くて何にも見えませんでした。おまけに風が強くて、すっかりライオン丸みたいになっちゃってます。


眺望がいいとの話ですが、何も見えん...。

そこから山を越えて、裏磐梯の桧原湖に向かいました。道はいいのですが、峠では霧が出ていてあまり視界がよくなかったので、景色を楽しむことはできませんでした。天気さえ良ければもっとじっくり森の中を気持ち良く走れたんでしょうけど、今回は駄目でしたね。そのまま桧原湖を通り抜けて喜多方へ降りてきました。さぁ、いよいよお目当てのラーメンです。
 私の贔屓は喜多方駅前の「丸見食堂」。なんでも昭和4年創業の老舗なんだそうです。ここの「きざみシャーシュー」が私は好きなんです。あっさりスープに、コシのあるちぢれ麺、刻んだネギとチャーシューはまことに美味。あぁ、来て良かった。目的達成!!


いつも来れば寄る喜多方駅前のラーメン屋さん。

 そこからは、いつものルートで新潟県小出に向かいます。喜多方から南下して、会津坂下からR252に入り、只見に向かって西に進みます。只見川に沿ったこのルートは高速コーナーが多く、車も少ないので快適に走れます。車と違って、バイクは加速感抜群なのでこういう道は走っていて楽しい。只見川は川面に霧のようなものが立ちこめ、幻想的な雰囲気です。


ちょっと見にくいけど、ヘルメットの脇に見える川面に注目。

 会津と小出の中間にあるのが田子倉ダムで有名な只見町です。また、最近は磐越西線でSLが運行されることがあるそうです。SLから見る川というのもきっと風情があるんでしょうね。下の写真は只見駅の前で撮りました。ここは以前にも書きましたが、何か懐かしい雰囲気のあるところなんです。口ではうまく説明できないけど...。


只見駅です。ここまでで450kmぐらい走っています。

 ここまで峠を越えるごとに路面が濡れていたので、足回りが真っ白になってしまいました。おまけにR252は所々改良工事中で、未舗装の部分もあって汚れるのなんのって。早く完成してくれないかな。メリハリの効いた良いツーリングルートなのに。


我がパートナー、CB400SF-HV。濡れた路面を走ったので下回りが真っ白!

 只見からさらに山道を60km走ると、新潟県の小出町に出てきます。予想より少し早く、15:00過ぎには関越道に乗れてました。そこから2回の休憩をSAで取りましたが、終点での渋滞がどんどん長くなっていたため最寄りの所沢ICまで行くのを断念、川越ICで高速を降りて下道で帰ってきました。帰り着いたのは18:30で、なんとか空が紫色のうちに戻れました。それにしても日暮れが早くなりましたね。
 本日の走行距離、12時間30分で694.1km(うち高速は430kmほど)。今回は最初のガソリン搭載量が不明のため、燃費計算はできず。

2003.08.24

「あの夏」きっと思い出せる。CB400SFで関西へ。

 8月23日から24日にかけて、関西学連のOB会がありました。春から話が進められていて、これは今年いちばん楽しみだったイベント。そこで、3ヶ月の沈黙を破りCB400SF-HV出撃! 本当は前の日の仕事は早く切り上げるつもりだったんだけど、会議を招集する立場になってしまって結局9時まで残業したせいで、予定は狂いまくり。帰宅後に渋滞予測をチェックした結果、出発を1時間早めることにしました。結果、これが大正解だったのですが...。
 朝5時に出発して、川越街道から環8経由で東京ICから東名に乗りました。車は多かったものの、東名に入ったのが6:30でしたので、まだ渋滞の発生する前でまったくペースダウンはありませんでした。渋滞を避ける意味でも最初の休憩は厚木より遠くで取ることに決めていましたから、最初の休憩は中井PAにて。なんかまだ眠そうですね。起きて6時間は経ってるんですけどね。写真の通り、CB400SFはフル装備です。


なんかまだ眠そうに見える。

 ここからはiPodが旅の御供です。この日初めておろした新ヘルメットは風切音がこれまでのものより若干大きい気がします。BGM「Start on a journey」に乗って快調に走行。御殿場の山越えでは若干風があったものの、山を越えて静岡側に降りてくるとほとんど無風になって絶好のコンディション。富士川SAと牧ノ原SA で休憩して、西を目指します。ただし静岡から浜松まで所々工事で車線規制をしていたため渋滞。予定から思いっきり時間をロスしてしまいました。こんな日に工事しなくてもねぇ。このあたりから日差しがきつくなってきます。中間地点の浜松までは275km、予定通り給油しました。ここまでは一昨年に経験済み。浜松から先はCBになってからは初見参です。


浜松です。ここまではCBで経験済み。

浜松を出ると、尾張一宮近辺で相変わらず渋滞につかまりました。ここはいつも込みます。幸い6kmぐらいペースダウン走行しただけで、あまり時間のロスなく通過。その後は関ヶ原の手前の養老SAで簡単な昼食を取って、いよいよ関西圏に突入です。関ヶ原トンネルから大津までは景色もあまり変わらず面白くありませんが、小さいRとアップダウンが多いのでここはVTECを効かせて走り抜けます。下の写真は大津のちょっと手前にある菩提寺PAにて。あ、なんか表情が活き活きしてますねぇ。やっぱり関西の雰囲気の方が首都圏より好きなんです。タイヤをチェックすると路面温度が高くなっているのか、表面が溶けていました。グリップ力の証明でもありますが、連続走行だとタイヤに負担がかかるのを実感。この後は大津SAで最後の給油を行いさらに西を目指します。


やっぱり関西に来たせいか、表情が活き活きしてる?

 いよいよ京都・大阪・神戸に突入です。道は空いていて順調に100km/hぐらいのペースで走り続けました。西宮(名神の最後のIC)には15:00ごろ到達。もうすぐ、みんなに会える。阪神高速では神戸市内で故障車が出て、高架橋の上で大渋滞。高速道路と違って車線幅が狭いのですり抜けもできず、こんがり焼かれてしまいました。アチチ。でも神戸も高層マンションがどんどん建って、かなり風景が変わってしまっていたのにびっくり。結局、目的地の須磨に着いたのは集合時刻の16:00ぎりぎりでした。この日の走行は10時間30分、590.1km。大津以降は首と肩が硬くなってきたので、まめに休んだので少し時間がかかっています。
 そこでいよいよ同窓会。飯食って風呂に入って飲んで話して目茶苦茶楽しかった! こんなに笑えたのはホントに久しぶりだなぁ。ただ翌日の帰りがあるので、私はちょっと早めに切り上げて就寝。訳あってあまり寝れなかったけど...。
 24日は早起きして近くのGSで帰路に備えて給油。少しまったりした後、10時に須磨を出発しました。ホテルの玄関では同期の女の子(美人揃いでしょ)が見送ってくれました。これからまた東京まで? 当たり前だけど気が重い...。


「+me」の面目躍如。小さくしてるのには若干遠慮してるから。

 夢のような楽しい時間を振り切って、帰路につきました。また「日常」に回帰しなければ...。
 この日の阪神3号神戸線と名神高速は比較的空いていて、快調なペース。行きと同じように菩提寺PAと養老SAで休憩し給油。快調な走りで2時間でもう関ヶ原を越えてました。さて、往路の実績から東名は工事渋滞するのが目に見えていたので、今回は小牧JCTから中央道に乗って、八王子を目指すことに。初めて乗る中央道の岐阜側は、アップダウンが激しく定速100〜110km/hで走っているだけでもHYPER-VTECが作動、コーナーも小さいRが多く、走っていて楽しかった。追い越し車線に入るたびに音色と加速が変わり、次々と車をゴボウ抜きに。ギアを1速落として、アクセルを開けるとタコメーターの針が7,000rpmから突き抜けるように振れ、マフラーから出る排気音が一際カン高くなって110km/hからさらに加速、楽々前車を追い抜けます。これこそVTECの快感! 駆け抜ける中、夏の日差しに輝く山の緑は文句なく美しかった。休憩は1時間半ごとに恵那SAと諏訪湖SAで取りました。下の写真は諏訪湖です。ここの時点で15:00。なんと5時間で順調にここまで戻ってこれました。諏訪湖SAで最後の給油。


諏訪湖。ここはもう日帰りツーリング圏内です。

 ただし予想通りというか、ここからが本当に難業でした。諏訪湖から1時間ほど走ったでしょうか、山梨から神奈川に入るところで渋滞25km。渋滞先頭の小仏トンネルを抜けるまでは辛かった。せっかくここまで順調に来ていたのに。それでも何とか料金所のある八王子には18:00前に到着。目標通り日のあるうちに高速を降りられてよかった。終点の高井戸がすでに渋滞していたので、国立府中で降りて北上し、小平・新座を経由して自宅まで帰ってきました。出発してから9時間30分で帰路は無事に終了。


帰ってきました!

 この2日間の走行距離、1,179.6km、消費ガソリン50.7L、平均燃費は23.3km/L。トータル21時間バイクに乗ってましたね。燃費に関しては、中央道でHYPER-VTECを効かした割には延びたと見るべきでしょうか? 全行程を走り終えてほっと一息。月曜日に休みが取れていたらなぁと思わずにはいられない(笑)。でも世間はそうは甘くない。次の日も6:30からまたお仕事です。
 我ながらバカなことしてるなぁと思いつつも、達成感は非常に大きい。きっとこの夏は忘れることはないでしょう。これをもって今年の大イベントはすべて終了(え?)。さて、明日から何を楽しみに暮らしていけばいいのか???


今回の行程図。中央道西側は今回初走り。

2003.06.01

Wetで激走!

 年2回が恒例になった職場のツーリング。今回は南アルプスのペンションで1泊というスケジュール。スクーター部隊は土曜日の朝早く出発したようですが、私は単独でちょっとゆっくりめに出発。10:00にスタートした時にはすでに雨。所沢から飯能・青梅市を経由して奥多摩へ向かいました。さすがに雨のせいか車が少ないものの、雨で視界が悪く、先の路面状態がわからない最悪のコンディション。ブレーキングはコーナーの手前で確実に行うことが必要です。ずぶ濡れになって、なんとか峠を越えて甲府盆地に降りて行くと、後ろからランエボに追いかけられるし、もうくたくた。靴の中までびっしょり濡れてたのがとにかく気持ち悪くて...。
 牧丘の道の駅で昼食。そばを平らげてようやく一息ついたところで、甲府に向かってさらに南下。雨は一向にあがる気配無し。でもそこから1時間ぐらいで目的地の芦安村に到着し、夕方4時にはもうビールとワインを飲んでました。夕食前には露天風呂に入って、冷えきった体も復活。あぁ幸せ。食事も豪勢だったし、もう家に帰りたくなくなった(笑)。
 翌日の朝はまだ厚い雲に覆われてましたが、他のメンバー数人と一緒に昇仙峡に向かいました。甲府に入った時には雨は上がっていたものの、濡れた路面と、日が当たって乾いた路面が交互に来る微妙なコンディション。無理しない程度に時々VTECを使って楽しみました。


甲府の北にある昇仙峡にて。ようやく天気も回復。

 昇仙峡からは西進して牧丘に出てきました。山道は枯葉が落ちていて非常にスリッピー。私はこういうの嫌いなんですけどね。リアタイヤが微妙に滑っている感じがしたので、ここもアクセルワークは車体が真っすぐになってからを心掛けました。おまけに路面のギャップでマシンは跳ねるし、うーん、こういう道はちょっと好みじゃないなぁ。
 昼食でほうとうを食べた後、最後は勝沼から中央道で高井戸まで走りましたが、勝沼から八王子までの山越えでは雨で前車の巻き上げるウォータースクリーンで視界が悪く、結構難儀しました。特に高機能舗装でないところは水の巻き上げが激しく、アクセルを開け続けるのは度胸がいります。
 雨は八王子ですっかり上がりましたが、環八から川越街道へ入ったところでまたポツリ、ポツリ...。なんとかずぶ濡れにはならず、16:00には家に帰着。今回は2日目でHYPER-VTECを使いまくって、燃費も20km/lをかなり割り込んでしまったようです。今回の走行距離、370.1km。

2003.05.10

最長不倒、800kmオーバー!

 少し遅くなりましたが、いよいよ今年のツーリングがスタート。今年最初の目的地は飛騨高山。ルートはいつも通り、信州上田まで上信越道を使い、そこから松本を経由して高山に向かいました。この日は天気は申し分ないものの、気温がやや低め。このため下の写真のように冬用装備で出かけました。結果的にはこれが大正解。5:30に出発して上田の駅前で朝食を摂り、松本に到着したのは10:00ごろでした。松本では街の北側の丘の上にあるアルプス公園の駐車場でちょっと休憩。この日は快晴でした。


松本のアルプス公園にて。ちょっと寒かったけどいい天気。

 そこからいよいよ山越えです。松本からR158で西を目指します。上高地・乗鞍への道は面白いワインディングコースですが、いかんせん道が狭くて路面が悪い上、バスなど大型車の交通量も多い。前車の後ろについて、ずっと我慢のライディングを強いられました。ただし渓谷の眺めと雪解け水のエメラルド・グリーンの川水の美しさは最高です。しばらく行くと突然立派な有料道路が現れました。下の写真は長野・岐阜県境にある中部縦貫自動車道(安房峠道路)の料金所で撮ったものです。後ろに北アルプスの雪山が見えているの、わかりますか?


北アルプスの懐に抱かれて。後ろの雪山、わかります?

 12:00ごろ、目的地の飛騨高山に到着。町中を抜けて、駅前へ。よくテレビで映る川も見てきました。高山といえば、「さくら」と「赤かぶ検事」? テレビで映る通り、ちょっとひなびた感じでいい街です。ここはもうJR東海のテリトリーに入るんですね。ここの楽しみは飛騨そば。駅の近くで店を見つけて、山菜そばを注文。あっさり味で、そばなのにコシがあってまことに美味。あ〜来て良かった。


目的地の高山。ひなびたいい街でした。JR高山駅前にて。

 さて、とりあえず来て見たものの、その後のことは何も考えていませんでした。私は往復同じ道は絶対選びたくない質なので、高山から帰るとなると方法は2つ。南に下り中央道に出るか、北上し北陸道へ出るかです。標識を見ると、名古屋まで160km、富山まで90kmとなっていたので今回は富山をチョイス。R41を北上すること1時間半。途中、神岡鉱山を横目に見ながら道もよくて結構スムーズに富山まで出られました。スーパーカミオカンデはこのあたりにあったんですね。富山に着いたのは15:00。富山はそういえばJR西日本だった。走行距離は既に400kmを上回っていましたが、泊まる準備もしていないので、そのまま北陸道に乗っちゃいました。


JR富山駅前にて。着いたらもう3時まわってた...。

 日本海に沿って北陸道を東へ。途中、難所の親不知を越えて新潟県へ。車も少なく、快適な高速巡航でした。日本海を左手に見ながら、アクセルを一定に保ったままどんどん東進。まったく止まることなく長岡JCTから関越道に乗り換えて、そこで給油。結局家に帰り着いたのはなんと21:00。予定をしていた帰着時間を3時間もオーバー。今回は読みが甘かった...。まさか富山から埼玉まで400km以上あるとは。100〜110km/hでひらすら走り続けて結局5時間。おかげで距離も延びました。日帰りとしては最長不倒の記録更新。


今回の行程図。帰りはかなりの遠回り。

 本日の走行距離、給油3回、なんと839.5km。使用ガソリンは36.03L。平均燃費は23.3km/L。HYPER-VTECをあちこちでかなり使った割には結構伸びちゃった。

2003.05.03

高知〜神戸、日帰りドライブ

 大学の研究室時代にお世話になった教授の退官記念パーティが神戸で開かれました。両親と相談してみたら、実家から車で連れていってくれるとのこと。お言葉に甘えて親父の慣らしが終わったばかりのNew ACCORDに乗せてもらって、高知から神戸まで日帰りで行ってきました。排気量が前モデルからUPしたこともあって、今度の車の高速の乗り心地はGOOD。音も振動も少なくて快適でした。
 この日は下の写真のように本当に快晴。お気に入りの曲をPowerBook G4でCDに焼いて、片道4時間のドライブを楽しめました。


うちの両親です。徳島道で新車を前にパチリ。


絶好のドライブ日和だね! 後ろは明石海峡大橋。

 昼から私は別行動。ポートアイランドで開かれたパーティに出席して、大学の研究室時代の懐かしい人々と再会しました。その間、両親と祖母は三宮・元町へ繰り出していたようです。皆、なぜか神戸が好きなんですよ。夕方、パーティが終わった後は再び三宮駅で落ち合って高知へ帰ることに。帰路の明石海峡大橋のイルミネーションの美しかったこと。やっぱり神戸はいいなぁ。


うちの両親と祖母です。皆神戸のファンなんです。


ちょっとぶれてるけど、雰囲気は伝わるかな?

 20:00ごろに明石海峡を渡って、高知へ帰り着いたのが23:00ごろでした。私の学生時代は姫路から山陽道に乗って瀬戸大橋経由でどうしても4時間弱かかっていましたが、橋さえ渡ってしまえば3時間弱で帰り着けるなんて便利になったものです。距離も往復550km。当時の瀬戸大橋を使うルートより100km以上短くなってます。これが私の学生時代にできていたらなぁ...と思わずにはいられなかった(笑)。

2003.04.10

出張も今日でおしまい。

 延べ5週間の中国出張も今日で仕事は終わり。あっという間だったような、長かったような...。でも気分転換にはなったかな? 技術系の下っ端なんて、普段めったに出張なんかしないから。とりあえず無事に終わって、めでたし。めでたし。11日は帰国するだけ。

2003.04.07

平日の朝なのにね。

 平日の朝なのに、ホテルのロビーは人が閑散。あれ? 月曜日までは待ち合わせの人とか、チェックアウトしようとする人とか結構いっぱい人がいたのに。ひょっとして、SARSに恐れをなして、みんな帰っちゃったの???

2003.04.06

中国といえば大熊猫

 この日もオフで、風はあるものの天気も良好。ホテルから2kmぐらいのところにある上海動物園に散歩がてら出かけてきました。お目当てはもちろん、中国といえば大熊猫でしょう。ランラン・カンカン世代の私はパンダを見るのは何十年ぶり(今でも上野に行けば見られるんでしょうけど)。が! 下の写真の通り、端っこのほうで顔を覆って寝てました。結局あの特徴的な顔も見られず。おいおい、せっかく行ったのにそんなのはないだろう...。


顔を覆って寝てる。

2003.04.05

どこの国でも技術者は...?

 この日はオフ。天気もいいので、買い物がてら外灘(ワイタン)の方に出かけてきました。仕事上、必要な情報があったので理工系の本が充実している本屋さんに行きたかったのです。黄浦江公園から2つほど通りを入ったところに、ボロっちい建物があって、そこに目指すものはありました。小1時間ほどいろいろなものを吟味して買って帰る本(というか、技術資料だな)を決定。中国語とは言え技術は世界共通。書いてることはとりあえずわかる。でも、店が暗いのもあるせいか、そこに集まる人達って、なんかちょっとヘンな雰囲気漂う人ばっかりなんだよね。ま、まだ一人前じゃないけれども人のことは言えないか。

2003.04.03

SARS、やばいじゃん。

 中国・広東省と香港で猛威を振るう急性肺炎SARS。出張に出る前から懸念はされていたものの、WHOが渡航延期勧告を出すにあたりまったく人事ではなくなりました。成田では検疫が強化され、広東省や香港帰りは機内で調査票を書かされるとのこと。やばいよ、これ。検疫のところで咳一つしようものならそのまま拘束されちゃうよ(笑)。そういえば私、ほとんど上海にいるんだけど往路は香港経由だったっけ...。

2003.03.29

上海の休日、再び

 土日は日本と同じく休みです。特に何か買いたいものとかがあるわけではありませんが、ホテルでじっとしていてもしようがないので、バンドに再び出かけました。今回は前回の反省を踏まえて、電車で最寄りの駅まで移動です。今日は前回とは異なり、非常にいい天気で南風の吹くぽかぽか陽気。川沿いの公園の植木のところに座り、iPodでお気に入りの曲を聴きながら日向ぼっことしゃれこみました。ぼーっと出来るのがささやかな幸せ。


今日はほんとにいい天気。


バンドの街並み。風情があります。


繁華街の様子。人が多いせいか、歩くだけでも疲れちゃう。

2003.03.27

狭い!

 仕事の関係で、亜熱帯の地方都市から上海に飛行機で移動しました。さすがに気温の差が大きく感じましたが、その日の上海は最高気温が17℃、最低気温も8℃とほぼ東京と同じと言っていいでしょう。今回のフライト時間は約2時間半、宮本 輝の「朝の歓び(上)」の残り3章分を読むにはちょうどいい時間でした。でも廻りの中国人が騒々しくて、フライト中にどんどん席を立って話し始めるありさまで、全く落ち着かなかったなぁ。席がぎゅうぎゅう詰めの737だったからもあるのでしょうけど。それと比べると日本の国内線は確かにゆったりしています。どうでもいいけど中国南方航空の機内食は全然口に合わなかった!

2003.03.24

初めてのトリプル・セブン

 初めてBOEING 777-200(通称トリプルセブン)に乗りました。隣国とはいえ、丸一日がかりの移動だとさすがに海外に行ったという気になりますね。成田ー上海なんて、国内線に毛が生えたぐらいの距離しかないし...。そういえば、悲しかったのは前回の上海からの帰りの飛行機が767-300だったこと。座席構成が違う(ビジネスクラスがある)だけで、普段帰省で使ってる機体と同じじゃないの! 行きが747-400(通称ダッシュ400)だっただけにこの落差がちょっと悲しい...。


香港に私を置いて帰る777。

2003.03.04

掛水の休日 in 上海

 2月18日から3月2日まで、仕事で上海に行っていました。とはいえ、土曜・日曜は休み。仕事で来ているとはいえ、これは羽を伸ばすしかない! ということで、市内観光に出かけてきました。私は別に、買い物なんかには全く興味がないので、暇つぶしにホテルから市街地の方へ徒歩で出かけてきました。とりあえずの目的は有名なテレビ塔。あまり地図をよく見ていなかったのもあって、「まぁ、歩いてりゃそのうち着くだろ」なんて思っていたら全然甘かった! 中心部まで2時間半、10km弱も歩く羽目に...。


上海博物館です。あまり陶器には興味がないので表を見ただけ。

 次に向かったのはよくTVで映るテレビ塔。これを見なきゃ上海に来た実感ないよね。天気もあまり良くなかったのが残念。それにしても高い...。


おぉ、これぞ上海?

 私はてっきり手前は海だとずっと思ってたんですが、河なんですね。ここでは記念撮影するしかない! この写真、後で自分で見て思ったこと。「もっと笑えよ...」 その訳は写真の下に。


でもね、風が強かったのよ。

 この後も適当に歩いていたら、何やら大勢の人がうごめいている所を発見。なんだあれ?と思ってそっちへふらふら行くと、上海駅でした。駅の前の広場には、大きな荷物を抱えた人でいっぱい。きっと、40年前の日本もこんな感じだったんだろうなぁ。


別に名所って訳でもないんだが...。

 帰りは行きと同じ道では嫌な私は、街をジグザグに歩きながらホテルの方に向かいました。人民広場やら上海展覧中心(なんのこっちゃ)を経由して歩き続けると、なんかお寺のようなものが。一応地図には載ってます。「静安寺」だそうです。結構外国人もいたなぁ。有名なの、ここ?


どうせならお払いしてもらうべきだった?

 結局この日は25kmぐらいは歩いたかな? でも、下町風情の残る街を歩いてみるのも結構面白い。名所をバスやタクシーで回るのも良いけど、とことん歩き倒すというのも時間に余裕がある場合はいいと思うんだけどなぁ。私って変?


おまけ。帰路、上海浦東空港にて。眠そうなのは完徹だったから...。